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No.7317の一覧
[0] グローランサー デュアルサーガ(旧題、異世界転生者の平穏)多重クロス(ネタ)[神仁](2013/12/29 20:56)
[1] プロローグ―ふわふわぴかぴか?―[神仁](2011/11/13 21:53)
[2] 第1話―チートボディなのに才能無いとか……イジメですか?―[神仁](2011/11/14 06:44)
[3] 第2話―友人・傲慢・前途多難―[神仁](2011/11/14 07:19)
[4] 第3話―ラーニングとその代償―[神仁](2011/11/20 13:11)
[5] 第4話―O・NI・I・SA・N・暴・走―[神仁](2011/11/20 20:37)
[6] 第5話―シオンVSゼノスin闘技場―[神仁](2011/11/29 18:56)
[7] 第6話―主人公補正=朴念仁?―[神仁](2011/11/29 18:51)
[8] 第7話―原作開始!―カーマインSide―[神仁](2011/11/29 19:01)
[9] 第8話―原作開始!―シオンSide―[神仁](2011/11/27 21:49)
[10] 第9話―原作開始!暗躍!!頭領、就任?―[神仁](2011/11/29 19:07)
[11] ―みにみにぐろ~らんさ~♪パーソナリティはティピと………このネタを知らない人はゲームをクリアしておまけを聞こう♪番外編です―[神仁](2009/03/18 19:49)
[12] 第10話―運命に導かれ出会いし者達―[神仁](2011/11/30 05:17)
[13] 第11話―強襲!盗賊団頭領!!―[神仁](2011/11/30 06:03)
[14] ―ラングレー兄妹の憂鬱―番外編2―[神仁](2011/12/01 17:16)
[15] 第12話―兄と妹と―[神仁](2011/12/01 17:49)
[16] 第13話―エンカウント、誤解されそうなシチュエーション―[神仁](2011/12/01 18:06)
[17] 第14話―光と光が出会う時―[神仁](2011/12/01 18:24)
[18] 第15話―影の掃討と再会―[神仁](2011/12/01 18:43)
[19] ―みにみにぐろ~らんさ~♪速報!作者はプロット変更を余儀なくされたようです。微妙にネタバレ注意―番外編3です―[神仁](2009/03/30 14:04)
[20] 第16話―それぞれの価値観と少年との出会い―[神仁](2011/12/01 19:51)
[21] ―みにみにぐろ~らんさ~♪これが出た時は作者はリアルで忙しいと思って下さいm(__)m―番外編4です。[神仁](2009/03/31 22:41)
[22] 第17話―デリス村の戦い―[神仁](2011/12/01 20:06)
[23] 第18話―宴の夜とそれぞれの想い―[神仁](2011/12/01 20:22)
[24] 第19話―邂逅…師弟で主従な二人―[神仁](2011/12/01 20:34)
[25] 第20話―闇の遣い、テレポート、ラーニング―[神仁](2011/12/01 20:56)
[26] 第21話―サンドラを救え!―[神仁](2011/12/01 21:06)
[27] ―みにみに!ぐろ~らんさ~♪パーソナリティはティピと…………アレ?―番外編5です―(楽屋裏ネタ注意)[神仁](2009/04/05 23:48)
[28] ―ジュリアン・ダグラスの憂鬱―番外編6―[神仁](2011/12/01 21:11)
[29] 第22話―魔法学院、寄り道、カレンを救え―[神仁](2011/12/03 17:14)
[30] 第23話―……慟哭……―[神仁](2011/12/03 18:36)
[31] 第24話―ラングレー家での優しい時間―[神仁](2011/12/03 22:15)
[32] ―カレンの彼への想いはマキシマム!最初からクライマックスです!―番外編7―[神仁](2011/12/03 22:23)
[33] 第25話―決意、新たに―[神仁](2011/12/04 22:16)
[34] 第26話―登場!妄想少女ミーシャ!―[神仁](2011/12/04 22:37)
[35] 第27話―ミーシャ大暴走!二人のお兄さま☆―[神仁](2011/12/04 22:51)
[36] 第28話―学院長(クソヒゲ)との邂逅―[神仁](2011/12/04 23:02)
[37] 第29話―南の遺跡、天才学者アリオストとの出会い―[神仁](2011/12/04 23:14)
[38] 第30話―いざ、フェザーランドへ!―[神仁](2011/12/04 23:27)
[39] 第31話―I Can Fly!!到着、フェザーランド!―[神仁](2011/12/04 23:37)
[40] 第32話―交渉人シオン・ウォルフマイヤー?―[神仁](2011/12/04 23:47)
[41] 第33話―ネゴシエイター・シオンの交渉内容―[神仁](2011/12/04 23:57)
[42] 第34話―妄想少女と手掛かりと闘技大会―[神仁](2011/12/05 00:07)
[43] 第35話―いざグランシル!アリオストの祖父と父親―[神仁](2011/12/05 00:21)
[44] ―ウォルフマイヤー夫妻の憂鬱……inジュリアン―番外編8―[神仁](2011/12/05 00:27)
[45] 第36話―開催!グランシル闘技大会!未然に防ごう影の企み―[神仁](2011/12/05 00:57)
[46] 第37話―準決勝……そして決勝!!激闘の果てに―[神仁](2011/12/05 04:07)
[47] 第38話―激闘!!決勝戦!!それぞれの想いと漢(おとこ)の誓い―[神仁](2011/12/05 22:33)
[48] 第39話―修羅場発生そして……魔王降臨!―[神仁](2011/12/06 19:46)
[49] 第40話―ジュリアンとの邂逅……決意と誓いと願い―[神仁](2011/12/06 19:56)
[50] 第41話―ジュリアの決意と想い―[神仁](2011/12/06 20:07)
[51] ―カレンの思考……同盟結成の巻―番外編9―[神仁](2011/12/06 20:18)
[52] 第42話―DOKI☆DOKI♪湯煙温泉紀行?―[神仁](2011/12/07 03:21)
[53] 第43話―ダニー・グレイズのフェザリアン講座―[神仁](2011/12/07 18:14)
[54] 第44話―過去の傷痕―[神仁](2011/12/07 18:37)
[55] 第45話―自覚と逃避―[神仁](2011/12/07 18:51)
[56] 第46話―歌と花とおじいさんと―[神仁](2011/12/07 19:01)
[57] 第47話―お見舞いと、情報収集と、男の約束―[神仁](2011/12/07 19:33)
[58] 第48話―女王の救出―[神仁](2011/12/07 19:48)
[59] 超・番外編……とある転生者の激闘―これで勝つる!―[神仁](2011/12/07 19:59)
[60] 第49話―シオン・ザ・ネゴシエイター再び―[神仁](2011/12/07 20:12)
[61] みにみに!ぐろ~らんさ~!微妙にネタバレ注意―番外編10―[神仁](2009/05/11 20:38)
[62] 第50話―サンドラ回復!忍び寄る影と仕官―[神仁](2011/12/07 20:34)
[63] 第51話―初任務とシオンの漫画日本昔話―[神仁](2011/12/07 20:45)
[64] 第52話―聖剣と魔剣のお話……そして新たなフラグの香り―[神仁](2011/12/07 20:56)
[65] 第53話―任務達成、初めての休暇―[神仁](2011/12/07 21:06)
[66] ―サンドラ・フォルスマイヤーの憂鬱―番外編11[神仁](2011/12/07 21:16)
[67] 第54話―シオン先生のマジカル講座!そして白々しいヒゲ―[神仁](2011/12/07 21:26)
[68] 第55話―水晶鉱山潜入……クリアノ草?いらないだろ?―[神仁](2011/12/07 21:36)
[69] 第56話―ウォレスの拳と巨人の人型―[神仁](2011/12/07 21:47)
[70] 第57話―休暇と秘書と心のしこり―[神仁](2011/12/07 21:56)
[71] 第58話―戦争勃発…忠誠と救出と月夜の晩に……―[神仁](2011/12/07 22:38)
[72] 第59話―シオンの葛藤、受け入れられた想い……―[神仁](2011/12/07 22:49)
[73] 第60話―過去との邂逅、未来への飛翔……そしてイチャラブ―[神仁](2011/12/07 23:01)
[74] 第61話―エリオット襲撃……って、何故に?計画が頓挫しそうな件―[神仁](2011/12/07 23:10)
[75] ―秘書イリスの感情―番外編12―[神仁](2011/12/07 23:15)
[76] 嘘予告!!超ネタバレ注意!『異世界転生者くんの憂鬱』[神仁](2011/12/07 23:21)
[77] 第62話―魔王再び、エリオットといけ好かないアイツ―[神仁](2011/12/07 23:33)
[78] 第63話―シオンとジュリア―[神仁](2011/12/08 18:21)
[79] 第64話―シオン先生の勉強会と、宮廷魔術師との契り―[神仁](2011/12/08 18:40)
[80] 第65話―イリスとの談話、アリオストの苦悩―[神仁](2011/12/08 19:21)
[81] 第66話―暴虐のコーネリウス―[神仁](2011/12/08 19:46)
[82] 第67話―動き出す時代……同盟と奪回―[神仁](2011/12/08 19:59)
[83] 第68話―リシャールごっことアンジェラ様と確かな証拠―[神仁](2011/12/08 20:09)
[84] ティピと!ラルフの!みにみに!ぐろ~らんさ~♪―番外編13―[神仁](2009/05/31 03:33)
[85] 第69話―暗躍するシオン……昔を思い出します―[神仁](2011/12/08 20:24)
[86] 第70話―アジト、メイド、父と母の愛と熱き血潮の漢(おとこ)達―[神仁](2011/12/08 20:47)
[87] 第71話―ジュリアのもとへ……と思いきやの四人目な件―[神仁](2011/12/08 22:24)
[88] 限りなく現実に近い嘘予告―封印されし異世界転生者―超ネタバレ注意[神仁](2011/12/08 22:36)
[89] 第72話―暗躍と説得とジュリアへの手紙―[神仁](2011/12/09 14:53)
[90] 第73話―ところ変わってカーマインSide―[神仁](2011/12/09 15:06)
[91] 第74話―情報収集、スニーキング、ティピちゃんは見た!―[神仁](2011/12/09 15:17)
[92] 第75話―対策、砦、合流―[神仁](2011/12/09 15:27)
[93] ―オズワルドの奮闘―番外編14―[神仁](2011/12/09 15:35)
[94] 超・番外編2……とある転生者の暴走―見せてやる!オリ主のチートぶりを!!―[神仁](2011/12/09 15:45)
[95] 限りなく真実に近い嘘予告―異世界転生者と並行世界の破壊者―超ネタバレ注意[神仁](2011/12/09 16:01)
[96] ティピとシオンの!みにみにぐろ~らんさ~!!―番外編15―ネタバレ注意―[神仁](2009/06/11 05:07)
[97] 第76話―戦争に策略は付き物です―[神仁](2011/12/09 16:10)
[98] 第77話―着替えと待機と死の商人―[神仁](2011/12/09 23:51)
[99] 第78話―無敵超人と策略―[神仁](2011/12/10 14:49)
[100] 第79話―同盟工作と死の商人再び―[神仁](2011/12/11 17:05)
[101] 第80話―同盟締結とGLチップス―[神仁](2011/12/11 17:23)
[102] 第81話―ベリーメロンと黒い円盤と常識の勉強―[神仁](2011/12/11 17:33)
[103] 第82話―観光地で語られる漢の挽歌と姫様との約束―[神仁](2011/12/11 17:43)
[104] 第83話―いざ、クレイン村へ―[神仁](2011/12/11 17:54)
[105] 第84話―村長との話し合いと小さなゲヴェル―[神仁](2011/12/11 18:05)
[106] 第85話―……鎮魂……―[神仁](2011/12/11 18:16)
[107] 第86話―鎮魂の祈りと信じること―[神仁](2011/12/11 18:27)
[108] 第87話―真実とシオンのお話―[神仁](2011/12/11 18:38)
[109] 第88話―レティシア姫の告白と勉強会―[神仁](2011/12/11 18:46)
[110] 第89話―カードの謎と地獄の鬼ごっこ開幕―[神仁](2011/12/11 18:54)
[111] 第90話―シオンVSグローランサーズin模擬戦―[神仁](2011/12/09 16:21)
[112] 第91話―イリスとケーキ―[神仁](2011/12/11 19:07)
[113] 限りなく実現しそうな嘘予告―異世界転生者と竜の騎士―激ネタバレ注意―[神仁](2011/12/11 19:24)
[114] 超・番外編3……とある転生者の破滅―オリ主は悪魔と手を結ぶ―[神仁](2011/12/11 19:39)
[115] 第92話―保護とチーム分け、アリオストの決意―カーマインSide―[神仁](2011/12/14 01:40)
[116] 第93話―手紙、約束、全員集合―シオンSide―[神仁](2011/12/14 17:59)
[117] ―ルイセ・フォルスマイヤーの視点―番外編16―[神仁](2011/12/14 18:05)
[118] 第94話―リビエラとカレンとサンドラと……おまけでハゲ―[神仁](2011/12/14 18:29)
[119] 第95話―甘々地獄と魔物使いのケジメ―[神仁](2011/12/14 18:58)
[120] ホップ・ステップ・嘘予告―異世界転生者とはぐれ悪魔―激烈ネタバレ注意―[神仁](2011/12/14 19:09)
[121] 第96話―最終兵器ミーシャと狂人シオンとデートな休日―[神仁](2011/12/14 20:48)
[122] 第97話―イリスの葛藤とカレンの夢と不安の影―[神仁](2011/12/14 21:10)
[123] ―イリス爆誕。シリアス&毒舌イリスさん―番外編17―[神仁](2011/12/15 01:40)
[124] 第98話―護衛とオリビエ湖と悪意の影―[神仁](2011/12/15 13:31)
[125] 第99話―ルイセの誕生日パーティー―[神仁](2011/12/16 06:41)
[126] 第100話―シオン・ウォルフマイヤー氏の極めて平穏な日常―[神仁](2011/12/16 07:06)
[127] 第101話―シオン先生の説明会と、カレンさんとの約束―[神仁](2011/12/16 13:00)
[128] ―ウォー・オブ・バーンシュタイン―番外編18―[神仁](2011/12/16 13:28)
[129] 〜if〜もしもシオンとリヒターの中身が逆だったら〜※BADEND注意[神仁](2009/11/08 23:04)
[130] 超絶嘘予告―異世界転生者と……戦国乙女?―ネタバレ注意―[神仁](2011/12/16 18:56)
[131] 第102話―暗躍する者、縛られた者―[神仁](2011/12/16 19:22)
[132] 第103話―疑惑と隠された真実―[神仁](2011/12/16 20:42)
[133] 第104話―真実と仲間―[神仁](2011/12/16 21:08)
[134] 第105話―断罪と陰り―[神仁](2011/12/16 21:39)
[135] キャラクター紹介〜第105話時点〜シオン&ラルフ[神仁](2010/01/12 16:28)
[136] 第106話―姉妹の絆―[神仁](2011/12/16 21:57)
[137] 第107話―考察、キス魔、ガチンコ訓練―[神仁](2011/12/17 02:56)
[138] 第108話―サンドラの師と触れた真実―カーマインSide―[神仁](2011/12/17 03:28)
[139] 第109話―最悪の襲来とグレンガルの最後と愛する騎士と―お触りもあるよ!―シオンSide―[神仁](2011/12/17 07:17)
[140] 第110話―闘争、脅迫、母の愛―[神仁](2011/12/17 19:10)
[141] 第111話―影の終焉、つかの間の休息―[神仁](2011/12/17 19:36)
[142] キラリと輝く嘘予告―異世界転生者のぱすちゃこんてぃにゅ〜+α放浪記―絶ネタバレ警告―[神仁](2011/12/17 19:56)
[143] 超・番外編4……とある転生者の死闘―オリ主の軌跡は自伝に残る―[神仁](2011/12/17 20:12)
[144] 第112話―決戦・バーンシュタイン―[神仁](2011/12/18 02:05)
[145] 第113話―ラルフに語られた真実と、陰謀に嵌められたシオン―[神仁](2011/12/18 15:42)
[146] 第114話―ジュリアの誓いとルイセの気持ち―[神仁](2011/12/18 18:02)
[147] 第115話―食い止められなかった凶行―[神仁](2011/12/19 16:25)
[148] 第116話―襲撃、復活、覚醒―[神仁](2010/03/04 05:17)
[149] 第117話―ペンダントと覚醒と決着へ向けて―[神仁](2011/12/19 17:46)
[150] 第118話―激突、決着、フライシェベルグ―[神仁](2011/12/20 07:12)
[151] 第119話―受けた褒美と、御前試合と、動き出すシオン―[神仁](2011/12/20 07:56)
[152] 第120話―シオンが行く!―[神仁](2011/12/20 11:53)
[153] 細部と展開が微妙に違うだけの嘘予告―異世界転生者と不屈の魔法少女―[神仁](2011/12/20 12:14)
[154] 第121話―銀の紅と銀の蒼―【15禁?】[神仁](2011/12/20 15:54)
[155] 第122話―問題児部隊とエリートと心酔する少女―[神仁](2010/05/19 23:50)
[156] 第123話―酒と休暇と触れ合う絆―【15禁?】[神仁](2011/12/21 17:52)
[157] 第124話―様々な邂逅―【15禁?】[神仁](2011/12/21 18:31)
[158] ―ジュリア・ダグラスの昔語り―番外編19―[神仁](2011/12/01 21:41)
[159] 第125話―同盟会談と新メンバーと……研修生?―[神仁](2010/09/17 00:37)
[172] 第126話―少女の願いと約束と成金―【15禁?】[神仁](2011/12/21 20:17)
[173] 第127話―シオンVS蒼天騎士団―[神仁](2011/12/22 16:25)
[174] 第128話―遅すぎた再会―[神仁](2011/12/22 17:10)
[175] なんちゃって嘘予告―異世界転生者と天体戦士―&異世界転生者と剣立つ大地―どちらもネタバレ注意―[神仁](2011/12/22 17:29)
[176] 第129話―胎動―【15禁?】[神仁](2011/12/22 17:51)
[177] 生存報告!みにみにぐろ〜らんさ〜♪―番外編20―[神仁](2013/01/02 07:42)
[178] 第130話―光と闇―束の間の祝賀会―[神仁](2013/02/17 03:00)
[179] 鋼鉄と杖の嘘予告―獣を宿した狩人と虚無の魔法使い―ネタバレ微注意―[神仁](2013/03/28 10:16)
[180] 第131話―介入―[神仁](2014/11/07 15:24)
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[7317] なんちゃって嘘予告―異世界転生者と天体戦士―&異世界転生者と剣立つ大地―どちらもネタバレ注意―
Name: 神仁◆ea4a46c3 ID:4ba3d579 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/12/22 17:29
※文章量が少ないので2本立てです。

***********

俺は、再び世界を越えた……コレで何度目になるのか……。

数え切れないくらいの回数の世界を越えて来た……。
つまり、安住の地を未だに見付けられていない……ということだが。

『MASTER……』

ソレが俺の運命だと言うならば、甘んじて受け入れようと思う……ただ、眷属になってまで俺に付き従う道を選んでくれた、彼女達には……悪いと思っている。

『MASTER……こんな格好までして……おいたわしいです……』

「……そうか?まぁ、仕事だしな……」

うん、現実逃避は辞めにしようか――。
俺は今、とある姿をしている――。

左右非対象の目が着いた白いマスク……額には『2』。

真っ黒な全身タイツの様なそのスーツの胸部には、輝かしい程の『F』マーク。

白いパンツと手袋、ブーツという出で立ち――。

まるで、何処かの戦闘員の様な格好―――いや、様な、じゃあない――。

正に、戦闘員なのだ――。

「やあ、いらっしゃい。今日はよろしくね?」

「はい、よろしくお願いしますヴァンプ様。キーッ!!」

悪の組織……フロシャイム川崎支部、アルバイト戦闘員――通称2号。

ソレが今の俺の役職である――。

***********

「――おい、今日の戦闘員……なんか違わねぇか?」

「ククク……何を言い出すかと思えば……我々はコレから命を賭けた対決をするのだぞ?戦闘員などに気を取られていると、あっという間にやられてしまうぞ……?やってしまえアーマータイガーよ!!」

「死ねぇ!!サンレッドォ!!デスラアァァァンスッ!!」

サンレッドと呼ばれた、赤いヒーローマスクの様な物を着け、『主人公』と書かれたTシャツを着たその男は、俺を見て疑問に思ったらしいが、上司であるヴァンプさん(立場上、仕事中は様付けで呼ぶ)は……いかにもな悪役風な台詞を吐き、鎧を着けた虎男――アーマータイガーさんをけしかけた。

――あぁ、無理だ。

あのアーマータイガーさんも、相当強いみたいだが……。

「オラァッ!!」

ドバキャッ!!!

「ぐぼぉふぅ!!?」

あのサンレッドって奴の方が強い……。
デスランスという技……というより武器の名前か……を、叫びながらその得物……槍を振り下ろしたアーマータイガーさんだったが、サンレッドはその槍を半身になって避け、その場で回転――勢いのまま裏拳一発で、文字通り叩きのめした。

あれだ……龍玉の宇宙の帝王編の、野菜王子と宇宙の帝王くらいに差があるなぁ――。

「ア、アーマータイガーくぅんっ!!?」

思わずヴァンプさんは、素に戻って悲痛な叫びを上げる。
どうやら、先程迄の雰囲気は『作っていた物』らしい。

まぁ、普段の雰囲気が……何と言うか、主夫?だからな……。
今、ヴァンプさんと一緒にアーマータイガーさんを介抱している戦闘員――1号さんいわく、近所の奥様方と仲が良いらしいし――。

「テメェらは……人が質問してるってのに、問答無用で襲い掛かってきやがってよぉ……」

ゴキリ……ゴキリ……と、拳を鳴らしながら近付いてくるサンレッド。

――やむを得ないな……。
俺はヴァンプさん達の前に踊り出て、サンレッドの前に立ち塞がった――。

***********


とりあえず、いつも通りヴァンプの所の怪人をボコッた俺は、これまたいつも通りにコイツらを正座させて、説教でもしてやろうと近付いた。

というか、それぐらいしなきゃ腹の虫が治まらねぇ……。

何しろ、今日は駅前のパチンコ屋で、『CR江戸の花嫁』シリーズを対象にしたイベントを朝一からやってたってのによぉ……。

この馬鹿どもはコッチの都合も考えずに襲ってきやがって……今から行っても、新台の『CR江戸の花嫁3』には座れねぇだろうな……。
2くらいなら座れるか?
――いや、月一イベントだから無理か。

あ〜……なんか余計に腹立つわぁ……やっぱ説教の前にもう少しボコるか……よし、そうしよう。

そう決めた時、ソイツは割り込んで来た。

「2号くん!?」

ソイツはヴァンプの所の戦闘員2号……だが、いつもの奴と違う。

戦闘員スーツの上からも分かる、鍛え貫かれた無駄の無い筋肉、見覚えの無い十字架を模したネックレス……そして何より、雰囲気が違う――。

「あん?何だテメェは?」

「正義の味方が弱い者虐めか?正直、見ていられないぜ……」

「はぁ?お前らは悪の組織だろ?悪の組織を正義の味方(俺)が倒して何が悪い?つーか、連絡も無しに問答無用で襲い掛かって来たのはソッチだろうが……批難される謂れはねぇぞコラ」

まぁ、倒すっつっても?コイツらを本当に倒すつもりは無いんだけどな。
今の所は……。

一応近所だし、かよ子の奴とも付き合いがあるし………悪い奴らじゃねぇからな。

悪の組織のくせに。

本当に悪の組織かコイツら……?
って位にお人よしだからな……コイツらは。

コイツら……弱くは無いんだが、俺が強すぎるからなぁ……俺のモチベーションが上がらねぇってのもあるし……。

……先輩たち……アバシリンの二人なら、容赦無くぶっ殺すんだろうな……。

……うわっ、思いっきり想像しちまったよ。

「ふむ……まぁ、正論だな。命を狙われた以上、この程度で済ますのはむしろ甘いとも言えるし……」

「だろ?何だお前、話が分かるじゃねぇか」

アレだ……周りの反応が反応だから、俺の対応がおかしいのかと思ってたが……どうやら俺の対応は正常みたいだな。

「とは言え、俺も雇われてる身だからな……雇い主を見捨てるとか出来ないんだわ……」

「なら――どうするってんだよ?」

「――決まってんだろ?」

そう言うと、目の前の奴は拳を握り締め、それを眼前に掲げて言った――。

「男なら―――ゲンコツで来い。まぁ、不安だったら武器を使っても良いケドな?」

「……面白ぇ」

俺は身震いした……ヒーローとしての直感が告げている……目の前に居る奴は――強い。

初めて――初めて全力で戦えるかも知れない相手を前に、俺は高揚を隠し切れなかった……。

「いくぞオラァッ!!」

「甘ぇよ」

!?いなされた……!?俺の拳が……っ!?

「本気で来い……或いはこの身に届くかも知れんぞ?」

「上等だぁ!!うおおぉぉぉぉっ!!!!」

『MASTER……幾ら格好つけても、その格好で全て台なしですよぅ……』

何か女の声が俺のレッドイヤーに聞こえた気がするが……関係ねぇっ!!

俺は!!今っ!!燃えているっ!!!

俺の身体を炎が包み込み……バトルスーツをその身に纏った。

さぁ……第二ラウンドだぜっ!!!

***********


「…………」

「…………」

「…………」

信じられない物を見ている。

「く……くそがぁっ!!」

「どうしたどうした?そんなパンチ――蝿が止まるぜ?ゼアッ!!」

ドゴンッッ!!!

「グハアァッ!!?」

あのレッドが……今まで散々自分たちをボロクソにしてきたレッドが……逆に追い込まれてる……。

今も2号(臨時アルバイト)に殴り飛ばされて、公園の塀に激突してる……。

「ヴ、ヴァンプ様……あの2号、凄いですね……」

「あの2号君……レッドの言う様にいつもと違うみたいっスけど……何者なんスか、ヴァンプ様?」

俺とアーマータイガーさんが、ヴァンプ様に聞く――あの2号を採用したのは、ヴァンプ様だった筈だし……。

「う、うん……皆も知ってると思うけど、今日の担当の2号君が急用で田舎に帰省してるのね?で、ちょうど都合悪く他の担当の子たちも、来れないらしくって……。で、今日のレッドさんとの対決に間に合わせないとって思って、本部に問い合わせたらちょうどアルバイト希望の子が居るって聞いてね?で、それならってことでその子をコッチに回して貰ったわけ」

なるほど……それで彼を面接して、採用した――と。

「でも、なんかイケそうですよね!俺、レッドがあんなに苦戦してるの初めて見ましたよ!」

「自分もッス!希望が見えて来たッスよヴァンプ様!!ウッス!!」

「そうだよね〜♪これは、このまま世界征服出来ちゃう勢いかも……あっ!?」

ゴオォォォォッ!!!

レ、レッドが炎の柱に包まれて……っ!?

ズバッ!!!

その中から現れたのは……レッド……なのか……?

「サンレッド!究極形態!!ファイヤーバード・フォームッ!!!」

巨大な炎の翼を噴出させて現れたのは、サンレッド……なんだろうけど、所々変化していた。

金色のガントレット、プロテクター、スーツに刻まれたファイヤーパターン……挙げれば切りが無い。

「あ、あれは……レッドさんのパワーアップ形態……ファイヤーバード・フォームッ!?」

「ご存知なんですか、ヴァンプ様!!?」

「以前、かよ子さんの家で押し入れの整理をしていたレッドさんが言ってたんだよ……レッドさんの究極戦闘フォーム……私も初めて見たケド……」

要するに、ヒーロー物で中盤以降に登場するヒーローのパワーアップ形態と、同じような物らしい……それだけ、レッドが追い込まれているってことか……。

「初めてだぜ……俺をここまで熱くさせた奴はな……」

「フッ……そうかい。なら、見せて貰おうか?その究極形態の力とやらを……」

「ああ、見せてやるよ……いくぞオラァッ!!」

し、痺れる……今まで戦闘員やってて、こんなに痺れる展開は初めてだ……!!

これが近所の公園じゃなく、ダムとか高層ビル群の近くとかなら最高のロケーションだったんだけど………そんな贅沢は言ってられないよな!

「ヴァンプ様!応援しましょうよ!!」

「そうだね!いまの私たちに出来るのって、それくらいだもんね!」

「自分も応援するッス!!」

俺とヴァンプ様とアーマータイガーさんは、お互いに見遣って――頷いた。

「頑張れーっ!!2号ーっ!!」

「頑張ってぇっ!!2号くぅんっ!!」

「レッドをぶっ飛ばせ2号君ーっ!!!」

***********


なんか、凄く応援されているんだが――。
正直、どっちが正義の味方なのか分からなくなる様な状況だな。

つか、此処って普通の児童公園なワケで……サンレッドの奴、あんなに炎の羽を広げて――あぁ、遊具が溶け出してるし――。

「とても正義の味方の所業には思えない件」

「よそ見してんじゃ――ねぇっ!!」

レッドが炎を纏った跳び蹴りを放ってくる。
俺はソレを魔力を纏い、更に圧縮変換させた拳撃で迎撃する。

「バーニングゥ……キィィィック!!」

「暗黒魔闘術奥義……魔神裂光殺っ!!!」

エネルギーとエネルギーのぶつかり合い……エネルギーが奔流となり吹き荒れ、強烈な光が互いを包んだ――。

「ぐっ……があぁぁぁっ!!?」

均衡を崩し、光から吹き飛んだのは――レッド。
空高く吹き飛ばされ、あわや遥か彼方まで弾き飛ばされる所を、背中の炎の翼を逆噴射させ、ブレーキを掛けて近場のビル群に着地したのが見えた。

――アレに耐えたか。
手加減したとは言え、並の奴なら只じゃ済まなかったんだが――要するに只者じゃねぇ……ってことだな。

俺はすかさず瞬転を発動、レッドの所に向かう。

「アレに耐えるとは、ね?まぁ、見るからにボロボロだが」

「……へっ、まだまだ……俺の太陽(コロナ)は……燃えてるぜ……っ!!」

「強がりは止せ」

「試して……みるかぁ……?」

あちこちボロボロになりながら、未だ闘志を失わぬレッドは、やってきた俺を見据えながら、腰に下げた銃の様な物を取り出し――次の瞬間、ソレは巨大な大砲の様な物に変化した。

ソレを肩に担ぎ、照準をコチラに合わせる。

「充電率100%だ……これが、最後の勝負だぜっ!!」

砲口に濃密なエネルギーが集中されていく――避けたり、撃つ前に止めるのはたやすいが――。

「……無粋だな」

俺は瞬時に呪文を紡ぎ、自身の中で上位に位置する砲撃魔法――『極光』を待機状態にする。

「付き合ってやるよ、その悪あがきに……な」

「へっ……後悔するな、よ……」

互いにエネルギーを高め、ソレが――臨界に達したっ!!

「行くぜぇっ!!」

「――来いっ!」

「コロナバス『あの、大変申し訳ないんですけど……』タ………あ?」

正にクライマックス……って時に、我が相棒ディケイドが待ったを掛けた。

「どうしたディケイド?」

『大変……言いにくいのですが……MASTER、時間です』

「マジ……?」

ソレを指摘された俺は、携帯を取り出す。

……マジみたいだな。

俺は携帯を開き、電話を掛けた。

「あっ、もしもし――ヴァンプ様ですか?……はい、はい……2号さんは……あっ、着いた?それじゃ、自分は定時通りにということで。はい、了解しました……はい――では、失礼します」

ピッ。

「と、まぁ――そういうワケなんで、スマンが今日は此処までだな」

『実はMASTERは今日のシフトでは無かったんですけど、本来担当の人が急用の為、代理で入ってたんです。それで、その担当の人が戻るまでの時間、MASTERが急遽シフトに入ることになりまして』

「で、時間になったんで一応ヴァンプ様に連絡してみたんだよ。そしたら、今日担当の2号さんが到着したらしくてな。間に合わなかったら残業で相手出来たんだが――悪いな」

「……………」

レッドは固まっている――まぁ、思いっきりKYだからなぁ……俺達。
だが、現代日本で生きる以上――時間というのは守らなければいけないワケで――。

『MASTER、次は定食屋の仕事です。急がないと――』

「あぁ、そうだな。じゃあ、俺らは行くから」

「…………」

俺は消える様にその場を去った。
尚、その後ヴァンプ様達はボロボロになったレッドと対決したらしいのだが………まぁ、手負いの獣ほど恐ろしいモノは無いってことだな。

――全治数週間で入院したとか。

ヴァンプ様いわく、「あの頃のレッドさんより恐かった……」らしい。
あの頃というのが、どの頃なのかは知らないが。

……何だかよく分からない罪悪感があったので、デパ地下の菓子を持って見舞いに行きました――どっとはらい。

**********

と、まぁ――ヴァンプ様達、フロシャイム川崎支部の面々や、レッドやかよ子さん……そして時々現れるヒーロー達による何処か平穏なドタバタ劇。

それに巻き込まれる俺達――だが、こういうのも悪くない。
ずっと、こんな時が続けば良い……本気で俺はそう思ったんだ。

***********

そんな俺達を襲ったのは――狂わされた転生者が率いる、異次元からの侵略者!!

「この星は我々が戴く……我々『グレートショッカー』がなぁっ!!」

狂わせた者は大幹部に扮する――かつて、あの世界に俺を招き寄せた男。

「鳴滝……!」

「遂に見付けたぞ……シオン。君を呼び寄せたのは私のミスだ。故に破壊者――ディケイドを継ぐ者よ――お前もまた、消えねばならないっ!!」

敵は強大……だが、異次元からの侵略者を退けるために、正義と悪が手を組んだ!!

「世界を征服するのは、我々フロシャイム!!――レッドさんを倒すのは私たちなんだっ!!あんな奴らに負けるワケには――いかないんだ!!」

「最後まで悪の組織らしくないなテメェらは……まぁ良い、行くぞお前らぁっ!!」

「「「「おおおおぉぉぉぉっ!!!!!」」」」

次元を越え、集うは――かつての旅の仲間。

「士、ユウスケ、大樹――それに夏美ちゃんまで」

「俺たちだけじゃないぜ?」

銀幕のカーテンから現れるのは、仮面ライダーの名を継ぐ者達――。

「再会を喜ぶのは……後にしようじゃないか?」

「今は――アイツらを片付けるのが先だなっ!!」

「行きましょう!!今度こそ終わらせなくちゃ――!」

そして、代行者である俺は……自身の眷属、仲間達と共に――狂わされた転生者と、妄執に囚われた調定者が率いる闇へと向かって行く。

日本の、限定的な場所で行われていたドタバタ劇は――世界の存亡を巡る物へと変わっていく――。

天体戦士サンレッド〜Double Cast〜with仮面ライダー

〜公開未定〜

***********

あとがき

色々ツッコミ処満載ですが、オールスルーの方向でm(__)m
まぁ、某が書く物は全部ツッコミ処満載ですが……(;¬_¬)

では次をどうぞm(__)m

**********

これは嘘予告である!

主人公の状況、その他のネタバレ等を含む、もしもの話である!!

それらに納得した者のみが、先に進むことを許可される!

……まぁ、要するにヤ○チャしやがって……的な生暖かい眼で見てやってくれってことだな。

覚悟は良いか?

では、開幕を告げようっ!!!

***********

〜遥かいにしえの戦いによって生まれた、剣立つ大地――アースティア。

この物語は、そんなアースティアを守るべく立ち上がった……勇者達の物語である――!〜

「……と言った世界にやってきたワケだが……」

『MASTER……この世界もご存知なんですか?』

「まぁな……あんなどデカい剣が刺さった大地……なんて、一つしかねぇよ」

またまた、世界を飛ばされた俺は……相棒のディメンション・デバイスであるディケイドに説明する。

遠目にも見える程の巨大な剣―――アースブレード。

それだけで分かる。

此処は――覇王大系リューナイトの世界だ。

――まぁ、TV版かOVA版か……或いは漫画版か……それは流石に分からないが。
……それによっては、随分と展開が変わる世界だからなぁ……。

まぁ、なんとかなるさ……今までだって、何とかしてきたんだしな。

「とりあえず、周辺のサーチを頼む」

『了解しました』

俺は俺のやれることをやる……そう誓ったのだから。
先ずは、与えられた使命を果たす……。
転生者を探し――見極めるという使命。

――その後、出来るなら平穏に過ごしたいなぁ……。

等と、つくづく思う俺だったが――その願いは叶わなかった。
何故なら――この世界は『混ざっていた』のだから――。

***********

こうして、剣立つ大地を旅することになった世界の代行者……そこで様々な出会いを経験する。

一族を想う、人魚族の少女――。

用心棒をする、さすらいの凄腕ガンマン――。

(……オイオイ、まさか……俺の生まれた、グロラン世界の時みたいに……『混ざって』やがるのか――?)

それを決定付ける出会いが――代行者に襲い掛かった。

「ふっ……この私に逆らうとは……身の程知らずめ」

白髪を帯びた黒衣の騎士――。

「おい、イクズス?コイツは俺がやるからな――邪魔するなよ?」

「好きにしろ――年寄りの冷や水にならなければ良いがな?」

一見、少年の様に見える魔族の剣士と、冷笑を浮かべる魔族の導師――。

(ガルデンに、ヒュントとイクズス……マジかよ……つまり、邪竜族と魔族が両方とも出っ張ってる状態……ってことは、ウォームガルデスとかも存在するってことか……?ソレってヤバくねぇか……?)

思案する代行者……ふと。

(待てよ……そうなると、サルトビの一族の仇って……どうなるんだ?ガルデンか?イクズスか?それにパッフィーは封印の魔女なのか、そうじゃないのか?)

そんなことが頭を過ぎりながらも、襲い来る脅威を退け……旅を続ける代行者。

答えは、いずれ現れるだろう……と。

そして、彼は出会う――もう一人の相棒と――。

「……お前は……ずっと、俺を待っていたのか……来るかも分からない俺を――?」

『…………』

「『ジャスティーン』か……良い名前だ……ん、分かった。一緒に行こうぜ」

彼は愛機と出会い、剣立つ大地を駆けていく。

そして出会う―――勇者の一行と。

「あなたもリューの使い手なのですね?」

「姫、此処は彼にも助力を願い出ましょう」

魔導師のリューを使役する姫君と、彼女に付き従う巨漢の僧侶。

「へぇ……アンタはソコの音速バカと違って、話が分かるじゃねぇか」

「誰が音速バカだこの野郎っ!?」

一族を滅ぼされた復讐の忍び……そして、自称・音速の騎士を名乗る騎士見習いの少年。

他にも、守銭奴だが悪どく成り切れない武器商人の少女、部族再興のために奮起する美貌の青年、剣を極める為に島国から旅立った若きサムライなど……様々な出会いがあった。

そして――戦いも。

「来い……リューナイト・ジャスティィィーン!!」

現れしは、蒼と白を基調にした騎士のリュー……。

「どうやら、アニメ版の様に動きを完全にトレースして動かすみたいだな……つまりは」

代行者は虚空より剣を取り出す……自身がもっとも頼りにする大剣を……。
すると、どうだ……自身の剣がリューにも投影され、スケールアップされた――全く同じ剣を、リューが握っていたのだ。

「どういう理屈かは知らないが……これで、俺も存分に……遠慮無く戦えるってワケだ!!」

『グオオォォォッ!!』

彼の気迫に呼応するかの様に、リューが雄叫びを上げる……。

代行者の能力を忠実に再現する騎士のリューは、獅子奮迅の働きをする――。

魔族、邪竜族――様々な思惑が絡み合う中、その剣と新たな力と仲間と共に駆け抜けた――。

「アデュー、お前はゼファーと本当の意味で一体になっていない。今のゼファーは、以前の乗り手の意思を体言しているに過ぎない」

「そ、それの何が悪いんだよっ!!」

「あのパラディンの力は、言わば借り物でしかないってことだ。――それが悪いとは言わない。だが、もしより強く、より高みに上り詰めたいのなら――お前は探さなきゃならない。お前だけの聖騎士の力を……それが出来たら、真の意味でゼファーと一体になることが出来る……まぁ、ジャスティーンの受け売りだがね」

「俺だけの――力、俺とゼファーの……力」

音速の騎士は、代行者と出会うことにより、更なる高みへと駆け上がることになる――。
それはOVAと呼ばれる媒体に出てくる、彼の聖騎士の姿だった。

そして、世界を破滅に導こうとする転生者と出会う――。

「クククッ!!闇の力も、精霊石の力も――全部、全部俺のモノだあぁぁぁぁっ!!」

「悪いが……お前の望みを叶えさせることは出来ない――俺が、お前を止める――ディケイド、セット・アァァーップッ!!」

リューに乗った代行者は、破壊者のアーマーコートを纏う――。

すると、リューが変異していく。

頭部に吸い込まれる様に突き刺さるプレート、鎧はマゼンタカラーに白と黒の十字。

代行者の物に瓜二つなアーマーコート――。

「リューブレイカー……ジャスティィーン!!さぁ、俺達の本当の力を……見せてやるよ」

「貴様ら……何者だぁ!!?」

「通りすがりの――代行者だ、覚えておけ――」

彼らは戦う――世界を滅びから救うため、立ち上がった。

遥かいにしえの戦いによって生まれた、剣立つ大地――アースティア。

この物語は、そんなアースティアを守るべく立ち上がった……勇者達――そして世界を滅びから救う為、安息の地を求めてさすらう……代行者達の物語である――!

***********

あとがき

どうしようもなく、おまけ臭が漂う今回の嘘予告――。
またまたスルーでお願いしますm(__)m
ちなみに、ジャスティーンの元ネタは、ワイルドアームズを知っている人には一目瞭然かも。
アデューがゼファーなので、こうしました。

それではm(__)m



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