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No.28792の一覧
[0] 【完結】リリカルマジック ~素敵な魔法~ (リリちゃ箱→Force)[GDI](2011/08/04 07:56)
[1] その2  気苦労多き八神司令[GDI](2011/07/14 16:44)
[2] その3  優しい時間[GDI](2011/07/17 11:24)
[3] その4  たいせつなもの[GDI](2011/07/22 14:06)
[4] その5  魔法の言葉はリリカルマジカル[GDI](2011/07/22 14:06)
[5] その6  決意、新たに[GDI](2011/07/24 13:57)
[6] その7  ただいま[GDI](2011/07/27 01:26)
[7] 番外編 高町一尉の異世界生活[GDI](2011/07/31 13:11)
[8] 番外編 花咲く頃に会いましょう[GDI](2011/08/04 08:02)
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[28792] 【完結】リリカルマジック ~素敵な魔法~ (リリちゃ箱→Force)
Name: GDI◆9ddb8c33 ID:97ddd526 次を表示する
Date: 2011/08/04 07:56
前書き

この作品はリリカルシリーズの原作である「リリカルおもちゃ箱」の魔法少女リリカルなのはの”なのちゃん”がリリカル世界に行くものです。
時系列は第4期のForce時代、なのはさん25歳ですね、時期は2巻の始め辺りのシグナムがやられた辺りです。

かなりの独自設定が盛り込まれています。あまり原作キャラの性格は変えたくはありませんが、分からない部分は想像で補っているので、気に食わない表現が出てくれるかもしれません。

また、作風的に若干Forceアンチっぽくなるかもしれませんので、そういうことも好まれない方はなるべく敬遠されたほうがよいかと。




リリカルマジック ~素敵な魔法~

その1 翠屋2代目 高町なのは



リリカルマジック ~素敵な魔法~ 




海鳴市 藤見町 高町家

 平和な港町である海鳴市の一角、庭に小さな道場がある以外は特に変わった所も無い一軒家にて、2人の女性が久闊を叙している。

 2人の関係は複雑、と言うのも的確ではないが、少々表現しづらい間柄である。別段因縁のようなものがあるわけではない。ただ、友人と言うにはもっと深い間柄であり、無論のこと同姓であるから恋人であるはずも無い。家族、その言葉がもっとも相応しいが、2人に間に血の繋がりは無い。

 しかし、そうであってもこの2人は家族なのだ。他ならぬ当人同士と、その周囲の人間が認識していればそれで十分なのである。人にとって”世界”とは即ち、自分の周りの人々とのつながりの輪を指すのだから。

 「お帰りなさい、レンちゃん、小梅小母さんたちは元気だった?」

 「おー。もう元気すぎて大変なくらいやったわ、もう少し自分の年考えて欲しいゆうくらいに」

 そうして笑いあう女性のうち、茶色の髪をサイドポニーに纏めている女性の名は高町なのは。海鳴でも有名な喫茶店である「翠屋」の次期2代目であり看板娘である。

 もう1人の緑かかった髪をした長髪の女性は鳳 蓮飛(フォウ レンフェイ)。親しい人たちからの呼び方は「レン」(ごく一部に亀と呼ぶ者もいる)である。姓から分かるように彼女の親は中国出身で、現在も長期出張で中国に滞在している。

 今より十数年前の時分にも、彼女の両親は長期出張しており、その際の数年の間下宿していたのが高町家。なのはの母桃子とレンの母親の小梅と親友であることの縁であった。なので、なのはとレンはお互いのことを家族と認識している。

 当時の高町家にはレンと同じく下宿同然で出入りしていた城島晶、高町家と深い間柄の、今では世界的に有名な歌手のフィアッセ・クリステラたちが居て、実に騒がしかったものだが、現在では皆成人し、それぞれの道を歩んでいる。

 長男である恭也は月村忍と結婚〔婿入り)し、今は彼女の仕事関係でドイツに住んでいる。向こうで父・士郎のような要人警護の仕事を行っているようだ。

 長女の美由希は今は彼女の実母である美沙斗を手伝うため、香港国際警防部隊に所属している。最近の仕事は新人の指導、教育の模様。まだ結婚はしていないが、恋人はいるらしい。

 フィアッセは、母ティオレの跡を継ぎ、クリステラソングスクールの校長を務めながら、世界中を回って歌を歌っている。

 晶も結婚し、現在は夫婦共働きで和食の料亭で働いている。ちなみに夫は高校時代に知り合った空手の同門らしい。

 また、よく高町家に遊びに来ていた神咲那美も、なのはの親友である狐の久遠と共に日本中をまわって退魔師の仕事を頑張っている。


 「桃子ちゃんは古巣のホテルのヘルプにいってるんやったっけ」

 「うん、急に1人パティシエの人がやめちゃったらしくて。それで私もようやくお母さんの代わりが務まるようになったから、安心していけるわー、って言ってくれたんだ」

 幼いときは子供っぽく”おかーさん”と呼んでいたなのはも、今は落ち着いた感じで”お母さん”と呼んでいる。

 「うんうん、よかったなー。なのちゃんが立派になって、桃子ちゃんも幸せやろな」

 「ありがと、でも大袈裟だよ。でもお母さんはいつも大袈裟に喜んで”これで私引退して、士朗の相手をいくらでも出来るようになれるわね♪”って言ってるけど」

 高町士郎

 なのはの父の名前であり、そして息子の名前でもある。
 
 なのはの夫のクロノ・H・高町(婿養子)との間に誕生した愛の結晶である。男の子だったら名前を士郎にしよう、というのは家族みんなで決めていた。ちなみに現在お昼寝中。

 「はぁぁ~、あのなのちゃんがいまや立派な一児の母に…… なんや時が経つのは早いモンやなぁ。ウチの中のなのちゃんはちっちゃい女の子やったのに、いつの間にかウチより大きゅうなって、ウチはよ結婚して、やっぱりウチより先に子供生むんやからなぁ」

 「そういえば、レンちゃんの所はまだなの?」

 「あはは…… それはほら、相手側の都合もあることやから」

 なのはと同じように、レンも既に結婚している。身体の弱かった彼女はよく入院していて、今でも定期的に通院はしている。そしてそんな病院通いのうちに医師の1人(恭也の主治医だったリスティの同僚)と出会い、長期の交際の末、2年前に結婚した。

 小さい頃より料理が、特に中華料理を作るのが好きだったレンは、中華料理店の料理人だったが結婚を機に退職した。彼女は出来れば中華料理店で働き続けたかったが、健康状態等を考慮して、専業主婦に落ち着くことになった。

 その後夫の転勤があり、現在は海鳴を離れているが、こうして時折高町家を訪ねてくれている。

 今回は両親のいる中国への旅行帰りで、お土産とお土産話を持ってきてくれたのだった。

 「子供といえば…… お母さんは”恭也ももっと頻繁に返ってきて、雫の顔を見せてくれたっていいのにー”って文句言ってるよ」

 「ああー、でもお師匠たちも忙しいって話みたいやしね。ただ、もう少ししたら、こっち帰ってくるゆうこと言ってなかったっけ?」

 「うん、あと一年くらいでもどって来れるって言ってた。だからお母さんはその話を聞いた日からカレンダーに毎日×印をつけて”一年後”を待ってるよ」

 「相変わらずやなあ、桃子ちゃんは」

 「レンちゃん、香港にも行ったんだよね。お姉ちゃんや美沙斗おばさんに会えた?」

 「会うたで。2人ともバリバリ元気やったよ。なのちゃんと桃子ちゃんによろしくゆうてた」

 そうしてまた笑いあう2人。その後もレンの土産話や自分達の近況などの話を1時間以上続けた後、レンは高町家を辞していった。


 


 レンが去った後、なのはは仕事場である翠屋に戻り、パティシエールの制服に着替え、店番をしてくれていた夫のクロノに礼を言う。

 「ありがとうクロノ君、遅くなってゴメンね、つい話込んじゃった」

 もう正式に結婚式を挙げてから5年経ち、子供も生まれたが、なのはのクロノの呼び方は昔のままである。ここまで来たら変えるのも今更だろう。

 「ううん、久しぶりなんだから、もっと話していても良かったのに。ちょうど客足の谷間の時間だし、あと1時間くらいは話していても大丈夫だったよ?」

 そう言いながら穏やかに笑いかけるクロノ。翠屋が女性に人気の理由は5割が味、3割が値段、そして残りの2割はこの笑顔である。ちなみに男性客が割りと多いにのは、無論姉妹にしか見えない母子が原因だ。

 「うん、でもこれから晶ちゃんのところやさざなみ寮、それにフィリス先生の所にも行くって言ってたから」

 「そっか、それなら仕方ないね」

 そうして2人とも仕事に戻る。クロノはミッドチルダで開発技師の仕事をしているのだが、機材が揃っていればミッドから離れた場所でも可能な仕事であるので、時間が空けばこうして店を手伝う。

 なのはが妊娠し、そして子供が3歳になるまでは妻に出産と育児に専念させるため、彼は本業の方を一旦休んでいたが、先年また再開した。

 とはいえ、クロノは既に翠屋店員として板についており、馴染みの客も多く出来てさらに彼目当てで来る女性なども居るため、頻繁に店に出てくれている。

 仲の良い夫婦で切り盛りする店の雰囲気は自然と柔らかいものになり、そうした雰囲気も翠屋が人気の一因なのかも知れない。そして今は仲の良い夫婦だが、かつては仲の良い家族だった。翠屋の雰囲気は2代目になっても損なわれること無く継承されたようである。

 ちなみに4歳の息子の士郎も連れてきている。今日は休日なので幼稚園は休みだ、そうした場合は1人するわけには行かないので店に連れてきている。父に似たのか年の割りにしっかりしているこの幼児は、店では本当に大人しくしてくれている。祖父の名をつけたが、性格面は祖父に似なかった様だ。

 「お姉ちゃんたちも、元気だって、クロノ君にもよろしくって言ってたよ」

 「一応さっき顔は合わせていたけどね、お土産のお返しも兼ねて、今度皆でレンさんの所へ訪問しようか」

 「うん、そうだね。お土産といえば、大きな鏡を貰ったんだけど……」

 「へえ、それは珍しいお土産、と、いらっしゃいませ、喫茶翠屋にようこそ」

 2人が会話している所へ新しい客が現れた。6人連れの女性たちに、さらにその後ろにもう5人居る。おそらく部活動の学生たちなのだろう。

 若い夫婦は話はまた後で、とアイコンタクトと交わし、それぞれの仕事に戻る。





 厨房入ったなのははしばらくディナータイムに向けての仕込をしていたが、途中である異変に気づいた。どうも胸に違和感がある、それも胸の中ではなく表面だ。

 気になって少し服をはだけてみると、いつもしている赤い宝石の首飾りが淡い光を発している。

 今からもう15年以上も前、自分に不思議な力があった頃に見た光景、そのときの大事な出会いが今の自分を作ったのだ、忘れられるはずも無い。

 「レイジングハート………」

 不屈の心という銘を持つ、自分の想いに応えて願いを叶えてくれた、素敵な魔法の宝石。

 かつて失われて、ずっと今まで戻ることが無かった輝きが、再び灯っている。

 「どうしたんだろう、急に。でも……」

 暖かい。レイジングハートの光は柔らかく心地よいものだ。この光は、小さい頃母に抱かれて安心と共にまどろんだ時と同じ気持ちにしてくれる。

 だから危険な感じは全く無かった。自分が魔法少女だった頃、レイジングハートは”魔法”で皆に笑顔を戻してくれたのだから、何も心配することはない、という気持ちにしてくれる。

 魔法の力は素敵な力。悲しいことを乗り越えて、笑顔をもたらしてくれる優しい力、なのははそう思っている。

 そんな彼女だからこそ、レイジングハートの光はこんなに優しいものになっていることには気づかない。この暖かな光は、彼女の心の輝きだ。

 お仕事が終わったら、このこともクロノ君に話そう、と考えてなのはは作業に戻っていった。






 そうして夜。仕事が終わり、息子の士朗も眠りに付いた時間帯で、夫婦は縁側で座りながら、夜風に当たって談笑していた。

 「そうか、それは美由希さんも大変そうだね」

 「うん。やっぱり教官さんって大変みたい、”恭ちゃんは高校生でこんな凄いことやってたのかー”ってお兄ちゃんのこと改めて感心してたんだって」

 美由希は自身の身体能力と技術は一流以上だが、他人に教えると言うことは慣れはいないようだ。そうしたことを得意としているのは兄の恭也のほうだろう。無論、彼個人の身体能力も凄まじいが。

 余談だが、なのはの身体能力は、見た目どおりの普通の女性……より少々どんくさい、といったところが周囲の人の総評だ。

 「恭也さんは凄いよ、本当に。ああゆう頼りになる感じが僕には無いから、尚更憧れる」

 「ううん、そんな事無いよ。例え他の人に頼り無く見えたって、私にとっては世界一頼りになる旦那様だから」

 「ありがとう、なのは」

 そうして軽く唇を触れ合わせる。まるで新婚夫婦のようだが、もう5年目で子供も居る。しかし新婚夫婦にようにしか見えない。周囲の人々からは”あの2人は20年先でもあんな感じだと思う”と言われていたりする。

 長男夫婦ではこうはいかないだろう。無論それは愛情が足りていないということではなく、恭也の性格的な問題だ。おそらく、新婚時でもこうした行為があったかどうかわからない。

 「美沙斗さんもいつもの静かな口調で”うん、あの子はすごいよ”って言ってたとか。それに美沙斗さんも全然変わってなかったって」

 「なのはの家族は本当に皆お若いままだね」

 「そういうクロノ君のとこだって、リンディさん、ずーっと変わらないよ、会った時のまま」

 「はは、それもそうか」

 そうして笑いあう二人に、真円を描く月は今日も冷たいようで柔らかい光を降り注いでいる。優しい時間がそこにあった。

 「それでね、レンちゃんに貰ったお土産なんだけど、ちょっと大き目の鏡台なんだ」

 「へえ、それはまた大層な物を頂いたね」

 「私もビックリしちゃった。でもね、もっとビックリすることに、その鏡には不思議な力があるんだって」

 その自分の言葉に、なのははレイジングハートのことを思い出す。

 「不思議な力?」
 
 だがクロノが鏡について聞いてきたので、とりあえずは後回しにして答えを返すことにした。

 「それがね、なんでも満月の日の深夜0時に鏡を覗くと、別の背世界の自分と入れ替わるんだって」

 「それはまた…… ちょっと心配だな。まさか並行世界を行き来する道具があるなんて…… 詳しく調査してみる必要があるかな」

 なのはの話を聞いたクロノは、かなり深刻な顔になって考え込む。彼自身が並行世界であるミッドチルダの出身なので、そういった事柄については慎重にならざるを得ないのだろう。

 「ああ~~、そんなに心配しないで。レンちゃんの話だと、そういう不思議な話で付加価値つけて値を上げようとしただけじゃないかって、現に前に使ってた人は何にも起こらなかったってことだし」

 「そう、それならいいんだけど……」

 それでも一度じっくり調べてみたい、というクロノに対し、なのはは話題を変えてみる。

 「不思議な力で思い出したんだけど、ねえクロノ君、魔法の力って元に戻ることってあるの?」

 その妻の問いにクロノは大きな瞳をさらに大きくして驚いた。そして聡明な頭脳で何かあったことを察し、尋ねた。

 「なにかおかしな事でも起きたの?」

 その言葉は真剣味を帯びている。世界で最も大事な妻の身におかしな事が無いよう、どんな些細な事でも聞き漏らさない、という姿勢が見える。

 「実は……」

 そういって服の中に入れていた紅い宝石を取り出した。手の平に乗せたそれは、昼間と同じように淡い光を静かに放っている。

 「レイジングハート……」

 「うん、今日の仕事中に、いきなり光りだしたの」

 なのはの手の上にのったレイジングハートは、月の光に負けじと徐々に輝きが強くなっていった。しかしそれは依然として柔らかい光を放っている。

 「綺麗な光だ…… うん、これはきっとなのはの心の光なんだね」

 「え、私はこの光を見てお母さんのことを思ったけど……」

 「ははは、自分のことは見えないものだから仕方ないかな、君は桃子さんにそっくりだから、外見も、もちろん内面もね」

 「そ、そうかな」

 目指す目標である母、桃子に似ているといわれれば、嬉しくないわけは無い。なのはの頬は自然と緩んでくるが、そうしてばかりは居られないと気を取り直す。

 「それで、こういうことって起こることなのかな。悪い事が起こる様な感じは無いけど…… 一応確認しておきたいし」

 「そうだね、力が戻るケースは無いわけじゃないけど、あまり例は少ないかな。でも、何か身体に異常が起こったという話も無いし、僕は大丈夫だと思うよ」

 「そっか、ならいいんだ」

 元々それほど心配してはいなかった。母の暖かさを思わせるものが悪い事をもたらすとは思えなかったから。自分がそれと同じ感じを持つ、と言われるのは少々面映いが。

 「僕も、問題ないとは思う。レイジングハートがなのはに悪影響を及ぼすなんて思えないしね」

 「私も、そうおもうよ」

 レイジングハートは変わらずに光を放ち続けている。見るものの心を落ち着かせる、素敵な魔法の光を。









 そうしているうちに夜の時間も進んできたので、2人は就寝の準備に取り掛かることにした。先に風呂を使ったクロノは先にベッドに入り、なのはも今日レンから貰った鏡台に座って髪を梳いている。

 (本当に別の世界の自分と入れ替わるのなら、その世界の私はどんなことをしているんだろう)

 自分とは違い翠屋の2代目を目指してはいないのだろうか?

 自分とは違いクロノと出会ってないのだろうか?

 自分とは違い兄や姉のような立派な剣士になっていたりするのだろうか?

 そんな考えを抱きながら、髪を整えて、最後にもう一度鏡の中の自分をチェックしてベッドに入るために立ち上がろうとした。


 果たしてそのときだった。

 (えっ)

 唐突に鏡が光を発し、それにあわせるようにレイジングハートの輝きが突然眩いほどのものになっていく。

 (まさか、本当に?)

 今日レンから聞いたこの鏡にまつわる不思議な話。違う世界の自分と入れ替わると言う魔法のような力。

 その条件は満月の日の午前零時に鏡を覗くこと―――咄嗟に見た時計の針は今が0:00であることを示していた。そして今日は満月。

 (あ――)

 さらに強くなる光に飲み込まれるように、なのはは真っ白な世界に包まれていった。

 「なのは!!」

 異変にに気づいたクロノが飛び起きて妻に手を伸ばそうとしたが、正視できないほどの光の所為で、それも敵わない。

 完全に視界が白くなるなる前になのはが見たのは、無機質な部屋の中で、物々しい大砲を掲げる自分の姿だった。








 あとがき

 まだリリカル世界に行ってません、御免なさい。大人なのちゃんや大人クロ君はこんな感じでどうでしょうか。あとレンも。

 とらハキャラのその後は100%の想像というより創造です。

 あと。謎の鏡は細かい設定は考えてません。とらハ世界ならこんな珍奇物品もありではないかと愚考しているのですが、だめでしょうか。一応”ロストロギアではダメだった理由”はあります、それは次にでも明かす、と思います。
 短くて申し訳ない。まあ、もともと1話完結のつもりだったのが予想外に長くなったので、きりのいい所で一旦切ったんですよね。



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