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No.15302の一覧
[0] 【完結】リリカルなのは ~生きる意味~(現実→リリカル オリ主転生 最強 デジモンネタ)[友](2015/01/12 02:39)
[1] プロローグ[友](2010/01/04 15:51)
[2] 第一話[友](2010/01/04 15:52)
[3] 第二話[友](2010/01/04 15:55)
[4] 第三話[友](2010/01/05 00:19)
[5] 第四話[友](2010/01/17 13:53)
[6] 第五話[友](2010/01/17 14:31)
[7] 第六話[友](2010/01/24 12:46)
[8] 第七話[友](2010/01/31 15:55)
[9] 第八話[友](2010/02/07 10:27)
[10] 第九話[友](2010/02/14 15:40)
[11] 第十話[友](2010/02/21 11:01)
[12] 第十一話[友](2010/04/04 09:45)
[13] 第十二話[友](2010/04/04 09:46)
[14] 第十三話[友](2011/05/03 21:31)
[15] 第十四話[友](2010/03/28 07:45)
[16] 第十五話(前編)[友](2010/04/04 09:48)
[17] 第十五話(後編)[友](2010/04/04 09:49)
[18] 第十六話[友](2010/04/04 09:51)
[19] 第十七話[友](2010/04/18 07:24)
[20] 第十八話[友](2010/04/25 14:47)
[21] 第十九話[友](2010/05/02 21:59)
[22] 第二十話[友](2010/05/09 07:31)
[23] 第二十一話[友](2010/05/16 15:36)
[24] 第二十二話[友](2010/06/06 15:41)
[25] 第二十三話[友](2010/05/30 09:31)
[26] 第二十四話(前編)[友](2010/06/06 15:38)
[27] 第二十四話(後編)[友](2010/06/06 15:39)
[28] 第二十五話[友](2010/06/06 15:36)
[29] 第二十六話 (2013年11月14日 改訂)[友](2013/11/14 22:27)
[30] 第二十七話[友](2010/06/27 17:44)
[31] 第二十八話[友](2010/08/17 21:11)
[32] 第二十九話[友](2010/08/17 21:11)
[33] 第三十話[友](2010/09/19 16:35)
[34] 第三十一話(前編)[友](2010/09/19 16:30)
[35] 第三十一話(後編)[友](2010/09/19 16:34)
[36] 第三十二話[友](2010/11/07 14:58)
[37] 第三十三話[友](2010/12/05 15:37)
[38] 第三十四話[友](2010/12/05 15:36)
[39] 第三十五話[友](2011/01/16 17:21)
[40] 第三十六話[友](2011/02/06 15:02)
[41] 第三十七話[友](2011/02/06 15:00)
[42] 第三十八話[友](2011/03/13 18:58)
[43] 第三十九話[友](2011/03/13 18:56)
[44] 第四十話[友](2011/03/27 15:55)
[45] 第四十一話[友](2011/04/10 20:23)
[46] 第四十二話[友](2011/04/24 16:56)
[47] 第四十三話[友](2011/05/03 21:30)
[48] 第四十四話[友](2011/05/15 14:37)
[49] 第四十五話[友](2011/05/29 20:37)
[50] 第四十六話[友](2011/06/12 22:18)
[51] 第四十七話[友](2011/07/10 23:20)
[52] 第四十八話[友](2011/07/25 01:03)
[53] 第四十九話[友](2011/07/25 21:26)
[54] 第五十話[友](2011/09/03 21:46)
[55] 第五十一話[友](2011/10/01 16:20)
[56] 第五十二話[友](2011/10/01 16:27)
[57] 第五十三話[友](2011/10/01 16:19)
[58] 第五十四話[友](2011/10/30 20:17)
[59] 第五十五話[友](2011/11/27 20:35)
[60] 第五十六話[友](2013/04/21 19:03)
[61] 第五十七話[友](2013/04/21 19:00)
[62] 第五十八話[友](2013/04/21 18:54)
[63] 第五十九話[友](2013/08/22 00:00)
[64] 第六十話[友](2014/03/23 23:15)
[65] 第六十一話[友](2014/03/23 23:13)
[66] 第六十二話[友](2014/05/06 17:27)
[67] 第六十三話[友](2014/08/13 19:34)
[68] 第六十四話[友](2014/11/30 22:33)
[69] 第六十五話[友](2014/12/31 20:29)
[70] 最終話[友](2015/01/12 02:26)
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[15302] 第六十三話
Name: 友◆ed8417f2 ID:8beccc12 前を表示する / 次を表示する
Date: 2014/08/13 19:34


第六十三話 特訓の成果





本部が戦闘機人の襲撃を受けたあと、スカリエッティから更なる犯行予告が警告された。

要約すれば、1週間後に本部に総攻撃を仕掛けるので、犠牲を出したくなければ一般市民は避難しておけというものだ。

その声明が、本部だけなら良かったものの、首都全てに発せられたものだからさあ大変。

あっさりと無力化された管理局本部を信じるものは誰もおらず、我よ我よと逃げ出していく。

その際に起こる混乱収拾などの役目のため、機動六課も駆り出されあっという間に1週間が過ぎる。

予告された日が明日に迫った今日、スバル、ティアナ、ティーダさんは、なのは達に呼び出された。





【Side スバル】




犯行予告の前日、私とティア、ティーダさんは、なのはさん達隊長陣に訓練場に呼ばれた。

私達が訓練場に着いた時、なのはさん、フェイト隊長、シグナム副隊長の3人と、何故か桜さんもいた。

「3人とも、お疲れ様。 ごめんね、避難誘導で疲れてるところを呼び出して」

なのはさんがそう言う。

「いえ、大丈夫です」

私はそう言う。

「それで………私達を呼び出した理由はなんですか? 訓練というのならアリサさん達がいないのはおかしいですし、副隊長の兄さんもこっち側ですし…………」

ティアがそう聞く。

「うん。 今から集まってもらった3人に行うのは、私たちからの卒業試験」

「卒業………」

「………試験?」

なのはさんの言葉に、意味の分からなかった私とティアは首を傾げる。

「もしかして………」

ティーダさんは何かに気付いたように自分の手首を見た。

「合格基準は、私達と1対1の模擬戦をして勝利すること」

「「えええええええええええええっ!!??」」

無理無理、絶対無理!

いつもは全員がかりでやっと戦える程度なのに、1対1なんて絶対無理ィーーーー!!

「スバルとティアナ、動揺しすぎ」

桜さんが溜息を吐きながら呆れたように行ってくる。

「アンタ達………一体何のために今まで訓練してきたのよ……」

「いえ、ですけど流石に1対1は………」

桜さんの言葉にそう返すと、

「はあ…………ティーダさんは分かってるみたいだからいいけど、スバルとティアナ。 ちょっとその場で大の字に寝転んでみなさい」

「「はい?」」

桜さんの言葉に一瞬呆気に取られてしまい、声が漏れる。

「早く!」

「「は、はい!」」

桜さんの促す言葉に従い、私とティアはその場で寝っ転がる。

でも、これが一体何の意味があるんだろう?

「あの……これって何か意味あるんですか?」

ティアが私と同じ疑問を口にする。

すると、桜さんは口元に笑みを浮かべ、

「2人とも、その状態で疲れたりとかその状態を保つのが辛いとか感じてる?」

桜さんは意味不明な質問をしてくる。

「えっ? そんなことはありませんけど………ただ寝っ転がってるだけですし………」

「じゃあ聞くけど、訓練を始めた当時、そんな簡単に寝っ転がれた?」

その言葉を聞いて、私は訓練開始当時を思い出す。




『何これ!? 重ッ!?』

『こ、こんなフルパワー近くで、いつもいろっていうんですか!?』





「「あっ!」」

ティアも思い出したのか、同時に声を上げる。

トレーニングバインドを付けてた事なんて、最近はすっかり忘れてた。

私達の反応を見て、桜さんはニッコリと笑い、

「今までよく頑張ったわね。 今日はその“枷”を外すわ」

そう言った。

「じゃあ、誰から行く?」

桜さんがそう聞いてきたので、

「はい!」

私は一目散に手を上げた。

今は、特訓の成果が知りたくでウズウズしてる。

「ふむ、スバルの相手なら私だな」

シグナム副隊長がそう言って前に出る。

同じ近接戦闘タイプ。

新旧の違いはあっても同じベルカ式。

確かに実力を確かめるには一番の相手かも知れない。

だけど、本当に勝てるのかなぁ………

桜さんを信じないわけじゃないけど、たった半年の特訓でシグナム副隊長を超える実力が付いたとは、到底思えなかった。

だけど…………

「それじゃあ、“枷”を外すわね」

桜さんが私の出した両腕を包むように手をかざし、先ずは不可視魔法を解除した。

白銀の枷が私の両腕と両足をつないでいる。

「トレーニングバインド、解除!」

桜さんがそう言った瞬間、両腕と両足の枷が弾け飛ぶ。

「なっ!?」

その瞬間、自分でも信じられないぐらいの魔力が自身の中にあるのを感じた。

それだけじゃなく、体がとても軽い。

今なら空も飛べそうな気がした。

「す、凄い…………」

私は思わず呟く。

「それじゃあ、スバルとシグナムは模擬戦の位置について」

なのはさんの言葉に従い、私とシグナム副隊長はシュミレーターで作られた廃ビル群の中に向かう。

そして、シグナム副隊長に向き直った。

「スバル、お前の特訓の成果、見せてもらうぞ! 手加減は無しだ!」

シグナム副隊長がレヴァンティンを起動させ、構える。

いつもなら緊張してしまうぐらいの張り詰めた空気なのに、今の私は、何故かワクワクしていた。

私もマッハキャリバーとリボルバーナックルを起動させ、構えを取る。

『二人共準備はいい? それじゃあレディー…………』

なのはさんの合図を今か今かと待ち望む。

『…………ゴー!!』

ついにその瞬間が来た。

「はぁああああああああっ!!」

シグナム副隊長が即座に斬りつけてくる。

いつもなら余りの速さに反応できないぐらいのスピード。

だけど、今はハッキリと剣筋を見ることができていた。

「うおおおおおおおおおっ!!」

私は斬撃に向かってリボルバーナックルを繰り出す。

剣と拳がぶつかり合い、甲高い音を上げる。

そして、

「くあっ!?」

私はそのままシグナム副隊長の剣を押し切った。

私は一瞬信じられず、その場で固まる。

いつも全く届かないと思っていた隊長達の領域。

今、間違いなく私はその領域に踏み込んでいた。

私は気を取り直し、シグナム副隊長を見据える。

「行きます!」

マッハキャリバーのローラーを高速回転させ、一気に突っ込む。

「くっ!」

シグナム副隊長は咄嗟に空中に飛び退く。

「ウイングロード!」

私は即座にウイングロードで追撃。

ウイングロードの展開スピードも今までの比ではなく、一瞬にしてシグナム副隊長への道を作り出す。

「速い!?」

シグナム副隊長が一瞬驚くが、直ぐに気を取り直し、

「紫電…………」

剣に炎を纏わせ振りかぶる。

「………一閃!!」

私の突撃に合わせて必殺の一撃を繰り出してきた。

いつもなら恐ろしくて避けることだけしかできないシグナム副隊長の必殺剣。

でも今は、不思議と怖くは無かった。

「うぉおおおおおおおおおっ!!」

私は思い切って魔力を込めた右手で炎に包まれたレヴァンティンを…………掴んだ。

「何っ!?」

シグナム副隊長が驚きの声を上げる。

今まで手も足も出なかった一撃を片手で止めることが出来た。

実際にやった自分でもビックリしてる。

けど、今は………

驚くシグナム副隊長を他所に、私は左腕を思い切り振りかぶり、

「おりゃぁあああっ!!」

シグナム副隊長の腹部に向けて、魔力を込めた掌底を繰り出した。

「がふっ!?」

シグナム副隊長は肺の中の空気が押し出されるように息を吐く。

そのまま地面に落下するも、途中で体勢を立て直して地面にうまく着地した。

でも、ダメージはあるようで、私が打った腹部を押さえながら荒い息を吐いている。

今なら行ける。

「行けっ! ウイングロード!!」

ギン姉との模擬戦でやった、トンネル型のウイングロードでシグナム副隊長を閉じ込める。

そして、

「一撃……………必倒ぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

私は全力で魔力弾を作り出す。

すると、シグナム副隊長は、

「チィ! 逃げ場がない! ならば! 迎え撃つのみ!!」

シグナム副隊長はレヴァンティンを鞘に収め、腰溜めに構える。

「ガルゥゥゥゥゥル……………キャノンッ!!!」

私は拳で魔力弾を打ち出し、

「飛竜一閃!!」

シグナム副隊長は炎を纏った蛇腹剣を繰り出す。

お互いに放った必殺技は、私達の中央でぶつかり、一瞬拮抗したあと、

「くっ!」

シグナム副隊長の飛竜一閃を弾き飛ばしてガルルキャノンが突き進む。

「くあっ!?」

シグナム副隊長はガルルキャノンを紙一重で躱した。

そのままガルルキャノンは突き進み、

シュミレーターのビル群を全て突き破って海の表面を抉りつつ空の彼方へ消えていった。

「……………………」

私はガルルキャノンを撃った状態で固まっている。

何? 今の威力?

自分で撃っときながら信じられなかった。

シグナム副隊長はガルルキャノンの軌跡を眺めた後、私に向き直り、

「ふむ、降参だ」

ギブアップを宣言した。

「えっ?」

私は思わず声を漏らす。

何故なら、シグナム副隊長はまだピンピンしているからだ。

「よもや一撃でここまで損傷が出るとは思わなかったぞ」

そう言って目の前に掲げたシグナム副隊長のレヴァンティンは、刀身全てがひび割れていた。

「文句なしの合格だ」

シグナム副隊長の言葉に私は嬉しくなり、

「はい!!」

大きな声で返事をした。

この力なら、絶対にギン姉を助けられる!

待っててね、ギン姉!

私は決意を新たにした。







私が皆のところに戻ると、

「すごいじゃないスバル!」

ティアが驚いた表情で駆け寄ってきた。

「うん、自分でも信じられないよ!」

私も興奮が収まらない。

まさかシグナム副隊長に1対1で勝てる日が来るなんて!

と、そこで私は気を取り直す。

「次はティアだよね。 頑張って!」

「とりあえず、全力でぶつかるだけよ」

ティアも何時もの調子で答えた。





【Side Out】





【Side ティアナ】





「じゃあ、次はティアナの番ね。 両手出して」

桜さんに言われ、私は両手を差し出す。

スバルの時と同じように両手を包むように手を翳し、

「トレーニングバインド、解除!」

枷が外された。

その瞬間、信じられないほど体が軽くなったように感じ、更には自分の中に今までの比じゃない魔力も感じる。

それに、魔力操作も断然しやすくなってる。

私が驚いていると、

「ティアナの相手なら私だね。 じゃ、いこっか」

なのはさんが笑ってそう言う。

「へっ?」

な、なのはさんが相手?

「ええぇぇぇぇぇぇ~~~~っ!?」

私は思わず叫び声を上げてしまった。






私はシュミレーターの中でなのはさんと向き合っていた。

「ティアナ、本気で行くからね!」

なのはさんは笑みを浮かべながらそう言うけど、その目は本気だ。

「は、はい………」

私は自信なく頷く。

さっきはスバルを見て、もしかしたらって思ってたけど、やっぱりこうやって向かい合うと不安で仕方がない。

「それじゃあ、始めるよ!」

なのはさんがレイジングハートを構える。

私も反射的にクロスミラージュを双銃モードで構えた。

『レディー………ゴー!!』

フェイトさんの合図で模擬戦が開始される。

「アクセルシューター! シューーーートッ!!」

なのはさんはいきなり20を超える誘導弾を撃ってくる。

流石なのはさん、やる時は本当に容赦が無い。

あーもー!

こうなりゃヤケよ!

「クロスファイヤー…………シューーーートッ!!」

私はダメ元でなのはさんの魔力弾と同数の魔力弾を作り出し、相殺を狙う。

今までの私が正確に誘導できる数は10そこそこ。

その倍以上の数を正確に制御できる自信なんて無かった。

だけど、魔力弾の操作が今までよりも格段に操作しやすくなっていた。

全ての魔力弾がほぼ同時になのはさんの魔力弾に当たり、爆発を起こす。

「流石」

なのはさんは笑ってそう言う。

「え………?」

あっさりと全弾命中に成功した私は呆気に取られた声を漏らす。

魔力操作もしやすくなってることはわかってたけど、こんなに簡単に………

でも、この魔力制御のレベルなら!

私は片方のクロスミラージュをなのはさんに向ける。

その瞬間、なのはさんは反射的に飛び退いた。

そして、

「シュート!」

私は一瞬で超圧縮魔力弾を作り出し、放った。

その弾丸は、なのはさんのバリアジャケットを掠める。

「超圧縮魔力弾をほぼタイムラグ無しで生成。 やっぱりティアナ、只者じゃなかったね」

なのはさんはそう呟く。

でも、私は今の感覚で確信した。

私は、両方のクロスミラージュをなのはさんに向けて構える。

「へ?」

私の姿を見て、呆気に取られた声を漏らすなのはさん。

その頬には、一筋の冷や汗が流れていた。

「はぁああああああああああっ!!」

私は叫びながら超圧縮魔力弾を交互に連射する。

「ひぇえええええええええええっ!!」

なのはさんはちょっと情けない声を上げならが弧を描くように飛行魔法で私の射撃から逃げながら上昇し、空中に退避する。

私はなのはさんを追うように回転しながら射撃を続けるけど、一向に当たる気配がない。

私はそこで射撃を一旦中断し、

「やっぱり、空中を飛び回る相手には流石に当たらないわね。 せめて、機動力で追随できれば話は別なんだけど………」

私はそう漏らす。

すると、

『マスター』

クロスミラージュが話しかけてきた。

「何?」

『マスターの枷が外されたのと同時に、私に隠されていた、最後のモードが解放されました。 それを使えば機動力で劣ることはありません』

「ホント!? 直ぐに頼むわ!」

『了解しました。 ベヒーモスモード、起動します』

クロスミラージュがそう言うと、光に包まれと誰もが知るあるものへと姿を変える。

それは、

「バイク?」

それは、銀色のボディをもった、いかにも重装甲な大型のバイク。

『はい。 陸戦二輪車両型形態、ベヒーモスです。 双銃モードと併用して使え、私がコントロールすることによって、走りながら射撃を行うことも可能です』

私はなるほどと思った。

これなら私の欠点の一つである機動力不足も補えるし、スバルのウイングロードとの相性もいい。

私個人でも、スバルとのコンビでも活躍できる形態だ。


私はベヒーモスに跨る。

「行くわよ! クロスミラージュ!!」

『了解しました!』

私はアクセルを吹かし、なのはさんを追う。

私は威嚇射撃を行いながらなのはさんとの距離を詰める。

「ッ」

なのはさんは大きく旋回して振り向くと、レイジングハートをバスターモードにして構えた。

「ディバイィィィィン…………バスターーーーーーッ!!」

なのはさんお得意の砲撃が来る。

だけど、

「撃ち砕く!!」

私はハンドルから手を放して両手で銃を持ち、砲撃に向かって超圧縮魔力弾を乱射する。

一発では飲み込まれてしまうけど、連射なら!

私の放った無数の超圧縮魔力弾の一発一発がなのはさんの砲撃に穴を開け飲み込まれつつも押し返される前に次の弾が砲撃を再び削っていく。

「くっ!!」

なのはさんは咄嗟に砲撃を中断し、その場を飛び退いた。

その一瞬後に無数の超圧縮魔力弾がその場を通過する。

「まさか、バスターが砕かれるなんて………!」

空中に居る安心感からか、僅かながら私から意識を外しその場を見るなのはさん。

でも、私はその隙を見逃さなかった。

「行くわよ! クロスミラージュ!」

『了解』

ビルの壁に向かって加速し、ウイリーを行いながら壁に激突………せずに、ビルの壁を垂直に走っていく。

「はああああああああああっ!!」

そして、なのはさんに向かってジャンプ。

「なっ!?」

なのはさんが気付いたけど、もう遅い。

なのはさんとの距離は僅か3mほど。

この距離なら、この魔法の威力が最大限発揮できる。

私は、両手の銃をなのはさんにむかって構える。

この魔法は、ユウさんに銃について教えて貰った後、地球の銃について個人的に調べていて思い付いたもの。

銃について調べ、銃の中にも色々な種類があると分かり、その中に一つが私の目に止まった。

それは散弾銃。

ショットガンとも呼ばれ、弾丸に込めた無数の小さい弾が発射と同時に放射状に広がる命中率が高く、近距離で高い威力を誇る種類の銃だ。

これは、それを元に編み出した魔法。

正確には、構想は出来ていたけど、今までは出来なかった。

でも、今なら!

私は銃口に無数の超圧縮魔力弾を集中させる。

そして、

「ダブルインパクト!!」

2丁の銃の引き金を同時に引く。

それと同時に無数の超圧縮魔力弾が放射状に広がり、なのはさんを襲う。

「きゃあああああああああああっ!?」

なのはさんは咄嗟にシールドを張ったけど、超圧縮魔力弾は軽々と貫通し、なのはさんに降り注いだ。

魔力ダメージによってなのはさんは気絶し、地面に落下した。

『そこまで!』

フェイト隊長からストップがかかる。

私は地面に着地するとベヒーモスから降りてなのはさんに駆け寄る。


「なのはさん、大丈夫ですか? なのはさん!」

私が揺さぶりながら声をかけると、

「………う~ん」

なのはさんは、直ぐに目を覚ました。

なのはさんは私をみると、

「にゃはは………強くなったねティアナ………合格!」

なのはさんはそう微笑む。

「あ………は、はい!」

私は、思わず目尻が熱くなった。





私の模擬戦の後は、兄さんとフェイト隊長が模擬戦をしたけど、あっという間に兄さんの勝ちだった。

機動六課に入るときに隊長達が行っていた通り、兄さんはSSランクを超えているかもしれない。

それから、隊長達が私達の魔力ランクを大まかに選定した結果、私もスバルもS+となった。

それを聞いたスバルは、

「よし! この力で絶対にギン姉を助けてみせる!」

と、意気込んでいた。

すると、

「あ~………その~………スバル? 意気込んでるとこ悪いんだけど…………」

桜さんが歯切れ悪く話しかけてきた。

「はい? 何ですか桜さん?」

スバルが聞き返すと、

「とりあえず食堂に来て、そうすればわかるから」

桜さんはそう言って私達を食堂へ促した。






【Side Out】






現在、食堂では今までで一番騒がしくなっていた。

「ウェンディ! テメー食いすぎだぞ!!」

「やかましいっスノーヴェ! 久々の桜姉のスイーツっス! 誰にも渡さないっス!!」

「へへっ! 頂き!」

「あーーーー!! セイン!! テメッ!」

桜のスイーツ争奪戦を繰り広げているノーヴェ、ウェンディ、セイン。

「ふぅ。 やっぱりコーヒーはユウ君の淹れたものが一番だよ」

「全くです」

「やはり旨いな」

「やっと落ち着けます」

「あ~ん、久遠ちゃん、久しぶり~!」

上からスカリエッティ、トーレ、チンク、ウーノ、クアットロ。

そして、ドゥーエを除いたほかのナンバーズが大人しくシュークリーム等を食べている。

つまりは、ドゥーエ以外のスカリエッティ一味が集合していた。

「「ど、どういう事ぉ!!」」

いきなり叫び声が聞こえた。

そっちに目をやると、スバルとティアナが驚いた表情を浮かべている。

「あ、スバル……」

食堂の席の一つに座っていたギンガが、苦笑しつつ手を振る。

「って、ギン姉ぇぇぇぇぇぇっ!?」

スバルが叫びつつ駆け寄る。

「ギン姉!? 大丈夫なの!? 怪我は!?」

慌ててそう声をかけるスバル。

「大丈夫よ。 殴られて気絶しただけだから………………………お母さんに」

歯切れ悪く答えるギンガ。

すると、

「はっはっは! 久しぶりだねスバル!」

スカリエッティが話しかけた。

「「あー! ジェイル・スカリエッティ!? 指名手配犯がなんでここに!?」」

スバルとティアナが同時に叫ぶ。

「酷いなあ。 何度も翠屋でお茶をした仲じゃないか」

肩を竦めながらそう言うスカリエッティ。

「え? お茶?」

「しかも翠屋って……?」

2人は首を傾げる。

「まだわからないのかい?」

スカリエッティはそう言うとサングラスを取り出しそれを掛ける。

それを見たスバルは、

「あー!! ジェイさん!?」

そう叫んだ。

因みにジェイとは翠屋に通っていた時のスカリエッティの偽名である。

「ってことは………」

ティアナが振り返ってナンバーズ達を見渡す。

「もちろん私の娘たちさ」

「「嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」」

衝撃の事実に叫ぶ2人。

「ほ、本当にどういうことなんですか!? ユウさん!」

訳も分からず俺に詰め寄るスバル。

「それは私から説明しよう!」

また別の男の声がする。

それは、

「「レ、レジアス中将!?」」

レジアス中将であった。

「ついてきたまえ。 皆も待っている」

「「?」」

レジアス中将が背を向け、歩き始める。

スバル達も、困惑しながら後に続いた。






あとがき


第六十三話の完成。

また遅れてすみません。

第三次スパロボZ2週目やってました。

2週目で驚いたのはボン太くんがとあるステージから普通に使えるようになったことですかね。

ボン太くんでボスと戦うとセリフが面白くて仕方なかったです。

どんなボスでも動揺させまくりでしたからね。

唯一アクエリオンEVOLのミカゲだけは逆に動揺させられてましたが。




で、今回の話ですが、まあ、出来はそこそこ。

スバル&ティアナ無双でした。

スバル、純粋にパワーアップ。

ティアナ、ベルゼブモン化進行。

ティアナは結局バイク乗せて爆走させました。

枷有りのなのはを圧倒しました。

さて、次回はいよいよクーデター編になります。

お楽しみに(している人はまだいるんだろうか?)。




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