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No.41072の一覧
[0] ガンダムビルドファイターズIR (BF×INNOCENT)[騎士01](2015/03/22 13:45)
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[41072] ガンダムビルドファイターズIR (BF×INNOCENT)
Name: 騎士01◆c6b9fbca ID:5ca7dc7f
Date: 2015/03/22 13:45
 プラフスキー粒子が発明されて20年、主人公・イズミ・ヒビキは、愛機レイヴンと共にガンプラバトルとブレイブデュエル、2つの戦場を駆け抜ける!
 本作は、ビルドファイターズとリリカルなのはINNOCENTのクロス作品です。
 時間軸としては、トライから3年後、INNOCENTSと同軸となっています。
 何卒宜しく本作を温かい目で見守ってください。
 なお、本作はPIXIVと、アメーバにマルチ投稿しますのでそちらもよろしくお願いいたします!
 それでは、プロローグが始まります!









        プロローグ  戦場の烏

 静かなる夜の山々、そこに橙色の光をまき散らしながら進む一つの機影がいた。
 GN-X609T、名前は「ジンクスⅢ」。
 機動戦士ガンダム00セカンドシーズンに登場する疑似太陽炉搭載の量産機で、一般的な連邦正規軍仕様と、反抗勢力を殲滅するために結成された独立治安維持部隊アロウズ専用の機体が存在し、そのバリエーションは様々だ。
 このジンクスⅢは機体カラーが黒く塗り替えられ、武器もGNビームピストルに変更され、腰にはカーボンナイフをマウントしている。

 「さてと、敵さんは……っと」

 とパイロットはあたりを見まわすと、眼前の敵を確認した。
 敵は赤いカラーリングに塗装されたザクファントムだった。
 背中には砲撃用のガナーウィザードを装備している。

 「ガナーザクファントム……、ターゲットを確認。 レイヴン、目標を狩る!」

 レイヴンと言う言葉と共に、ジンクスⅢはザクに突撃する。
 すかさずザクはオルトロスで迎撃する。

 「その程度の攻撃!!」

 パイロットが叫びながら回避する。
 ザクは焦らず次弾のチャージを始める。

 「そうなるのは、予想済みだぜ!!」

 と、ジンクスⅢはビームピストルを放つ。
 それは見事にガナーウィザードのエネルギータンクに命中、大爆発を引き起こした。

 「止めだ!!」

 と、ジンクスⅢはカーボンナイフを抜くと、太陽炉を吹かして接近、機動力をも失ったザクのコックピットに突き立てた。

 <Bttle Ended!>

 システム音声がバトルの終了を告げると、フィールドが解除され、その台の上には先ほど戦ったガンプラたちが転がっていた。

 「よっしゃぁ! 大勝利!!」

 と、ジンクスのビルダーの少年は大喜びにはしゃいだ。
 短い黒髪に14歳相当の顔立ち、身長はやや高いがこれでも中学生だ。

 「もぅ、ヒビキは強すぎ! いつもジンクスばかり使うんだから!!」

 と、負けたザクのビルダーらしき少女はその少年の名前を言いながら文句を口にした。
 14歳とは思えない破格のスタイルの良さ、顔立ちはまだあどけなさを残している。

 「ジンクスはソレスタル・ビーイングのガンダムと互角に戦い、その後のバリエーションが豊富な00の量産機の傑作だぜ! お前こそ、なんでルナマリアが好きなんだ?」

 と、ジンクス使いの少年、イズミ・ヒビキは、ザクのビルダーの少女、アマリ・ユリカに質問した。
 
 「だって、エースで女の子なんだし、ガンダムにも乗れた才女よ。 女の子が憧れるのも当然だよ!!」

 と、ユリカも負けじと反論した。

 「はいはい、2人ともそこまでにしないか」

 と、2人の喧嘩に髭面の男が割って入った。
 
 「「店長……」」

 「ヒビキ君もいい操縦だったぞ」

 と、現在ヒビキとユリカが通っているゲームセンターの店長、ヒシダ・コウスケはヒビキの腕前を評価した。

 「ありがとうございます!」

 ヒビキは大喜びした。

 「でも、近々家でもブレイブデュエルを導入する予定なんだ」

 と、コウスケは一部改装中の店内を見てこう言った。

 「ブレイブデュエル?」

 ユリカは、聞きなれない言葉に首をかしげた。

 「ここ最近新しくできたゲームなんだ。 折角だから俺の店にも導入しようと決めたんだ」

 「それって、どんなゲームなんですか?」

 ヒビキは興味津々だ。

 「体を動かして、バーチャル空間にある自分の分身を操作するんだ。 しかも、イメージ次第で技の効果が多種多様に変化するんだ!」

 と、コウスケが興奮気味に説明した。

 「いつ、稼働開始ですか?」

 「間も無くだから、今度の日曜かな? まぁ、その日に来てくれよ!!」

 と、この日の夕方は遅いので、コウスケはヒビキたちを送りだした。

 「そう言えば、ヒビキはあの子を呼ばなくていいの?」

 と、ユリカはヒビキに尋ねる。

 「あの子?」

 「T&Hの高町なのは。 あんたの弟子でしょう?」

 と、その名前をユリカは口にする。

 「あ、そう言えば! あいつとガンプラバトルをするのを忘れてた!!」

 と、ヒビキは焦り出す。
 その時、彼の携帯にメールの着信の知らせが届いた。

 「なのはからだ……、<ごめんね。 イベントがあったから、約束を忘れちゃった>? ま、お互い様さって、返信しておくか」

 と、何気ないメールを返すヒビキは、そのまま携帯をしまうと家路へと急いだ。

 プラフスキー粒子が発明されて20年、ガンプラバトルはますますの盛り上がりを見せる中、新たなゲーム「ブレイブデュエル」が誕生していた。
 ガンプラバトルとブレイブデュエル、2つの戦いが交差する時、熱く壮絶な戦いが幕を開ける!

 ガンダムビルドファイターズIR (イノセント・レイヴンズ)

 漆黒の烏が戦場を駆ける。



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