というわけで、この物語はここで幕を引かせていただきます。数カ月の間お付き合いいただきありがとうございました。
書き始めるときに決めていたのが、入学から原作開始までの間を舞台に書くことと、完結させることです。以前にSSを途中で投げ出してしまったことがあるので、今回は完結させることを意識していました。
コンセプトは見ての通り『ゼロ魔×少女小説』です。ルイズがああいう扱いになった過程とか、生徒同士の人間関係などを重い感じで書きたいと思っていました。二人部屋設定などを作ったのもそのためです。
作者は男なんで、女の子同士の関係には多分に幻想が入っています。少女漫画や小説もあまり読んでいないので雰囲気がそれっぽくなっていたかは分かりません。資料としてマリ見てを買おうと思った時期もありましたが、結局買わずにここまで書いてしまいました。ゼロ魔の資料集などは買ったのですが。
もともとはもう少し短めの中編くらいのものを予定してたのですが、やはり書き始めると計画通りいかないものですね。あれも書きたいこれも書きたいとやっているうちに今の長さになってしまいました。長くなってしまい、良かった部分も反省する部分もたくさんあります。
原作の裏側であくせく働くザザを書きたいという気持ちも少しあります。書きたい場面もいくつかあるので、もしかしたら外伝的に一つ二つ書くかもしれません。そのときはまた、読んでいただけたらと思います。
それでは、読んでくださった方々、感想を頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
・2013/4/11 ヤマグチノボルさんのご冥福をお祈りします。ゼロの使い魔は自分にとって特別な作品でした。