おはようございます。
フェイト・テスタロッサ、9歳です。
昨日のサッカーでは、紫さんを倒すことに成功しました。
前のドッチボールの時に、ぼろぼろにされた泥棒さんの仇をとることが出来たと思います。
泥棒さん、成仏してね。
あと新人さんですが、私より身長が小さいからか、投げたときに凄く軽く感じました。
次の勝負でも、紫さんに負けないようにしたいです。
あと、放課後前に家に帰るのは駄目だって、アリサが言ってた。
だったら、ゲームセンターに遊びに行くのはOK?
魔法少女フェイト・テスタロッサ、頑張ります。
「おかわり」
「すずかすずか、僕もおかわりー」
ここは喫茶翠屋。
目の前の机には、空のお皿が2つ。
私と新人さんのお腹に、ケーキが入りました。
たいへんおいしゅうございました。
「えっと、どれが良い?」
「えっとえっと・・・・チョコのやつ!!
甘くておいしいの」
「すずか、あんた雷刃を甘やかしすぎ。
いつも言ってるけど、もうちょっと厳しくしなさい」
「・・・・うん。
頑張ってみる」
「ケーキケーキ、早く早く」
「ちょっと待っててね」
「いや、全然厳しくなってないじゃない」
・・・・アリサと紫さん、全然減ってないね。
無糖紅茶。
「苦いなら砂糖入れれば良いのに」
「私とすずかは、無糖でも問題なく飲めるの。
それに、あんた達みたいに急いだりしない。
ゆっくり飲むから良いの」
「ふーん」
私、紙パックの紅茶は好きだよ。
特にアップルティー。
でも、いちごオーレの魅力には勝てないけど。
「いっただきまーす」
新人さんはチョコレートケーキ。
「まだまだだね」
「お待たせしました。
えっと、本当に一人で大丈夫?」
「問題ありません」
「「・・・・えっ!?」」
ケーキ1ホール。
季節のフルーツ山盛りです。
小さめサイズなので、一人で完食出来ます。
「ちょっと待ちなさい。
んなことやると・・・・」
「ああーーーーーーーっ!!
いーないーなー。
僕も欲しい」
「・・・・あむ」
うん、おいしい。
肥料探しの時も来たけど・・・・庭石だったかな、探してたの。
とりあえず、前回来たときもおいしかったからね。
「欲しい欲しい。
僕も欲しい!!」
「・・・・あむ」
紫さんにおねだりしなさい。
「すずかー。
フェイトが僕にも食べさせてくれないよ」
「所詮この世は焼き肉定食。
弱者はお肉を食べれません。
でも、強者は野菜も食べましょう」
トウモロコシはおいしいよ。
軽くたれをぬって焼くと。
「ちょうだいっ!!」
「駄目。
このケーキは私が食べる」
ここに来る前、スクラッチで財布の中身を補充してきました。
だから、私は沢山食べれるよ。
「むーーーっ!!
がおーーーーーっ!!」
「うるさいな。
テスタロッサ式魔法」
「お店の中で、ぶっそうな物持ち出すなっ!!」
あう。
電気ショックが封印された。
「だったら・・・・テスタロッサ式魔法。
これが余のメラだ」
「はい。
チャッカマンも没収」
これが余のメラだも封印された。
「ううーーーっ。
だって、このケーキ私のだよ。
ちゃんと自分の自腹だし。
新人さんは自分の分があるよ」
「だってだって、そっちのもおいしそうだもん!!
僕も食べたい!!」
「ああ~~っ、もう。
仕方がない、フェイトのケーキは諦めなさい。
その代わり、私の払いでおかわりして良いから。
それで我慢しなさい。
一応言っておくけど、ホールケーキは駄目だからね」
・・・・私もおかわり良い?
アリサのおごりで。
「じゃあ、同じのが欲しい!!」
「だからホールは選ぶなっ!!」
「嫌っ!!
食べる食べる!!」
「あんだは~~~~~っ」
「ア、アリサちゃん。
落ち着いて」
アリサ、糖分足りてないんじゃないの。
やっぱり無糖じゃなくて、加糖に変えた方が良いよ。
お店の人から貰ってこようか?
角砂糖一袋(1kg)。
「雷ちゃん。
ホールケーキは我慢してね。
ノエルに頼んで、用意して貰うから。
お家に帰ってから食べよう」
「本当!?」
「うん、本当」
「わーーい、すずか大好きー」
・・・・私も行ったら、ケーキ貰えるかな。
「・・・・もう疲れた。
好きなだけ甘やかしなさい」
「アリサ・・・・クリームなめる?」
「いらない」
おいしいのに。
追伸
喫茶翠屋からの帰り道、散歩中のはやてと遭遇。
赤毛のヴィータって子と、プーギー君も一緒でした。
プーギー君、久しぶりに見たけど、ブタからうさぎに進化したんだ。
次はにゃんこ?
はやてから聞いたけど、最近花子が良く出かけてるって。
久しぶりに自分で家事が出来るようになったって喜んでた。
追伸2
そう言えば、アリサが翠屋の店員さんといろいろ話してた。
ついでに泥棒さんは、お家にもいないんだって。
お見舞いに行けないじゃない!!
って、アリサが叫んでた。
泥棒さんと翠屋って、なにか関係があるの?
まさか・・・・定期的にケーキを盗みに来てるから、情報が入手しやすいとか?
意外と凄かったんだ、泥棒さん。
でも、窃盗は犯罪だよ。
これ常識。
追伸3
家の近所のマンションに、管理局の仮設本部を作ったんだって。
アルフが言ってた。
今度遊びに行こうかな、母さんと一緒に。