最近のゼロ魔板の名作ぶりを見て
「何だよ何だよお前らオモシレーSSばっか書きやがって。しっかたねぇなぁじゃあ生きる価値の無いミジンコ以下の俺様がちょっと駄作分を補充してやるしかねぇじゃねぇか」
と一念発起して久しぶりに更新。
※駄作分
養分、塩分、糖分等と同じ必要とされる要素、もしくはそれ以外の何か。
適度にあると相対的に名作がより輝いて見える。
また無くても問題無い。
亀s(ry「まだ終わりじゃないゾイ、もうちょっとだk(ry」
「ヴァリエール嬢のおな~り~」
ざわつく舞踏会場。
誰もがヴァリエール家の三女の美しさを再認識する夜。
そんな夜に両の手に大きな取り皿を乗せて会場の隅で活動をする男が一人。
…いや、女も入れれば二人。
「ったく料理つっても肉かサラダか酒ばっかじゃねぇか…肉つったら米だろJK(女子高生って可愛いよね。の略)…ん?あのバスケットは…パンか…そうか!そうなると話は違ってくるぞ…此処にある全ての料理がオカズとして立ち上がって来る…そうだな、ここはローストビーフで決めよう。ソースの味って男のコだよな…むむ、ステーキとローストビーフで牛が被ってしまった。成る程、このテーブルはローストだけで十分なんだな…どう思うタバサ?」
「ハシバミ草…」
「ハシバミ草!成る程、そういうのもあるのか」
「ある」
なんかもう、ダメダメだった。
ハシバミ草の味はだいたいゴーヤとイコールくらいだった。見た目は春菊に似てなくもない。
単品じゃだめだけど肉と一緒にいくか卵でとじればイケル感じだ。
「じゃあ俺は外で食ってくるから」
「行ってらっしゃい」
僅かな時間で戦友と書いてトモと呼べるような間柄になった俺達には、余計な気の使い方は必要ない。
タバサはまだあの戦場(食事コーナー)に立つのだろう。
彼女の満腹中枢が満足するまでは…
大きいトレイに料理の皿と水を注いだグラスを乗せてバルコニーへ。
頬を撫ぜる夜風は涼しく、体に纏わり付いた嫌に上品な熱気を洗い流してくれるようだ。
「よう相棒、戦果はどうだったよ」
俺に声を掛けたのは、先に場所を確保するために置いておいたデルフだ。
まぁ社交会場のバルコニーっつったら逢引のメッカだからな。
せっかく料理を持ってきたのにおアツい二人に場所をとられていたなんてたまらない。
「上々」
俺はトレイをちょっと持ち上げて、デルフに返事を返す。
そんなに広いバルコニーでもないので本来は何も無い場所なんだが、小さいテーブルと椅子を二つ用意しておいた。
「しっかし相棒は何で中で食わねぇのよ?どっちかっつーと騒がしい方が好きなタイプだろ?」
「いや…メシを食う時はこの位がいいんだよ」
「何で」
「男が物を食べる時はな、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃダメなんだ。独りで…静かで…豊かで…」
「俺は?」
「賑やかなのと騒がしいのは別さ」
「褒められてんのかねぇ、それって」
持って来た料理はどれも俺が最高のを用意したつもりだ。
大皿の端から食うなんて事はしない、皿の中でももっとも脂が乗っていて、味が染みている部分、肉の塊だったらもっとも旨そうな部分、大きい塊、見栄えのいい果物やデザート、すべて吟味して持ってきた。
他の貴族?シラネ。
こういう時は如何に貪欲になるかが重要だと思うんだよ俺は。
俺は二人分のグラスに水を注ぎ、持って来た取り皿の横にフォークとナイフを並べ始める。
もちろんテーブルにはテーブルクロスも掛かってるんだぜ。
「あっきれた、中に居ないと思ったら」
「お待ちしておりました、我が主」
さて、主賓の登場だ。
独り静かで…って言葉は何処に行った?なんて聞いてはいけない。
なぜなら女は、男のロマンに優先するからだ。
-ルイズ-
今まで私を馬鹿にしてた人達が私をダンスに誘う。
使い魔を召還し"土くれ"を捕縛した私は、今までとの自己に対する扱いの違いに戸惑っていた。
…というか、正直気持ち悪かった。
思い出せば入学当初にもこんな事があった。
"ヴァリエール家"という灯りに引き寄せられた虫。
それは余りに吐き気を催す程に甘く、眩暈がする程にドロドロするような、水面下での権力争い。
やれ誰々と会話しただの、誰々と食事しただの…
まだ今よりも生徒の脳に家柄が強く残っていたあの時期、春を迎えると毎年学園を覆う瘴気。
ウンザリするようなその瘴気は、私が男を誰も相手にしなかった事、ゼロである事で比較的早く消えた。
その代わりに、私にゼロという名の傷を残して。
もし私がもっと下級貴族だったら。
家柄もせいぜいがラインクラスしか輩出していない貴族なら、鼻で笑われて終わった筈だ。
それが"ヴァリエール"という看板を背負ってしまったがために、その看板に触れる事の適わなかった男からの反動は辛かった。
正直言って限界だった。
一年間なんとか気力だけで過し…あの日、あの使い魔召還の儀でも失敗したら、私は学園を中退し教会に出家しよう。そこまで思っていた。
そして私が召還した使い魔はそんな状態から私を一日で救い出してくれて…もっと高い場所へ、私が最初に居た場所まで戻してくれた。
戻してくれた―――――けど。
楽しくない。
この手の平を簡単に返す貴族達に囲まれて、何が楽しいというのだろう。
薄っぺらい賞賛の言葉も、ダンスや食事の誘いも、私に取っては全て等しく価値の無いものだった。
"会いたい"
だから私は探す、私の使い魔を。
しかし見つからない、私はそんなに背が高くないし、誰かに聞いても"後で探しに行こう、今は踊ってくれないか?"なんて言い出す始末。
会場の給仕は忙しそうだから例え尋ねても知りはしないだろう。
結局、私は一人でサイトを探すハメになった。
「…私に探させるなんていい度胸じゃない。後で蹴りね」
「サイトはバルコニーに居る」
「え?タバサ?」
突然の後ろからの声に振り向けば、そこにはどこか満足した表情で遠くを見つめるタバサの姿があった。
何故かお腹がぽっこりと膨れているのはスルーした。レディには触れぬ高貴さも必要だ。
「バルコニーに居る」
「わかったわ、ありがとう」
何故タバサがサイトの居場所を知っているのかは気になったけど、それはあとに置いておく事にした。
一口にバルコニーといっても、この広い会場にはバルコニーがいくつもある。
間隔はそんなに広くはないけれど、人が多いし話しかけてくるヤツも居る。
カーテンを捲れば逢引しているクラスメイトを見つけ、次に移ろうとすればダンスに誘われる。
「あっきれた、中に居ないと思ったら」
そしてようやく確かめたバルコニーが半分に届こうとした時、私はついにサイトを見つけた。
「お待ちしておりました、我が主」
方膝を着いて頭を垂れるサイトの横を見れば、二人分の食事を用意したテーブルが見える。
きっと私と食べるために用意してくれたんだろう。
この舞踏会場内で私がどういう目に合って何を考えているのか、この使い魔はきちんとわかってるみたいだった。
何より誰より望むもの、私を理解して肯定してくれる存在。
誰より頼れる私の騎士。
私だけの騎士。
だからちょっとだけ、彼の"ごっこ遊び"にも付き合ってあげよう。
「そんな所に座ってないで、椅子を引いてくれないかしら?私の騎士」
「喜んで、我が主」
私達は椅子に座ってサイトが用意した料理を食べる。
見ると彼の皿は肉が多く、私の皿にはデザートが多いいようだ。
私達は"ごっこ遊びをやめて"食事をしながら、サイトが元居た世界の話や食べ物の話、そしてサイトのルーンの話をした。
「そういえば…知ってるか?」
そう言って左手のルーンを見せながら彼は微笑む。
その目は"使い魔のルーン"という答えを求めて居ない事、そしてその答えを彼が持ってる事を物語っていた。
「私なりに調べてみたけど…わからないわ」
知らない事を知っていると騙るようなプライドは持ち合わせていない。
彼はその事に満足したように頷き、私にそっと教えてくれた。
「始祖ブリミルの使い魔も…人型だったらしいよ」
「じゃあ、私は伝説の魔法使いね」
「そして俺は、その伝説の魔法使いの騎士さ」
「それならフーケくらい簡単に倒せるわよね……フフッ」
「そりゃそうだ……ハハハハハッ」
彼の言った事が本当だろうが、そうでなかろうが、その時の私には何も関係が無かった。
きっと嘘は言ってないのだろうけど、実感もわかない。
ただ、楽しかった。
小さい子供同士が秘密を共有しあって喜ぶような、そんな小さな楽しさだけが、そこにあった。
-幕間、もしくはCM、または展開予告。厨二病的プロローグのようなもの-
降りしきる雨の中、その雨の激しさとは対照的に時が止まったかのように静止する影。
その幾つかの影の中に、剣で結ばれた影が一組。
キャストは交代し、演目は変更され、結果は捻じ曲げられてしまった。
雨は剣を伝い、流れる。
その色は透明ではなく、マーブリングのような模様を絶えず変化させながら、流れる。
かの色は赤。
二人は刃で結ばれてしまった。
何故、こうなってしまったのか。
いつ、ボタンを掛け違えてしまったのか。
この瞬間になっても、"彼"は解らないで居た。
でもそれは、まだ少し、ほんの少し、先の話。
はいはいその前に打ち切りその前に打ち切り。
神様神様、もうデウスでもゴッドでもアッラーでもヤハウェでも仏でもブリミルでもいいんで神様!!質問があります。
俺はまさに天に祈っていた。割とマジで。
-何でしょう、HENTAI騎士サイトよ-
Oh MY GOD.
愛してるぜ。返事があった。
まぁいい。
何せ俺は伝説なんだ、神と会話が出来たっておかしくないのさ。
え?ブリミルの使い魔だからブリミルと会話出来てもおかしくないとか無茶設定だって?
何言ってんの?
俺の伝説はな、そんなちっぽけなモノじゃないんだよ。
どれだけの想いが俺の肩に乗ってると思ってるんだい?
俺はな?
1000GETされて二次元に来た男だぜ?
【アルビオンで】>>1がハルケギニアでまたしても放送コードにひっかかるようです【僕と握手】
-どうしました生きる価値の無いゴミクズからHENTAI騎士にジョブチェンジした迷える子羊サイトよ-
扱い悪化してる?!
いや、そんな事より…
神よ!答えてくれ!
俺は……その………
-煮え切りませんね。しかし人は悩み、選択し生きていく生物です。大いに悩みなさい。では-
あ、まってー!行かないでー!言うから!超言うから!!
-何でしょう?-
つまり……その、ルイズの事なんだけど。
-あぁ、アナタの右腕を枕にして今眠っている少女の事ですね?-
うん、具体的な説明ありがとう。
どっからか嫌な視線を感じるよ。
そうなんだ、質問ってにはルイズの事なんだよ。
-残念ながら例え私と言えども彼女が自慰行為経験者かどうか、また普段していた場合はどういったシチュエーションで妄想、もとい空想して行為に耽っているか、もしくはその現場ないし脳内の映像を見せる事など到底できる事ではありません。せかいのほうそくがみだれます-
聞いてないよ!聞いてないからそんな事!!聞きたいけどね!すごく見たいけどね!!
やっぱ最後は「んっ」とか言いながら枕とかぎゅって左手で握っちゃったりするのかな!!ねぇ神様!!
当然枕もシーツもタオルケットも全部純白だよね!それ以外認めないからね!!
あの小さい杖を使うんですよね!!パンツは脱がずに!!パンツのうえかr(ゴスッ)イテェ!!どっからともなく後頭部に痛みが!!
あぁっ!またどっからか痛い視線がっ視線ビームが痛いよ神様!!
でもそのパンツ欲しいです!!
-じゃあ何が聞きたいのです?-
いや、ルイズの事なんだけど……つまり何て言えばいいのかな、端的に言うと……
"美味しく頂いちゃってもいいんでしょうか?"神様。
-貴方はまた非常に危険な事を問うのですね-
人を物扱いするのは好きじゃないんだけどさ、ルイズはやっぱ世界遺産だと思うんだよ。
俺一人が手を出すなんてマネしちゃマズイんじゃないかい?
-貴方は根本的な勘違いをしています-
なんだって?!神よ!!俺が間違っているって言うのか?
-貴方が手を出すのではなく、貴方しか手を出せないのです-
成る程、つまりこういう事かい?
"俺は地球の全L型釘宮病患者に代表して、ルイズにルパンダイブしなければならない"
-そうとも言えますね。それに-
なんだい?神様。
-立ち入り禁止で、この世の誰一人として足を踏み入れた事の無い雪原があったとしましょう-
ふむふむ。
-その中に一人飛び込んで足跡を残したり転げまわったりしたら、さぞ気持ちいいでしょうね-
な、なんだって!?
そいつはスゴイや神様!!
ルイズの純潔を雪に例えるなんてアンタ最高のロマンチストだよ!!
俺もう迷わない!!ありがとう神様!!
-ただあまりオイタが過ぎると敵性地球外起源種と戦っている並行世界の貴方が居る世界ごと因果律もといアルカディアから削除がががgggggザリザリザリザリツー、ツー、ツー、ツー……プツン-
スネーク!!何があったんだい?!スネェェェェェェェクゥッ!!
神は死んだ。
「ん?」
ふと、目が覚めた。
次の瞬間カッと目を開き、部屋の"明るさ"を確認する。
……何だ、まだ夜か。
目覚まし無しで起きるとどうにも落ち着かない。
っていうか目覚まし無いんだけどね。携帯もバッテリー上がったし。
安心した俺は、目を閉じてポスリと枕に頭を戻した。
「ふぅ……(ビックリさせんなよ)」
ついつい鼻でため息。
ため息をするという事は、息を吐くという事。
つまり次の瞬間、息を吸う。
スン…
鼻をくすぐる甘い香り。
何だろうと目を再びあけると、ルイズの寝顔が正面にあった。
――――そういや向かい合って寝てたんだっけか。
何度見ても寝顔の愛くるしさは衰えようが無いが、流石に慣れはしたのであたふたはしない。
腕枕に使っていない左手でルイズの髪を一房掴み自分の鼻に押し付ける。
そして目を閉じ思い切り吸う。
まるで花束に顔を突っ込んだかのような芳醇な香り。
いつまで嗅いでいても飽きなさそうだ。
「何やってんのよ」
「え?いや、うん。いい香りだなぁ…………と」
「シャンプーよ…貴族の女はみんなこんな匂い」
「違うさ」
寝ぼけているのかは解らないが、まだ眠そうなルイズの顔を胸元にグイっと引き寄せる。
「もがっ…ちょっと、く、くるしいわよバカ」
そんな声をスルーしつつ、ルイズの頭頂部に鼻を埋め、これまた盛大に息を吸い込む。
「きゃっ!何?何してるの?」
初めての感覚に戸惑っているルイズを尻目に、気付いたら俺の魂は肉体から昇華しかかって居た。
何この匂い。
なんか脳内麻薬がドバドバ出てるような気がする。
髪の房は純粋にいい匂いだったのだが、頭皮は少し汗の匂いも混ざっていた。
そのリアル感がいい、というか自分と同じ次元にルイズが居ると感じられてすごい安心する。
頭皮の汗臭さで安心する、HENTAI使い魔ドスペラードの面目躍如であった。
この男ならルイズのヘソの匂いでも確実に興奮するだろう。というか絶対する。
いい感じに下半身が第一種戦闘配備についてしまったので、腰を引いて"くの字"になってルイズを開放した。
「ちょっと!レディの頭を嗅ぐなんてどういうつもり?」
「いい匂いだよ、ルイズの匂い」
「聞けっ!」
ドスッと耳心地の良い音が布団の中に響いた。
ルイズの膝が理想的な角度でサイトの腹に決まったのだ。
「もう一回」
「ひゃうっ」
ただ彼女に取って誤算だったのは、頭皮の匂いを嗅いだ瞬間サイトの左手のルーンが光り始め、蹴りが完全に無効化されてしまった事だ。
布団でルーンの発光が見えなかったのが原因だった。
そしてサイトが今度はルイズを"正面から抱き寄せた"
"このままじゃキスしてしまう"というロマンチックな理由ではなく、単純に"このままじゃ顔がぶつかる"と思ったルイズは反射的に顔を起こしてしまう。
そうなるとどうなるか。
抱き寄せるサイト、近付く顔、すれ違う顔。
今ルイズの顔は折り重なるようにサイトの顔の上にちょこんと乗っていた。
頬同士が触れた瞬間に随分可愛い声を出してしまったルイズは、これ以上好きにさせるものかと口を強く塞ぐ。
これが失敗だった。
またサイトが鼻で息を大きく吸い込んだのだ。
位置的には
ルイズの
耳たぶの真横で。
「ひゃぅうんっ!だめっらめサイト!!ひゃっ…バカ!バカ犬!!んあっ…このっ…んっヘンタイ!!」
ドストライクだった。
サイトが吸えばそれこそ耳の周りの髪が空気で"持って行かれる"ような錯覚を感じ、サイトが吐けばそのまま耳をくすぐる。
押しても引いてもアリな見事な一点二面攻撃だった。
幾ら身じろぎしようにも脱出できない。
というか体にまるで力が入っていない。
足もぱたぱたと動かしていたが、ただ前後に動かしていただけだったのでいつの間にか足で絡め取られてしまった。
空いている手、体の上側、つまり右手で殴ろうと振りかぶった瞬間手首をはしっと掴まれてしまう。
ルイズはいつの間にか脱出できなくなっていた!!
最近ルイズもこの男にも性欲がキチンとある事を……そして若干性癖に難がある事に気付いていたのだが、何の対策も取って居なかったのがこの瞬間バッチリ裏目に出た。
この場合危険を知っていて放置していたので裏目どころか順当、と言うべきだろうが。
それでもルイズは"一緒に眠りたい"と思ってしまったのである。
寝たい、ではなく眠りたい、である部分にルイズの少女性が垣間見えるが、そんな甘ったるい子供向けの感傷をこの男に求めるのがそもそもの間違いである。
何か反撃しなくては―――――
なにせ今まで恋人など居なかったし、ワルドのおっさんと乳繰り合うなんて事も当然なかったのでルイズにこういう経験は皆無だ。
有効な打開策を打ち出せないまま、間違った行為でドツボにはまり続けてしまう。
この場合本気でルイズが脱出したかった場合、本気で嫌だという事を音声で表現すればよかった。
そうすればこの男はすぐさまベッドから離れて土下座しただろう。
最もそうなったら二度とこの男はルイズと同衾しなくなっただろうが。
(因みに冷めた声で「アンタ何やってんの?」は逆効果である。やっぱりHENNTAIであった)
そんなルイズの思いついた反撃は……
「はむっ」
「うぁっ!!そこっ…はっ!!」
耳をやられたら耳をやりかえせ。
サイトの耳に食いついたのだった。
どうせなら食いちぎるくらいの気持ちで噛み付けばよかった物を、中途半端に噛んだためにその痛みは男に取って全て快楽に変換されてしまった。
むしろ"そうか、それはアリなのか"とトンでも無い勘違いをされてしまったようだった。
だからこれから起きることも、有る意味ルイズの自業自得と言えなくもなかった。
一番悪いのはこのHENNTAIだが。
「あふっ…わかった?もうやめってやあぁぁぁあんっ!」
サイトはぐいっとルイズの顔を引き剥がす。
そしてお返し(この場合"仕返し"ではなく"中元返し"のような感謝の意味で)にとルイズの耳の穴に舌を突っ込んだのだった。
こうなるともう、ルイズは体に力が入らない。
抵抗する気力も無くなってしまい、頭がぽーっとしてしまう。
後はもうサイトの舌の動きに合わせて"ひゃんっ"とか"らめぇ"と呟くだけの楽器になってしまった。
とにかく直接胸を揉もうとする原作サイトとどちらがマシか、と問われると難しい所である。
いや、原作の方が遥かにマシだろう。誰が見ても。
このサイト、とにかくねちっこい。
ルイズの指を触りだしたらそれこそ30分でも1時間でも触ってるし、寝ているルイズの頭を撫でたら最低で1時間、長いと3時間は撫で続けるのだ。
この時サイトがはっと正気に戻った時には、やはり20分近くが経過していた。
もう耳はふやけてるわ唾液で髪の毛までべとべとだわで局所的に凄いことになっている。
ルイズ本人は目こそ開いているものの意識はあるのかないのか、くてんと四肢は力が入っていないようだ。
ただルイズの右ひじがサイトのわき腹に乗り、腕から先がその向こうに消えているあたりどうやら無意識に抱きついていたらしい。
全身は噴出した汗でヌルリとしていて、とても朝このまま制服を着て授業に出られる状態ではなかった。
サイトはルイズの上半身を自分から少しだけ引き剥がし、ルイズの顔を正面から見つめる。
上気した肌は焼けるように熱く、汗ばんだ皮膚の質感と匂いは鼻を掴んで話さず、潤んだ目は今にもとろけきってしまいそうだった。
今のルイズの色気にはアンリエッタだろうがキュルケだろうがシエスタだろうが太刀打ちできまい。
そんなルイズがその潤んだ目を閉じて顎を少し動かす。
サイトは抱き寄せてキスをした。
鼻と鼻が当たる、相手の体温が、蒸気が出てるんじゃないかと思うほど感じる汗の湿気を肌で感じる。
唇の形が変わるくらい強く唇を重ね、互いの呼吸が妙にくすぐったくて気持ちいい。
「んっ」
省略されました。
全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ |* 。 + このスレッドは1000を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + http://ex16.2ch.net/news4vip/
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ガタン ||| j / | | |||
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あとがき。
ゼロ魔板のクソ下らないSSオブザイヤーは俺のもの。
誰にも譲らない。