あらすじ
幾度もぶつかる”紅塵”と”雷刃”。
叫ばれるトリガーワード「神を殺せ!」「天罰よ!」「弾け神盾!」「美しき時よ止まれ!」「止まる世界!」
必殺技名「電刃・爆衝波!」「電刃衝!」「紫電壁!」「雷速瞬動・刹那!」「天破・雷神槌!」
攻防は(主に先に何事か叫んでから魔法に移るせいで)一進一退、ジュエルシード数も互角。
フェイト(笑)さんは「全部集め終わるまではかの”黄昏の雷帝”に見せる顔など、”襲撃せし雷刃”になし!」と家出少女のまま遠見市の高級マンションに宿泊。
幾度もの戦いを経て、海上で無駄に魔力を開放しながらぶつかり合うところを『総合絶霊雄能力者管理局』の『執務官』(おそらく『執行者』よりはランクは下かと思われる役職)が現れ、戦闘停止命令を下す。
しかしふたりとも反抗したいオトシゴロ、全力でお互いに拙いながら連携をとりつつ反逆、冷静(非中二病)なクロノ執務官とモブ武装隊員に勝てず、二人はあえなく御用となるのであった。
そしてユーノもとりあえず捕まった。
アルフはちょっと呆れ気味に無抵抗だった。
何処とも知れぬ昏い牢獄の中、私はレイジングハートとも、ユーノくんとも引き離され、一人幽閉されていた。
「『管理局』っ、一体私を捕らえてどうするつもりなの!?」
「いや、公務執行妨害、危険遺失物取り扱い禁止、その他もろもろいくらでも逮捕の理由があるんだが……」
黒髪の端正な顔をした少年――歳の頃は十二、三だろうか。『執務官』と呼ばれる役職にあるらしい。
彼は嘆息し、如何にも私を小馬鹿にしたような態度で頭を振った。
総合絶霊雄能力者管理局、通称『管理局』
彼らがいつから存在しているのかは誰も知らない。
絶霊雄波の能力者を収集、洗脳し、世界を影から操り続けている秘密組織……。
「『公務』……ねぇ? 悪いけど、そんな公の組織を聞いた覚えはないんだけど」
「君の言葉から、我々管理局を敵だとみなしての反抗以外の意図は感じられない。第97管理外世界で秘匿されていることはまったく理由にならない」
再び少年は嘆息。
己にかけられた手錠と、感知が不能になった内部絶力が余計に私を憂鬱な気分にさせた。
「……それで、結局何をするつもりなの? 加速剤でも投与してみる? まず間違いなく暴走して、ここを粉々に粉砕してあげるよ」
「管理局はそんなことはしない!」
少年は強く諭すように言うが、わかっていない。現実というものを見ていない。
――嗚呼、なんて愚か。
「『管理局』が、『総合絶霊雄能力者管理局』がそんなことはしない? 笑わせるよね! あれだけ世界を裏から牛耳っておいて、今更正義騙りなの? 笑わせるよ……!」
私の突きつけた真実に、少年は愕然とした顔をしてから、へらへらと誤魔化すように笑った。
――逃げるか。
――現実から、逃げるか!
―――愚か、愚か、あまりに愚昧!
と、脈絡なく急に手錠が外れる。
訝しむように少年を見やると、
「あー、すまない……、根本的な行き違いがあったようなんだが……」
がばりと頭を下げた。
「僕たちは『時空管理局』。次元災害、次元犯罪に対応し、次元世界の秩序を守るために設立された組織だ」
人違い……だと……?
そのころのフェイト(電刃)さん
「まずはそのロストロギアを求める理由を聞こうかしら」
「フッ、僕がそのようなことを吐くとでも思っているのかい?」
「そう……、じゃあ、まずはお名前から教えてくれないかしら」
「いいだろう、しかとその魂に刻みつけろ!
僕の名前は”襲撃せし雷刃”フェイト・テスタロッサ! 偉大なる大魔導師”黄昏の雷帝”プレシア・テスタロッサの娘にして右腕!」
「あら、すごいじゃない。そんなにすごいあなたなら、きっとさぞかし素晴らしい仕事を任されるのでしょうね」
「ふっふっふ……、その通ーり! 何を隠そう、今回も母さんの研究に必要だと言う次元干渉型ロストロギア、ジュエルシードの回収を目的としてここ、第97管理外世界に派遣されたのだ!」
「はいはい…、エイミィ、記録は完了した?」
「ええ、バッチリです館長! 首謀者は失踪した大魔術師プレシア・テスタロッサ、目標は次元干渉型ロストロギア『ジュエルシード』ですね」
「では、引き続きプレシア・テスタロッサの情報の洗い出しをお願いね?」
「了解です!」
「ああああああっ、誘導尋問だなぁっ!? 卑怯だぞ! 君たちも魔導師なら正々堂々とぶつぶつ……」
あとがき
時間がない。24日までに完結させねば投稿不可になる!
次回、キングクリムゾンで無印完結。そしてA'sははやてオチだけやって他はあらすじとそのころのなのはさんで流す!
StSは完全にパージ、次に時間が空いたときに『エリオ・モンディアルじゅうよんさい』でっ!
濃度が著しく足りないのが心苦しすぎるけれど、とにかく未完のまま消えてたまりますかっ!