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No.31354の一覧
[0] 【ギャグ】逞しい桜さん (15禁) [みさりつ](2012/02/01 23:27)
[1] 2話上 姉と妹の関係 蛇足追加[みさりつ](2012/01/28 18:28)
[2] 2話下 兄と妹の関係[みさりつ](2012/01/28 18:30)
[3] 閑話 桜さんの趣味ていうかSAKURA[みさりつ](2012/01/29 20:38)
[4] 3話 幸も不幸も人それぞれなお話 しんじくんの日記[みさりつ](2012/01/29 20:57)
[5] 4話 ある聖夜の奇跡 上編[みさりつ](2012/01/30 00:10)
[6] 5話 ある聖夜の奇跡 下編[みさりつ](2012/01/31 00:13)
[7] 閑話2 運命がちょっと動きだす日 上[みさりつ](2012/02/01 00:09)
[9] 閑話2 運命がちょっと動きだす日 下[みさりつ](2012/02/01 00:28)
[10] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 上[みさりつ](2012/02/01 23:21)
[11] 6話番外 逆レイパーしんじくんジュゲム[みさりつ](2012/02/02 19:05)
[12] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 中[みさりつ](2012/02/03 21:31)
[13] 6話 ハイパーSAKURAさんタイム 下 [みさりつ](2012/02/03 21:36)
[14] 閑話3 あとかたづけ 桜さんの日記[みさりつ](2012/02/04 11:20)
[15] 7話 レーシック姉妹喧嘩 【第一部終了】[みさりつ](2012/02/05 20:14)
[16] 閑話 ダイジェスト旅行記 2月から4月の間[みさりつ](2012/02/05 20:10)
[17] 閑話 ダイジェスト旅行記 5月から帰国まで[みさりつ](2012/02/08 00:36)
[18] 聖杯戦争編 予告[みさりつ](2012/03/05 23:46)
[19] 第二部 プロローグ ピンクい魔女、帰郷[みさりつ](2012/03/05 23:42)
[20] 第二部 一話 彼女が出来ました。[みさりつ](2012/03/09 14:12)
[21] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 上 悟[みさりつ](2012/03/09 21:23)
[22] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 下 り[みさりつ](2012/03/09 22:17)
[23] IF外伝 天より他知るものなく[みさりつ](2012/03/13 22:25)
[24] IF外伝 桜さん家[みさりつ](2012/03/11 00:33)
[25] 二部 2話 上 桜さん準備中 SINJI覚醒(仮) IF 追加[みさりつ](2012/08/22 01:47)
[26] 二部 2話 下 なぁなぁな感じの桜さん準備中 [みさりつ](2012/09/22 00:50)
[27] しょうもない外伝3 ネタ注意 最低系桜さん[みさりつ](2012/09/23 02:09)
[28] 超短編 逞しいKARIYAさん 蛇足追加 若干diesクロス[みさりつ](2012/12/03 16:52)
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[31354] IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 上 悟
Name: みさりつ◆24f58f99 ID:1bdafdc2 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/03/09 21:23
身に宿る宿命から逃れ、望む恋心を捨て去って、独り生きていた。


「もしも桜に会うようなことがあったら、優しくしてあげてね。あの子、雁夜くんには懐いていたから」

3ヶ月ぶりに遠坂葵と遠坂凛に出会うと、もう一人の会いたかった子は既に遠坂家の子供ではなく
自分が逃げた、あの家の養子として引き取られたと聞いて間桐雁夜は足早に二度と見る気がしなかった故郷の景色を追い越すように歩いていく。
川を渡り、絶対に踏み入れることの無かった冬木の深山町に向かう。
自分が向かう先にどんな苦しみが待っていようとも、自分が只一人悲しませたくなかった女性のことを想うのならば

そう間桐雁夜は再び生家に帰ってきた。


間桐桜に会うために。

あの妖怪と対峙するために。


と思いきや




「あれ……」

生家の門前に向かう前に異常を感じた。

「桜ちゃん……?」

玄関先に他人と結ばれた愛していた女性の娘の桜が一人呆然と立っていたのだ。
まるで母親に悪戯をして怒られ、むくれる様に。
愛らしく頬を膨らませ何事かを口ずさんでいる幼女に自分が近づくと幼女は自分に気付いたようで。

「あ、カリヤおじさんだ!」

自分に気付いた幼女はフリフリと幼く細い腕を力いっぱい振って此方を歓迎するように迎えてくれた。

ああ、いつも通りの桜ちゃんだ、と安堵に息を吐く。
だが、その元気な様子は間桐の洋館の前では酷く似合わない。
おどろおどろしい暗さの中に一人立つ太陽光のような―――。

幼女がまっしぐらにこっちにその小さな足を懸命に急がせて此方に向かってくる。
その姿がどこか危うげなので此方も近づき、抱き捕まえる。

「わぁっ、カリヤおじさん久しぶりー。」

横抱きにして抱きかかえると小さな子供特有の高い体温が、寒空で冷えていた間桐雁夜を温める懐炉のようだ。
それを感じるように間桐雁夜は優しく胸に近づけて抱く。

「ああ久しぶり、桜ちゃん」

「ねぇ、カリヤさんお土産はー?」

「ああ、持ってきてるよ……って桜ちゃん大丈夫なのかい!?」

あまりにも普通に再会を喜ばれたので、一瞬、普通にお土産を渡すおじさんになりそうだった。

ちなみにませた女の子の凛以上に桜はませていた子だった。
お土産をくれるなら何処何処の銘菓が食べたいとかはっきりと言いつけるような可愛いらしい小生意気を発揮するような女の子。
間桐雁夜の抱き上げた手にぶら下がってるのは、東京のひよこ30個入り。

お菓子が大好きな子でよく姉の様に装飾品などよりもこういうもので凄く喜ぶ。

しかし、いつも姉に半分は食べられて悔しそうにする。
そして「お姉ちゃんはお姉ちゃんのお土産があるのに………でも、まぁ、しょうがないよね」
と仕方なさそうに微笑む子。

「あ、東京のひよこだ!食べたかった、牛乳と一緒に食べたいです」

と嬉しそうに抱き上げた手にぶら下がる、紙袋の絵を見て喜ぶ。

「ふっふーん、間桐さんちの子になったから、これからはお姉ちゃんにあげないで独り占めです…」

とませた表情で笑う子に

「大丈夫だったのかい!?」

色んな意味で、親元から離され、間桐の家に養子に入って大丈夫だったのかと抱き上げたこの女の子に問うと

「なにが?」

愛した女性の面影によくにた子は首を傾げて――――そしてハッとした顔になると
急に元気な表情を曇らせていく。

「ごめんなさい」

「え?」

突然、間桐雁夜を目を見つめて謝り出す。

「うーんと、カリヤおじさんって此処が実家でしょ?」

「ああ、うん」

訳も分からず、頷くと。


「全部壊しちゃった」

と少女はエヘヘと笑う。



本当に訳がわからない。

だが、目の前の洋館の玄関が少し開いているのでよくよく見てみると



中がまるで台風にあったようにグチャグチャになっていた。






え?









IF外伝 マセておしゃまで孕んだ幼女 上


うーん何が悪かったのか……幼女っぽいフリをして必死になんとかやりすぎた事を誤魔化そうとするが
無理なようだと、マキリサクラは諦めていた。


なんか生まれた自分の家が糞妖しい名家っぽさだったので二度目の生を怪しみながら満喫していた。
父親の年齢が実は母の一回り上とか、超怪しい。

前世で学んだオカルトの知識を駆使し、物心がついて過去の知識を思い出すと、自分の家を嗅ぎまわっていた。
二度目の人生で使うこの体はどうやら酷く霊感のようなものが強いらしく、怪しい物に触れるとたちどころ、それがどのようなものかはっきり理解出来た。

いや違う、理解出来るというよりも――――思い出せる。

うんうん、おかしいなぁ、とか考えながら過ごしていると、遠坂家の中から一つ宝箱を見つけた。

見つけた瞬間宝箱を開けるとさらに思い出した。

「ああ、うわ、え?なんで過去にきてるんでしょうか?………」

これ二度目だ、と。

『いやぁ、なんででしょうね?』

「あ、性悪ステッキ……貴女も?」

宝箱の中に封印されていた目の前の5千円くらいで売ってそうな玩具に問い掛ける。
この玩具、実は姉の最終兵器として使われた。

えーと。

どうやって使われたっけ。
確か、この前……ではないけど、また此処に生まれる前のこの前のことを思い出す。


死徒であるアインナッシュの苗をこっそり盗んで、促成栽培して、その長寿の実を食べようとか考えていて。
栽培の失敗をして別荘周辺に広大な砂漠を作ってしまったとか、そういうのやりすぎてあんまりにも私が調子に乗ってると思われ
ついに魔術協会、聖堂協会とか様々な組織が協力し合い、私を捕獲する作戦を実施したさいのことだ。
いや、別に調子に乗ってないのに、つうか私自身はやってないし。

全部上手く誘導して他人にやらせて、後から少し利益をちょろまかしただけなのに……。


アインナッシュの栽培だって他の人が勝手にやっただけだし……フカイ林って聞いて腐海の方だと思って苗をこっそり採取して
核廃棄物で汚れた土壌で育ててみたら、全然毒を出さないので、飽きて知り合いの魔術師にあげただけだし。

なんか長寿の実やらなんやらが出来るらしいのだが、凄い年月が掛かるらしいので成長を早める肥料とか提供しただけだし。

あわよくば、実をお礼にいくつか貰おうとか考えていただけだし。
失敗したのは私の説明を理解できずに失敗した人の所為だし。


いやぁ、本当は全部私の所為なんですけど。

でもなぁ、失敗だけはあちらさんのミスですし、私関係ナーイ。

とかいうような事を何度かやってると

全世界の怪しい宗教系団体から睨まれ、抹殺されそうになったが、のらりくらりと死んだフリを7回ぐらいして
また好き勝手にやってると、今度は宗教系団体達が協力し、私を抹殺するためにある作戦を立てた。

冬木第六次聖杯戦争を利用した私の抹殺。

私ならば聖杯をゲットするために絶対参加するだろうと確信していたのだろう、と皆さんは私の参加を睨み、私以外の参加者全員が協会の
選りすぐりだらけだった。

聖杯戦争は行なうが、お互い、マキリは見つけたら全員、そっちの方を優先しろ、という聖杯戦争。



それでも協力体制が甘いので上手く殺し合いに誘導し、これで私が聖杯ゲットだぜ!

と思っていると

現れたのは、始まりの御三家で唯一生き残っていた遠坂家の当主。

マキリは私に吸収されアインツベルンも聖杯戦争参加中に本拠地であるドイツの城も
聖杯戦争自体には参加しなかった私によって攻め込まれ、なくなっていた。


ちょうど強そうな人たちが召喚出来る時期だったので、それを使い攻め込んだから楽勝だった。
しかもアインツベルンは協会と交流を絶っていたのでヤッても誰も気付かないし、攻め込み知識の奪取の全部が終わったら
英霊さんには帰って貰ったので、聖杯戦争中誰かが勝手に敗退したんだろう、と気付かれなかた。
私の抹殺よりも参加者全員が聖杯に夢中になっていたから簡単だった。


というようなことが有ったので第六次聖杯戦争の御三家は姉さんだけ生き残っていた。


現れた姉は私を抹殺するため、この玩具を使い、究極形態マジ狩る姉さんに変身し、私を打ち破ったのだ。

聖杯に目がいっていたので油断した…。

英霊さんもいなかったし………。

しかも姉の横には死んだ筈の錬鉄の英雄が、英霊として立っていた。

「ひさしぶりだな……魔女。今日こそは殺してやる」

なんて反則。


ガチンコで勝てる訳ねぇ。


『あれは最強でしたね』

「その一角を担う物が言う台詞じゃないですよ…このっこのっ」

『うわぁっやめて茶色い汚い液体はやめてぇぇぇ!らめぇぇぇ!』


wwwwとか草を生やしていた玩具に片手に有ったコーヒー牛乳を仕返しにぶっ掛けて遊ぶ日々を過ごす私。

そんなことばかりしていると、丁度マキリの養子に入る時期にさしかかっていたらしく、母親が泣きはらした顔で私に明日から間桐さん家の子供になるのよ、と言うので

「あ、色々思いだしたけど、この体じゃ無理…」

養子に入ったら即行あの蟲ジジイを殺すかなぁ、と思っていたが無理そうだ。
またあの蟲プレイは最低一回はしないといけないのかぁ、貴重な私の処女が……せっかく二週目なのに、とか考えていると


『養子になる時、私を持っていきませんか?』

玩具が言う。


「あ、貴女使えますね、そういえば、まだ遠坂の体だし」

『魔法幼女とかやってみたいです、この前は魔法熟女だったので』


うん、6次の時には姉さん40越えだったしね。
その時、私は永遠の17歳やってましたけど。

早めに開催したけど本当なら60年後毎。

『魔法老女とか誰得』

「うん…」

でも面白そう。

見てみたかった。

とか思い、何か釈然としないまま、私はルビーちゃんをこっそり持って、次の日間桐の家に行った。

あとはお分かりでしょう。




「ああ、やりすぎちゃいましたね」

『やりすぎましたねー』

お母さんお父さんお姉ちゃんバイバイした間桐の家で最初の晩に、予想通りの妖怪ジジイのセクハラ。

勿論、全力全壊で迎え撃った。

並行世界から私の過去の全盛期モードを引き出してボコボコにした。
ジジイが出した蟲どもは直ぐ私の物となり、ジジイが混乱していたのが見物だった。

ある程度は反抗してきたが容赦ない攻撃で間桐の屋敷の内装ごと吹き飛ばし、即決着。

蟲倉に隠れていたジジイを引きずり出し、翌日朝の日差しに当ててゆっくりと殺してあげた。

「ジジイの干物完成!とか遊んで見たかったのに……」

「第三部のDIOの最後みたいにすぐ崩れちゃって面白くなかったですねー』

せっかくオヤツにしようと思っていたのに、ジジイが太陽の光に弱い死徒であることを忘れていた。
朝日で灰になってしまった。
まぁ一度食べたので、構わないが。

「でもどうしよう……」

調子に乗って屋敷内めちゃめちゃにしてしまった。

そうです、今の私は幼女。
マキリの血を引く人間を皆殺しにして、誰も頼る人間が居ないのです。

「おなかすいたー」

生命活動を行なうには寝る場所と着る物と食べる物がいるのだ。
それらを一緒に壊してしまったのだ。
まさか、遠坂家に戻るわけにはいかない。

寝るのはなんとかなるが、お風呂と着替えと食事が出来ない状態に陥った。

ついでにジジイの皮の予備も全部粉砕したので、それをきぐるみにして銭湯にもスーパーにも行けない。

金はあったが

そう、幼女は一人で買物も出来ないのだ。

「初めてのお使いも、もう出来そうにないし」

そろそろスーパーの店員が怪しんでいるところだ。
魔術師としてまだ体が出来ていないので暗示も使えないし。
そう、妹なので、魔術の勉強をさせて貰えなかったので、回路がまだ碌に開いてないのだ。

最強魔法幼女になれたのはルビーちゃんのお陰。
無理に昔の知識で今開くと体に無理が祟って自爆するし、最低でも1ヶ月ぐらいかけないと幼女の体が爆発する。



『もう一回変身しましょうよーそしたら町内に愛らしさを振りまいて買物できますよ?』

「嫌だ」

姉があれほど使いたがらない理由も分かる。
自分がやりたくもないキャラを強いられるのは、なんという苦痛か。

まぁ前回、魔法熟女に爆笑してお腹が痛くて、まともに反抗出来ずに死んだんですけど。

わかっていた。

この玩具のことは


だが

「語尾に「ニャん♪」とか嫌だ」

『可愛いですよー』

「可愛くても嫌です……可愛いのは好きだけど、私は可愛いのを愛でるのが好きなんです」

誰がにゃんにゃん猫耳魔法幼女さくらちゃんをやりたいというのか。

私は既に精神年齢○○歳だぞ。

ふざけるな。

「ロリババァキャラだったら許せた…」

『そっちですか!?』

「うん」

『今度はそっちでやりますよ?』

「えー貴女そう言いながら、またどうせ自分の好みを優先するじゃん?」

『YES!プリティでキュアキュア猫耳幼女!はうぅー!』

カードキャプターの方を最初要求したのだが、この玩具のプライドとかでそれは許されなかった。

『マスコットがいない!』

ので駄目らしい。

代用の蟲では駄目らしい。


「貴女とは本当にイイ友達になれそうですね……でも、お互いに自分が好き勝手にしたいがため、結局ぶつかり合いますけど」

『そうですねー』

ああ、どうしよう。



と、今日は初めてのお使い13回目で買ったスーパーのお惣菜でお腹を満たして
マキリの家の前で今日はお風呂はどこの銭湯で「初めての一人で銭湯」をしようかなー。

とか考えていると


救世主が現れたのだ。

しかも、まだ元気だったカリヤおじさんだ

しかもヒヨコ饅頭の紙袋もっとる。

絶対私の為に買ってきたやつだ。

牛乳はある、これで最高のオヤツタイムが私に。


『わたしにもクダサイ』

「どうやって食べるんですか?」




というような感じで私はおじさんにレスキューされ、中が荒れたマキリ家から脱出した。
その日、私の住む場所はカリヤおじさんのアパートとなったのだ。

全てを私の首にぶら下がっているペンダントの所為にしてなんとか誤魔化して。




その後







とある都内のアパート。



小春日和のある日、間桐雁夜は一人の女の子を助け出してから既に季節は夏になっていた。
あの日、桜ちゃんはあまりにもありえない奇蹟によって自らを救っていたのだ。

それが

『ねぇねぇカリヤさん、桜ちゃんの裸どう思いますぅ?』

今日も仕事を終え、都内に借りたアパートに帰宅すると、家でお留守番をしていた
桜ちゃんの手によって作られた妙に上手な手料理で夕飯の一時を過ごした。

まだ小学校にも入っていない小さな女の子にしてはありえない料理だった。

どうやらそれも今、お風呂場で体を洗ってあげている桜ちゃんの首に掛かっている不思議で不愉快な遠坂家の魔術礼装のお陰らしい。

ルビーと名乗る、意志を持つペンダントは間桐の養子になった時、桜ちゃんが偶然持ち出した物で
養子に入った日にあの妖怪ジジイに襲われ、その力を発揮したらしい。

それは並行世界の魔法の一部であり、どういう理論で構築されているかはサッパリだが
なんでも持ち主を変身させる力を持つらしく、桜ちゃんをその力で救ったらしい。

実際見せてもらったが、桜ちゃんが猫の耳を頭に生やし、空を飛んだことには大変驚いた。

『可愛い幼女の裸、ムラムラしません?』

だが、コレ、マジで捨てたい。

「誰がするか!」

「カリヤおじさん、目にシャンプー入った」

「ああ、ごめんごめん」

今髪を洗ってるあげていた桜ちゃんが「もう!ルビー!おじさんをからかわないで!」と怒る。

「今流すから」

「うん」

シャワーをかけ、髪の一本一本を丁寧に洗ってあげる。
洗い終わると桜ちゃんを胸に抱きかかえ一緒に浴槽に浸かる。

桜ちゃんは極楽気分で鼻歌を歌っている。
本当に小さいの女の子なので抱いていないと、浴槽に沈んで溺れてしまうのだ。

『ねえねえカリヤサン、浴場で欲「黙れ」

桜ちゃんの白いうなじから話しかけてくる、ペンダント。

こいつ、ことあるごとに自分をからかってくる。

オール下ネタで。

しかも自分が愛していた女性の子供を使った、下種な内容で。

桜ちゃんの教育に悪すぎる。

でも桜ちゃんは意味が分かっていないようなのでそれだけが救いだ。

だが、初めてこのアパートに桜ちゃんをおんぶしてこの家に泊めた初日。

このペンダントの

『イエェーイ!ヨウジョ誘拐コンプリート!おめでとうカリヤさん。これで性犯罪者ですね』

という発言だけは許せなかった。

あの日

自分が桜ちゃんに会った時、桜ちゃんが泣きながら

「もうどこにも帰る場所がないの……おじさん、助けて」

と言うので、冬木から離れた東京に攫う様に此処に住まわせて早5ヶ月。
最初は遠坂家に返そうとしたが、桜ちゃんは言うのだ

「お母さんとおねえちゃんのトコに帰ってもまたおとうさんに捨てられる」



確かにそうだ、魔術師の家の次女の桜ちゃんはどの道
いずれどこかの魔術師の家に送られ十年もすれば魔術師に妊娠させられ、子供を生むためだけに生きることになる。

そんなのは嫌だった。

だから

「おじさんと一緒に暮らさないか」

という言葉が気付くと出ていた。

すると、花のような笑顔を浮かべ

「うん、おじさんと一緒にいたい」

桜ちゃんは微笑んだ。

思わず泣きそうになったのは言うまでもない。
桜ちゃんは両親と姉を捨てて、自分と暮らすことを覚悟に決めていたのだ。
なんて、健気な子だろうか。

それをこいつは


「台無しだ」

『そうですかぁ?幼な妻ってよくないですかぁ?今は凄い未熟な果実ですけど』

茶化しやがる。

『惚れていた女性とそれを奪った男との間に出来た、母親によく似た美しくも可憐な幼女とか最高じゃないですか』

浴槽に沈めたら壊れないかな、コレ。

「もう、おじさんはそんな人じゃないもん!ルビー!めっ!」

『「めっ!」戴きましたー。はい、暫く黙りマース』

だが、持ち主の桜ちゃんの言うことだけは聞くらしいのでそれだけが救いだ。

「ごめんなさい、カリヤおじさん………」

浴槽の中、自分の胸に背にしてのっかっていた女の子が体の向きをくるり、と変え、自分に抱きつき悲しそうな表情でそう、言う。

それに慌てて

「いやいいんだよ桜ちゃん、大丈夫だよ、ちゃんと家にはいつか帰してあげるから、それまでの辛抱だよ?」

と言うとお湯に濡れ艶やかな髪ごと首を振り

「ううん、違うの……」

「なにが違うんだい?」

ちゃぷり、とお湯に沈んでいた細くてまだ幼い腕を間桐雁夜の頭に回し、まだまだ幼い可憐な顔を近づけ

「な、何を」

唇を合わせる。

キス。

顔を真っ赤にしながら眼を潤ませ一人の女性の顔で

「おじさんが好きなの、でも桜、まだ体大きくないからおじさんとえっち出来ないの」

亜wせdrftgyふじlp;:@!?

やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい


なんかやばい。

「でもね、ルビーから教わったの……」

腕を放し、桜ちゃんは再びお湯の中に腕を沈め――――

「手と口なら……私でも出来るって」

ゆっくりと自分の男性自身にその小さく紅葉のような指を――――。

「てめえぇぇぇええええええええ!ルビーぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!?」

『はいなんですか』



なに吹き込みやがった!?

その後、なんとか桜ちゃんを宥め、浴槽から出ることに寿命の半分を使った様な気がしたが
なんとかあのやばい状況から脱出が出来た。

これから桜ちゃんと同じ布団で就寝だ。

養子に出された日によっぽど怖い目にあったのか
別々の布団を用意していたが、毎晩自分の布団に潜り込んでくるので、最近では布団は一緒にしていた。


が今日は。

ルビーに騙された桜ちゃんは完全に言いくるめられたのか

えへへ、と可愛らしく微笑んでこう言う。

「おじさん、お布団の中で――――しよ?」

まだ起伏がない女の子の体。
しかし、輝くように白い肌。

パジャマとショーツを脱ぎ、布団の前で自分を手招く少女は
妖しく艶やか。

胸には桃色の二つのポッチ。
まだ毛も生えない、未熟な女性器の割れ目。

小学校にも言っていない、少女の裸。


そんなもの















やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい


やべぇ。




いままで、ずっと一人の女性の事を思って、碌に性に関して経験がなかった。
しかも、この少女と暮らし始めてから一度も性処理をしていなかった。

故に

幼くも美しい、目の前の少女に女を感じ、猛々しい男性の部分がぴくり、と動いたのに気付いた。

所詮こどものからだ、しかし、桜自身の妖しい性を意識するような雰囲気がそれさえも何か、危なげで美しい。






とりあえず、早く桜ちゃんを遠坂家に返さないと

大変なことになってしまう。


このままでは下種な変態になってしまう。


間桐雁夜は戦慄した。











続く。






あとがき

なんか感想で外伝やってくれとのことなので

上下の外伝を書いちゃいます。

聖杯戦争編さっさと書き終わってから書けよバーロー、とか言われそうだけど
今生まれた、妄想が止まらないのでコレを今書かないと、聖杯戦争編が終わってから書いたら
その妄想が薄くなる、と思ったので書きました。

xxx版は書く気はないので直接的な描写はないので15禁で。


ちなみに幼女モードSAKURAさんは完全に魔術で強くてニューゲームよりも目の前のカリヤおじさんでルビーと一緒に遊ぶ気満々。

等価交換の原則で、処女ぐらい別にいいや、的にノリノリ。
ロリに覚醒しそうで苦しむ可愛いおじさんと楽しく暮らします。

聖杯戦争編完結が遅くなる……。

誰だ余計なこと吹き込んだやつ。

「うわ面白そうかも」



思わず書いちゃったじゃないか


次回


性犯罪編と未来と悟り。















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