空を飛ぶ何千、何万もの魔導師。空は魔導師の影で覆い尽くされている。それら全ての者がある一点を睨みつけている。「どうやら俺も年貢の納め時らしいな…」体中を赤に染めて地に膝をついている一人の魔導師。その顔には、苦笑いが浮んでいる。どうやら、この魔導師を狙ってこんなにもの量の魔導師が集まってきているようだ。「悪いなジェイル…お前を巻き込んじまって…」魔導師は自分の相棒をやさしく撫でる。魔導師に撫でられたデバイスは点滅して主に応える。『構わない、私は君のデバイスだ』永遠の絆。固く誓い合った絆がそこにあった。「そうか…そうだったな。だったら…」魔導師は己の足に力を込める。「あと少しつきあってくれよぉぉおぉお!!!」魔導師の叫びが戦いの合図となり、再び戦闘が始まった!!魔導武道記 マジ狩るなのは!?第57話「鮮血、散る!?」『…満足したかね?』「夢は覚めるから夢なんだよな…」断じて妄想ではないからな!!第2話「妄想と夢は紙一重」「話を戻すけれどさ、それってギャグか?」デバイスがジェイル・スカリエッティなんて冗談にしては笑えなさ過ぎる。『デバイスがツッコミを待ってるとでも?』そんなデバイスがあってもいいと思うが。漫才をデバイスと組んでるとか面白そうじゃないか?テレビとかでも特集にされるかもしれない。デバイスと人のお笑いコンビ! とかな。「じゃあお前は本当にスカリエッティなのか? いや、お前のAIは」『そうだね。確かに私は昔、無限の欲望と呼ばれていた存在だ』なんというレアイベントに俺は遭遇してしまったんだろう。目が覚めて初めてまともに会話したのがスカさんってある意味宝くじ当たるより低いだろ。だが、これはチャンスだ。変態だがスカさんは天才だ。俺の質問にも悩むことなく答えてくれるはず、変態だが。大事なことだから2回な。「ちょっといくつか質問するぞ?」『何だね?』「まず俺は何だ?」これも結構重要。俺が何に憑依したのか分からないからな。ここ鏡ないから分からないし。もしかしたら定番のアリシアのクローンなんかに憑依している可能性もあるし。『オリジナルより高い能力を持つように作られたクローンだ』「誰の?」『歴史の偉人とデータにはあるね』歴史の偉人…原作キャラじゃないことは確かだな。さて…次は…「“高町なのは”この名前に聞き覚えは?」一応、これは確認。こいつがsts後のスカさんのAIなのかsts前のスカさんのAIかを確かめるため。『高町なのはかい? もちろん知ってるよ』「何故?」やっぱり知っていたか。なら、stsの可能性が大きいかな。『管理局の英雄じゃないか』「聞き方が悪かったな…」そういう意味じゃなくて、自分を捕まえた奴らだー!! とか、いつか復讐してやるー!! とかさぁ…まぁこれは後回しにしよう。次だ次。「じゃあさ次はここ何処『しかし君は生まれたばかりだというのに高町なのはを知ってるなんておかしいな。そんなデータは、君の頭に存在していないはずだが…千年前の人物なんてデータいれた覚えはないんだが』パードゥン?<あとがき>感想ありがとうございます!!初SSなのでまだまだ至らないとこだらけなのでおかしいとこがあれば教えてくださいでは!!また次回!!