ここまで読んでくださってありがとうございます。
『魔法少女リリカルなのはR(りとらい)』いかがだったでしょうか?
なのはとはやての2人は以前の経験と師匠から授かった魔法によって『この時点でのハッピーエンド』をなんとか掴み取りました。
以下は各話の解説を少しばかりと、+αな話を……
●01 あたえるもの、うけとるもの
・蒼い世界で師匠と修行
あえて描写しなかったが、師匠のデバイスも色々と教えてくれました。
・グレアム一家の覚悟についての作者の独自設定
はやての容体が悪化した場合、ヴォルケンリッターが蒐集をする事は計画通りだったはず。
彼らは『主の命を救う為』に『死ぬまで蒐集』する可能性が高いという事もわかっていたはず。
『命を奪う事に対する嫌悪』をはやてに植えつけていたとしても、その可能性が0になる事はないのだし……
・師匠が何故“せめてなのはさんだけでも無事でいて欲しいと思った”のか
1、ジュエルシードはなのはが15個集めれば、「プレシアは6個しか入手する事が出来ない=次元震の規模が小さくなるだろうからアースラが対処できるはず」
2、闇の書はヴォルケンリッターから身を守れればグレアム一家がどうにかする。
3、ミッドで起こるJS事件は地球を巻き込むかどうか不明。
つまり、『なのはが無事』=『世界は平和』=『誰もループしない』と考えていた。
・ジュエルシードの願いの叶え方について
全て作者の独自設定
●02 あつめるもの、あつめられるもの
・図書館のゴミ箱に捨てられたアレ
回収する予定
・『次元震モドキ』
アースラほいほい
●03 しらないひと、しっているひと
・公園にて
フェイトとアルフがクロノとエイミィの顔を憶える。
・翠屋にて
フェイトとアルフの顔をリンディが憶える。
実はこの時、リンディはなのはに目を付けていた。
●04 おもい、なやむ
・なのはの正体がばれたわけではないが、ジュエルシードを集めている存在がいるとばれる。
本当は海上でフェイトからジュエルシードを奪う時に登場する予定だった。
・『ミスト』
作者が、『白いもやもや』と呼ばせ続けるのはどうか?と思った。
・『A~E』
A フェイト&アルフ
(ジュエルシードを探している。
母さんと呼ばれている人物が輸送船事故の原因である可能性あり。)
B 次元震の調査に来た使い魔と1人
(Aである可能性あり。 フェイト=主?)
C1 次元震を起こした存在。(ジュエルシードそのもの)
C2 次元震を起こした存在。(ジュエルシードを使用。 AorBの可能性あり。)
C3 次元震を起こした存在。(ジュエルシード無関係)
D 金髪少女&赤い狼の使い魔
(輸送船を襲った可能性あり。 攻撃性高し。
第97管理外世界を消滅させようとしている? Bの可能性あり。)
E ミスト『白いもやもや』
(ジュエルシードを最低1個回収している。
わずかながら輸送船を襲った可能性あり。 BorC2の可能性あり?)
結局、正式な報告はされなかった。(レティでストップ。)
●05 うごける、うごけない
・怪しい3人組
アースラのクルーたち。 内緒であちこち食べ歩きをしたりしていたりする。
・翠屋にクロノとエイミィが来た時
はやては以前公園でからかった相手が重要人物だと知って驚いた。
・<数秒だけ時間を稼いであげた>
2人ともクロノの事を可愛がっている。
●06 こっそりと、だいたんに
・アルフ
プレシアにやられた。
・保険
車を駄目にした犬が動物病院から消えたりしてごたごたしたけれど、なんとかおりた。
・犬が空から落ちてきた事件
犬が消えたとこまで含めて海鳴七不思議の1つと呼ばれるようになる。
・フェイト
アルフを助けても自分が捕まったら意味無いよね。
・動物病院でアルフとリーゼ姉妹が仲良し?
最初はぶち切れたりしたけれど、フェイトの安否を考えてアルフの方で自重した。
●07 じぶんのちからと、あいてのちから
この回はつまるところチートなのはさんが大活躍する話。
・強固な結界
師匠直伝の反則結界。
・傀儡兵
やられ役。 ある意味この回限定の準主役。
・猫姉妹
このタイミングで現れた事が、リンディとクロノに不信感――というより違和感を与えてしまい……
・結界で囲む
分かりにくい表現だったかもしれないと思っていたけれど、感想などには何も反応が無かったので安心しました。
・<言いたい事がわかっているから……>
最悪『ミスト』と戦わないといけないという事。
・<「師匠曰く、“星すら砕く全力全開”!!」>
師匠は何か色々と間違えて憶えている。 百年以上前の事だものねぇ……
●08 かくせることと、かくせないこと
・猫姉妹が八神家を訪れる。
はやての独断
・予知夢
師匠の入れ知恵。
ちなみに、管理局の協力を得られなかった場合はジュエルシード21個全てを使ってブーストされた『スターライトブレイカー』で闇の書の闇を撃ち滅ぼせる事になってます。
・猫姉妹がはやてとなのはの言う事をあっさりと受け入れている件
1はやてが自分の魔力を操作して闇の書に吸い取られる魔力の量を調整できている事。
2師匠が教えていたグレアム一家説得方法がとても役に立った。
3『ミスト』=『はやての親友』が真実だった場合、敵に回すのは……
4はやてたちの策が失敗しても凍らせればいいだけ。
この4つの理由から、はやてとなのはの言い分を受け入れた。
5おまけに『ミストの結界魔法』が優秀で管理局の目を避けるのに使えそう。
6闇の書の闇に対してアルカンシェルが使えなくてもなのはのスターライトブレイカーで代用可能である事。
この2つが、協力体制をとってもデメリットが少ないと判断された理由。
他にも色々とありますが、『物語の進行上どうでもいい』『誰に説明させても違和感が出る』という理由から物語上で説明されていません。
・翠屋でリンディとクロノとエイミィにばれる
これは猫姉妹のミス。
彼女たちが海鳴に居る事に違和感を持ったリンディとクロノはその動向を注視していた。
しかし、2人ともはやてが闇の書の事に気づいているのではないかと動転していた為に、ハラオウン家に注視されていると気づけないままに八神家を訪れてしまい……
もっとも、猫姉妹が上手くやっていたとしても、海上での『桃色の砲撃』からなのはが特定されていた可能性は高い。
・プレシア
「第97管理外世界に時の庭園を近づけたのは失敗だったわね……」と言っているが、むしろ師匠の記憶とは違う場所に居たからこそ管理局に見つけられなかった。
・ロストロギアの横流し
作者独自の設定。
●09
・プレシア
行方不明
・アルフ
闇の書とヴォルケンリッターの関係を知ったが、フェイトには秘密。
ヴォルケンリッターがプレシアを殺す可能性がある事をフェイトに漏らさない為である。
師匠はアルフとザフィーラがとっても仲良くなって欲しいと思っているからアルフには真相を教えてもいいとした。 ……しかし、2人の弟子はその事を知らない。
・はやてin無限書庫
ヴォルケンリッターの立場上、はやてが管理局から離れる事ができない。
ジュエルシードの関係上なのはが管理局に所属する可能性はとても低い。
はやての安全を考えると無限書庫の司書になるのがベターだと師匠は判断した。
師匠的には楽な仕事なので勧めたが、はやてにとって楽かどうかは……
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昔、テレビドラマだったか小説だったかは忘れたけれど
「無力は罪だ。」と言う様な事を言った悪役がいた。
「無力なのは罪ではない。無力な者を苦しめるのが罪なのだ。」と言う様な事を主人公は返した。
その時の私は、当然ながら主人公の言っている事が正しいと思った。
だけど、今は違う。
「無力は罪ではない」かもしれないが
「無力だと知りつつ無力なままなのは罪」だと思う。
だって、目の前で苦しんでいるあの子を救えなかった私は……
Regret……
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