[広告] |
2011/Dec/07(Wed) 11:05 pm
展開が急すぎる!!。 やっぱりさ、ラブクラフトの作品からして主人公の地盤はしっかりしてるんだよね。 そのしっかりした地盤が、理不尽にも容易く崩れ去ってゆく過程が、恐怖を誘うんだよ。 いきなり発狂されても読者は「は???」てなっちゃうからね。 そういう文はクトゥルフ系を意識した作品に出てくる、いわゆる「狂人の手記」をプロローグに持ってきたと言う形ならアリだけれど、 それでもプロローグや「小説内の文章」としてわかりやすい形を取らないと。 それにもっと曖昧なところは曖昧に、明確にすべき所は明確にすべきだね。全体的に、メリハリがない。 でも文章力はあると思う。 迫ってくるような怖さは無いけれど、確かに臨場感はある。 説明が上手い。 ただ、残念な事に狂気の描写が薄っぺらい。 コズミックホラーに限らず、ホラー系は日常はある程度ぼかして、且つある程度長く時間を取ってしっかり描く。 背景も、重要なキャラやイベントが主人公のバックにあることを頭に入れて書く。 そしてその日常が崩れていく所が、懇切丁寧に描写すると、怖い。 その上で、 「その直線は、A点から出発し、どこにもたどり着いていなかった。」 のように、意味が破綻した文が丁寧にしっかり書かれているところに狂気を人は感じるんだね。 今回は、その狂気の描写に気を取られすぎていたから狂気が薄っぺらくなっちゃったんだ。 恐怖に限らず、あらゆる感情は落差によって生じるものだから、意識して書くといいと思うよ。 ま、「読める」小説書ける人間が狂ってるワケないから、狂人の気持ちになって書くって言うのは無理に近いんだけどね。 ・・・・ラブクラフトはマジで半分狂ってたと思うけど。 この板には、真面目なクトルゥフ系・・・・っていうかホラー系の小説があまり無かったから、超期待。 長々と書いちゃってスマンけど、続きをwktkしながら待ってます。 2011/Dec/02(Fri) 08:17 pm |