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No.8687の一覧
[0] 【ネタ】逆行最強系神聖ブリタニア帝国皇帝ナナリー(コードギアス)[ツチノコ酒](2009/05/12 01:04)
[1] ぷろろーぐ的なナニか[ツチノコ酒](2009/05/12 01:01)
[2] 逆行第一回 ルルC鉄板でナナリー涙目でござる[ツチノコ酒](2009/05/12 01:03)
[3] 逆行第二回 ルルカレ! メインヒロインの壁は厚かったでござる[ツチノコ酒](2009/05/12 19:49)
[4] 逆行第三回 一期ヒロインのプライド ルルユフィで禁忌の壁を越えた[ツチノコ酒](2009/05/13 22:11)
[5] 逆行第四回 時空を超えた恋 ルルシャリにナナリーは恋を涙の味と知る[ツチノコ酒](2009/05/22 23:42)
[6] 逆行第五回 こ~どぎあす 反逆しないルルミレ[ツチノコ酒](2009/06/05 01:58)
[7] 逆行GAIDEN 私の想いよお兄様へ届け!!ハルケギニアのお兄様へ届け![ツチノコ酒](2009/08/09 16:25)
[8] 逆行第六回 ねえ、ちゃんと反逆しようよっ! ルルコゥでリ姉妹コンプ[ツチノコ酒](2010/08/10 23:25)
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[8687] 逆行第五回 こ~どぎあす 反逆しないルルミレ
Name: ツチノコ酒◆6da3d43a ID:7746f93c 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/05 01:58
ソファーに寝そべり、何時ものごとく元宰相閣下にたかって注文したピザを食べながら、そろそろナナリーたちが帰ってくる頃だなとC.Cは思い馳せていた。
「うぉぉぉぉぉ!」
叫びながら部屋に飛び込んできたのは嘗ての共犯者の悪友、リヴァル・カルデモンドであった。
そして、C.Cを見つけた瞬間に早口で用件を伝えた。
「ミレイ会長がナナリーに連行されたんだ。コーネリア様が言うには、あんたが取り成せばナナリーも落ち着くって」
その言葉を聞いたC.Cは溜息を吐きながら立ち上がった。
「判ったから、落ち着け。私が取り成してやる」
その言葉を聞いて、リヴァルは顔を輝かせて礼を言った。
「ありがとう、助かるよ」
その言葉に頷きながら、ナナリーのSEKKYOU部屋にC.Cは向かっていった。

SEKKYOU部屋に入ったC.Cは微妙にえっちぃ縛られ方をしたミレイを発見した。
そして、何時ものごとくSEKKYOUをしているナナリーも発見した。
C.Cは溜息を吐きながら、ナナリーを宥めようとした。
「なあ、ナナリー。なんで、お前はいつもSEKKYOUをするんだ?
 しかも、今回は今まで無関係だったミレイを連れて来てだ」
そんな、質問とも叱責とも区別がつかないようなC.Cの発言にナナリーは律儀に答えた。
「それは勿論、私が最低系の主人公だからです」
「はあぁ?」
ナナリーの訳の判らない答えに、C.Cは思わず間抜けな声を上げてしまった。
そんなC.Cに更にナナリーは言葉を連ねた。
「前に最低系という形式についてお話しましたよね。その最低系には、必ず一回は誰かをSEKKYOUしなければならないのです。
 そう、SEKKYOUする材料が無ければ、その材料を捏造してでもSEKKYOUする! それが最低系主人公なのです!」
ナナリーが力強く断言した。そして更に言葉をC.Cを討ちのめす言葉を続ける。
「実は最低系主人公は、実力を隠さなければならないのです。
 所謂、本当はラウンズ級だけど、面倒だからエース級と言うやつです。
 本当はコレを行いたいのですが、指揮官たるお兄様に戦力を偽るのは、とても心苦しいので出来ないのです。
 他のメンバーにもやって頂きたいのですが、皆さんは軍出身者が多いので実力を偽るのは自軍の味方に対する裏切りだと考えていまして、
 それを行う事に否定的ですので、実力を隠す事が出来ないのです。
 ですので! 最低系主人公として、必須項目であるSEKKYOUは丁寧に行いたいのです!」
その言葉にC.Cは疲れ果ててしまった。
そして、SEKKYOUを行うナナリーの言葉が耳に入る。
「判っていましたとも! ミレイさんがお兄様を好いて居たという事くらいは! 実際に私もミレイさんなら良いかなと考えてました!」
それに、ミレイの言葉が答える。
「えっと……。ナナちゃんは過去に遡って、ルルーシュを助けようとしたのね。そして、ルルーシュを助けたら私を選んだ、と言う事ね」
冷静そうにそんな言葉を言いながら、ミレイが頬を染めてるのが更にナナリーは、お気に召さないようだった。
「そうです! お兄様がゼロにならずに居れば、C.Cさんもカレンさんもユフィお姉様もシャーリーさんも総てのフラグが死んで、
 私とのENDになる筈だったんです!」
ナナリーの言葉を聞いて、C.Cは何時ものごとくジェレミアを探した。
すると展開が読めていたのか、のど薬を口から散布して、隣の机に水差しとコップを用意してジェレミアが待機していた。
「頼む」
C.Cの疲れたような一言を受け、何時ものように実直にジェレミアは答えた。
「了解いたしました」

今回の話の発端はジノの何気ない一言から始まった。
「先輩がゼロにならずに反逆もしなければ、今までの女性達との接点って消えてナナリー様一筋になるんじゃない?」
その言葉に顕著に反応したのが、ナナリーとカレンだった。
この一言の為に、黄昏の間で一旦会議を開始。
結果、ラグナレクの接続を阻止しつつ、ルルーシュの反逆が行われないようにする事が決定した。
そして逆行開始、時期はシンジュク事変のかなり前にしたそうだ。
最初に行ったのが、ルルーシュへの接触。
何時ものように正体をばらして、これから起こる事への書類を渡す。
あっちのナナリーの目はジェレミアで治療済み、というか、コレが無いとルルーシュは話すら聞いてくれないらしい。
次に行ったのが、アーニャの中のマリアンヌの成仏。
で、V.Vの確保と封印。
ここまでは、馴れたもので流れ作業だったそうだ。
そして、あっちの私を確保するために内通者を用意したそうだ。それは、あっちのジェレミアだったそうだ。
こっちのナナリーが呼び出して、こっちのジェレミアとあっちのナナリー、ルルーシュコンボであっさり内通者になったそうだ。
で、暫くはノンビリと学校生活をやっていたそうだ。
あっちのジェレミアから毒ガスを取り返せと命令がきたと連絡があって、逆行組の出撃。
内通者ジェレミアの援護があって、あっさりとあっちの私を確保。
んでもって、あっちのジェレミアは毒ガスの確保が出来なかったという理由で責任を取ると言って退役。
純血派のリーダー後任にキューエルを指名したそうだ。この時の潔い態度にクロヴィスとキューエルが感動したそうだ。
まあ、実際にはジェレミアがルルーシュとナナリーを傍で守りたいと交渉して、その結果にアッシューフォード学園の教師に再就職するための
方便だったんだが。
あっちのカレンも死なずに、レジスタンス活動に励みながら、時が進む。
カワグチ湖のコンベンションセンターホテルへの観光である。
ゼロも居ないし、大丈夫だろうと考えていたら、やりました。草壁が襲撃したそうだ。
ルルーシュとラブラブする予定だった両方のナナリーがブチキレで、咲世子とあっちのジェレミア、逆行組の肉体派に殲滅させたそうだ。
というか、逆行組には肉体派しか居ないので全戦力で殲滅した事になる。
殲滅したのは良いが、存在がばれるとヤバイので、コッソリと脱出したそうだ。
しかしながら、クロヴィスは不審に思ったようで調査を行ったって、アッシュフォードに訪問。
ルルーシュとナナリー、そして逆行組のことがばれてしまったそうだ。
その時のクロヴィスの反応は、感動だったそうだ。
自分が気にしていた二人が生きており、しかもジェレミアが軍を辞めてまで護衛に就く。
しかも、時間を遡って自分達を救おうとした姉と妹。
この時のこっちのナナリーは「派手な歌劇を見せられてるようでした」と感想を述べたそうだ。
ついでに、この時にミレイとルーベンに逆行組の素性がばれてしまったそうだ。
ルーベンには資料を渡して、ミレイの幸せを守るようにこっちのナナリーが恩返しの代わりと頼んだそうだ。
それでもって、ホテルのテロ行為に対する報復としての、ナリタ攻防戦。
まあ、あっさりと勝利。
ちなみに、この時に片瀬と藤堂は脱出したそうだ。
追いかけようとしたら、NACから利益供与を受けている文官たちが邪魔をして追いかけられなかったそうだ。
で、日本解放戦線の日本脱出。
暫くは穏やかに過ごしていたそうだ。
なお、この時にルーベンがルルーシュとミレイにオーケストラや歌劇のチケットを渡していたそうだ。
クロヴィスが参加する日に合わせていたから、クロヴィスに対するリップサービスとナナリーは楽観視していたそうだ。
ちなみに、その時に参加メンバーはルルーシュにあっちのナナリー、ミレイの三人だったそうだ。
学園祭の開催。
世界一のピザを焼くということで、クロヴィスの見学があり、ホスト役としてルルーシュとナナリーが案内したそうだ。
ちなみにガニメデに乗って生地を伸ばしたのは、あっちのジェレミアで、マリアンヌの因縁深いガニメデに乗れる事に、感動していたそうだ。
学園祭の終了して、何日かしたら九州より澤崎の上陸。
コレによって、各地のレジスタンスが湧いたそうだ。
なお、扇グループは他のグループに吸収されて、ハーフのカレンは放逐されてしまったそうだ。ホテルテロの前の出来事だそうだ。
すわ、ブラックリベリオンと同じ状態か! と緊張したが、ルルーシュの助言によって行われていた日本人懐柔政策のおかげで、
決起した日本人は思ったより少なかったそうだ。
流石に拙いということで、九州の澤崎を叩く事にしたそうだ。
ちなみにレジスタンスは地方軍に任せたそうだ。
で、九州にて逆行組の無双開始。あっさり終了。
この時に扇グループはアッシュフォード学園を占拠しようとしたが、学生を人質に取ろうとした事であっちのカレンが反発して抵抗、
あっちのカレン、ジェレミア、咲世子といった人間最終兵器たちを相手に出来ずに、拘束されたそうだ。
なお、この時のこっちのナナリーのコメント「あ、扇を忘れてた」
そして、澤崎も逮捕して中華連邦に貸しを作り、クロヴィスもホクホクだったそうだ。
この時に逆行組の活躍を表彰しようとしたが、自分達は居なくなるので要らないといったそうだ。
そしたら、アッシュフォードにクロヴィスが男爵位を与えたそうだ。
この采配にナナリーやコーネリアは、なかなか粋な采配と喜んだそうだ。
こうして、不安材料も消えて、衛星エリアに昇格して、日本人たちの生活も楽になり、
それに伴って、芸術家のクロヴィスは日本文化の保護を始めて、日本人やキョウトの心を鷲掴みにしたそうだ。
穏やかに時が過ぎ、ミレイの卒業。
大学部に進学したそうだ。そして、更に時が過ぎてルルーシュの卒業。
この時に、アッシュフォードからルルーシュとミレイの婚約を聞かされたそうだ。
この不意打ちに流石のナナリーも唖然としたそうだ。
またしても、燃え尽きたこっちのナナリー。
まだ、逆転はあるかと粘ったが、流石に無理だったそうだ。
こうして、ルルーシュ・ランペルージはルルーシュ・アッシュフォードとなって、アッシュフォード一門の当主になったそうだ。
なお、ルルーシュとミレイの子供を、クロヴィスに見せたら大喜びで成長記とか言って、子供の様子をモデルに絵を描いたそうだ。

「なんというか、今回は穏やかな話だったな。というか扇はいつも絡むな」
C.Cのコメントによって、纏められた物語にジェレミアが補足する。
「ちなみにヴィレッタは純血派の女傑として歳月を重ねまして、こちらに戻る時点でも浮いた話が無かったそうです」
そんな風に二人で、しんみりとしているとミレイの言葉が聞こえてきた。
「ん~。ルルーシュって破天荒に見えて、実は常識的で情に厚いからさ。ナナちゃんが妹の時点でダメじゃないの?」
その言葉に、ナナリーが反論した。
「そんな事は在りません! お兄様はユフィ姉様にも手を出した鬼畜ですから、私にも手を出してくれます!」
「あ~、うん。ちょっと、考えたいから縄を解いてくれないかな?」
ミレイの言葉に、ナナリーは拘束を解いて、ミレイの言葉を待った。
「ふむ、ナナちゃんはルルーシュとラブラブしたいわけね。で、がんばっても他の女性にルルーシュを取られると言う事ね」
ミレイの言葉に、ナナリーは頷いた。
「その通りです。いくらフラグを潰しても、雨後の筍の様にフラグが湧いてお兄様を取られてしまうのです」
ナナリーの意見に、ミレイは頷いて意見を述べた。
「さっきも言ったように、ルルーシュは結構、常識的なのよ。そう見えないのは、常識的な自分を観察している自分を持っているからね。
 だから、人の意表を突いたり、人の行動を先読みするのに長けているのよ」
ミレイの分析に、C.Cは感心しながら聞いていた。
「だから、同母妹であるナナリーは攻略対象にならないのよ。ルルーシュの常識のせいでね」
「でも、ユフィ姉様のことは、どうなるんです?」
ナナリーが必死に反論した。だが、ミレイはそれを一刀両断にした。
「ルルーシュは皇族よ。だから常識の基準が皇族のソレなのよ。で、皇族は異母姉妹との結婚は許されているの。
 つまり、ユーフェミア様はルルーシュの攻略対象内なのよ!」
ドドーン、という感じでミレイは結論を述べた。
「そ、そんな……」
ミレイの結論を聞いて、ナナリーは打ちひしがれてしまった。
そのナナリーにミレイは、優しく囁いた。
「でも大丈夫よ、ナナリー」
「え?」
その囁きにナナリーはミレイの顔を見つめてしまった。
「私たちアッシュフォード生徒会はルルーシュと共にシャルル皇帝によって記憶を改竄されたわ。
 逆に言うと、記憶が改竄されている状態のルルーシュなら、ナナリーは攻略対象なのよ!」
「!!」
ミレイの言葉はナナリーに驚きと希望を与えた。
「流石です! ミレイさんは流石ですわ! 一時期とはいえ、お兄様と許婚であった事があります!」
「でしょう。ほら、もっと、褒めて、褒めて」
一気にテンションの上がったナナリーとミレイは、二人で騒ぎ出した。
「すごいです。ミレイさん。何でも言ってください。私の権限でどんな願いも聞き入れます」
「ありがとう、ナナちゃん。でね、お願いはね、次から逆行には、私も連れて行って欲しいのよ」
ミレイの願いにナナリーはあっさりと許可する。
「良いですけど、そんなお願いで良いのですか?」
「うん、うん。こんな楽しそうなイベントにミレイさんが参加しないで、どうするのよ」
そうミレイは笑いながら答えた。
「ですよね! では、新たな糸口が見えたところで、出発!」
高いテンションのまま、ナナリーは出発した。
それに釣られるように、他のメンバーも出発した。

C.Cはナナリーたちを見送りながら、シュナイゼルに語りかけた。
「そろそろ、終わりそうだと思うのだが、大丈夫か?」
シュナイゼルは落ち着いてC.Cに告げた。
「大丈夫だよ。それにそろそろ今の状態に慣れてきたからね。まあ、最悪の場合は私も参加するさ」
その言葉を聴いたC.Cは、多分ブリタニアで一番がんばっている元皇族に対して、心の中の応援を送った。

初投稿(09/06/05)


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