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No.8004の一覧
[0] 転生生徒 裕也(現実?→ネギま) 習作[TY](2009/10/22 23:38)
[1] 転生生徒 裕也 プロローグ[TY](2009/09/28 21:38)
[2] 転生生徒 裕也 第一話[TY](2009/09/28 21:39)
[3] 転生生徒 裕也 第二話[TY](2009/09/28 21:40)
[4] 転生生徒 裕也 第三話[TY](2009/09/28 21:41)
[5] 転生生徒 裕也 第四話[TY](2009/09/28 21:42)
[6] 転生生徒 裕也 第五話[TY](2009/09/28 21:43)
[7] 転生生徒 裕也 第六話[TY](2009/09/28 21:44)
[8] 転生生徒 裕也 第七話[TY](2009/09/28 21:47)
[9] 転生生徒 裕也 第八話[TY](2009/05/14 16:28)
[10] 転生生徒 裕也 第九話[TY](2009/05/16 20:30)
[11] 転生生徒 裕也 第十話[TY](2009/05/22 22:07)
[12] 転生生徒 裕也 第十一話[TY](2009/05/31 21:40)
[13] 転生生徒 裕也 第十二話[TY](2009/06/22 23:54)
[14] 転生生徒 裕也 第十三話[TY](2009/07/15 00:04)
[15] 転生生徒 裕也 第十四話[TY](2009/07/15 00:02)
[16] 転生生徒 裕也 第十五話[TY](2009/09/28 21:37)
[19] 転生生徒 裕也 第十六話[TY](2009/10/22 23:35)
[38] 転生生徒 裕也 第十七話[TY](2011/09/04 18:31)
[49] 転生生徒 裕也 第十八話[TY](2011/09/04 18:25)
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[8004] 転生生徒 裕也 第七話
Name: TY◆7afd6ba4 ID:b5f22841 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/09/28 21:47

転生生徒 裕也
第七話

裕也はエヴァンジェリンの別荘の前で足を止めていた。

「マスター…この城は何だ?」
裕也は別荘の後ろにある城を見ながら聞く。

「レーベンスシュルト城だ。貴様の修行を行う為に色々増やしたがな。ほらさっさと入れ」
とエヴァンジェリンは答えながら裕也を蹴り入れ、自分も入っていく。


「手前の転移魔法陣が城への直通で、四方のはそれぞれ修行場に行ける」
エヴァンジェリンは入って直ぐに説明を始める。

「修行場と言うと、城にくっついてた所か?」
裕也は周りを眺めながら聞く。

「そうだ。よし…裕也、今日は好きなところに入っていいぞ」
エヴァンジェリンは何か閃いたように言ってくる。

「…まだ、どんな所があるのか聞いていないのだが」
裕也は頬をひきつらせながら問い掛ける。

「知っていたらつまらんだろ。それに実戦では己が知りえない所で戦う事もザラだからな」
エヴァンジェリンはニヤニヤ笑いながら答える。

「その通りなのだが…先に入るぞ」
裕也は肩を落とし転移魔法陣に入っていった。


「暑い…というか熱い」
裕也が選んだ転移魔法陣の先は砂漠だった。

「当たり前だ。摂氏50度だぞ」
続けて入ってきたエヴァンジェリンが話し掛ける。

「何故そんな平然としていられるんだ、マスター」
汗だくになりながら裕也は問い掛ける。

「む…耐熱の術を使っているからに決まってるだろ。貴様もさっさと使え」
エヴァンジェリンが何を今更と言わんばかりに答える。

「…それはホイホイと出来るモノなのか?」
裕也が一応、気で強化しながら問う。

「そんなもの少し応用すれば出来るだろ」
エヴァンジェリンは呆れながらも教える。

「身体強化の応用の延長で出来るとは考えづらいのだが…」
裕也は気を色々な所に集中させる事を試しながら聞く。

「何?…もう一回言ってみろ」
エヴァンジェリンが聞き返す。

「だから身体強化の応用で出来るとは考えづらいと…」
裕也は素直に言い返す。

「アホかーーっ」
エヴァンジェリンはそう言いながら魔力で強化した右手で突いてきた。

「なあっ!?」
裕也はいきなりの攻撃にも対応し右の拳で反撃に移る。

「ちっ…今日はこのまま修行を始める。終了条件は打撃を私に一撃与える事だ」
エヴァンジェリンは裕也の拳を受け流し投げ飛ばす。

「そのまま組み伏せるつもりだったんだが、自ら飛んで回避したか」
エヴァンジェリンは着地した裕也に向かって言う。

「……せめてその耐熱の術とやらを教えてくれないか?」
裕也は瞬動で間合いを詰め殴り掛かりながら言う。

「ふん、これが終わって生きていたら教えてやる。リク・ラク・ラ・ラック・ライラック…」
エヴァンジェリンは不吉な事を言いながら裕也の拳を障壁で受け止め、詠唱を始める。

「な…魔法を使うのはズルくないかっ!?」
裕也は障壁を抜くのを諦め一気に距離を取る。

「実戦ではズルいも何も無いぞ。『魔法の射手・連弾・闇の17矢』」
エヴァンジェリンは抗議に耳を貸さず撃ってくる。

「くっ…足場が悪い。仕方ないか」
砂に足を取られ思うように避けられない分を裕也は白衣から取り出したデザートイーグルで迎撃する。

「やはり持っていたか。というかどこから買ってくるんだ、それ」
とエヴァンジェリンは距離を詰めながら聞いてくる。

「自前だ…っと」
裕也は答えながらリロードしエヴァンジェリンに向け躊躇無く引き金を引く。

「いつもより精度が甘いな。あの鎧を着ていなきゃこの程度か?」
エヴァンジェリンは障壁で受け止めるのでは無く、避けて更に接近してくる。

「いや…狙い通りだよ」
裕也は弾切れのデザートイーグルを捨て、気を右手に集める。

「ほう、なかなかの気の練りだが…遅い。リク・ラク・ラ・ラック・ライラック 来たれ氷精、大気に満ちよ。白夜の国の凍土と氷河を…『凍る大地』」
が、エヴァンジェリンの呪文詠唱の方が早く終わり、出てきた氷柱に裕也は貫かれる。

「ぐ…が…っ」
貫かれた裕也は血を流すこと無く白衣を残して消えた。

「なっ…分身かっ!!」
エヴァンジェリンは一瞬気を取られる。

「独学だからか気の消費が半端じゃないがね」
と裕也がぼやきながらエヴァンジェリンの背後に立つ。

「ちっ…」
エヴァンジェリンは反撃は間に合わないと判断し障壁を張る。

「その障壁を…抜く!!」
ありったけの気を集中させている右手を手刀の型にして一気に突く。

「気の練りは良いがそれでは障壁を抜くには足りな…っ!?」
エヴァンジェリンは障壁を抜かれ呆気にとられる。

「抜いた…ぞ」
裕也はエヴァンジェリンの額に指先を当てるとそのまま崩れる。

「って…何故力尽きる」
とっさにエヴァンジェリンは裕也を支える。

「気を使い果たしたのと、熱中症が原因かと」
ツヴァイが推測する。

「……いつからいたんだ?」
エヴァンジェリンが裕也を担ぎ直しながらツヴァイに問い掛ける。

「あなたの『アホかーーっ』の辺りからですが、何か?」
ツヴァイはあっさりと答える。

「ほぼ最初からじゃないかっ!というか何故ここに居る!?」
エヴァンジェリンは妙なテンションになりながら問い詰める。

「超と葉加瀬から武装を使用しなければ自由に出歩いてよいと許可を得たのでドクターの後を尾行してここにたどり着きました。あ、そろそろ出なくてはドクターが危険です」
ツヴァイは質問に答えるとエヴァンジェリンから裕也を奪い、転移魔法陣に向かって行く。

「あ…こら、待たんか。このボケロボが」
エヴァンジェリンもツヴァイを追い掛け転移魔法陣に行く。


「で…どうやって私の障壁を抜いたんだ?」
城に戻り意識を取り戻した裕也にエヴァンジェリンが問い掛ける。

「拳の面じゃ抜けないから、手刀の先に力を集中させて障壁を貫いたんだよ。それとツヴァイ、もう大丈夫だ」
裕也はエヴァンジェリンに答えながら、ツヴァイに言う。

「了解しました、ドクター」
ツヴァイは冷やすのを止める。

「…影分身なぞいつの間に体得したんだ?」
エヴァンジェリンが聞いてくる。

「最近、超と葉加瀬が色々な所に顔を出し始めてな…実験の時に人手が足りなくなって分身とかできないかなーと色々試していたらな…」
裕也はエヴァンジェリンから目を反らしながら答える。

「そんなに軽く…というか理由が人手不足からというのがなんとも」
エヴァンジェリンも微妙な表情で返す。

「で…マスター、耐熱の術とやらを教えてくれるのでは?」
裕也が話を逸らす。

「ああ、そうだったな。少し待ってろ」
と言い残しエヴァンジェリンは城へ入っていった。

「ところでツヴァイ、何故ここにいる?」
裕也はエヴァンジェリンの後ろ姿を見ながらツヴァイに問い掛ける。

「超と葉加瀬が外出の許可をくれたので偶々見つけたドクターについてきました」
ツヴァイは淡々と答える。

「外出するならもっと他の所があるだろうに…」
裕也は呆れながら返す。

「……いけなかったでしょうか?」
ツヴァイが少し落ち込み気味に聞いてくる。

「いや…ツヴァイが自分で判断したのなら問題ないんだ」
裕也は若干焦りながら答える。

「裕也、ほれ受け取れ」
そうこうしてる内に城から戻ってきたエヴァンジェリンが一冊の書物を投げ渡してきた。

「む…これは?」
裕也は受け取り、内容を見ながら問う。

「私の手持ちで気の応用方について書いてある書物だ。読み解いていけば色々解ってくるだろ」
エヴァンジェリンが答える。

「読み解けるだろうか…」
ペラペラと捲りながら呟いた裕也に

「そんなに不安なら図書館島にでも行って来い。あそこの地下にならそういった手合いの入門書のようなのも置いてるからな」
エヴァンジェリンが答える。

「そうなのか、わかった。ところで今回の修行は…」
裕也は思い出して戦々恐々といった感じで問い掛ける。

「一応クリアにしてやる。倒れたと言っても障壁を抜いてからだったからな」
エヴァンジェリンが仕方なさそうに言う。

「ありがとうございます、マスター」
裕也はエヴァンジェリンに頭を下げる。

「ふん…ところで裕也、接近戦用の武器は何か無いのか?いつもいつも銃と言うわけにもいかんだろ」
エヴァンジェリンが問い掛ける。

「接近戦用と言われても…今の所は設計段階のも含めで何かあったか、ツヴァイ?」
裕也はツヴァイに確認をとる。

「今の所、三点ほどあります。読み上げますか?」
ツヴァイが聞いてくる。

「そうしろ。なるべくわかり易くな」
裕也ではなくエヴァンジェリンが答える。

「はい、まずヒートサーベルです。ブレード部を加熱し対象を溶断します」
ツヴァイが説明を始める。

「ほう…なかなか強力そうじゃないか」
エヴァンジェリンが関心したふうに頷く。

「ですが、ブレード部が脆いため、鍔迫り合いになると折れます」
ツヴァイが欠点を告げる。

「…次だ」
エヴァンジェリンが促す。

「はい、次は杭打ち機です。純粋物理衝撃のみで敵の魔法障壁を打ち抜けます」
ツヴァイが更に話しを続ける。

「で…欠点は何だ?」
エヴァンジェリンは聞いてくる。

「はい、反動が尋常じゃないレベルの為気で強力しても数発しか人体が耐えれません。あと、先端にドリルを上手くつけれないそうです」
ツヴァイが告げる。

「……最後は?」
エヴァンジェリンが呆れながらも聞いてくる。

「はい、最後はゴルディ○ンハンマーだそ「わかった、もういい」
ツヴァイの言葉を遮ってエヴァンジェリンが言う。

「…裕也、私の武器庫から後で何個か持ってくるからその中から選べ」
エヴァンジェリンはツヴァイから裕也に目線を向け言う。

「ああ…わかった」
裕也も申し訳なさそうに答える。

「あと…貴様等はまともな物を作れんのか?それとも作らんのか…」
エヴァンジェリンが疑いの眼差しを向けてくる。

「ヒートサーベルは私の、ドリル付属杭打ち機は葉加瀬、ゴル○ィオンハンマーは超の発案だ…」
裕也は己の疑いを晴らすために説明する。

「ゴルディオンハン○ーの欠点はゴ○ディーマーグが作れない事だそうです」
ツヴァイが先程言い切れなかった所を言えて少し満足げにしている。

「…………そろそろここから出れるから今日の所は終わりだ。来週までにはある程度気の応用を出来るようにしておけ」
エヴァンジェリンは疲れたように言う。

「了解した。ところでマスター、チャチャゼロはどこに?」
裕也は修行開始時から気になっていた事を聞く。

「先に行ってると言っていたが…あ、もしや…」
エヴァンジェリンは少し考えてからある可能性に思い至った。


「………御主人タチ遅エナ」
一方、別荘で一人沈み行く夕陽を眺めながら一人待ちぼうけているチャチャゼロがいたとかいないとか。


「では…研究室に戻っても2人ともいないのか?」
エヴァンジェリン宅から研究室の帰り道に裕也はツヴァイに聞いていた。

「その通りです、ドクター。超はお料理研究会に葉加瀬はジェット推進研究会にそれぞれ行っています」
ツヴァイが淡々と答える。

「そうか…私は少し寄り道してから帰るがツヴァイはどうする?」
裕也は少し考えてからツヴァイに話を振る。

「はい、よろしければドクターと一緒に行きたいのですが…」
ツヴァイは徐々に声を小さくしながら答える。

「別にかまわないが…あまり、面白くないかもしれないぞ」
裕也は了承すると歩き出した。

「どこに向かうのですか、ドクター」
ツヴァイは裕也の後を追いながら問い掛ける。

「ん?図書館島だよ」
何てこと無いように裕也は返し、歩いていく。


「ここに来るのも久しぶりだな…」
裕也は図書館島の扉をくぐりながら呟く。

「昔はよく来ていたのですか?」
ツヴァイが周りを気にしながら小声で聞いてくる。

「ああ、中一頃は足りない知識を得るために通い詰めていたからな。行くのは上階の工学系の書架ばかりだったから地下への行き方はわからないがな…」
地下への道を探しながら裕也は答える。

「お困りですか?」
裕也とツヴァイが周りを見渡していると背後にフードを被った人物が唐突に現れ話し掛けてきた。

「っ!?」
裕也は気配無く背後に立たれた事に驚く。

「おや、驚かせてしまいましたね。私はここの司書をしているクウネル・サンダースです、お見知りおきを」
フードの男は胡散臭い笑みを浮かべながら挨拶をしてきた。

「はぁ…どうも。私は沙霧 裕也で、こっちはツヴァイです」
裕也もつられて返事をし、ツヴァイは紹介に合わせて一礼する。

「ふふふ、困っていらっしゃるのならお手伝いしますよ?」
とクウネルは胡散臭い笑みを浮かべたまま提案してきた。




あとがき
どうもTYです。
最近、迷走し始めているように感じてきました…どうしよう
感想、ツッコミその他諸々よろしくお願いします。

感想レス
なななし様
学園側に正体を隠して従者だと通そうとしたが、正体が知られてしまい引っ込みがつかなくなったからエヴァンジェリンが半ば強制的に従者にしたという事で…
田中さんについては…色々考えてます。


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