第EX話/スピンオフ(っていうか外伝)予告4
スピンオフ予告なんですが…これは少々皆様に『もうちょっと後で出すべきだろ!?』とか、『なんで今載せるんだよ!?』とか『はやく本編書きやがれボケ作者!サボってんのか!』だとか言われる位のものです。
もう、筆(キーボード)が進んじゃったんで書いたようなものです。
ですので、ここでお願い。読んで後悔なさった方にはここで頭を下げます。
『ごめんなさい』
もう下げていますので、皆様の罵倒だけはソフトにお願いします。
それでは嫌な方はバックで戻って、上の事を控えた上でソフトにしてくれる方は下へ…
それではスピンオフ予告スタート…
「…できた」
世界を救った偉大なる英雄、ブリミル・ル・ルミル・ユル・ヴィリ・ヴェー・ヴァルトリは書き終えた『物語』を見て満足そうに呟いた。
「さぁて、これを本にしなきゃ…」
ブリミルは立ち上がり、少しふらつく。どうやら根を詰めすぎたようだ。
「これで…これで『あいつ』との約束を守りながら破れる」
自分の大事な親友が残した無茶な『約束』。
それを聞いた時、泣きそうになった。
人の事をまったく考えない『あいつ』らしい約束…
「ブリミル…本当にいいのかい?」
「サーシャ…」
「約束を守ってるとはいえ…あんた『あのバカ』の約束を破るんだよ」
「うん…でも、僕と君が今ここにいるのは、『アイツ』のお陰なんだ。だから…」
「わかったわよ。好きにしなさい。で、タイトルはなんていうの?」
「うん…タイトルは…」
(僕は約束を守りながら破るよ…)
「あいつの戦う時の姿からとって…」
(世界を滅ぼした魔皇で、世界を救った勇者である…僕の四番目の使い魔…)
「『黒の勇者』」
ブリミルはその物語をサーシャに誇らしげに見せた。