おはよう。
アリサ・バニングス、9歳よ。
家で昼ご飯を食べてたら、フェイトの所の不思議生物?の花子が・・・・普通にドアから入ってきた。
うん、口に入ってた物が全部出たわね。
あれは仕方がなかったのよ、今思い出しても私は悪くないわ。
とりあえず、私の目の前にいる理由を花子の筆談で確認。
花子を押しつけられたはやてって子が検査入院だから、同じくフェイトの知り合いの私の家に押しつけたと。
このはやてって子には同情するわ。
でも、私も花子は要らないわよ。
って事で、はやてって子が入院してる病院は分かるわね?
今宅配業者呼ぶから、あんたはダンボールにおとなしく入ってなさいよ。
ちゃんと今日中につくようにするから。
おはようございます。
八神はやて、8歳です。
前日の検査入院ですが、花子をアリサちゃんって子に押しつけたら・・・・当日返却されてきました。
あの、いくら検査入院とは言え、入院患者に根っこがある物送るってどう思いますか?
とりあえず、普通に受け取り拒否しようとしたんですが、有無を言わさず置いて去っていきました。
私サインとか印鑑とか押してへんけど、業者として問題ないんかな?
最終手段として、入院中はお家でお留守番するように言って帰って貰った。
プーギー君、仲良くして・・・・食べられないようにな。
ああ、今日退院か。
もうちょっと入院しときたかったな。
あと、毎日着替えを持ってきて、洗濯物を持って帰ってくれたプーギー君、ありがとな。
【やっほー。
作り置きしてたカレー、もうちょっと甘い方が良かったよ】
・・・・なくなってた原因は、お前か?
花子が食べたと思ってたけど。
【でね、私が持って帰った漫画から、新しいテスタロッサ式魔法を母さんが考案したんだ】
スタンガンを魔法と言い張ってた奴?
【んとね、魔法の名前は。
これが余のメラだ】
ガスコンロの火をつけるの?
それともマッチ?
または、聖帝のひゃっはーな汚物消毒係の人が持ってる火炎放射器?
【行くよ?
これが余のメラだ】
・・・・ちゃう、それチャッカマン。
獣王戦で、小っちゃい勇者見習いが投げてたメラより弱いから。
【えへへ、凄いでしょ】
うん、フェイトちゃんの頭がな。
【母さんにも褒められたんだよ】
まだ見ぬ、フェイトちゃんのお母さんも・・・・似てるんやろな。
違うところを探す方が苦労しそうなくらい。
【あとね。
アルフの裁判だけど、せっかく母さんと二人で証拠集めしたのに、裁判所へ入れてくれなかったんだよ】
前回、追い出されたって言わなかった?
ってか、どうやってテーブルの上に、ビデオテープを置いてるんやろか?
【もう、本当に失礼しちゃうよね】
フェイトちゃんがな。
【トゲトゲさんのお母さんのお部屋から、証拠の盆栽を持ってきたのに】
何の証拠?
【母さんは、教会からキャベツのお姉さんを掘り返して修復したのにね】
キャベツ!?
掘り返したって。
って、それ証拠!?
【テスタロッサ式魔法にも、死者蘇生の魔法無いから、キャベツのお姉さんを生き返らせるのは先になるんだって】
うん、何言ってるのか全く理解出来ない。
死者蘇生って、カードゲームの話かいな?
夕方やってる、バイクに乗って毎回殆ど同じカードを最初に引く奴。
そして世界的に有名なゲームなのに、相手の使うカードは知らないってオチの。
ついでにカードゲームに勝たないと逮捕も出来ないって言う。
【あとねあとね、今度はハヤシライスが良いな。
辛くないし】
うん、ハヤシライスは作らへん。
今決めた。
フェイトちゃんが忘れた頃に、作って食べる。
【忘れるところだったけど、はやての誕生日ってもうすぐだよね?】
あー、そうやな。
明日で6月やから、4日後やね。
【ちゃんと誕生日に間に合うように、宅配魔法で荷物送るからね】
いつの間にか、テーブルの上に荷物が届くんやな。
ビデオテープと同じで。
【母さんと一緒に、凄いのを送るから楽しみにしててね】
・・・・えっ?
フェイトちゃん的な凄いの?
世間一般で言う、普通ので良いよ。
花子みたいのが届いたら、泣くで。
【ちゃーんと、6月6日の誕生日に届けるからね】
・・・・誕生日ちゃう。
4日。
私の誕生日は、6月4日。
ゾロ目やない。
なんで、微妙にちゃうの?
【プレゼントは当日に届けるけど。
ちょっと早めに言っておくね。
6歳の誕生日おめでとう】
それもちゃう。
今8歳で、6月6日で9歳。
・・・・6月4日や。
フェイトちゃんがゾロ目にこだわっとるみたいで、私も釣られてしもうた。
【って事で、またねー】
6月4日の早朝。
9歳の誕生日って事で、普段より少し早く目が覚めた。
朝日を拝もうと、何となく窓の外に目を向ける。
「おっぱいが1セット、おっぱいが2セット」
凄く大っきいのと、大っきいおっぱいが地面に刺さってた。
ピンクと金色。
「ちっぱいが1セット」
私と同じくらいのおっぱいも、隣に1つ刺さってた。
赤色。
「そして犬が1匹」
おっぱいは、腰から下だけ埋まってたけど、犬は首から下全て埋まってた。
なんや、花子のジョニー達(植えられてた分)が進化したんか?
青色。
「あっ、花こぉぉぉっぉぉぉぉわじぇらぁdぁj;l!?」
片手?で花壇の土掘って、もう片方の手?でジョニーの口から2Pカラーのフェイトちゃんが出てきた。
埋まってる犬と一緒で、青色。
「えっ、ちょっ・・・・まじ!?
フェイトちゃんと見た目がそっくりさん?
中身も一緒とか言わないよな。
ってか、既に埋められてる・・・・否、刺さってる人達(+犬)もジョニーの口から出てきたんやろか?
ってことは、普通に考えると花子の子供っ!?」
いやいやいやいやいやいやいやいいあいあいいあいあいいあい。
花子の子供とか、それはどれで本当にビックリやけど。
2Pカラーのフェイトちゃん、本物のフェイトちゃんと一緒なのかが問題や。
中身まで本物と一緒やったら・・・・無理。
1人でも一杯一杯なのに、2人とかになったら、私だけじゃ無理や。
花子は素直に帰ってきたけど、フェイトちゃんなら素直に帰ってこないやろ・・・・アリサちゃんに1人渡そう。
まだ見ぬアリサちゃん、ゴメン最悪の場合2Pカラーを送ります。
返品不可で、苦情も受け付けません。
本物のフェイトちゃんか、2Pカラーのフェイトちゃんに言って下さい。
聞いてないと思うけど。
「よし、最悪の場合の行動も決定した」
・・・・へっ!?
「まてぇぇぇぇぇいっ!!」
ジョニーが、口からだした、2Pカラーのフェイトちゃんを、飲み込んだ。
「今、自分で出したやろ!!」
でてきぅえぃ!?
小っちゃくなって出てきた。
妖精さんサイズ、手乗り2Pカラーフェイトちゃん?
「って、やっぱり埋めるんかい!!」
再び口から出した、妖精さんサイズの、2Pカラーのフェイトちゃん。
犬の隣に埋められた。
「大きさ合ってない!!
小さくなったから、掘った穴が大きすぎ!!
完全に埋まってる!!
顔どころか、髪の毛すら見えてない!!
下半身埋まってるおっぱいとちっぱい。
首から下が埋まってる犬。
それ以上に酷いから」
・・・・いや、疲れてるんやな私。
「うん、気のせいや。
もう一度、寝よう。
次起きたときは・・・・私の常識の範囲内の日常なら嬉しいな」
おやすみなさい。