おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
温泉行ってる間、良い子にしてた花子には、肥料と温泉をプレゼントしました。
土に刺そうと思った肥料は、この前生えた花についてる口が、ぱくっと食べちゃいました。
ばきばき聞こえたので、しっかり噛んでいたようです。
あと、食後の歯磨きも忘れてません。
はやてに温泉のお土産を持って行ったところ、プーギー君が凄く元気でした。
よく分かりませんが、プーギー君の時代が来たって叫んで、ちょっとうるさかったです。
昨日に引き続き、今日もはやてのお家で溜めた温泉を出すと意気込んで・・・・早朝から出かけてました。
朝早いし、ちょっと常識を考えた方が良いと思う。
それにプーギー君は、青いわんちゃんと自分のトレードを実現させるって言ってたけど、アルフはオレンジだよ。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「アリサ、お腹空いたの?」
なんだか、元気ないけど。
「今日は、あんたの相手をする気になれないの。
悪いけど、ほっといてくれる」
「ねえ、アリサどうしたの?」
母さんのイメージカラー、紫色の髪をした女の子に聞いてみる。
この子も将来、紫一色になるのかな?
母さんは髪の毛は紫じゃないけど、この子は紫だ。
一応、将来紫一色にならないように注意した方が良いの?
「将来紫一色になるの?
駄目だよ、目が痛くなっちゃうから」
「わ、私!?」
「うん。
母さんが、基本紫一色だから、ちょっと目にいたいの」
「あー、すずか。
この子の言ってることを、まに受けちゃ駄目よ。
疲れるだけだから」
「そうなの?
アリサちゃん」
「まあ、私は慣れた。
度を超えると、ツッコミ入れたくなるけど、ある程度は流せる」
「なんだか知らないけど、大変なんだね。
アリサは」
「あ・ん・た・の・事よっ!!」
あう、怒られた。
何で?
「アリサちゃん、落ち着いて」
「そうだよ、ちゃんと小魚食べないと」
にぼしとか。
「牛乳、乳製品、骨ごと食べる魚、殻を食べる海老。
あとサプリメント。
過剰と言えるほど、十二分に取ってるわよっ!!」
牛乳は飲んでる。
乳製品・・・・乳酸菌で良いのかな?
魚・・・・にぼし食べてるよ。
海老・・・・エビバーガーで問題無い。
「私も、ちゃんと取ってるよ」
「はいはい。
で、今日はなんかようなの?」
「いや、何もないよ。
アリサがお腹空いてそうだから、聞いてみたの。
あと、頭悪そうにしてたよ」
「だから、それを聞くなら、頭痛いのって聞きなさいよ」
悪いのも、痛いのも、同じようなものじゃないの?
「あの、私すずか。
月村すずかって言います」
「フェイト・テスタロッサ。
紫さん、よろしく」
「む、紫さん?」
「あー、すずか。
さっきも言ったけど、まに受けちゃ駄目よ。
まあ、悪い子じゃ無いから・・・・諦めなさい」
「アリサちゃん!?」
どうしたの?
「で、何でアリサは頭悪いの?」
あれ?
アリサ、震えてる。
寒いのかな?
「ア、アリサちゃん。
落ち着いて」
「ああ~~~~っ、もう。
簡単に言うと、私達の親友が隠し事をしてるのよ。
隠し事をしてるってのは分かるけど、その内容が分からないのよ。
あの子が悩んだり困ったりしてるのは、ばればれなの」
隠し事って事だから、分かっちゃ駄目なんじゃないの?
「あの子が隠してるって事は、私達じゃ力になれないって言ってるのと同じよ!!
私達は、そんなに頼りないのかな、力になれないのかな」
「あのね、アリサ。
隠し事って、隠してるから隠し事って言うんだよ。
私もアリサに隠してること、沢山あるよ」
「例えば?」
「アリサのお家のお庭で、こっそり犬達と一緒に歌ったりとか」
そろそろ母さんのおつかいを、止めても良いかなって思ったり。
アルフのご飯に、キャットフード混ぜたりとか。
「それ、不法侵入だから。
あと隠す気ないでしょ」
「だから、秘密だよ」
「・・・・はぁ~。
すずかも言ってたけど、待つことにするわ。
あの子が打ち明けてくれるまで」
紫さん、何て言ったのかな。
将来は、紫一色を目指しますとか?
うん、それは駄目だよ。
目に痛い。
「うんうん、目に痛いのは嫌だよね」
「やっぱあんた、人の話聞いてないでしょ」
「ふぇ?
聞いてるよ」
時々、右から入って左に出て行くけど。
基本的には聞いてる。
「あんた見てると、悩んでる私が馬鹿みたいじゃない。
あの子のことは待つと決めたし、この事は終わり終わり。
じゃあ、私達はそろそろ行くわね。
行きましょ、すずか」
「うん、アリサちゃん。
フェイトちゃん、またね」
「ばいばい、アリサに紫さん」
「だから、すずかだよ」
よく分からなかったけど、アリサが元気になって良かったね。
でも、最後に紫さんの元気がなかったような・・・・何で?
「今日は、凄く運が良かったな。
1回で、凄く大きなぬいぐるみが取れたし。
クレーンの位置が悪かったから無理だと思ったけど、下の方に敷き詰めてあるぬいぐるみの輪っかに、アームが引っかかって掘り起こした。
引っかかったままで下に落ちなかったけど、店員さんが開けて取ってくれた」
よし、このベビープーさん、はやてにあげよう。
そして・・・・車椅子を貸して貰うんだ。
「くーまくまくまくまっくま♪
プーさんはやてで 車椅子 GETだぜ
速いぞ速いぞ 凄いコーナー
どんな奴らも 蹴散らすぞ
凄い速さで アルフを O・I・KO・SU・ZO♪」
きゃっほー♪
「あれ?」
誰かが結界はった?
急に人影がなくなったんだけど。
「天気も悪くなってきてるし、雨降る前に帰ろう」
ベビープーさんが濡れちゃう。
車椅子のため、それは絶対に駄目。
「走る走る 私は走る
車椅子のため お家へダッシュ
雷降り注ぎ 街中なのに 光の柱そびえ立つ」
何かイベントでもやってるのかな?
「飛ぶ飛ぶ アルフが空飛ぶ
白い泥棒さんも 空を舞う
オジョコ妖精っぽい オコジョ妖精はいない
タバコが切れたのかな?」
アルフ、泥棒さんと遊んでるのかな?
楽しそうに魔法使ってるけど。
「揺れる揺れる 空気が揺れる
ごろごろぴー ゴロゴロピー♪
光の柱がレベルアップ
なーっにかなー なーっにかなー
なんとか地震 昔リニスが言っていた
たぶん そ・ん・な・き・が・す・る・の♪」
・・・・とりあえず、さっさと帰ろう。
アルフも危ないと分かったら、白い泥棒さんと遊ぶの止めて帰ってくるでしょ。
でも、白い泥棒さんといつ知り合ったのかな?
魔法で遊んでいたけど。
「今日のご飯は何にしようかな」
電子レンジでほうれん草のおひたし作って、お湯沸かしてお味噌汁。
ごはんは残ってるから・・・・お惣菜買って帰ろう。
お肉にするか、お魚さんか。
「あと、アイスとお菓子を買うのも忘れずに」
そう言えば、結界から出れるかな?