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No.31354の一覧
[0] 【ギャグ】逞しい桜さん (15禁) [みさりつ](2012/02/01 23:27)
[1] 2話上 姉と妹の関係 蛇足追加[みさりつ](2012/01/28 18:28)
[2] 2話下 兄と妹の関係[みさりつ](2012/01/28 18:30)
[3] 閑話 桜さんの趣味ていうかSAKURA[みさりつ](2012/01/29 20:38)
[4] 3話 幸も不幸も人それぞれなお話 しんじくんの日記[みさりつ](2012/01/29 20:57)
[5] 4話 ある聖夜の奇跡 上編[みさりつ](2012/01/30 00:10)
[6] 5話 ある聖夜の奇跡 下編[みさりつ](2012/01/31 00:13)
[7] 閑話2 運命がちょっと動きだす日 上[みさりつ](2012/02/01 00:09)
[9] 閑話2 運命がちょっと動きだす日 下[みさりつ](2012/02/01 00:28)
[10] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 上[みさりつ](2012/02/01 23:21)
[11] 6話番外 逆レイパーしんじくんジュゲム[みさりつ](2012/02/02 19:05)
[12] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 中[みさりつ](2012/02/03 21:31)
[13] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 下 [みさりつ](2012/02/03 21:36)
[14] 閑話3 あとかたづけ 桜さんの日記[みさりつ](2012/02/04 11:20)
[15] 7話 レーシック姉妹喧嘩 【第一部終了】[みさりつ](2012/02/05 20:14)
[16] 閑話 ダイジェスト旅行記 2月から4月の間[みさりつ](2012/02/05 20:10)
[17] 閑話 ダイジェスト旅行記 5月から帰国まで[みさりつ](2012/02/08 00:36)
[18] 聖杯戦争編 予告[みさりつ](2012/03/05 23:46)
[19] 第二部 プロローグ ピンクい魔女、帰郷[みさりつ](2012/03/05 23:42)
[20] 第二部 一話 彼女が出来ました。[みさりつ](2012/03/09 14:12)
[21] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 上 悟[みさりつ](2012/03/09 21:23)
[22] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 下 り[みさりつ](2012/03/09 22:17)
[23] IF外伝 天より他知るものなく[みさりつ](2012/03/13 22:25)
[24] IF外伝 桜さん家[みさりつ](2012/03/11 00:33)
[25] 二部 2話 上 桜さん準備中 SINJI覚醒(仮) IF 追加[みさりつ](2012/08/22 01:47)
[26] 二部 2話 下 なぁなぁな感じの桜さん準備中 [みさりつ](2012/09/22 00:50)
[27] しょうもない外伝3 ネタ注意 最低系桜さん[みさりつ](2012/09/23 02:09)
[28] 超短編 逞しいKARIYAさん 蛇足追加 若干diesクロス[みさりつ](2012/12/03 16:52)
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[31354] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 下 り
Name: みさりつ◆24f58f99 ID:48244bec 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/03/09 22:17
第四次聖杯戦争にカリヤおじさんは参加せず、私と穏やかな日々を過ごしていた。
そこらへんのライター業でどう私を食わせているのか、という疑問を抱くが。

現在、聖杯戦争を終えてからマキリの生き残りは海外にいる筈のあの兄となっている。

今や輝ける普通の小学生を満喫していた。

遠坂の体で生きるのは初めてだが、中々前回よりも運動能力が高くて楽しい。
おっぱいは別に間桐とは関係ないらしく、前回と同じ成長をしていた。
多分女性ホルモンの関係だろう、と思われる。
エッチなことを女性がすると女性ホルモンが分泌されるのだ。

しかし


今は小学5年生、立派なロリとして生きていた私は完全に忘れていた。

遠坂のうっかりはわが身に潜んでいることを………。


うん、一言で言うと

結局ルビーとの協力でおじさんを誘惑し、去年には遂に理想的な処女喪失を可能にした私は
毎日おじさんと愛欲に溢れたラブラブセックスしていたが、避妊を忘れていた。

いやぁうっかり、うっかり。

膨らみ始めた自分の子宮の位置をいとおしさで撫でると微笑む。


前回の初潮時期とは違うの忘れてた。

お赤飯炊く時期に気付かず、妊娠してまった。

ま、前回も子供を作らなかったので、これは未知な初体験で悪くない。

女としての幸せってヤツを享受するのもまた一興。
若干、早すぎるが、私の精神年齢から考えると、高齢出産なので問題なし
大分魔術師としても前回の10分の1程度の業を使用できるので、若すぎる母体での出産も大丈夫だろう。
遠坂なので蟲使いとしての技能は失われたがどうせ、前回で既に若返りの業を取得していたので
蟲使い技能の再取得はカリヤおじさんとこれから生まれる子の人生に付き合ってからでも構わないだろう。

いや、それとも蟲はやめて、前回、中途半端に終わった架空元素を極めて
架空元素使いとして大成しようかと悩む今日この頃。

おじさんが目の前で青白くなっているのを見て楽しむ。
うんうん、ちょっと悪いことしたなぁ、と口元に笑みがこぼれそうになるのを我慢する。
これで10歳を孕ました鬼畜になったもんねおじさんは

『いやぁやりすぎましたね』

「うんうん」

『ですが、これで私の次のマスターは決まりましたね』

「は?」

『え、嫌ですか』

「嫌だ」

誰が自分の子供にこんな玩具あげるか。
しかも産み分け的に考えて、大人と少女のセックスという
棒のサイズ的に満足いくセックスで絶頂しまくって出来た子だから
男の子だぞ、多分。
黒歴史大量生産愉快魔術礼装なんて誰が渡すか。

自分の子を魔法少女な男の娘になんてしたくねぇ。
一応、子に私の趣味に付き合わせず真面目に育てるつもりだ。
無垢な赤子に罪はないのだ。

そこらへんはまだまだ情を捨てきれず魔女として大成できていない私の未熟さだが



とか考えると、我が遺伝子上の父親って……。
私の母親をイカせれなかった、へなチン野郎だったのかも。
優雅なセックスに拘り過ぎて、情熱的じゃない感じなのかもしれない。

ああ、よかった、私は夜ではバーサーカーな人を選んで。

ふふっ

お母さんは前回と違ってまだ元気らしいので、自慢しようっと。
どうせ夫を亡くして夜の生活も独りでやってそうだし。

お母さんは確かに妻としては理想的だった女性だった。
愛情よりも忠節を優先する、まるで前時代的な女性。
だが、母としてはイマイチ。

自分の子が妖怪のトコいくんなら殴ってでも止めるべきなのだ。

それが子を持つ母だろう。


私はそうはならない、100年くらいは良い妻と良い母を演じてやろう。
どうせ、好き勝手に長生きできるんだし、こういう経験もしておくべきだ。






IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 下

副題 悟り







間桐雁夜は頭を抱えていた。



なんと



好きだった昔の女の娘を孕ませてしまった。

しかも小学5年生。

自分が行なったあまりに鬼畜な所業に戦慄する。
確かに現在愛している女性の桜の度重なる誘惑に耐えかねて手を出したのは自分だが
そこは人として一線を死守するべきだった。
いくら桜を育てるためとはいえ、仕事を増やして他の女性との関りなど捨て、録に性欲処理も行なえず
独りでの処理のさいも、糞ルビーのせいで悉く邪魔に入られ
あまつさえ桜が8歳の時には既に自分が寝ている間に桜の手によって色々され、何度か処理をされてしまったとはいえ

風俗にでも行けば良かった。

個室ビデオルームでも良い。

だが、去年のあの時は絶対ルビーが性欲増強剤を夕食に盛ったせいだ。
あの夜、気付くと布団の中で血と白い血で汚れた、産毛も生えない少女の丘。

「おじさんのモノにされちゃった」

と顔に蟲惑的で艶然とした表情を浮かべ、裸で息を荒くしていた少女に驚くと
自分も裸で、しかも男性自身が血と自分の白い血で汚れていた。

その時にルビーがこういった。

『魔法のお薬でカリヤさんがバーサーカーになりました』

ふざけんなぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


ということがあった。




現実逃避から帰ると

胃が痛い……だが泡を吐いて気絶できない。

目の前で大事そうにお腹に手をやる少女を傷つけることになるからだ。
遠坂家よりも長い間自分と過ごした少女。
最初は葵さんのように穏やかな少女に成長していくと思えば、明るく天真爛漫さで自分の過去の傷を癒してくれた少女。
劣等感と後悔で生きてきた自分の希望だった。
ただ帰る場所をなくした、健気な少女ではなく、自分を愛してくれた小さな女性。
ルビーの策略とはいえ、こうなってしまったのは自分の所為でもある。

魅かれていた、惹かれていた。

自分を信じられなかった自分に100パーセントの信頼を寄せ、甘える少女。
何度か聖杯戦争が終わった後、父がなくなった母元に帰そうとしたことは何度かある。
がずるずると帰さなかったのは自分の意志だ。

しかも今、愛する小さな少女には新しい命が宿っているのだ
いくら鬼畜変態最低最悪ロリペド野郎と周囲から蔑まれようが

守ってみせる、と決意を新たにする。


でも


もう少し現実逃避していいかな……。







そんな風に苦悩する、男を見て二人(?)は

(とか考えてるんでしょうね、どう思います桜さん?)

(うん、意図的にそういう風にしたのに、カリヤおじさんって本当に駄目な子で可愛い)

(私としてはもう少し年齢的に我慢させた方が良いと思ったんですが)

(駄目ですよルビー、あのタイミングが一番美味しいんですから)

(それはどういう意味で?)

(バナナのサイズと私のアワビのサイズ的に)

(二次成長が入る直前こそ至高ですかー。私はもうちょい)

(なに言ってるのルビー、なのはちゃん9歳が一番可愛いでしょ)

(おおっ!流石桜さん、でも貴女の名前は桜なので12歳まで……)

(カードキャプター禁止しといて何を言う、ランドセル少女は9歳が良いのだよルビーさん)

(………)

(どうしたんですかルビー?)

(貴女こそ我がマスターに相応しい)

(ふふっありがとう)

(ところでマスター、安定期はいったらどうします?)

(勿論、ロリ妊婦お腹孕みセックス!)

(我がマスター。ますます尊敬致します、あなたの十全なサポートを行ないますのでお楽しみください)

(この前みたいに撮影よろしくお願いしますね、ルビー)

(では是非とも孕ませられた魔法少女のセックスよろしくお願いします)

(ええー。猫耳とかやですよ語尾ニャンとか安直すぎます)

(その安直さがいいんですよマスター。しかも同時にケモノ耳っ子妊娠中セックスが出来ますよ)

(な、なんだと……大したヤツだ)


などと楽しそうに歓談していた。




これは全て解き放たれた、この二人がこの世を席巻する100年前の話だ。
何れ、この二つの災厄はあの魔道元帥さえも

「こいつらは手が付けられん」

と最初は赤い月に挑んだ時並に怒りをもって相対することになるが
万華鏡の人も結構愉快な人なので何れ並行世界を旅する三人(?)が現れることになるかもしれない。

だがこのときはまだ原石である二人のお話だ。

原石は原石でも核燃料の原石だが。


「決めたよ……桜」

おじさんがどうやら決意を決めたらしい
なんか目が虚ろだが。
ヤケクソ気味だが

堕胎しろとは多分言わないだろう。


「おじさん……私、おじさんの子産みたい」

「ああ、勿論だよ、でもちょっと間違ってるよ」

「え」

「これからはおじさんじゃなくて雁夜と呼んでくれ」

おじさんは私を産婦人科に連れて行くために保険証を握り締めてそう言う。

「でも桜はまだ小さい女性だからとりあえず今すぐ病院だ!」

ヤケクソになってる。

「でそのあと僕は警察にいってくるよ」

おじさんの目が澄んだ水のようなレイプ眼になってる……。

あ、やば。

「ルビー……」

『お任せあれ』

とりあえず、色々問題発生しまくるので対策を練る。
妊娠中なので負担が掛かる魔術は使えない。
このまま行けば不味いので。
とりあえず、ルビーに頼んで暗示の魔術の用意を怠らないようにしないと、カリヤおじさんが社会的に死んでしまう。

この後普通に産婦人科に行き、警察に向かい、20歳の若奥様姿の私とちょっと年齢が上の夫という夫婦が警察署に惚気にきたと勘違いされ
雁夜の言葉に主語が足りず

「この子に子供が出来ました」

とか言うだけじゃ怪しまれず、初老の警察官に

「おや、めでたいねぇ」

と祝福され間桐桜がすかさず

「ええ、だから警察の方々も私の子が安心して暮らせるように街を守ってください、お願いします」

という会話で終わる。

で、後々その会話は初老警察官によってちょっと良い話として新聞社に投稿され
その新聞の編集にあたっていた本人が悲鳴をあげることになる。

そう、頑張った雁夜さんは今では一端の新聞社の編集者になっていたのだ。
モラリストでなければいけない記者の癖にペドだが。

胃液で胃を溶かしつくそうな状態となった夫と若すぎる少女が書店でたまひよを買ってるのをみてヒソヒソ声で喋る人々。

「ちょっルビー。暗示解かないでくださいよ雁夜さん自殺しちゃうでしょ」

『これも羞恥プレイの一環ですよ』

「雁夜さんの表情が虚ろ過ぎて、これから兄弟が出来る私と、お父さんに見えないでしょ」

『周知プレイです』

「誰が上手い事を言えと」

「やっぱりお父さんと…桜と俺はそれぐらい歳が離れているんだ、やっぱり俺は……」

「ここまで落ち込むと手が付けられないですよ、いい加減にしなさいルビー」

『やっぱりロリコンは犯罪と思いながら背徳な気持ちで生きて貰わないと』

「んー背徳感こそロリの魅力か……流石、ルビー」


「司法でも俺を裁けないのか……葵さん、凛ちゃん、俺を裁いてくれ…死んだ時臣は化けて出てくれ……」

「雁夜さん、流石に妊娠の挨拶は安定期に入ってからしましょうよ」

「……………」

あ、壊れた。

ま、次は里帰りかな


ああ

「楽しみです」

『楽しみです』








遠坂葵はずっと心残りがある、夫に先立たれ、残った娘と共に暮らしながらもう一人の行方を捜していた。
しかし、禅譲の家でも数年前から探しているが見つからない。
聖杯戦争中に多分居なくなった間桐の家に入ったあの娘。
あの聖杯戦争中には多くの人々が聖杯戦争参加者によって殺されたという。
間桐の家が一向に聖杯戦争に参加しないので、まだ生きていた夫が確認に行くと、なんと間桐家が襲撃に遭った跡を見つけたそうだ。
破壊された間桐の屋敷内には濃密な魔力の残滓が残っており、これはまさしく何処かの魔術師の手によって行なわれたと夫は言う。

娘の桜の行方が分からずしまいになり、夫もなくなり、姉の凛との二人きりでの生活が続き、静かに遠坂葵の心は蝕まれつつあった。
だが、立派に父の後を継ぐ為強く生きる凛を見て葵は諦めなかった。

今度こそ妻としてではなく一人の母として桜に接するために葵は娘を懸命に探した。

だが、遠坂家に入籍したせいか、葵は完全に一人の幼馴染を忘れていた。
ここでうっかりが発動した。
何年も冬木に帰ってこない幼馴染について調べなかったのだ。

故に


自分の娘が幼馴染の男性と愛しあい、子供まで作ってるなんて思いもしなかったのだ。


「お腹の子は雁夜さんと私の子供です」


「懐いていたとはいえ………雁夜くん…うう」

里帰りで故郷に帰ってきた二人の姿を見て、歓喜の渦に涙した瞬間。
自分の娘のお腹が膨らんでるのを発見し、驚愕のあまり、泡を吹いて遠坂葵は気絶した。

「ああ、やっぱり」

と桜は思った。
こうなるとは予測していたがここまで衝撃を受けるとは、流石お母さん、期待は裏切らないと小学生用に作った妊婦服姿の桜は微笑む。
その横目で

「お母さんっ!?桜っ!?え、えええええええええええええええええ
ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
…………雁夜おじさん、貴様ぁああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ!?」

中国武術を駆使して遠坂凛が怒りの絶招を雁夜に放つ。
どんどんぼこぼこにされていく雁夜。

「よくも桜を!」

「ぐはっ!」

「変態!鬼畜!ロリコン!ペド!サディスト!最低!最悪!この蛆虫が!毒虫が!妹をよくもよくも
よくもよくもよくもよくも!許さない許さない許さないっ!」


「格ゲーの練習モードみたいですね」

『コンボが決まりますね、でもそろそろ止めないと』


「なんで私の技をっ!防がないっ!そうかっ!このマゾがあああああああああ
変態!変態!変態!変態!」

とりあえず止めないと10歳にして妊婦な未亡人になりかねないので
ルビーに止めて貰うことにする。

とりあえず、母が目覚めるのに数日の時は要した。
その間に私は父のお墓参りを済ませた。

雁夜さん?

勿論、姉に折檻されてます。
一切反抗しないので遂には気持ち悪がられ、今は冷たい眼差しで姉に監視されてます。
半径5メートルは女性に近づくなと。


大きなお腹のまま父の墓前に立つと
一人の神父にあった。

時臣の娘の桜だというと、神父は驚愕の眼差しで私のお腹を見つめる

「一つ聞くがよいかね………君は妊娠してるのかね?」

「はい」

等と会話すると、カルチャーショックを受けたらしく驚愕の眼差しを浮かべたまま何処かに消えた。
そして帰ってくるといっぱい魔術的なアイテムを暮れた。
祝福系のモノばかり。
中には安産の概念が掛かった出産服が混ざっていた。

なんでこんなによくしてくれるのだろうか、と思いながらホクホク気分で墓前を後にした。


その後


「ま、まさか……驚きのみで私の心が揺れ動くの……か」

「我が財から出産に関係する財を出せとは、突然なんだ綺礼、貴様まさか子供でも出来たのか?」

「違うぞギルガメッシュ……時臣の子に子が出来ていた…」

「意味がよく理解出来んぞ綺礼」

「だから、時臣の妹の方に子供が出来ていた、10歳だ」

「む……そうか、我の時代では珍しくもなかったぞ。だが、あまりにも早いと産まれず死ぬことが多かったがな」

「だからだ」

「………貴様、存外に人間らしいことをするな」

「これから産まれ出るものには罪はない、神職に預かるものとして祝福したのみだ…」

だが流石に祝福してよいものか、外道神父でさえも迷ったらしい。



桜がルビーを護衛に道を歩くと
多くの人々が驚愕の眼差しを浮かべ、桜の膨らんだお腹に眼差しを送る。

またまた遠坂家のうっかり発動し

冬木の町に10歳ぐらいの妊婦が居ると噂になる。
冬木の人々は、性犯罪によって少女が妊娠したのだと、思い、町内には性犯罪予防のため多くの大人達が子供が遊ぶ場所などを
パトロールするようになったという。




1年後



「お母さんですよー」

と赤子に笑顔を送る11歳の少女が遠坂家には居た。

「……おばぁちゃん…………ですよ」

「お姉ちゃん……ですよ……」

無事に子供は生まれ、初産を終えた少女は慈しみの笑みを自分の子を見る。




「お父さんですよ」

「こないで変態!」

「変態はくるな!」

遠坂葵と遠坂凛によって妨害を受け、間桐雁夜は母子に近づけない。
二人は汚物よりも穢れたものを見るマイナスの視線で男を睨む。
この娘と母は共同して我が妹と我が娘を守るため日々男を監視する。


「駄目ですよ二人とも、赤ちゃんをお父さんを見せてあげないと、愛し合って出来た子なんですから」

母の顔で微笑む幼き少女。

「ねえ、雁夜くん、貴女死ぬべきだと思うの」

「え?」

「こんな変態の子だって、将来大きくなったら私の孫の理樹になんて言うの?」

桜の子の名前は理樹という非常に可愛い男の子。
遠坂葵は責任とって死ぬべきだと思うの、と男を責める。




それを耳にした桜はこう言うのだ。

「お母さん」

「どうしたの桜、分からないことがあったらお母さんに直ぐ言うのよ?これでも二人育ててるんだから、お母さんに頼りなさい」

「そうだわ、桜。こんな変態なんかに頼らずお姉さんに頼りなさい!」

「うう……桜ぁ」

雁夜さんは此処一年でみるみるやせ細り、まるで前回の人生でみた、第4次聖杯戦争の時のように弱っていた。

表情だけ。

一応、二人には桜の遺伝子上の父として生かされていた。
最初の頃など姉に魔術のかかった手錠を嵌められ、生活していた。
そのせいで手錠つき安定期セックスを行なうことになったと桜は後に面白く可笑しく笑う。

だけど、あまりにも夫が弱ってるのを見て桜は言う。

「葵さん、凛さん、貴方達。私は今、間桐桜なのよ?言っておきますけど
私が雁夜さんに助けて貰わなかったら養子に入ったあの日の晩に間桐の蟲に犯され、胎盤にされていたんですよ?」

と爆弾を落とす。
しかもお母さんとお姉ちゃんと呼ばずに名前読み。

バンカーバスター級の衝撃が二人を襲う。

「あああああああああああああごめんなさい桜ぁ!」

「桜!いやぁ!駄目!」

「事実です」

したり顔でそう、言う桜に母と姉の二人は苦しみ悶える。

嘘はいっていない、本当の事実をいっていないだけ。
決定的な瞬間は自分でなんとかしたか、あ、嘘だっけ。

と二人を眺める。

ああ、面白すぎる。

子供が生まれてから一番雁夜に酷く当たっている遠坂葵にさらに爆弾を落とす。

「ねえ、お母さん雁夜さん」

「さ、桜、まだ私のことお母さんって呼んでくれるの?」

「桜、どうしたんだい」


「雁夜さん、お母さんよりも、若い方がいいよね?これからいっぱい子供つくろうね!」

「ぐはあっ!?」

若干まだ過去に対して思い入れがある雁夜さんにも爆弾を落とす。
言っておくが、浮気は許さない。

「妊娠中以来シテないから今日しない?、どうせならまとめて作りたいし」

次は女の子がいいなぁと無邪気に残酷に桜が笑う。

(うわぁ、流石のルビーちゃんもドン引きです)

(散々、私にプレイ内容とか勧めておいて何を言う)

流石に「私のお腹の中にいる子供にアナタのっ!ミルク頂戴っ!」

という台詞とかお前が言えっていっただろうが。
それを撮影しながら『エロ本で見たあのシーンが遂にリアルでっ!ルビーちゃん感激』

とか言ってたじゃないか。

(大概貴女も変態ですよ?)

(実際やる方が変態です)

(お互い様ということで)

(そうしましょう)


(それにしてもリッキー君は期待できる顔ですねー)

(そう思う?ふふっ実はね)

(なんでしょうか)

(この子、将来世界を狙えるぐらいの子になりますよ)

(まさか桜さん)

(妊娠中に全てのパラメーター極振りしましたよ、勿論)

(流石っマイマスター!)

(頭脳は記憶力が人より少し高いというぐらいだけにしましたけど、他の才覚はバッチしです、なんというか天然系天才タイプ?)

(頭脳を超天才にしないその心は?)

(私みたいな生意気な子供とか勘弁、後は育て方さえ間違わなければ、10年後には姉さえもドキッとするような絶世の美少年になること間違いなしです)

(オネショタ!?)

(ふふって魔女っていうのはね、十年、二十年後のことを考えながら生きるのよ?勿論、理樹には理想的な天然ハーレム主人公のような性格になって貰います)

(女性には絶対優しく、紳士で優雅でイケメンで文武両道な?)

(ま、実際皆そう育って欲しいですよね?行き過ぎると駄目ですが、あとちょっとマザコン気味にします、雁夜さんには冷たい感じに)

(いや、この顔だと絶対行き過ぎますよ、20年後に近い並行世界今、覗きましたけど)

(え、マジですか?)

(マジです、あとちょっと違うカレイドな世界で魔法美少年としても活躍してます)

(え、なにそれ、超みたい)



二人は世界を愉快に過ごすために語り合う。


その横で


「「このっ変態がああああああああああああああああああああああああああああ」」






とまぁ、こんなハッピーエンドもあってもいいんじゃないかな、と桜はニヤリと妖しく厭らしく




とても幸せそうに笑う。





外伝IF end












そして

「桜ちゃん!此処から逃げよう!」


「ハイ!」



二人と新しく生まれた一人は仲良く魔術師の家から逃げ出した。
雁夜は片方の手に息子を抱え、もう片方の手は少女と手をしっかり繋ぎ歩いていく。

本来とは違う、一つの未来。

強引な未来であっても幸せであるのなら構わない。


学ぶことは楽しかった。
外れた道を往くのも悪くない。

でも人を愛すこと、それは人間の性。

どうやら魔女になるのは本当に100年は無理だと思う。
だって、こんなにも繋がれた手は暖かい。

嗚呼、今どこか別の世界に私が生まれたら、こうして誰かに繋いで貰って欲しい。

ずっとずっと。


そうしたら、マキリサクラは妖しくも厭らしくもない


本当の笑顔で笑えるのだから。






fin





























あとがき


銀河美少年クラスの魔法美少年になる理樹君に幸あれ。

外伝終わりです。


ちょっと早足気味ですが……こんな感じです。

カリヤさんは正真正銘の鬼畜として生きることになりそうですが、死ぬよりもまし。


で許してくれるかな?

つっこみ役不在の本編が次回から続きます。


最後の台詞は雁夜さんに原作でもしIFがあるなら言って欲しかった台詞。
自分的に最高のロリとおっさんはひぐらしの赤坂さんと梨花ちゃんコンビ。

雁夜さんループしてくれないかなぁ。

是非とも

「桜ちゃん、君を助けに来た!」

とかやって欲しい。
雁夜逆行モノとか呼んでみたいですね。





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