<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

ゼロ魔SS投稿掲示板


[広告]


No.19370の一覧
[0] 虚無と賢者【ゼロ魔×ドラゴンクエストⅢ】[銀](2010/07/14 04:42)
[1] 第一話 召喚[銀](2010/06/08 04:18)
[2] 第二話 異世界[銀](2010/06/10 15:19)
[3] 第三話 友人[銀](2010/06/15 03:41)
[4] 第四話 授業[銀](2010/06/20 21:45)
[5] 第五話 決闘[銀](2010/07/01 03:14)
[6] 第六話 呼び出し[銀](2010/07/14 04:33)
[7] 第七話 図書館[銀](2010/10/17 10:54)
[8] 第八話 買い物[銀](2011/04/01 19:52)
[9] 第九話 実験[銀](2011/05/27 18:21)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[19370] 第四話 授業
Name: 銀◆ec2f4512 ID:346f9894 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/06/20 21:45
「ルイズ」

「何よ」

「空腹なのですが」

「自業自得でしょう」

ルイズは突き放すように言った。

結局朝食は抜きだった。

からかいすぎたようで食堂にすら入れてもらえなかったのだ。

しかたなくセランは保存食のほし肉をかじって空腹を誤魔化していた。

「あれぐらいで心を乱すようではまだまだですね」

セランの言い草にルイズはまだ声を上げそうになるが周りを見て自重する。

二人がいるのは教室でセランとルイズは並んで座っていた。

本来メイジしか座れない席なのだが、一応セランが魔法を使えると知っているのでルイズは黙っていた。

周りからは好奇の視線やくすくすという笑い声が聞えてくるがセランはそれはまったく気にしていなかった。

どちらかといえば気になるのは使い魔達だ。

(どうも落ち着かないな)

ついこの間まで見れば戦っていた魔物が周りにいるのだ。害が無いとはいえやはり気になっていた。



しばらくすると扉が開き中年女性のメイジが入ってきて教壇に立ち教室を見渡す。

「皆さん、春の使い魔召喚は大成功のようですわね。このシュヴルーズ、春の新学期にさまざまな使い魔を見ることが楽しみなのですよ」

するとセランに気づきとぼけた声をだす。

「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」

その声にどっと教室中から笑い声が響く。

「ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺歩いていた平民を連れてくること無いだろ」

小太りの生徒がルイズをバカにした野次を飛ばす。

それにルイズが言い返し、教室が騒がしくなってきた。

(ふむ、昨日から感じてましたけどどうもルイズは生徒たちの中で浮いている、というか見下されているようですね)

初めは人間という変り種を召喚してしまったからかと思ったがそれも違うようだ。何か根本的な問題がありそうだった。

結局騒ぎはシュヴルーズがおさめ授業が開始された。

「私の二つ名は赤土のシュヴルーズです。これから一年、土系統の魔法を皆さんに講義しますわね。さて、魔法の四大系統はご存知ですね?ミスタ・マリコルヌ」

「は、はい。ミセス・シュヴルーズ。火、土、風、水の四つです」

「はいその通りです。今は失われた系統の虚無を合わせて五つの系統があるのは、皆さんも知っての通りです。その中で土の魔法は最も重要なポジションを占めている……と、私は考えます。これは私が土の系統を使うから、と言う訳ではありません」

シュヴルーズは咳払いをして続ける。

「土系統の魔法は、万物の組成を司ります。この魔法が無ければ、重要な金属も作り出せませんし、加工も出来ません。大きな石を切り出し建築することも、農作物の収穫も今より手間取るでしょう。この様に、土系統の魔法は皆さんの生活に密接に関係しているのですよ」

シュヴルーズによる土系統の講義は、去年一年間のおさらいを兼ねていたようでセランには丁度よかった。

(どうやらこの世界は生活に魔法がかなり浸透している、いや生活そのもを支えているといっていいようですね)

魔法を戦いにしか使ってこなかったセランにとっては新鮮な驚きだった。

(しかしそれゆえに魔法を使えるものと使えないもので差ができるというわけですか)

今朝のシエスタの態度を思い出す。

これが理想的な魔法のつかわれ方だというのは理解できる。

魔法を使える者にとっては自分達がいるから社会が成り立っているというプライドのようなものがあるのもわかる。

だがその為に格差が生まれる。

(まさに一長一短……か)

前の世界では魔法はあくまで技術の一つだった。

勿論魔法に秀でたものは尊敬されたりしたが、それは他の技術全てにいえることだ。

だがこのハルケギニアでは魔法が絶対の価値観になっている。

(まぁ今いくら考えてもどちらが正しくてどちらが間違っているかなんて結論がでる筈も無い)

今は少しでもこの世界の事を、魔法のことを学ぶべき時だ。と、授業に集中した。



一通り説明が終わった後シュヴルーズは実際に魔法を使ってみせた。

小石を取り出し、杖を振るい短くルーンを唱える。

すると石が光だし、その光が収まると石が光る金属に変わったのだ。

「これが錬金の魔法です」

これにはセランも驚いた。まさかこんな魔法が存在するとは。

(土系統か……できることなら使えるようになりたいものですけど)

火、水、風なら自分でも魔法であつかえるが土に関する魔法は自分には無い。

そもそもこの世界の魔法が自分に使えるかどうかは解らないが、土系統に非常に興味が沸いたセランだった。

「ゴ、ゴールドですか?ミセス・シュヴルーズ?」

キュルケが身をのりだして聞く。

「いえこれはただの真鍮です。ゴールドを錬金できるのはスクエアだけでして、私はトライアングルですから」

聞きなれない言葉が出たのでセランはそっとルイズに尋ねた。

「ルイズ、トライアングルやスクエアというのは何です?」

「系統を足せる数の事よ。その数によってメイジのレベルが決まるの」

「足す?」

「例えば土系統の魔法単体だけでなく、それに火の系統魔法を足せばより強力な魔法になるの」

「なるほど……」

「そして足せる数によってドット、ライン、トライアングル、スクエアという感じでメイジのレベルを表してるの」

「つまり……火や風を組み合わせることによってより強力な魔法になるということですか?」

「そんなところね」

魔法を足す、組み合わせるという考えはセランにとってまさに目からうろこだった。

魔法の威力を強めたり弱めたり、もしくは応用として変化をつけたりはしてきた。だが組み合わせるという発想はなかった。

自分が使える魔法はここの系統魔法では火と水と風ということになる。

もしそれを組み合わせることが出来たら?

(例えばギラとバギを組み合わせたりできれば……面白い効果になりそうですね)

だがそれは同時に二つの呪文の行使をせねばならなく、今の自分に出来るかどうか解らない。

(いずれ試してみますか)

そんな事を考えているとシュヴルーズが声をかける。

「それでは誰かに実際にやってもらいましょう……ミス・ヴァリエール、前に出てきてください」

その瞬間教室の雰囲気が一変した。

「先生、やめたほうがいいと思います」

キュルケが手をあげ止めにはいる。

「何故です?」

「危険だからです」

他の生徒もキュルケに同意する。

「危険?何故です?」

「ルイズを教えるのは初めてですよね?」

「ええ、でも彼女が努力家で座学の成績が優秀というのは聞いております。さ、ミス・ヴァリエール。失敗を恐れずやってみなさい」

「ルイズ、やめて」

キュルケが真剣な顔で言う。

が、ルイズはしばらく考えた後

「やります」

決意した顔で立ち上がり教室の前に歩いていった。

「ああ、なんてこと」

キュルケは天を仰いだかと思うと机の下に隠れた。

「どうしたのです?」

不思議に思いセランがキュルケに聞くと

「いいからあなたも隠れた方がいいわよ」

使い魔のフレイムも机の下に引っ張り込みながらキュルケが答えた。

周りを見回すと他の多くの生徒も同じようにしている。

「何なのでしょうか?」

不思議に思いつつ教室の前を見るとルイズが目をつぶり集中しており、そしてルーンを唱え杖を振る。

その瞬間石は爆発した。

爆風でシュヴルーズとルイズは黒板に叩きつけられる。悲鳴が上がり驚いた使い魔達が暴れだした。

教室が大騒ぎの中、シュヴルーズは痙攣をして倒れたままだが、ルイズはむくりと起き上がる。

髪はぼさぼさ、顔は煤だらけ、制服は破れ下着が見えているという無残な姿だがそれを意に介した風も無く

「ちょっと失敗したみたいね」

こともなげに言った。

当然周りの生徒からは猛反発をくらう

「ちょっとじゃないだろ!ゼロのルイズ!」

「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」

「なるほど、そういう意味でのゼロですか……」

大騒ぎの教室の中あまりダメージを負った風でもないセランが呟いた。



罰として爆発でぼろぼろになった教室の片づけを命じられ、ルイズとセランは掃除をおこなっていた。

セランは先ほどの爆発に何も言わず

「はやく片付けてしまいましょう」

とだけ言い、言葉どうり手際よく片付けをしていたのだ。

ルイズはしばらく黙々と掃除をしていたが

「何で……」

やがて我慢しきれなくなったという感じで話しかけてきた。

「はい?」

新しい窓ガラスを運びつつセランが返事をする。

「何で何も言わないのよ!」

「何をですか?」

「この爆発のことよ!」

無残な状況の教室を見渡しながら思い出したかのようにセランは言う。

「ああ、そのことですか。確かになかなかの威力でしたね。素直に感心していますよ。あれだけの爆発は中々のものです」

おそらくはイオラ級の威力があったろう。

「バ、バカにしてるの!?こんな失敗魔法のどこに感心するところがあるっていうのよ!」

「そこら辺はルイズと……いえ、このハルケギニアと私の価値観の違いでしょうね」

この魔法が絶対の価値観を持つハルケギニアで失敗魔法しか使えないルイズ。

そのコンプレックスは計り知れないだろう。

「言ったはずですよ、私の魔法は戦いに関することばかりだと。そして魔法とはいかにして戦いに役立てるかで価値が決まります。ルイズ、貴女がおこしたこの魔法は実に興味深いですよ」

だがそれはハルケギニアの常識でセランには関係なかった。

「きょ、興味?」

「はい。何度でもいいますが。私はルイズの魔法に対し感心と興味を持ちました。それ以外の何でもありません」

セランが本当に真剣に言っているのだと気づくと、ルイズは膨らみかけていた怒りが収まってきた。

「本気で言っているようね」

「勿論です。私はルイズをからかう冗談は言いますしこれからも決してやめませんが、ルイズに嘘はつきませんよ」

満面の笑みでセランは言った。

「爽やかな笑顔で性質の悪いこと言ってんじゃないわよ!」

ルイズの蹴りを器用に避け、話している間もセランは動くのをやめずテキパキと片づけをする。

「何であんたそんなに手際いいのよ」

「ああ、ピオリムという魔法をつかっています。かけた者のすばやさをあげる魔法で、こういった作業にも役に立ちまして結構便利なんですよ」

そう言いながらも手早く机を運んだり拭き掃除をするセラン。

「……使い魔のあんたは魔法を使えて主人のわたしがまともに使えないなんてね」

「何を言っているのですか?ルイズ、あなたはちゃんと魔法を使えたじゃありませんか」

そのルイズの言葉に不思議そうな顔をするセラン。

「この世界の魔法にはまだ詳しくありませんので何故爆発を起こすのか、これはわかりません。ですがルイズがゼロでないことは断言できますよ」

「何で断言できるのよ」

「サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァント、この二つの魔法の成功があるから私はここにいます。ルイズの使い魔としてね」

「あ……」

そういえばそうだった。平民で、しかもこんな変人を召喚してしまったショックで忘れていたが、その二つはルイズの初めてといっていいまともな魔法の成功だった。

「今こうして私がルイズの使い魔としていることがあなたがゼロでないという何よりの証拠ですよ」

ぽんとルイズの頭に手をおくセラン。

「しゅ、主人の頭に気安くさわるんじゃないわよ!」

今までの怒りとは違う感情で顔を赤くしたルイズが叫ぶ。

「更に言うならば私はルイズに非常に期待しています」

「期待?わたしに?」

「今朝言っていたじゃないですか。メイジの実力をみるには使い魔をみればいいと。そういう言葉がこちらにはあるのでしょう?」

「そうだけど……」

「なら大丈夫。私を召喚できたんですよ、ルイズは間違いなく魔法の才能に満ち溢れています」

「それって結局自分を褒めてるんだじゃない!」

「同時にルイズを褒めてるのですからいいじゃないですか」

ほがらかに笑うセランを見て呆れとも疲れともいえないため息をつくルイズ。

「もういいわ。何かあんたと話してると悩んでるのが馬鹿らしくなってきたわ」

「お、いい傾向ですね。何事も前向きというのは大事ですよ」

「あんたは気楽過ぎるのよ!」

「まあまあ。さ、それより早く片付けてしまいましょう。昼食こそはゆっくり食べたいですからね」

「わかってるわよ、まったく……」

文句を言いつつも、幾分軽くなった心でルイズも掃除を続けた。



片づけが終わったのは昼休みに入る少し前だった。

「あんたの食事のことを言ってくるからちょっと待ってなさい」

食堂に入るとセランを残し厨房に向かう。

実はすでにセランの食事は床に座らせて具の少ないスープとパンを二欠程度とすでに厨房には伝えてあった。

「ま、まぁもう一品ぐらいは増やしてやってもいいかもね。スープにも少しくらいなら肉を入れてやってもいいでしょうし」

色々と問題のある使い魔だが、一応さっきのあれは自分の事を気遣ったのだろう。

そう思い厨房に変更を指示をしにいったのだ。

後は問題を起こさないようにさせ、ゆっくりとでいいからこっちの言うことを素直に聞くようにしていけば……

「……そんなに悪くもない使い魔かもね」

うんうんと一人納得しセランの所に戻ろうとしたのだが。

「決闘だ!」

そんな叫びが聞えてきた。

思いっきり嫌な予感がしてルイズは歩きの速さをあげた。



「決闘ですか、構いませんが」

決闘を申し込まれたセランは冷静に答えた。

「よかろう!それではヴェストリの広場にて待つ!逃げるなよ!」

反対に申し込んだ生徒、ギーシュ・ド・グラモンは怒りを込めて立ち去った。

セランの側には青い顔をしたメイドが振るえながら立っている。

「何やってんのよ!あんたは!」

ルイズがやってきて怒鳴る。

「ちょっと目を放した隙に!騒ぎを起こしてるのよ!」

「ああ、ルイズ。どうしましょう、失敗しました」

困ったことになったという顔でセランが言う。

「このタイミングで決闘を受けては今度は昼食まで取り損なってしまいます」

何と言うことだ、と額に手をやり嘆く。

「あんたのずれた心配はどうでもいいわよ!そもそも何でギーシュに決闘申し込まれてるのよ!」

「すいません!すいません!私のせいなんです!セランさんは私を助けようとして」

側にいたメイドのシエスタが泣きそうな声で説明しはじめた。

きっかけは何のことは無く、ギーシュが落とした香水の壜を給仕をしていたシエスタが拾い渡しただけだった。

しかしそれが同級生の女生徒から渡された物だとわかり、それを見ていた一年生に詰め寄られたのだ。

さらに香水を渡した女生徒にも詰め寄られ二股がばれたのだった。

結果ギーシュは頬を引っぱたかれワインを頭からかけられた。

「そこまでは実に楽しく拝見させていただいていたのですがその後がいけませんでした」

壜を拾ったシエスタに怒りの矛先がいったのだ。やり場の無い怒りの八つ当たりだったのだろうがシエスタにすればたまったものではない。

「そこで私が仲裁にはいりました。彼女を責めても意味がありません。確かに彼女の行動も軽率だったかもしれませんが貴方にも改善すべき点があるかと思いますと言いました。すると『ほう、それでこの僕のどこが悪いと言うんだい?』というものですから懇切丁寧に説明しました」

「どんな風に?」

「同時に付き合おうとした不誠実さはとりあえず置いておいて、まずその服の趣味が悪いと」

「…………」

言ったのか、お前。という顔になるルイズ。

みんな思っていたけどあえて言わず生暖かい目で見守っていたのに。

「あとセリフの言い回しがワンパターンですのでもう少し語意を豊富にすべきとか、その大仰な身振りも人によっては生理的嫌悪感をもよおすのではとか、そもそもそのバラがいただけないとか……そういったことを改善していけばいい、と色々と助言をしたつもりなのですが何故か怒り出しまして」

「そこで『何故か』って言えるあんたって実はすごいのかもしれないわね……」

「まぁとにかくそんな感じで決闘を申し込まれました。で、私としても断る理由もありませんでしたし。むしろいい機会かと」

「いい機会?」

「この世界の魔法を直接肌で味わいたいと思いまして。さっきのような授業もいいですがやはり実戦に勝る教師はありません」

不適に笑うセラン。

「あとちょっと聞いたのですが彼は土系統のようですね。それも都合がいい」

火、水、風。この三系統ならある程度予想はつくし、火や風を利用した戦いなら今まで散々してきたが、土を操る敵はいなかった。

これはセランにとっては非常に興味深い。

「他にも理由はありますが、まぁそんなところですね」

「で、でも勝てるかどうかもわからないのに。ケガでもしたらどうするのよ!」

ルイズが直接見たセランの魔法はメラやピオリムぐらいで、あれでは火のドットあたりと大差はない。

ギーシュは性格はあれだが、魔法の腕は悪くない。ドットの中ではかなり強い方と言える。

「は?」

セランは一瞬何を言われたかわからなかった。

そしてその意味に気づき大きくため息をつく。

「どうやらもう一つ決闘を受ける理由ができたようですね」

やれやれと思いながらセランは言う。

「こうも過小評価されていたのではたまったものではありません。あんなのに負けるかもしれないと思われているなんて、さすがに傷つきます」

近くの生徒にヴェストリの広場の場所を聞く。

「ちょっと!話はまだ終わってないわよ!」

「なに、ご主人様に恥をかかせるような真似はしませんから安心していてください」

「そんな事言ってるんじゃないわよ!話しを聞きなさいよ!バカ~~~!!」

背後でルイズが何か叫んでいるがそれに構わずセランは歩き出した。


前を表示する / 次を表示する
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.032263994216919