おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
先日の戦利品、キラキラ光る青い石を花子の鉢植えに刺したところ、花子がパワーアップ。
プーギー君が、パックンフラワーのジョニーと呼んでるお花が、花子の根本から生えてきました。
このお花も、花子の一部みたいです。
口があるみたいだけど、お菓子食べれるかな?
うん、この石ってとても良い肥料なのかも知れない。
また見つけたら、花子の肥料にしよう。
それにしても・・・・母さんのおつかい、数字入り碁石が見つかりません。
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「こ、これは・・・・!?
凄く怪しいよ。
私の第六感が、ざわざわと訴えかけてくるよ!!
ちょっと待ったーって」
テレビを眺めてたら、とても怪しい場所が映っていた。
海鳴温泉旅館。
山の中にある温泉、露天風呂付き。
そして山の幸満載の料理、お鍋もあるよ。
・・・・じゅるり。
「うん、今度の連休にでも行ってみよう。
思い立ったが吉日って・・・・ことわざがあったと思う」
弱肉強食、焼肉定食って四字熟語もあったはず。
そして、学校行ってないから毎日が日曜日なのは内緒だけど。
『まあ、時期と場所的に怪しいちゃ怪しいが。
原作でも旅館に来てたしね、アルフが。
あと、ジョニーの封印処理を行おうや。
正直な話、あれってジュエルシードの暴走体だと思うから。
目の前で次元震が発生したら、しゃれじゃすまされん事態だし』
「何変なこと言ってるの、プーギー君。
母さんから頼まれたおつかいは、数字入りの碁石だよ。
花子の肥料は、青い石で数字入ってないよ」
『だから、封印魔法を・・・・』
変なプーギー君。
おかしな事言ってると、置いていくよ。
それじゃあ早速、旅館に電話入れて予約とろう。
「え~っと、番号は」
ふむふむ・・・・ぴぽぴぽぴー。
ぷっぷるー♪
「はい、今度の連休に1泊予定で、お泊まりしたいんですけど。
えっと、子供一人でも大丈夫ですか?」
あ、駄目なの?
ちゃんとお金は払うのに。
「じゃあ、大人一人と子供一人で」
アルフを人間形態で連れて行こう。
私が主だけど、今回だけ私の保護者役になって貰おう。
「あと、プーギー君連れて行っても大丈夫ですか?
豚のぬいぐるみです」
プーギー君の参加はOK。
「それと、観葉植物って持ち込み可ですか?
ちゃんと鉢植えに入れて、お世話出来ます。
ご飯も自前で用意しますから」
・・・・花子は不参加。
持って来ちゃ駄目だって。
「チェックインは昼過ぎ、えっと3時頃で・・・・温泉は自由に入れるんですよね?」
花子を連れて行けないから、こっそり温泉を持って帰ろう。
プーギー君が一緒だから、沢山飲んでお家のお風呂で出して貰おう。
生物じゃないから腐る心配がないから、花子も喜ぶよね。
「えっと、温泉は源泉かけ流しですか?」
あ、源泉かけ流しだって。
これで遠慮無く持って帰れるよ。
「はい。
名前は、フェイト・テスタロッサです」
よし、ぎりぎりセーフ。
最後の一部屋だったみたい。
私の日頃の行いが良いからだよね。
「連休が凄く楽しみだよ」
温泉には、芸者がいるのかな?
わくわく。
「と、言うことだから花子を預かって」
「・・・・ほんとに観葉植物か?」
お家に花子だけ留守番だと、凄く寂しいと思うから、はやてに預かって貰おうと思いついた。
そして、町中を花子と一緒に散歩しながら、はやてを発見した。
「えとね、プーギー君は良くて、花子は駄目って言われたから」
「だから、観葉植物って言って良い物体か?
この謎の物体X。
それとパックンフラワー」
謎の物体Xじゃないよ、花子だよ。
「んとね、ご飯はリポビタンDを目の前に置けば、自分でふたを開けて浴びるから、それだけで良いよ。
あと、花子はきれい好きだから、自分で部屋の掃除もするんだ。
私の食べたお菓子の袋とかも、ちゃんとゴミの分別もするんだよ。」
凄いでしょ。
「・・・・あかん。
ツッコミ所が多すぎて、まず何からツッコミを入れれば良いのかわからへん」
「また、頭悪いの?
大丈夫、はやて」
「だから、それを言うなら頭痛いのや!!
前にも言ったけど、頭は悪うない!!
塾には行ってへんけど、同学年の平均より上だと自負しとる。
まじめな不登校児をなめんなや!!」
はやて、それおかしくない?
まじめな生徒は、不登校じゃないと思う。
「花子、連休中ははやてのお家で光合成するんだよ」
私のお家には誰もいないからね。
「って、人の話を聞けぇぇぇっ!!」
あれ?
「安心して。
ちゃんとはやてにも、温泉を持って帰るからね」
プーギー君に頑張って貰おう。
収納スペースって、以外と広いんだよ。
魔法物って容量食うけど、非魔法物だと魔法物の数分の一位だしね。
温泉の1つや2つ・・・・外枠は無理だけど、中身だけだし。
「・・・・ペットボトルに入れて持って帰ってくるの?
または、温泉の素とかなん?」
「ん?
何言ってるの、はやて。
ちゃんと、旅館の人には源泉かけ流しって事を確認してるから、お風呂に溜める分くらいは持ってくるよ」
お家で花子が入る分と、はやてへのお土産分。
それと、余裕があったら私が入る分も。
「ま、まあフェイトちゃんやし・・・・深く考えるのは止めとこ。
また頭痛くなりそうやし」
なんだか、大変?
本当に大丈夫?
はやて。
「今度の連休、花子がお邪魔するからよろしくね。
ご飯は持参するように、ちゃんと用意して置くから」
花子、迷わないよう、一人ではやてのお家に行くんだよ。
私、場所知らないけど。
「じゃあ、またね」
「フェイトちゃん!?
私の家のばっ!!」
ばいばーい。
追伸
花子の肥料が見つかりません。
ホームセンターの人に聞いてみたのですが、売ってないそうです。
残念。