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No.8004の一覧
[0] 転生生徒 裕也(現実?→ネギま) 習作[TY](2009/10/22 23:38)
[1] 転生生徒 裕也 プロローグ[TY](2009/09/28 21:38)
[2] 転生生徒 裕也 第一話[TY](2009/09/28 21:39)
[3] 転生生徒 裕也 第二話[TY](2009/09/28 21:40)
[4] 転生生徒 裕也 第三話[TY](2009/09/28 21:41)
[5] 転生生徒 裕也 第四話[TY](2009/09/28 21:42)
[6] 転生生徒 裕也 第五話[TY](2009/09/28 21:43)
[7] 転生生徒 裕也 第六話[TY](2009/09/28 21:44)
[8] 転生生徒 裕也 第七話[TY](2009/09/28 21:47)
[9] 転生生徒 裕也 第八話[TY](2009/05/14 16:28)
[10] 転生生徒 裕也 第九話[TY](2009/05/16 20:30)
[11] 転生生徒 裕也 第十話[TY](2009/05/22 22:07)
[12] 転生生徒 裕也 第十一話[TY](2009/05/31 21:40)
[13] 転生生徒 裕也 第十二話[TY](2009/06/22 23:54)
[14] 転生生徒 裕也 第十三話[TY](2009/07/15 00:04)
[15] 転生生徒 裕也 第十四話[TY](2009/07/15 00:02)
[16] 転生生徒 裕也 第十五話[TY](2009/09/28 21:37)
[19] 転生生徒 裕也 第十六話[TY](2009/10/22 23:35)
[38] 転生生徒 裕也 第十七話[TY](2011/09/04 18:31)
[49] 転生生徒 裕也 第十八話[TY](2011/09/04 18:25)
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[8004] 転生生徒 裕也 第十二話
Name: TY◆7afd6ba4 ID:b5f22841 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/22 23:54

転生生徒 裕也
第十二話

時は少しさかのぼる。

裕也は未だ布団から出てこない二人に
「今日、明日と通して修行になるから帰ってくるのは明日の午後になる」
外出の準備をしながら話し掛ける。

「わかったヨ…私たちはそれぞれの来月から始まる研究の準備をし……」
超は裕也に自分たちの予定を話しきる前に力尽き、再び夢の世界に旅立つ。

「わかりましたぁ…でも路面電車屋台に飛行機能もつけなきゃ……」
葉加瀬も不穏な事を口走ってから再び布団に潜り込む。

「……今日の朝食と昼食は一応用意して冷蔵庫に入れておいたが、他は金を置いてくから作るなり買うなりしてくれ」
裕也は葉加瀬の発言を無視して食事について説明するが

「「……………」」
超と葉加瀬は布団の中でもぞもぞと動くだけで返事をしない。

「はぁ…では、いってくる」
そんな二人に呆れながらも律儀に声をかけて裕也は研究室から出ていった。

ドアの閉まる音を確認し布団から頭だけを出した超が
「……行ったカナ?」
隣の葉加瀬に話し掛ける。

「そのようですね。でも、本当にやるんですか?」
超に習って葉加瀬も布団から出ながら問い掛ける。

もぞもぞと布団から出た超が「裕也が確実に留守にするのはなかなか無いチャンスヨ」
寝間着から着替えながら答える。

続いて布団から出て来た葉加瀬が
「アインとツヴァイ、そしてドライのAIを統合して新たなAIに組み直す…出来ない事ではありませんが…」
二人分の布団を上げながらこれから行う事を確認する。

「うまくいけば…いや、うまくいってしまえば彼女たちの記憶の断片を…思い出を持ったAIが出来上がるヨ」
パソコンを立ち上げながら超が起こり得る結果の予測を口にする。

引き出しに隠していた書類を取り出した葉加瀬は
「でも、人格プログラムはみんなボロボロですし…アインとドライに至ってはかなり変化してしまいましたよ」
眉をしかめながら読み上げる。

冷蔵庫から裕也が朝食にと用意していたサンドイッチを取り出し
「それは仕方ないヨ…魔法の直撃を受けたんだから破損ですんだだけでもめっけものネ」
それを頬張りながら超がもごもごと言う。

「ドライもかなり強引に修理して取れるプログラムは根こそぎにしましたからね…」
葉加瀬もサンドイッチに手を伸ばしながら続ける。

「それも裕也への相談も無しにネ…怒ってもお尻ペンペンで済めばいいんだが…無理カナ?」
超は冷や汗を浮かべ自分のお尻をさすりながら問い掛ける。

「無理でしょうねー…と言うか、下手したら私もじゃないですか!?」
あっけらかんと言ってのける葉加瀬だったが他人ごとではないと気がつきうろたえだす。

超は起動したパソコンでプログラムを立ち上げていた手をピタリと止め
「フフフ…ハカセも一緒に新たなる世界を感じてみるカ?」
焦点の合っていない目のまま問い掛ける。

「いりませんよ!!そんなアブノーマルな世界は!!」
わたわたと腕を振り回しながら葉加瀬は抗議を始める。

「なぁに…痛いのは最初だけで、慣れてしまえば「超さん、なんか違う意味合いに聞こえてきますよ!?」おぉ!?」
未だ焦点を合わない目のままの超の言葉を葉加瀬の叫び声が遮る。

さっきので正気に戻った超は
「この事は考えないようにしようカ…さあ、我々には時間が無いヨ。今日中にシミレーションは終わらせなくては後々に支障をきたすヨ」
カタカタとキータッチを再開する。

葉加瀬はパソコンでプログラムを起動させ
「そうですね。万が一にも勝手にやって失敗しました、なんて言ったら…×××に移動しなきゃ描写出来ないような仕打ちが…」
最悪の結末を想像し青くなる。

「いくらなんでも小学五年生の私たちに欲情するほど裕也は変態じゃないと思うのだガ…それとハカセ、メタな発言は自重するヨ」
超が残っているサンドイッチに手を伸ばしつつ葉加瀬の発言を注意する。

プログラムの設定を終えた葉加瀬が
「いえ…そう言う方面ならいいのですが、何というか…違うベクトルに向かう可能性も…」
頬を赤らめながら言いにくそうに喋る。

「違うベクトル…っ!?まさか、エロエロじゃなくてグログロな方面カっ!?」
超は葉加瀬が言わんとしていることを察して驚愕を露わにする。

「もしくはその両方とか…ダr「わーっ!!」とか肉奴れ「わーっ!!」にされて沙霧さんの地下研究室で…って、超さんどうかしたんですか?」
子細を言っている途中で騒ぎ出した超に葉加瀬は訝しげに問い掛ける。

超は机に突っ伏し
「ハカセ…本当に自重して…くれ。ただでさえ…風当たりが…厳しいご時世なんだからネ…」
息も絶え絶えといった様子で答える。

「はぁ…?あ、シミレーションの準備できましたよ。超さん」
言っていることが分かってないような様子の葉加瀬は準備が整った事を告げる

それを聞いた超はむくりと起き上がり
「じゃ…始めるカ」
パソコンでプログラムを走らせる。

「はい…ところで超さん」
葉加瀬はパソコンに向き合いながら話し掛ける。

「何カナ?」
超は算出されてくる結果に目を通しながら聞き返す。

葉加瀬もプログラムに手を加えながら
「どうして新しくAIを作らないんですか?その方が手間のかからないような…」
話を聞いてから気になっていたことを問い掛ける。

「変形機構とか複雑なシステムを色々と搭載したガイノイドにまっさらなAIを積むと自我の確立が上手くいかないかもしれないからネ」
算出された結果からプログラムを組み替えながら超が答える。

「それで既に自我の確立されているAIを作り上げるのに効率の良い方法がこれ…ですか?」
葉加瀬も手を止める事なく聞き返す。

超はパソコンの画面から目を離し
「私は利用できるモノなら何でも利用するヨ…ハカセは反対カナ?彼女たちを利用するのは…」
真剣な表情で葉加瀬に問い掛ける。

作業の手を止めた葉加瀬は
「…やりましょう。彼女たちもこのまま死蔵されるより、形は違えど動ける方が幸せだと思いますから」
超から目を逸らす事なく断言する。

「この事で裕也に嫌われてしまうかもしれないが…いいのカナ?」
葉加瀬の躊躇の無い返答に面食らいながら最終の確認をする。

「沙霧さんはそこまで器量が狭く無いと思いますが…怒りはしても嫌いはしないかと」
止めていた作業を再開した葉加瀬が苦笑をしながら答える。

「おとなしい人程怒ったら怖いと言うじゃないカ…」
葉加瀬の対応に超は若干いじけながらも作業に戻る。

「超さんさっきから妙な所に拘りますね。はっ、もしかして超さんは沙霧さんの事が……」
葉加瀬はくわっと目を見開き超の方を見る。

「ななな何の事カナ。ほら、さっさと進めるヨ」
ビクリと肩を震わせた超はどもりながら急いで話を逸らす。

「仕方ないですね。追求は後ほどゆっくりと…」
葉加瀬はぼそりと呟きながら再びパソコンに向き直る。

「……ハカセ、なんかノリが普通の女子みたいヨ」
葉加瀬の呟きを耳聡く聞き止めた超はボヤきながら作業に戻っていった。


チャチャゼロを抱え別荘に向かっていたエヴァンジェリンが唐突に
「裕也、貴様は何故戦う?」
後ろについて来ている裕也に問い掛ける。

「む、何故…か?」
いきなりの問いに裕也は面食らいながらも考え込む。

「まあいい、考える時間はこれから沢山あるからな」
考え込んでいる裕也を放っといてエヴァンジェリンは別荘に入っていく。

「あ、マスター」
それに気がついた裕也も後を追って入っていく。

「今回は長期の修行を行う」
裕也が入ってきたのを確認しエヴァンジェリンは口を開く。

「長期と言うことは…まさか…」
裕也は自分で歩いているチャチャゼロに目を向けながら聞く。

裕也の視線に気がついたチャチャゼロが
「ケケケ、残念ダガ前ミタイナ鬼ゴッコハ無シダゼ」
ケタケタと笑いながら答える。

「今回は基礎の仕上げのようなモノだ。耐熱の術は出来るのだな?」
エヴァンジェリンは転移魔法陣の一つに向かって歩きながら問い掛ける。

「ああ。燃費は相変わらずだが出来る」
裕也は小首を傾げながらも答える。

答えを聞いたエヴァンジェリンは転移魔法陣の前で立ち止り
「ならば問題ないな。ほら、入れ」
裕也を手招きする。

「…マスター、そこはどこに繋がっているのだ?」
裕也は引きつった笑みを浮かべながら聞く。

ニヤリと笑みを返しながら
「教えてやると思うか?」
エヴァンジェリンは楽しそうに問い掛ける。

「いや…実戦では己の知り得ない所で戦う事もあるのだろ?」
裕也はエヴァンジェリンの答えを待たずに魔法陣に足を踏み入れる。

「わかっているじゃないか」
エヴァンジェリンは満足げにうなずきながら続いていく。

裕也は眼前の景色に呆気に取られながらも
「寒い…肌を…いや、骨を刺すような寒さとはこれの事か…」
身を縮め呆然と呟く。

「ケケケ、摂氏マイナス40度ノヒマラヤトカ言ウ雪山ラシイゼ」
エヴァンジェリンと一緒に入って来たチャチャゼロが呆然としている裕也に言う。

「……ここで何をするんだ、マスター」
ガチガチと震えながらも裕也は問い掛ける。

「特に何もしないぞ。ただ生き残ればいい」
エヴァンジェリンはあっさりと言ってのける。

「は?」
裕也は目を点にしながら間抜けな声を上げる。

ふわりと宙に浮いたエヴァンジェリンが
「1ヶ月…30日間生き残るだけだ。何、耐熱の術の応用から耐寒も出来るし炎もあるから余裕だろ」
楽しそうに笑いながら言う。

「マア、川ニ魚モイルシ食料モ困ンネーダロ」
チャチャゼロは飛びながらさりげなく助言する。

「ああ、ついでにさっきの質問の答えもその時に聞くからな。死んでいても墓くらいは建ててやるから安心しろ」
それだけ言うとエヴァンジェリンは裕也が何かを言う前に飛んでいく。

「寝床ハ横穴デ「チャチャゼロ!!」グェッ」
尚も助言を続けようとしたチャチャゼロはエヴァンジェリンの糸に簀巻きにされ拉致されて行った。

「……まず穴を掘るか」
耐熱の術から即興で作り上げた更に燃費の悪い耐寒の術を使いながら裕也は生き残るために動き出した。


「デ…御主人、アイツハドウスンダ?」
簀巻きにされ吊されたままのチャチャゼロがエヴァンジェリンに問い掛ける。

「どうもせんよ。私もやらなくてはならない事があるからな」
エヴァンジェリンはチャチャゼロに目も向けず答える。

「アァ?下手スリャ雪崩ニ巻キ込マレルナリ何ナリデ死ヌゼ」
チャチャゼロは脱出を試みているのかジタバタともがきながら言う。

「そうなったらそこまでの奴という事だ。それに…あの手の奴は一度死ぬ目を見なきゃ変わらんだろうからな」
チャチャゼロを糸から解放しながらエヴァンジェリンが呟く。

「ソーイヤ御主人、前二アイツハ死ナナイトカ言ッテナカッタカ?」
解放され自力で飛び始めたチャチャゼロがエヴァンジェリンに聞く。

「ん?ああ…そんな事も言ったな。その内にわかるから、あまり気にするな」
おざなりに返答しエヴァンジェリンは城に戻っていく。

「強ク生キロヨ…」
チャチャゼロは裕也が居るであろう方角へそう呟くとエヴァンジェリンに続いて行った。



裕也の雪山サバイバル生活

初日は慣れない術の長時間持続と炎の火力調節が上手く出来ず気を無駄に消費してしまい、横穴を掘り終えた時点で力尽きてしまった。

二日目、三日目の昼は地理の把握の為に散策を、夜は術の燃費向上などの改善にいそしんだ。
転がっていた木片を回収し、焚き火が可能になる。

四日目から見つけた川で魚をとろうと試みる。
が、術と身体強化を同時に使用すると効率が悪すぎて一匹捕まえるだけで力尽きてしまった。
この日は気を使いすぎたため術の開発は出来ず。

五日目、六日目、七日間は術と身体強化の併用を諦め術だけで身体能力の底上げ無しで魚の捕獲を試みるも収穫無し。
早々に諦め、横穴で術の改善と炎の調節に明け暮れる。

八日目、満足に食事をとっていなかった為、気が底を尽きるのが早くなる。
術の燃費は少しずつ向上していきたが、炎の制御もある程度は可能になる。

九日目、十日目で魚をとるコツを掴むも術を公使できる時間が更に短くなり、捕獲までには至らなかった。
徐々にではあるが気の効率的運用が出来てくる。

十一日目、吹雪が酷く魚とりに行けないので体力温存のために寝て過ごす。
術をギリギリ使えるレベルまでに気の回復量は落ちていた。

十二日目の朝、昨日の吹雪と寝ている内に気が底をついた為に体が凍りついてしまっていた。

(む…体が…動かない?気は…空っぽ…か?何だ…気とは別のモノが…)
自分の内を探っていた裕也は気とは違う何かを感じ、ソレを気と同じ要領で若干強引に体に巡らせる。

ビキリと音を立てて表面の氷を砕きながら体を起こし
「はぁ…はぁ…コレは…魔力?」
裕也は自分が纏っている靄のようなモノを見ながら呟く。

「死に瀕して力に目覚めるとは何てベタな…」
とは言っても気での身体強化よりは格段に劣るレベルである。

この日から魔力の制御も夜の日課に加わった。

十三日目から二十四日目までは酷く天候が荒れる事もなく、一日一匹ずつではあるが魚でエネルギー補給も出来ていた。
魔力も気には劣るが炎に変換する事が出来るようになった。

二十五日目、いつもの川から魚が居なくなり食料がとれ無くなる。
術の燃費が向上した為、切羽詰まった状況ではないと判断し、残り五日間を横穴に引きこもって過ごす事を決める。

二十六日目から二十八日目は最近の天候から一転し猛烈な吹雪になる。
横穴に吹き込んでくる雪を防ぐために、炎の制御する練習で炎の壁などを作るなど試行錯誤を重ねていた。

二十九日目の早朝、裕也は突然の揺れと轟音で目を覚ます。

(…雪崩っ!?また身動きがとれない…)
起き上がろうとしても全く身動きがとれない状態に愕然とする。

(いつぞやのように凍り付いている訳ではないな…どちらかと言うと埋もれてい…る?ならばっ)
裕也は薄目を開き眼前に雪しかない状態から自分の現状を推測して術を解き、気で身体強化して脱出を試みるが…

(無理か…これ以上の強化は現状では不可能だし…ろくに食事をとっていなかったツケがここでくるとは…)
予想以上の雪の重さに気による強化をもってしても動く事が叶わない。

強化から術に切り替え裕也は思考を巡らせる。
(残りの気を全て炎にすれば…いや、無理か。下手すればもう一度生き埋めになるな…では…)
幾通りの脱出パターンを組み上げてもどこかに穴が出来てしまい、実行に移せる策が出る事なく時間だけが過ぎていく。

それから数時間後、裕也の気は底をつき始めていた。

(ヤバ…い…術を…維持する…ので…すら…キツい…何か…ないか…何か助かる…方法は…)
意識が遠のいていくのを感じながらも裕也は思考を決して止めない。

さらに数時間が経過し、裕也の命は風前の灯火となっていた。

(私…は…死ねな…い……彼女たちが…命を…賭して…守って…くれたの…だ……それに…報いるまでは…)
気が底をつきたが、魔力による身体強化と気力でなんとか寒さに耐える。

(気は…すでに空…か…魔力もそう多くは…ん?まだ…ある…じゃないか…これなら…)
自身の魔力を探ると、何故か頭の方に流れていく大量の魔力を見つける。

(これを炎に…すればっ…)
裕也は深く考えずに魔力を片っ端から炎に変換し、自身を中心とした巨大な火の玉を作り、生き埋めから脱出するが…

「ぐっ…がっがあぁあぁぁ!!」
体が自由になるとすぐにうずくまり、獣のように絶叫する。

「頭がっ…割れ…るっ……何だぁ…こりゃ……私の…中に…他人が…沢山入って…くるっ」
頭をかきむしりながら裕也は息も絶え絶えと言った様子で悶え苦しむ。

「俺は…僕…は…儂…っ!?私は私だっ!!俺でも僕でも儂じゃないっ!!沙霧 裕也で他の何者でもないっ!!」
裕也は自分自身に言い聞かせるように叫びながら、炎で剥き出しになった地面を殴りつける。

「あああぁあぁあっ!!」
この日、裕也の叫び声は夜遅くまで止む事はなかった。




あとがき
試験やら何やらで更新が遅れてしまいました、TYです。
文体はこっちの方で統一していこうと思います。十一話は一段落ついたら直します。
修行の描写って難しいですね…もう少しなんとかしたいです…


感想レス

Marl様
ガイノイド開発はまだプロジェクトが本格始動に至っていないので動かせないんです。
これから本編開始までは開発と修行は6:4の割合で行く予定です。

ガウェイン様
超との関係はこれからどうなるかはぶっちゃけ書いてる私にもわかんないです…
とある魔術の禁書目録は戦闘描写の参考にしてます。


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