このSSは、隣接する平行世界のルイズさんたちと、その使い魔くんたちの物語。
次の3点の特徴を共有する平行世界が舞台となっています。
・ルイズさんたちが才人くんたちをはじめとする実にさまざまな使い魔を召喚するのは、始祖ブリミルがハ
ルケギニアを救うための試行錯誤。
・虚無の大魔法“生命”は、始祖ブリミルの時代とまったく代わらぬ効能のまま、6000年の時を経て、少数の
特権階級だけを救う“邪術”になってしまった。
・“大隆起”は阻止することができない。
これらの平行世界は、以下のような物理的特徴も共有しています。
・宇宙は、過去から未来にむけて、無数に平行世界を分岐・生成していく。
・空間移動を可能とする技術や魔法は、同時に時間移動をも可能とする。
(参考:J.p.ホーガン『量子宇宙干渉器』、『未来からのホットライン』、「星を継ぐ者」シリーズ)
上記の設定で、ゼロ魔板に、次のようなSSも書いています。
本作を面白いと思ってくださった方は、こちらもごらんいただけると嬉しいです。
○「あらゆる方向に顔を向けた使い魔」(長編・全20話・連載中)
○「宰相ヴェネッサ、まかりとおる!」(中編・全5話・完結)
○「邪術“生命”との戦い!」(中編・全6話・連載中)
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【シリーズの概要】
魔法が苦手だったルイズは仏法の奥義を究め、神通力を駆使して大暴れ。虚無にも目覚めて、もう無敵。“世界扉”で十万八千里をひとまたぎ。お師匠は【使い魔】ガンダールヴだけど、仏法の奥義をルイズに伝えた後は、荒事はぜんぶルイズが担当しちゃうので、東方へ仏典を求める旅にでます。ルイズはアル・ロバ・カリイエ諸国も巻き込み、ジョゼフの野望、教皇ヴィットーリオの陰謀を粉砕し、ハルケギニア2300万の民を救うためがんばります。
【あらすじ】
○「皇帝閣下の決断!」
閣議の席上、レコン・キスタによる奇襲の可能性を指摘する軍務大臣。しかしゲルマニア皇帝アルブレヒトは、まずはトリステイン単独で迎撃さ
せ、双方が消耗したところで介入し、漁夫の利を得しめようとケチなことを考える。
そこに突如現れたのが、「モード大公女を擁してアルビオン王家の復活を目指す」と自称する謎の女ヴェネッサ。トリステインの虚無が覚醒し、
レコン・キスタを独力で退けると予言。同盟国としてのつとめを全力ではたし、アンリエッタ王女に恩を着せろ!とアルブレヒトを叱咤する。
○「走れ!ルイズ」
「ルイズ、アンリエッタを追放する!」
ルイズは激怒した。必ず、かの邪知暴虐(じゃちぼうぎゃく)・淫蕩無比(いんとうむひ)の女王を除かねばならぬと決意した。
自分の使い魔に3回もちょっかいをかけたトリステインのアンリエッタ女王。
おこったルイズはアンリエッタをアルビオンに追放し、“虚無の担い手”としてトリステインの王権を担うべく起ち上がった!
【更新履歴】
2014.1.15 「宰相ヴェネッサ、まかりとおる!」、「邪術“生命”との戦い!」を分離、
2013.12.19 「まえがき」を全面的に変更
2013.9.22 「あらすじ」を付加
2013.7.15 【チラ裏】から【ゼロ魔板】へ移転
2013.1.22 「ルイズ、アンリエッタを追放する!」を投稿
2013.1.4 分離して【チラ裏】に移転
2012.12.16 「皇帝閣下の決断!」を投稿