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アリシアがトールに感謝と別れを告げた時、みっともなく泣きながら嗚咽を漏らさずにはいられず。 その後のプレシアの決断と死は、ままならないのだけれども、「かくあるべく」なのだろうと。 私見ですが、アナザーエンドはやはりアナザー。「かくあるべく」存在する物語が前提だと思います。 久々に泣けました。 この一冊を画かれた作者様、本当にありがとうございました。 2013/May/14(Tue) 04:26 am
無印は既に終わった話ですが、“命題”という事柄について哲学・工学的な疑問を持たれているようなので、本作における私の考えを伝えたいと思います。 alpha氏のおっしゃるとおり、“命題”という単語には幾つかの意味があり、数理論理学などにおいては、選言、連言、否定、含意、双条件らの論理結合子、およびグループ化記号のみから構成される整論理式の合成であるとされ、私は工学部3年の時に、“論理数学”という講義において、基礎科目とて受講しました。 確かに、上記そのままであれば『命題』は『課題』とは違う意味となります。 ただ、私の大学院で専攻しているロボット情報学においてはやや別の意味で用いられ、ヒト型ロボットに代表される機械類は、人と社会においてどのような意義を持つか、存在意義はどこにあるか、という観点において『命題』という言葉が使われるのです。 大学院以上でしか講義が行われず、人工知能学などの発展に伴ってようやく成立したマイナーな分野であるため、参考書などはほとんど存在せず、googleで検索を行っても、こちらの意味でヒットすることはありませんでした。 A'S編の第38話、『デバイスとは何か 知性とは何か』においても軽く説明は行っていますが、本作における『命題』とは、仮に“ロボット人文化学”と呼ぶ分野の用語であり、 1.社会文化的アプローチに基づく学びの場のデザイン(socio-cultural approach) 2.関係論的ロボティクス(Epigenetic Robotics) 3.社会的ロボティクス(Social Robotics) & ヒューマン=ロボットインタラクション(HRI) この3分野を基礎として、 発達心理学 (1と2に跨る) 認知ロボティクス (2と3に跨る) 社会的相互行為論 (1と3に跨る) それぞれの2つずつに跨る分野としてこれらが派生し、生理心理学・認知科学(Embodied Cognition)にまで枠を広げて総合的に考えようとする学問で、未だ体系としては正式名称が付けられていないので、ほとんど独自語に近いでしょう。 alpha氏の指摘のあった“命題”は、広義な哲学的意味ではなく、数理論理学における命題と異なっている、という指摘であると認識していますが。理学寄りではなく、実際のロボットとの兼ね合いや、社会的意義を探る上での 工学的用語と捉えていただきたく思います。 作中におけるトールは、ある研究室で行われた、自律思考型の昆虫型マシンが単純な学習プログラムを予め入力されるだけで3日後には歩けるようになる事実と、ヒトが看板などを頼りに、初めて訪れる空港などを歩き、脳内に地図を作り上げる過程、歩行の様子などとの近似比較を行いながら、ヒトとロボットの違いや、社会的な意味を探る実験に おける実験機の名称を頂きました。 なので、“デバイス物語”における彼らは、哲学・理学的な意義ではなく、創られた機械がヒトの社会と如何に関わり、どのように発展していくかといった、工学的な意味での『命題』を持っています。 ここでの意味では、課題を果たすための根源となる意義とでも言うべきもので、至上命題、主要命題という言葉は、社会的相互行為論から提唱された概念となります。 とまあ、こんなことを本文中で深く書いて説明しても何の意味も無いので省きましたが、alphaさまの疑問に対する一つの解答になれればと思います。 また、本分野に近しい書籍を、ATR知能ロボティクス研究所客員研究員で大阪大学教授の石黒浩氏が、幾つか出版なされており、彼の研究成果である、 遠隔操作機能を有する実在人間型ロボットのプロトタイプ「ジェミノイド(Geminoid)」 についてググッて頂ければ、本作における『命題』が何かが、イメージしやすくなるかと思われます。なお、『ジェミノイド』は石黒氏の造語で、本作のトールの人型人形のモデルでもあります。 石黒浩氏が以前私の大学で特別講演を下さった際に、私が『ジェミノイド』について自分なりに考えをまとめ、ネット上のブログなどでの公開や、小論文に近い形での二次創作化は別に気にする必要は無いと言葉を頂いています。 2011/Dec/31(Sat) 04:23 pm
今まで読んでなかったのが悔やまれますが、まとめて読めるのでむしろ良かったかも。です。ただ、根本的に「命題」の使い方が間違ってます。非常に気持ちが悪いです。命題命題と文中にひたすら出てきますが。一度、論理学とまでいいませんが、命題についてググってみた方が良いかと思います。課題と命題をごっちゃにしている感が強すぎます。ある程度ならば命題の(非常に)広い意味での定義の範囲内かと思いますが、多用されると違和感しか感じない。 2011/Dec/30(Fri) 12:30 pm
よくもまぁ、一つの設定を設けてそこから無印の完結まで話を引っ張り続けたものです。 もう呆れを通り越して尊敬せざるを得ないほどに愚直な正面突破。 本当にお疲れ様でした。 ……で、これクラスの話があと3つもあるのですか、うわぁw 2011/Dec/18(Sun) 08:19 pm
そしてある種の”わたしのなかのあなた”(姉の為に生まれた妹)……であるけれど、最初に母親にフェイトが娘として抱きしめてもらえたってのがとっても大事な事に感じられたり。テスタロッサ一家が家族として時間を刻んできたことも 一方大樹事件のあたりでもう限界。コレを言わずにいられない た だ し 魔 法 は 尻 か ら () () 出 る っ ! 佳境以降の落涙もののシリアスを消化しつつも脳裏から消えない衝撃 されど終局に至るまでに延々と整然と粛々と演算し記録せる機械の業 一抹の寂しさ。どうしても届き切らない願い。思いは伝わっても尚。それでも明日はやってきて、彼は演算と記録を続けるのだろう。これ以上入力されること無き命題に従い、機能し続ける機械は アナザーエンドはネタと戦闘機人(笑)、人を全うしつつ機械への愛。彼が為した事彼が残した物が受け継がれて 「He was a liar device」 良SS、良SF、良作、良い……夢でした 2011/Sep/09(Fri) 05:12 pm
2011/Aug/25(Thu) 09:51 am
2011/Aug/24(Wed) 07:50 pm
2011/Aug/15(Mon) 12:04 am
こういう素敵な作品と巡り合えるから、SS漁りは止められません。 ありがとうございました。 2011/Jul/22(Fri) 02:38 am
2011/Jul/06(Wed) 10:00 pm
なのはの再構成としては一番好きな作品となりました 本当にいい作品をありがとう! 2011/May/08(Sun) 09:20 pm
この作品に出会えたことを感謝しながら続編を読んでいこうと思います。 2011/Mar/25(Fri) 11:04 am
上手く収束していて、楽しめました。乙です。 2011/Feb/26(Sat) 11:02 am
2011/Feb/25(Fri) 09:35 pm
人とデバイスの物語に感動しました。本編の最後もアナザーエンドも涙なしには読めませんでした。 プレシアのために、どこまでもデバイスらしいデバイスであったトールが大好きです。 この小説に出会えて良かったです。幸せな時間をありがとございました! A’s編も読んでます。これからも頑張って下さい。 2011/Feb/15(Tue) 06:57 pm
最終的にバルディッシュにまで嘘をつき、 消えていったトールはまさしく「liar device」 ありがとうトール。そして、さようなら。 2011/Feb/10(Thu) 12:03 pm
まずは、素晴らしい物語を読む機会を提供して下さった作者さまにありがとうございましたとお礼を言わせてください。 元々涙もろい自分には、物語後半は涙無しにはとても読めませんでした。特に、トールが26年もの長きに渡り何の反応も返さないアリシアへと語り続けたというくだりからはずっと涙が・・・ アナザーエンドが余りにも眩しく見えたこともありA's編を読むのが少し怖くもありますが、プレシアの為だけに生きたトールがプレシア亡き後どういう風にA's編に関わるのかが楽しみです。 引き続き、新たな作者さまの物語を楽しませて頂きます。 2011/Feb/09(Wed) 10:29 pm
すばらしい物語をありがとうございました。 2011/Feb/08(Tue) 10:55 pm
もう、泣いてもいいですよね…? この運命の先に…幸、在らんことを… 2011/Feb/08(Tue) 12:09 am
2011/Feb/07(Mon) 10:17 pm
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