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No.6058の一覧
[0] 悪役エミヤ ― ダンボールの魔術師【士郎崩壊モノ】[ネイチャー](2009/12/14 01:00)
[1] プロローグ二話 『覚醒する初代・変態エミヤ』[ネイチャー](2009/01/28 03:28)
[2] プロローグ三話『キャラとして軸がぶれている』[ネイチャー](2009/01/28 15:37)
[3] ゆめのはなし 『悪役の生まれた日』[ネイチャー](2009/03/12 01:21)
[4] 第1話 『我を知りえぬ』[ネイチャー](2009/08/19 06:13)
[5] 第2話 『弓道部は極めすぎでつまらなくなって引退しました』[ネイチャー](2009/08/16 20:26)
[6] 第3話 『紅き彗星』[ネイチャー](2009/08/18 16:00)
[7] 第4話 『隠なる蛇尾』[ネイチャー](2009/08/19 21:01)
[8] 第5話 『聞かぬは一生の』[ネイチャー](2009/12/15 05:34)
[9] 第6話 『話せばわかる』[ネイチャー](2009/09/05 06:14)
[10] 第7話 『二日目の朝』[ネイチャー](2009/12/14 01:05)
[11] 第8話 『ルラギッタンディスカー?』[ネイチャー](2009/12/13 23:53)
[12] 第9話 『The gray cherry blossom』[ネイチャー](2009/12/14 23:06)
[13] 第10話 『灼熱の解逅』[ネイチャー](2009/12/15 19:39)
[14] 第11話 『巨漢と城塞』[ネイチャー](2010/08/11 01:42)
[15] 第12話 『――斯くして、聖杯戦争は始まる』[ネイチャー](2013/04/06 06:53)
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[6058] 第6話 『話せばわかる』
Name: ネイチャー◆4594b8fb ID:fe7cf97b 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/09/05 06:14



「だぁ~、もう! 何だってのよ!?」


紅き悪魔が呪いの弾丸を掃射し、


「城壁…、まさに城壁だな、これは」


その紅き従者が巨大な斧のような、何かの柱石から強引に削り出したかのような無骨な斧剣を叩きつけるダンボールの砦は……まさに鉄壁!

英霊の一撃にも、凛の宝石魔術―――いくら多少ケチって翡翠など安価な石を使ったとはいえ―――にも、いくらか身を削り落とされたとはいえいくらでも自己修復してその新が揺らがない。

そのあんまりな様に、凛は顔を引きつらせた。

「なんで、この遠坂家当主にしてセカンドオーナーの私の魔術がこんな……、こんなダンボールなんかに防がれなきゃいけないわけ…!?」


別に、戦いの世界に肩書きが何ら意味を持たないことくらいは知っている。
しかし、凛はそれに相応しいだけの力を持っていると自負していたし、実際にそれが役不足になるほどの実力がある。

だがそれでも、この”たかがダンボールの群れ”はその魔術をことごとく弾き飛ばしているのだ。
それも、こちらを馬鹿にしているかのように危害を加えず………、



―――危害を加えず?

―――専守防衛?



「マズイ、アーチャー! 時間を稼がれすぎたわ!」


この一言に弓兵のどこか――精巧な歯車の部分が即座に頭を冷やし、現在の状況を分析する。

ついぞさっきの、こちらの急所を的確に抉り取るような挑発………人間には分不相応な――否、■■■■■■に不相応な力を振るい防御に徹する………そしてセイバーの姿はなく、既にぎらりと浮かび上がっている令呪………。


もともとアーチャーはあまり勘の良い方ではない。そのような天に恵まれた才能など、■■■■■■には存在しない。

―――しかし、このような事例を知っているだろう。視覚の不自由な人間は、それを補うかのように聴覚が異常に発達し、自らの足音の反響だけで目の前に壁があるか否かを知ることが出来る、と。

故にアーチャーが身につけたものは心眼スキル。
己の手にした情報すべてを利用し、分析し、現在過去未来の真実を浮き彫りにせんとする、高度に発展した観察技能――――それが、頭の冷えたまさに今、火花を上げてアーチャーに警告した。



増援はすぐに到着する―――と。




「撤退するわ。目くらまし、できる?」

「了解した」


そこまで思い至ると己がマスターに従い、ダンボール塊めがけてその斧剣を投擲した。


―――ブロークンファンタズム。


幻想が膨張し、現世に存在する実体の許容量を超過し――爆裂。



「フン、逃げンのかよ……、正義の味方?」

嘲る声が聞こえ――否、アーチャーは完全に黙殺した。この声は弓兵を狂わせる。
泥のような紛争の中培った、硝子のようにぶれず揺るがぬ心を、狂わせる。

だから、黙殺した。

逃げ出した。






そうして土ぼこりを舞い上げて紅い主従が去って行った後に、取り残された士郎はぽつりと呟いた。




「……この庭、どうするんだ?」


クレーターやら、戦闘に使った城の強化の為に解体したダークグレートジャイアントアルティメットブラック衛宮城 ver1.847を始めとする三軒の衛宮城の残骸やらが転がり、舞い上がった土ぼこりによって土だらけになった縁側そのほかを前に立ち尽くす衛宮士郎なのだった………。













   あとがき
スランプ(?)です。前回何も考えないでノリで書きすぎたせいで続け方がわからなくなった結果とも言います。でも反省しません。
なにせノリをなくしてヤケクソじゃなくなったらこんなもの書けるわけないじゃないですか。何ですか壊れ士郎ダンボール最強モノですって、自分が読み手でも作者頭沸いてると思いますもん。たぶん『いいぞもっとやれ』と言いますけど。


 ☆☆ただしい悪役ダンボールエミヤの書き方☆☆
1.徹夜します。
2.テンションがおかしくなります。
3.そのままキーボードに向かいます。
4.テキストファイルとかでなく、直に投稿フォームに、おかしいテンションのままノリで文章を書き連ねます。
5.一眠りしてから修正します。(このとき、いくらやっちゃった感があっても誤字以外は修正しません)
    以上で完成します。




コメントありがとうございます。返せる内容への返信です。

>タイトルから内容予測できね〜よ(挨拶)
>士郎崩壊だと聞いて来たら腹筋崩壊だったでござる
チラ裏のネタ作品でしたから、本気で全力全壊ネタに走りますからね。

>士郎の中身がサスケからカズマに変わるとこんだけ変わるのか。得意料理は地獄マーボーで言峰とはダチですね、わかります。
……なんか言峰との接点が消失したのがすごく悔やまれます。何で撤退したのさ遠坂凛……。

>どいつもこいつも救えねえなぁ・・・
ある意味とっても幸せだと思いますよ?こいつら。

>もう意味が分からないwww
激しく同意しますです。

>固有結界は「アンリミテッド・ダンボール・ワークス」ですね、わかりません
なななななななんのことなんだぜ!!!!????

>悪役には三下な下っ端が必要だよね!アリアン〇ッドリプレイの三下犬娘ベネ〇トなんかどうでしょう。
捨てがたい…っ!? いっそ変更してでも…いえ、どうでしょうか。……ひょっとしたらテンションでベネット召喚になりかねない気がしてきました。いえ、マジで。

>全ては勘違いによって進んでるんだろうけど、段ボールの加護を受けた団長エミヤならもしかしたら……の可能性が出てくるから怖いw
ニ ヤ リ

>しかしランサーに火のルーン使われたらタイガー道場行きだったな
そういえばUBWルートで使ってたなとガクブルです。
一応遮熱効果は持っているので少しは耐えられる設定にはできますが、長時間は燃えるゴミの宿命が……。

>シリアスとジョークがごちゃまぜでw
……あれ? シリアスしましたっけ?
と、むしろジョークをするためだけにシリアスするせいで本気で忘れてました。


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