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No.14292の一覧
[0] 機械兵と少女 [リリカルなのは×オリ主 TS&オリ設定 ×RFクロス][すとろべりーアイス](2010/07/09 20:29)
[1] 【習作】機械兵と少女 第一の歯車[すとろべりーアイス](2009/11/27 22:17)
[2] 【習作】機械兵と少女 第二の歯車[すとろべりーアイス](2009/11/28 02:02)
[3] 【習作】機械兵と少女 第三の歯車[すとろべりーアイス](2009/11/29 02:58)
[4] 【習作】機械兵と少女 第四の歯車[すとろべりーアイス](2009/11/29 18:50)
[5] 【習作】機械兵と少女 第五の歯車[すとろべりーアイス](2009/11/30 23:08)
[6] 【習作】機械兵と少女 第六の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/03 22:52)
[7] 【習作】機械兵と少女 第七の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/04 00:32)
[8] 【習作】機械兵と少女 第八の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/05 14:42)
[9] 【習作】機械兵と少女 第九の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/18 21:13)
[10] 【習作】機械兵と少女 第十の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/08 16:49)
[11] 【習作】機械兵と少女 第十一の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/10 07:45)
[12] 【習作】機械兵と少女 第十二の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/11 23:39)
[13] 【習作】機械兵と少女 第十三の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/15 08:54)
[14] 【習作】機械兵と少女 第十四の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/18 21:14)
[15] 【習作】機械兵と少女 第十五の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/15 23:01)
[16] 【習作】機械兵と少女 第十六の歯車[すとろべりーアイス](2009/12/18 22:49)
[17] 【習作】機械兵と少女 第十七の黒い歯車[すとろべりーアイス](2009/12/21 20:20)
[18] 【習作】機械兵と少女 第十八の黒い歯車[すとろべりーアイス](2009/12/24 22:54)
[19] 【習作】機械兵と少女 第十九の黒い歯車[すとろべりーアイス](2009/12/30 02:51)
[20] 【習作】機械兵と少女 第二十の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/02 21:26)
[21] 【習作】機械兵と少女 第二十一の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/07 00:00)
[22] 【習作】機械兵と少女 第二十二の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/10 00:24)
[23] 【習作】機械兵と少女 第二十三の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/13 23:54)
[24] 【習作】機械兵と少女 第二十四の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/21 00:43)
[25] 【習作】機械兵と少女 第二十五の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/01/27 21:24)
[26] 【習作】機械兵と少女 第二十六の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/07/09 18:50)
[27] 【習作】機械兵と少女 第二十七の黒い歯車[すとろべりーアイス](2010/07/12 19:14)
[30] 【習作】機械兵と少女 黒い歯車(設定)[すとろべりーアイス](2010/07/12 22:57)
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[14292] 【習作】機械兵と少女 第十八の黒い歯車
Name: すとろべりーアイス◆2f4f1a6f ID:552fae0e 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/12/24 22:54





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○eighteenth gear of darkness
《Phantom Shadow》




 海鳴市のオフィス街に赤い閃光と桜色の閃光が奔る。
 そして、ソレを観察する様にビルとビルの間を移動する影が見て取れた。

 戦っている赤い服の少女と白い服の少女の後を追尾するその影は、
 かなりの距離まで接近しているのにも関わらず、二人に気が付かれる事は無い。

「〝hammer〟及び〝高町なのは〟の戦闘を記録」


 目の前で繰り広げられる戦い。
 桜色のビームが赤い服の少女を捉えた。
 だが、倒す事叶わず、赤い服の少女の帽子が宙に舞った程度であったが…。

「〝hammer〟のエネルギー反応上昇を確認
 戦闘Lv,〝B+〟と認識
 一時的な強化スキルと判断」

 赤い服の少女が持つ鉄槌の様な武器が変形して行く。
 そして、より激しくなった戦いを影は、ギリギリの距離を保ちながら観察する。

「現段階において〝高町なのは〟では、〝hammer〟を倒す事は不可能と判断
 〝高町なのは〟死亡率 30%
 敵対武装より非殺傷設定確認できず
 〝レイジングハート〟損傷率 73%、防御維持不可能、
 〝hammer〟の攻撃パターン、魔力パターン解析、監視続行」

 影が誰とも無く呟いた時、白い服の少女〝高町なのは〟の防御が、
 赤い服の少女に破られ、後方へと吹き飛んで行く。
 そして、トドメを刺す為なのか赤い服の少女が、高町なのはに近づこうとした時、
 巨大な鎌を携えた少女と優しそうな少年が現れた。

「空間跳躍を確認
 〝フェイト・テスタロッサ〟
 〝ユーノ・スクライア〟
 〝アルフ〟
 亜空間に管理局所属アースラを確認
 現領域内に展開されている結界を突破出来ていないと判断、追尾続行」

 影は、空中を移動し、戦いを続ける二人をビルからビルへと移動しながら追尾する。
 そして、その戦いにアルフも加わり、激しさを増して行くが、それでもなお
 互角の戦いを見せる赤い服の少女。

 アルフの拘束魔法が赤い服の少女を捉えた時、フェイト・テスタロッサの前に女の騎士が現れた。
 その一撃により吹き飛ばされるフェイト・テスタロッサ…。
 そして、アルフは後方より現れた青い男の攻撃を凌ぐので精一杯になっている。

「〝シグナム〟を確認
 未確認識別名〝fist〟を確認
 攻撃パターン、魔力パターン記録開始
 同時進行による解析開始」

 影は、一切驚く事無く機械の様に自身の作業を続けながら、新たに現れた〝騎士シグナム〟と
 青い男を直視し続ける。
 ほんの一瞬だけ、シグナムが影の方を向いたが、気が付く事は無かった。

「ん?
 どうした、シグナム」

「いや……。
 何か、イヤな気配を感じてな…」

「気のせいだろ?
 そんな事よりも、早くコレを何とかしてくれよ!」

 周りを警戒する様に見渡すシグナムに青い男が問い掛け、シグナムがそれに応えていたが、
 拘束されている赤い服の少女の言葉により、警戒をやめる。

 そして、シグナムが赤い服の少女に向かって手を向けると、
 掌に紫色の球体が現れ、アルフの拘束魔法が砕け散った。

「あまり、無茶はするな
 お前が怪我でもしたら、我らが主も心配する」

「わぁってるよ。もう…」

 シグナムの言葉に頬を膨らまし、不機嫌な表情を作りながら赤い服の少女が答える。
 そして、シグナムが何か言った後に赤い服の少女に帽子を被せているのを
 影は、目を逸らす事無く見つめ続けていた。

「パターン解析完了
 魔法付属物理特化タイプと判明
 疑似データ生命体と確認、生命パターン〝プリンセスヘラー〟と酷似」

 本来存在するはずの無い生命体〝プリンセスヘラー〟
 神聖同盟コラの技術により、データに精神を与える事で誕生したヘラーの上位個体だ。
 他のヘラーと異なり、人格を持ち合わせ、魔法を使用出来る事からアクレシアの天敵に近い。

 だが、その生れゆえにアクレシアに取っては、餌とも成り得る存在に他ならない。
 機械人類であるアクレシアに取って、データという存在は浸食しやすく、洗脳し易い
 最高の使い捨ての駒として使用できるのだ。


 そして、6人の戦いが始まるのを確認すると、影は移動を始めた。
 遠くに見つけた反応を目指して……。 


----------------------------------------><----------------------------------------


「なるべく急いで帰りますから」

 右手に嵌めている指輪に向かって話しかける緑の服を着た女性…。
 眼前で行われている戦いをその眼に捉えながらも、口調は穏やかなものだ。
 
「はい、それじゃぁ…」

 指輪から誰かの声が聞えなくなると、決意を固めた様な表情を浮かべ、ポツリと呟いた。

「そう、なるべく急いで…。
 確実に済ませます」

 決意を固め、何かを始めた緑の服の女性の後ろに…。
 そこに存在しているのかすら確認できない様な影が佇んでいた。

 緑の服の女性を正面からシグナムが見ていたのならば、その後ろに佇む
 メイド服を着た闇よりも深い微笑みを浮かべる女性を見る事が出来たかもしれない。
 いや、微笑を浮べる女性としてではなく、人の形をした不気味な影として
 捉えるかもしれない。

 それほどに、微笑む女性は不気味であり、恐ろしい雰囲気を纏っているのだが、
 その気配は一切無く、その存在すら一切無い亡霊の様な存在であった。


 そして、影は緑の服の女性が険しい表情から、やり遂げたという表情になった時、
 突如動き出し、女性に襲い掛かった。
 その動きすら一瞬であり、まるで暗殺者の様に見える。
 だが、唯一違うのは、命を取る訳ではなく、ただ気絶させるという事だ。


「データ浸食開始. . . . . .
 プロテクトブレイク
 名称判明〝守護騎士ヴォルケンリッター・シャマル〟
 武装判明〝クラールヴィント〟
 所有者判別不能、妨害を確認
 個体能力解析完了、データ転送完了
 浸食コア移植完了
 本体浸食率 0%確認、条件設定開始
 指揮官機を攻撃した場合、浸食率 100%
 肉体制御支配、魔力制御支配、データ制御支配、精神制御支配、人格制御支配」

 気絶した女性シャマルを抱き締めながら、メイド服を着た女はブツブツと呟き続ける。
 シャマルの手から落ちた本が何かに抵抗する様に淡い光を放っていたが、
 その抵抗も虚しく、女が微笑みを浮かべながら言った。

「もしもアナタが、自身の内にバグを抱えていなければ、
 私の浸食からシャマルを守る事が出来たでしょう。
 そして、私を倒す事も出来た事でしょう。
 怨むのならば、アナタを改変した過去の愚かな所有者を怨みなさい」

 そして、メイド服を着た女は風景に溶け込む様に消え去り、シャマルは〝何事もなかった〟
 かの様に買い物袋と本を持ち、その場を去って行く。

 たった一つの存在だけが、何が行われたのかを理解し、何が起こりうるのかを
 理解しながらも、何も出来ない事に絶望を抱きながら……。



////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



 目覚めた時にイリスから、なのはが怪我をしたという報告を受けた。
 なんでも、早朝にリンディから通信があったらしい。
 私は、確認の意味も込めて連絡を取った所、大した怪我もなく回復に向かっているとの事だ。
 他にも一時的にリンカーコアの魔力が激減した様だが、既に問題ない値まで戻ったという。

 そして、なぜか…。
 なのはの家の近所に引っ越すという爆弾発言まで聞かされた。

「リンディ、お茶は飲んじゃだめ
 あと、非殺傷設定のデータ頂戴」

「ぇ? なぜかしら?
 非殺傷設定のデータね。
 あとで、エイミィに送らせるわ」

 そんな簡単なやり取りをし、通信を切ったのだが、一体何を考えているんだろう?
 リンディのお茶の飲み方が知れたら、何人の緑茶愛好家(?)とかを敵に回す事か……。
 とりあえず、それポイ事を言ってみたが、リンディには理解できないだとう。
 今度、エイミィとフェイリアと一緒にあのお茶に関して緊急会議を開く必要が在りそうだ。
 アレを認めることは出来ない!

「リンディのお茶の飲み方は、認めない!」

「レティシアお嬢様、人にはそれぞれ好みと言うものが御座います
 そう簡単に否定して良い物ではないかと存じ上げます。
 私個人としましては、糖尿病などになる可能性がありますので、
 やめる事をお勧め致しますが……」

「にゃ」

 イリスと何故か猫のセインまでもが、リンディのお茶の飲み方を良く思っていない様だ。
 イリスの場合は、なんだか微妙に違う様な気がしないでもないが、
 言っている事は正しいのだろう。

 それと、一度だけ飲ませてもらったが、とても私の口には合わなかった。
 抹茶オ・レとかならマシなのだろうけど……。
 アレは、甘くて美味しいし…。

 そして、リンディ茶に関して、イリスとセインを交えて良く分からない話を
 している間、なのはからの「友達が近くに引っ越してきた」という電話が在ったらしい。

 私は、姉様とすずかと一緒にお祝いというか、遊びに行く事になった。

 そうそう、イリスとセインは、お留守番をしている。
 イリスに至っては、何だか人に会うとか言っていた。
 きっと、人として行動している間に友達が出来たのだろう。
 良い傾向だと私は思うが、父様はどう思うのだろうか?


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 結局その日は、リンディの新しい家で合流した後、翠屋へと向かいのんびりと
 雑談をする事になった。
 以外に姉様が鋭く、アルフの事に気が付きそうになったりしていたが、
 何とか誤魔化したり、フェイトが同じ学校に入学すると言う良い出来事があったりと
 私的には、良い事ばかりで中々充実した一日だった。


 そういえば、その日の内にイリスは戻らず、次の日の早朝に戻ってきたらしい。
 セインに至っては、一日中ベッドで丸くなって寝ていたようだ。


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 ビルの屋上で3人の女性と一匹の青い獣が地上を見下ろしている。
 そして、その3人と一匹とは異なる角度から、真っ黒で不気味な影が亀裂の様に裂けた
 口元を隠そうともせずに微笑んでいた。

「アナタ方が一生懸命行っている行為が、主の首を絞めるとも知らずに……
 データによると滅んだ文明の遺産という事でしたが、
 所詮、アクレシアの科学力の前では塵にも等しい存在でしかないのでしょうね」

 まるで、何かを再確認するかのように頷き、微笑み続ける不気味な影。
 影は、散らばってゆく3人と1匹の内、青い獣が向かった方向へと移動を始める。



 一撃必殺たる機構以外、そこまで高い戦闘能力は持たない〝幻影の影〟は、
 その名の通り、決して気が付かれる事無く対象に這い寄って行く。

 それは、ゆっくり、ゆっくりと確実に……。
 気が付いた時には、その影の持つ刃は、背部を深々と切り裂き、脈打つ心臓を
 掴み出している事だろう。


 微笑を浮べる存在は、ファントムシャドウ。
 幻影さえも実態ではなく、その影を実態とする気配無き、存在無き忠実なる暗殺者。

 影は決して手を出さず監視を続ける。
 不気味な微笑を消し去り、一切の感情が欠落した表情で……。
 瞬きをする事が無い機械仕掛けの金色の双眸を持って監視し続ける。




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○あとがき

 主人公レティシアは、いまだにヴォルケンの誰とも接触していません!
 しかし、影で動き回るメイド〝イリス〟

 当分、レティシアの描写は、一般生活のものばかりになって、イリスメインで動く感じに
 なりそうです。


 シャマルの侵食に関して、アクレシアは脳という最高のコンピューターをフルで使用し、
 尚且つ機械で補助され恐ろしいほどの演算能力を持ち合わせています。
 機械人類として進化した故の特性と言えるでしょう。
 まあ、難点として完全な神秘の前では何も出来ないという事ですが……。
(ファンタジーの魔法とか、完全な無から有を生み出すとか、本当の不老不死とか)


 作中に出てきたヘラーに関して…。
 ヘラーとは、作中で紹介したように精神が発達し、魔法を所有する神聖同盟コラが生み出した
 データによる擬似生命体の一種類です。
 ですが、この開発はアクレシア帝国にバレてしまい。
 アクレシアが作り出したウィルスに侵されたヘラー達は、敵味方の区別が付かない
 ただの無差別兵器へと成り下がってしまいました。

 本来ならば、アクレシアの命令を聞く様にプログラムされるウィルスだった様ですが、
 自我を持つ上位個体を完全に乗っ取る事が出来ず、コラにとって都合の良い温厚な性格
 と設定されていた者が、ウィルスで間逆の性格となり暴走。
 全種族を敵として認識するようになったそうです。



○アクレシアとミッドチルダ式魔法&ベルカ式魔法の相性

 アクレシアは、基本的に物理攻撃に対する異常なまでの耐性を持ち合わせています。
 ちょっと、公式サーバーで確認するのが困難で在った為、海外エミュサバで確認を
 取った所、最強装備(防御特化強化+HP特化強化)+盾持ちの状態では、物理攻撃+
 魔法付属攻撃+遠距離攻撃による攻撃では倒すのにかなりの時間がかかりました。
 (HPチャージャーが切れるまで生存してました……。
  協力者、他種族20人)

 ですが、魔法攻撃のみで攻撃を行った所、物理攻撃+魔法付属攻撃よりも数分程ですが、
 早く倒せたのを確認しました。
 (協力者、他種族20人)

 この事から、アクレシアと相性が良いのは、ミッドチルダ式魔法と思われます。
 魔王様と雷神様が破壊する気で攻撃を行えば、そう長くは持たないでしょう。

 逆にベルカ式魔法では、一撃で大ダメージを与える事が出来ても、次に攻撃する頃には
 HPチャージャーで全快している可能性が高く、相性は最悪と思われます。
 魔法付属による攻撃では、アクレシアの装甲は貫けない為、キツイ戦いと成るでしょう。
 (物理攻撃で破壊出来たとしても、直後にHPチャージャーで回復してしまうので、
  回復力を上回り尚且つ、アクレシア兵の装甲と再生能力をも凌駕しつつ、
  生体部品にダメージを与える事が絶対条件になります)



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