結局サイト達は、ほとんど原作沿いでアルビオン王宮、ロンデニウムに辿り着いた。
パッと見、一番の違いはサイトが無傷―――ライトニング・クラウドのダメージを全く受けていない所だろうか?
此処までくるまでの道程も、ワルドから観測できる範囲では原作とそれほど変わらなかった。
トリスティン魔法学院前で合流し、盗賊を撃退し、決闘ではサイトが負けた。
あまりのアッサリ振りに間違いなく手抜きだとルイズが気付いた点だけは原作と違うが。
彼が、いや、デルフリンガーが"ガンダールヴでは出せない力"を出した所も違う点だ。
では、そのあたりから見てみよう。
「だから俺は言ってやったのさ、『コレの上を行くチートがありゃ持って来い』ってな」
~shibamura氏 インタビュー"ワッフルSSとは何か?"より抜粋~
【升?】ウチより酷いサイトが居たら連れて来い、俺の>>1は更にその下を行く 9スレ目【いいえmoeです】
「囮作戦」
「二手に別れるしかない……か。囮ってのは敵を倒す事じゃないからな、ムチャすんなよ」
時間的な余裕がない、というのは本当だ。
あと数日で王宮は落ちるかもしれないし、船だって明日の船すらキチンと出るかあやしい。
なにせ今は戦時だ。
交通制限や積荷のチェックの厳重化をされるだけでアルビオン行きは困難になってしまう。
クラスメイトと別れの会話を交わした数分後、やはり原作どおりワルドの偏在が現れる。
アレは不味い。
如何にサイトが色々人外とは言え、雷より早く走れる訳ではない。
ライトニングクラウド発動前に潰すか、発動後の対策が必要だった。
1.雷を受けたサイトは電撃の"発"が使えるようになる。
ノン、サイトは念使いではないし、ゾルディックの血も引いてない。
2.デルフリンガーを地面に突き刺し、アースにする
ノン、既出ネタ。
3.助からない、現実は非情である。
NO!NO!!NO!!!
痛いのはイヤだ!!
「仕方ねぇ、ちっと本気だすぜ?第二印開放!!デルフ!!!」
<お、おおおおおおおお!!!!>
光を放つルーンは2つ。
1つは当然、神の左手ガンダールヴ。
己の身体を強化し、武器の性能を引き出す能力。
もう1つは神の頭脳、ミョズニトニルン 。
デルフリンガーの"魔力を吸収する"という"マジックアイテム"としての性能を限界まで引き出す能力。
それらは各ルーンに追加されたドスペラードの導きの元、何ら不整合を発生せずに同時に力を発揮し、デルフリンガーの性能を限界まで引き出し、使いこなす!!
「っ!?」
つまり結果は簡単だ。
雷撃が剣先から手に伝わる前に、全てを純粋なマナに還元し吸収してしまえばいい。
<薄味だなァオイ。見た目は派手だが大したこと無ェじゃねぇか、"若いの">
「ハハッ流石!!流石は"世界を喰らう"と謳われた魔剣だけはあるぜお前!!そこっどけよぉぉおおおおお!!」
ライトニングクラウドの直撃を受けて無事な人間を見たことが無かったのだろう。
というかサイト以外ありえないのだが、偏在が一瞬怯んだ隙に斬り付けた上時点でデルフに完全に"喰われた"。
カランと落ちたのは仮面だけだ。
コイツ……まさか同じデザインの仮面を何個も買ってるのか?
薄暗い店で仮面を物色してるヒゲの姿を想像すると少し笑えるんだが。
「急ぐぞ、二人とも。次の追っ手が来る前に船に乗るんだ!!」
確かこれ以上の追っては来ない…というかワルドが潜在を唱えない限り出現しない筈だ。
事前に知ってるサイトの実力も過小評価してる筈なので、予備が居るとも思えない。
だが、早く乗る方が良いだろう。
空を滑り出す船を早く見れば、それだけギーシュ達の生存率も上がるのだから。
一方、そんなサイトの心使いは無用と言わんばかりに、宿屋の方では戦闘が終了してしまっていた。
ワルドの姿が見えなくなった瞬間、フーケが撤退したためである。
残った盗賊崩れでは、例えメイジが混ざっていようともキュルケとタバサの敵ではなかった。
「ま、ひとまずはこんな所ね。フーケの言ってた"ボーヤに感謝しなさい"ってのも気になるけど……直接会って確かめるしかないわね」
「出発は明け方から可能」
ラ・ロシェールまでの運搬でシルフィードには疲れが溜まっている。
アルビオンに行くならアルビオンが最も近づき、かつシルフィードの疲れが癒える朝を待つしかなかった。
そして朝出発して夕方に付けば、さらに次の昼過ぎには……つまりルイズの結婚式にはギリギリで間に合う時間だ。
物語は、奇妙なほどに"原作と一致"して進んでゆく。
まるでこれからの嵐の前触れのように。
◇◇◇◇
「どうだい?楽しんで頂けているかい?」
「えぇ、旨いワインですよ。少なくとも自分が飲んだ今までのどれよりも」
「それはよかった。代々伝わる蔵にずっと眠ってた物なんだ、それは。…まぁ、反徒共に飲ませるよりは…な」
アルビオン王家最後の宴。
そう、まさしく最後の晩餐と言うべきパーティーの片隅で食事をしていた使い魔に話しかけてきたのは、意外な事にウェールズだった。
原作でも話しかけてきたっけか…と妙にサイトは納得しながら魚を食べる。
本人は気付いていないが、それはこの空間の中でも希少な"海魚"の料理だった。
なんせ、アルビオンには海がないのだから。
それを食べれるのは一部の貿易所近所に関わるものか、王家くらいなのだ。
最も固定化が掛けられて保存されていたソレは、少々古いものではあったが。
まさに"最後の晩餐"で食べるための料理と言っても差し支えないだろう。
何故自分に声を掛けてきたのか?
そう視線で問うサイトにウェールズは答える。
「なに、我がアルビオン王家への最後の客だからな。全員に挨拶はしたいと思ってね」
「あぁ、成る程……ワインどうです?自分の故郷では目上の人間には酒を注ぐ風習があるんですよ」
「頂こう。正直ソレが目当てでもあったのだ。周りに人が居ない今だから言うが、実は子供の頃から憧れていたのだよ。というよりよく見つけてきたな。父上の席の隣のテーブルにあった筈なのだが」
サイトが注いだワインを眺めるウェールズ。
何も知らないサイトが伺い知れる筈も無いが、このワインはもう500年も前にトリスティンとの友好の証として交換した15本のワインの内の最後の一本だったのだ。
まさしく親から子へ枕元で伝えられてきた伝説のワイン。
水の国から伝わった"アクアヴォルドールシリーズ"。
今サイト達が飲んでいるのはその最後のナンバー。
"No.15 グラドリアス"
名前の通りグラドリアンの水を治水工事と水車、そして風石や魔法の力により湖より海抜の高い山地まで態々運び育てたブドウ。
それを樽に詰めて3年間湖に沈めて熟成するトリスティン王室御用達の一本だ。
またグラドリアスはグラドリアンとグラジオラスを捩った銘。
グラジオラスの花言葉は、"忍び逢い"
偶然にも、ウェールズの心情を反映した銘だった。
残念ながら工法や施設は長い時の中で失われてしまったため、ハルケギニア中を見ても5本残って居ないだろうと言われる正に幻の銘柄である。
まだシリーズの残数が5を割って居なかった頃は戴冠式や結婚式で飲まれる事もあったが、ここ100年の王家の歴史にこのシリーズの封を切ったという記述は無い。
余談ではあるが当時の公爵家からはそれぞれ1本、つまり現在では取り潰しや戦争で断絶したワインも混ざっていた。
全シリーズが揃っていた場合、今であればその100倍の質量の黄金やダイヤ以上の価値があっただろう。
白に赤にロゼと多種多様なワインを内包したシリーズであるが、一番旨いとされたのは、
(トリスティンから各ワインに関する注釈がそれぞれ辞典並みの本で付いてきた)
"No.08 ロッタヒル・ルージュレス(白)"
それにこの"No.15 グラドリアス(赤)"であった。
うん、でもそんなの関係ねぇ。
1分近く黙ってグラスを眺めていたウェールズはついに決心したのか、グイとワインを口に含む。
すると其れは、味わおうとする本人の意思を丸で無視して、自分から進むように喉の奥へと流れる。
しまった、と目を開いた瞬間鼻から脳に突き抜ける強烈なブドウの香り。
まるで自分の口や顎や歯や舌が全部ブドウになったのかと勘違いするほどに濃厚な香りはそれでいて決して不快ではなく、甘すぎず渋すぎずの絶妙なバランスの後味はまるで無限に飲み続けられると錯覚してしまう程に口当たりがよかった。
「確かに……旨い」
ほぅ、と視線を空中に泳がせてウェールズは呟く。
今この瞬間、彼の頭の中に戦争は存在しなかった。
家臣もレコンキスタも、もしかしたらアンリエッタでさえこのワインに追い立てられてしまったかもしれない。
しかし別のこのSSはワインSSではないので本題に戻る。
「部外者の君に我々は……いや違うな。これは逃げだ」
至高のワインを暫しの間楽しんだウェールズは、改まってサイトに質問を投げかけてきた。
「君から見て、一人の男から見て……私はどうだろう?私はこのまま戦って死ぬ事が貴族として、男として立派な事だと思っているのだが………」
アンリエッタの手紙を見たからか、それともトリスティンから500年前に伝わったワインを飲んだからか、言葉に出来ない感傷に包まれたウェールズはサイトに尋ねてしまった。
自分は男として、正しいのかと。
死に行く男に対しては、サイトも真面目に答えようとする。
「間違ってはいない……と思います。自分の国でよく言われる言葉にこんな言葉がありまして」
「聞いていいかい?」
「お互い残りの命が少なくなった時の話ですが、"女は最後の一瞬まで男と共にありたいと願う"。そして、"男は女に一秒でも長く生き延びて欲しいと願う"……と」
「つまり僕は君の国で言う男の矜持を貫けたと?」
「さぁ、どうでしょう……」
「違うのかい?」
「額面通りに受け取るなら、正にウェールズ王子の言うとおりですが、自分としては少々違いますね」
「どんな風に」
サイトは空になったお互いのグラスに"グラドリアス"を注ぐ。
ちょうどワインは、それでなくなってしまった。
ご主人様の分が無くなったな、と一瞬思うがそういえば酒は駄目だったっけと思い直す。
こんな日に酔いつぶれられても堪らないし、男同士で飲み干すというのも悪くないとも思ったからだ。
「男がそう思っていいのは、自分が出来る事を全てやり尽くした後だと思いますね、自分は」
「私は最後まで戦って死ぬつもりだが、足りないと?それとも逃げ出すとでも思っているのかね?」
「いや、そうは思ってませんが……例えば今からトリスティンへ行ってアンリエッタ王女を掻っ攫い、追っ手を倒しながらひたすら逃げて……この世の果てで追い詰められた最後の瞬間、彼女を背に戦いを挑むならそれもアリだと思っただけです」
「そんな事……できるわけ……なかろう……ッ」
「そう、つまり貴方は、一人の女に対して男であるよりも王子である事を選んだ。まぁそれはそれで立派な事だとは思いますが」
「冒涜しているのか…君はっ……私をっ!!」
「滅相も無い、ただもうちょっと素直になってもいいと自分は申し上げてるんです」
「先ほどから……君は何を言いたいのだね?」
激昂しかけたウェールズに対しサイトは話題をそらしつつ、ウェールズを追い詰めてゆく。
「アンリエッタ様とは随分お会いになってないと思いますが……今の彼女の姿はご存知で?あぁやはりお知りにならない。美しく育ってますよ、貴方が知っている最も美しい姫の姿よりも更に美しく。俗な言い方をするなら胸もかなり大きかったです。見たくはないですか?」
「ぐっ…」
「そうですね……例えば、こんな話はどうです?」
◇◇◇◇
「待たせたね、アンリエッタ」
「いやですわ、アンとお呼びになって下さい。ウェールズさま」
「それなら君も、"さま"は無しだよ。アン」
「……はい、ウ…ウェールズ」
ウェールズに対してアンと呼んで欲しいと言いながらも、自分でも様を外す事に慣れていないアンリエッタは名前を呼ぶだけで真っ赤になってしまった。
ここはトリスティンの中でも田舎の部類に入るド・オルニエールの領主の館、その地下室。
トリスティンへの亡命を果たしたウェールズだが、王家の肩書き以外に何物も持たない彼の立場は正直かなり微妙だった。
彼には部下も、領地も、領民も、財産すらも……最早このハルケギニアの何処にも在りはしないのだ。
宮廷貴族からすれば、いや正直マザリーニから見ても、彼は邪魔者でしかなかった。
亡国の王子、何もかも捨てて逃げ出した王子。
かといって"かつて友好国であった"アルビオンの王子を無下に扱う事もできず、当座の領地を押し付けてトリスティンは完全な戦争状態に入らねばならなかった。
しかも、負け戦のである。
王家の打倒を果たしたレコンキスタはついに独立国家ネオ・アルビオンを名乗り急速にその戦力を増強、その圧倒的な力は今にもトリスティンを押しつぶそうとしていた。
そんな中、2人の恋人は1つの奇跡に出会う。
それは、かつての王達が使っていた秘密の通路。
ド・オルニエールの地下室と王の寝室を結ぶ固定化された魔法。
以来2日に1度、アンリエッタはウェールズを訪ねて夜を共にするようになった。
本来訪ねてくるのはアンリエッタなので先の言葉は逆の筈なのだが、彼が地下室に来た再、既にアンリエッタは居たのだ。
この所来る度に訪ねてくる時間が早まってきている気がする。
「アン、アン……」
「はい……はいウェールズ…」
そして気付けば、抱き締めていた。
右手に触れる彼女の髪はさらさらと流れてウェールズの"髪"という概念を打ち壊す程にさわり心地がよく。
背中に回した腕で感じる彼女の肩幅は"男女で肩幅は違う"と知識の中では知っていたが、実際にここまで違うのかと驚かずには居られないほど細く華奢だった。
耳元で囁く彼女の声は、体の芯に染み込むように心をくすぐる。
その全てが、いとしい。
ウェールズはアンの両肩に手を添え、そっと体を離そうとするが、アンリエッタはイヤイヤをするように顔を振り、ウェールズの体を更に強く抱き締める。
「顔を、見せてくれないかい?アン」
「だ、ダメです。今のわたくしの顔は……ウェールズに見せられる顔じゃありませんわ」
「いいんだ、君の笑った顔も、怒った顔も、恥ずかしがってる顔も、僕は見てみたい。ずっと、ずっと僕は、ただ想像する事しかできなかったんだ」
「ウェールズ……んっ」
観念したのかおそるおそる離れたアンリエッタの顔を見た瞬間、思わずキスをしてしまった。
あまりにアンリエッタの顔が可愛すぎて。
「もう、ウェールズったら」
「ごめん、凄く…可愛くて………自分でももうすこし抑えられると思ったんだけど」
「許してあげます、だからもう一度、ね?ウェールズ」
そう言って微笑むアンリエッタの頬を撫でると、気持ちよさそうにアンリエッタは目を閉じる。
口を近づけると気配で分かるのか、目をぎゅっと閉じる仕草に惚れ惚れする。
彼女の震える長いまつ毛は、どうしようもなくウェールズの男の部分の嗜虐心をくすぐった。
「んっ……ん?」
口付けをしながら、背中に再度まわした手をゆっくり腰に回し、少しづつアンリエッタに加重を掛けていく。
当然支えきれないアンリエッタは、少しづつ、後ろに倒れてゆく。
一歩下がったそこには、極上の柔らかさをもったベッド。
ぽふっと綿に卵を落としたような音を立て、アンリエッタはベッドに押し倒された。
「アン……」
「ウェールズさま……」
「また"さま"が付いたね」
「あ……ひゃっ…そこ……はっ」
お仕置きとばかりにウェールズはアンリエッタの首に吸い付く。
シルクのように滑らかなそれは、唇に今まで感じたことのない感触を返してくる。
ココヲ舌デナゾッタラ、ドンナ感ジガスルダロウ?
ついにウェールズは、その欲望に耐えられなくなる。
「だ、だめですウェールズっ……だめっ…だ……んっ」
既に彼女の両手首はウェールズによって押さえられていたので反撃は出来ない。
それを良いことにウェールズはアンリエッタの首筋に顔を埋めて頬を擦り付けたり、自身の額を押し付けてみたり、鼻の頭でつついてみたりと、出来る全てでアンリエッタの感触を感じていた。
そして男ならどうしても目が言ってしまうのは、アンリエッタの胸だろう。
アンが着ていたのは寝巻き…しかもガウンの前を紐で結ぶタイプだ。
蝶々結びされたそれを両手が使えないウェールズは咥えて引っ張ってゆく。
「放して……放して……恥ずかしいです。お願い、ね?」
そんな声が自分の頭の上から降りかかってくるが、そんな声を聞けばなおさらやめられない。
解けてしまったガウンの端を咥え、アンリエッタの胸を露にする。
「いや……いやぁ……」
目を閉じていたアンリエッタも、胸が外気に晒されれば今自分がどういう状態なのかくらいわかる。
自分の胸に掛かるウェールズの吐息がくすぐったく、また最高に恥ずかしかった。
そしてそんな羞恥の心に燃えるアンリエッタの内面を表すように、赤く火照ったその大きな胸はまさに熟れた果実と表現するしかないような、全ての男に"食べたい"と思わせる魅力を放っていた。
「綺麗だ……アン」
「し、知りません!」
首筋から喉の真ん中、男だったら喉仏がある部分を唇でなぞり、まっすぐに下に下りてゆく。
それた谷間に差し掛かると、汗に濡れてしっとりとした胸が頬にぴったりと張り付く。
そのまま無視してさらに顔を下ろすと、頬から剥がれた胸がぷるんと揺れ、その揺れにカッと顔を赤くしたアンリエッタの震えがまた可愛い。
とうとう胸の谷間を通過した時、まるで「し」の字を描くようにウェールズの唇の進行方向が変わる。
女性の第二の谷間、下乳の谷に。
左の頬にはたぷたぷと揺れる柔らかい胸に、左の頬にはうっすらとアバラの感触が伝わってくる。
「だ、ダメですウェールズ……そんな……汗で汚なっ……」
「汚くなんてないよ。アンの体で汚い所なんて無い」
そう言って胸とわき腹の境目に舌を這わす。
女性独自の甘い体臭と汗のしょっぱさが混ざり麻薬のようにウェールズの脳をかき混ぜる。
「あっんぅ…だめぇ…ウェールズさまぁ……」
省略されました。
続きを読むにはびっくりするほどユートピア!と3回書き込んで下さい。
え?卍解?ちゃんとするよ?最終話に。
以下駄文
二次SSの後書きと同人誌の後書きにはクソの価値も無いと思う方は避けたほうがいいと思う。
(作者と、脳内住人である"涼宮ハルヒちゃん"の長門(ウサヘッドホン装備)の会話です。解らない人はハルヒちゃんで画像検索しよう)
「……おおぅ、なんという神シナリオ(ノートPCでトリ革を見ながら)」
「やばい」
「何か問題でも発生?」
「この前の更新からオレの中で「スルー不可よ?不可不可よ?ウフフフ」とか言いながらすっげぇ良い笑顔で両手を伸ばして草原でくるくる回るアンリエッタが頭から離れない。しかも素足で」
「間違いなく病気、早急に病院に行くべき」
「はっ!草原で素足だったら草で切れてしまうかもしれん!!」
「破傷風に感染する可能性がある。しかし彼女は魔法使い、問題ない」
「大問題だ!!早急に何か敷物を用意しなくては……しかしそこらの素材にアンリエッタのおみ足を果たしてガードできるのか問題だ。固定化と柔軟化の魔法が必要かもしれん」
「そんな魔法は無い」
「くそっなんてこった!ブリミルは俺達を見捨てたのか」
「貴方は……(もう、手遅れかもしれない)」
「俺?………な……そう、か……その手があったか……簡単な事だったんだよ!!長門さん、やっぱアンタ天才だ!!その手があったんだ!!」
「え……何?」
「つまり、くるくる回るアンリエッタの俺が下敷きになればいいんだ!!」
「もしもし、黄色い救急車を呼ぶ番号ですか?早急に1台横浜へ」