シオン・ウォルフマイヤー年齢:18歳(転生?前は27歳)身長:185㎝好き:仲間、平穏な一時嫌い:無益な殺生、外道な奴特技:剣術、武術、魔法、指揮能力、占いもどきバーンシュタイン王国のインペリアルナイトである、レイナード・ウォルフマイヤーの息子として生を受けた青年。その魂は、日本人である【海堂 凌治】のもので、本人は転生したと思っている。だが別に死んだという記憶は無いので、例外もあるのだろう……くらいに考えている。身体能力と魔力が神懸かってチートであり、それを究極の肉体、至高の魔力と本人は表していた。更にその肉体も、魔力も、鍛えれば鍛えるほどに強くなり、成長に際限が無い風に感じてるが、実際は分からない。……おまけに皆既日食のグローシアンで、他のグローシアンとは違い、意識的にグローシュを行使することが可能であり、通常の皆既日食のグローシアンを凌駕するグローシュ波動を発することも可能。更に、某龍玉の気を使えるというスーパーチート野郎。自身の戦闘力をある程度理解しており、そのため普段は限りなくその力を抑えている。本人は否定するが、凌治の頃からチート気味だったらしく、その頃から持っていた異能が、一度見聞きしたことは絶対に忘れないという【絶対記憶能力】であり、シオンとなった今も受け継がれている能力。この能力と、当時のオタ悪友のお陰でそっち方面の知識は豊富で、転生から十数年立った今でも原作知識を余す事なく記憶している。ちなみにグローランサーシリーズは無印からⅢまでプレイしており、全キャラENDを見ているやり込み派。(他は、普通に優秀だったらしく、磨けばどんな分野にも輝けた)こう聞くと、正に完璧超人に見えるが、欠点も幾つかあり、その一つが【ラーニング能力】……シオンの長所でもある能力である。このラーニング能力は、相手の攻撃や補助魔法等を一撃でも喰らうことにより、相手の戦い方、技能、基本技、必殺技、魔法、奥義などを完全に己の物にしてしまう能力で、それらの改良点や欠点なども全て把握出来る様になる。必殺技、魔法、奥義などは例外で個別に喰らう必要がある。また、全てを理解するため、体得した能力は他者に教えることも可能。オマケ的な能力で、体得ないし習得した能力をアレンジすることも出来る。この【アレンジ能力】はアレンジの元になる能力の範囲内で、強化、あるいは弱体化を可能とする能力で、テレポートを例に上げるなら、テレポートはあくまで【瞬間移動系】の能力であり、その枠組み内のアレンジは可能だが、それを攻撃用にアレンジしたりは出来ない(テレポート自体を攻撃魔法には出来ないが、テレポートを攻撃の手段として組み込むことは可能)ということ。呪文の詠唱時間を短縮する【詠唱時間短縮】と、そのアレンジである、高速言語で呪文を詠唱する【高速詠唱】を合わせることで、どんな魔法でもほぼ一瞬で行使することが出来る。ただ、このラーニング能力には弊害もあり、それが欠点の一つ、【超無才能】。これは戦闘技能などに限ったことだが、自身の努力や練習では、技能や魔法を習得することがほぼ不可能になるという、ありがたくない能力……体質である。マジックアロークラスの、初歩の初歩くらいなら死ぬ気で努力すれば覚えられなくは無いが、それ以上のクラスの技能や魔法は、独力では一生習得が出来ない。だが、それも戦闘技能などの話で、料理や魔道具作りの腕は勉強したら、しっかり身についていたので、戦闘面以外では凌治だったころと同じ程度の才能がある様だ。更にラーニングする際にバリア等を張っていたら当然体得出来ない。バリアでは無く、気の様な物で身体強化をしている場合は可能。性格は、凌治時代は平和主義者で良く言えば優しい性格、悪く言えばお人よし。そのせいか、仲間という物を大事にし、学生時代は所謂リーダー的存在だったが、幼なじみの恋人を交通事故で亡くし、それを自分の責任と思い込み、荒んで行く。両親や弟の支え、そして医師の催眠療法やカウンセリングのおかげで、卒業近くには荒んだ精神状態も回復したが、それ以来、自身の自己防衛のためか、催眠療法の弊害か……女性関係から敢えて疎遠となり、女性関係に関してのみ鈍感になる。その為、本人は女性に興味はあるが、どうせ自分なんかはモテないと思っていたらしい。しかし実際はそれなりに隠れファンみたいなのが居たらしく、バレンタインなどではかなりの戦果を挙げていた(本命も混じっていたが、義理としか思わなかったらしい)。社会人時代、仕事に関してはそれなりにバリバリやっていたらしいが、無意識に無気力だった部分もあったらしく、万年平リーマンだったらしい。シオンとなってからは、自分の出生による、死亡フラグという名の運命に嘆き、平穏を望みながらも、生来のお人よしぶりで、望むも望まざるも、様々なフラグを立てたり叩き折ったりしてきた。最近では前向きに考えて、全てが終わってから平穏に暮らしてやるっ!と、誓っているとか。また、両親の教育の賜物か、女性を遠ざける癖は治ったが、鈍感は治らなかった。現在はトラウマを乗り越え、鈍感さは大分改善されたが、それでもかなりの鈍チンであることに変わりは無く、想いを通じ合わせた相手以外の女性には鈍感なまま。自身がモテるのを理解しているが、それは容姿や立場のせいだけだと思ってる節があり、それが鈍感さに拍車を掛けている様だ。現在、紆余曲折を得て数人の女性と想いを通じ合わせているが、前記の理由や、かつて恋人を亡くしたこともあり、何故自分なんかをそんなに想ってくれているのか、未だに首を傾げる時もあるという。ドSの素質があることを自覚しており、言葉を使って恋人達を軽くいぢめてゾクゾクしていたりするが、本人いわく、これでも自重しているとのこと。これも悪友の影響か、心の中で物事を他作品に例えて茶化す癖があり、世界の修正か大概は一部伏せ字表記になる。何気に交渉能力も高い様で、フェザリアンを説き伏せたりもした。ラルフとは幼なじみであり、親友。ラルフと共に遊んだり、訓練したりして成長した。また、凌治の頃に幼なじみの恋人が交通事故で亡くなったことを無意識にトラウマとしており、他者の死に強い拒否感を示す。モンスターを殺すことにさえ若干の抵抗を覚えている。その為、不殺を貫いていたが、こちらの世界で初めて【人】を殺めてしまった時に、心が壊れかけてしまう……が、それをカレンに繋ぎ止められ、ウォレスに諭されたことにより、若干ではあるが覚悟が強まったようである。その後、夢か幻か……自身の心の中で見守っていたという幼なじみの恋人……【沙紀】との邂逅を果たし、自身のトラウマに決着を着けた。ちなみに殺し合いは嫌いだが、喧嘩することは嫌いじゃない。喧嘩と祭は江戸の華とか言うタイプ。以前、戦闘技能のラーニングの為に出場していた闘技場のフリー部門で、マスタークラスを席巻し、Sランクの覇者となってからは【白銀の閃光】の二つ名で呼ばれる様になるが、シオン自身はこの厨二臭い二つ名に辟易としている。ちなみにSランクで連勝を続けるまでは【逆転の貴公子】と呼ばれていたりするが、これは戦闘技能や魔法をラーニングする為、敵の攻撃などを喰らってから反撃していた為に付いた物。シオンは【逆転の貴公子】と呼ばれていたのを知らないが、果たして【白銀の閃光】と、どちらがマシなのかは分からないが……ただ、間違いなく事実を知れば『異議あり!!』と、声高く宣誓するだろう……指を突き付けて。そのかわり?戦闘技能は全て(原作のNPCや敵専用スキルは除く)体得し、魔法は一部補助魔法と蘇生呪文であるレイズ以外は行使可能に。戦い方は父からラーニングした剣術、体術を主体に、闘技場や旅先でラーニングした戦闘技能、魔法を使って戦う。攻撃魔法は使い勝手が良く、加減の効きやすいマジックアロー、またはそのアレンジ系統の魔法を好んで使う。他にも、とんでもアレンジ魔法を数多く持っているが、威力が洒落にならないとかで使うのを控えている。マジックアロー体系以外のアレンジ魔法は、【ディスペル】という【ファイン】の強化アレンジ魔法と、【コロナボール】という【ファイアーボール】の強化アレンジ魔法、【サイレント】という【サイレンス】のアレンジ魔法、そして【瞬転】という【テレポート】の強化アレンジ魔法を使った。【ディスペル】はどんな呪いや毒でも、解呪、治癒してしまうという物。シオンの魔力も相俟って治せない呪いと毒はない……が、サンドラの受けた毒は特殊過ぎた為、完全に治癒しきれなかった。【コロナボール】は、ファイアーボールの熱量を集約して圧縮……手の平サイズの小さな太陽とした物(大きさはソフトボールを、一回りか二回り程大きくした感じ)。その熱量は凄まじく、グローシアン遺跡の防衛兵器……ヘビーパンツァーを瞬時に融解させた程。本来、近付くだけで燃え尽きてしまう熱量だが、自身の魔力でコーティングしてそれを防ぎ、着弾した際も、その魔力を使って熱風を上手く操り、それを防ぐ障壁としている。【サイレント】は空間魔法であり、指定した座標空間内の会話を外に漏らさない様にする消音魔法。部屋に掛けたりすることも可能であり、一種の結界魔法でもある。【瞬転】は相手の気、魔力を目印に行うテレポートの改良強化版。その効果は、所謂【龍玉の瞬間移動】であり、相手の気や魔力を目印に、ある程度周囲の空間、地形を認識し転移することが可能なので、目印にした相手の目の前にも、少し離れた場所に転移することも出来る。また、テレポートより発動後のタイムラグが少ないので、より迅速な転移を可能にしている。余談だが、アレンジした技能に名前を着ける場合、シオンは横文字より、漢字の場合の方が【本気】なんだそうな……後、瞬転は瞬間転移の略。ちなみに【ディスペル】は、Ⅱに出てくる魔法を無効化する精霊石と同名だが、一切関係はない。使える武器は、ウォレスの義手、カレンの魔法瓶と巨大注射器、アリオストの爆薬、ジュリアンのムチ、ルイセの召喚カードなどは使えないが、それ以外は大概マスターしている。好んで使うのは父と同様に両手剣。シオンが最も信頼する武器はリーヴェイグと言い、自身の生命力が強ければ強い程、切れ味と頑強さを増す魔剣。とんでもな肉体を持つシオンが持つことで、切れ味と頑強さが正にとんでもないことになっている。肉体の年齢こそ18だが、精神年齢的には40オーバーなので、自身をオッサンと称する時がある。見た目は、銀髪蒼眼で、ロスカラのライとほとんど同じ美青年。時折、かつて居た世界のことを気にしており、元の世界に帰りたいとも思っている様だが、今はシオンとなってしまっているため、仮に元の世界に戻れても身体がこのままなのでは……という恐れと、またこちらの世界の両親のことも大事に思っているのもあり、迷っているのが現状。最近は仲間も増え、想いを通じ合わせる者達も出来て、更に迷いが強くなっているらしい。お人よしではあるが、他人と、仲間や大切な者を量りに掛けたら……それらを守るためなら、他者を傷つけるのも厭わない……最近はその覚悟をより強くしており、トラウマを解消したため、その想いがより顕著になった。今でも無益な殺生は好まないが、大切な者達を傷付ける者、どうしようもない外道相手には何処までも冷たく――冷酷になれる。目下の悩みは、想いを通じ合わせた恋人達に大胆なアタックをされていることであり、熱烈なアタックを喰らう度に、理性という障壁がガリガリ削られている。ハッキリ言って、贅沢過ぎる悩みではあるが、『大陸に平和が訪れるまでは決して手を出さない』と、誓いを立てているシオンに取っては結構重要。彼女達の気持ちも、ある程度は理解しているので、流されそうになることもしばしば……。幾ら鋼の精神でも、やはり蓄積したダメージはデカいらしく、最近では半ば意地に縋っている部分もある……しかし、どれだけ保つかは定かでは無い。シオンが何を望み、何を成していくのかは……今はまだ分からない。**********ラルフ・ハウエル年齢:17歳身長:175㎝好き:仲間と過ごす穏やかな時間嫌い:特になし特技:剣術、魔法、商売技術、経営学バーンシュタイン王国の豪商として名を馳せる、ハウエル家の一人息子。その正体はゲヴェルの先兵たる、複製兵士の一人。本来の歴史では、17歳迄は問題無く成長していた様だが、ある時にゲヴェルに操られ、先兵と化してしまう。その後、カーマインに兄弟だと偽って近付き、ルイセ暗殺を実行しようとするが、結局失敗し、他の複製兵士同様の末路を辿った。しかし、幼い頃に正史では出会わない筈のシオンと出会い、その運命を大きく変えることになる。シオンとは、幼少時代に偶然街中で出会い、それ以来の付き合い。幼なじみにして親友。本人は恥ずかしげ無く、そのことを公言するため、シオンは小っ恥ずかしい思いをしているとか。幼少時代から皆既日食のグローシアンであるシオンと共に成長し、そのためシオンにより意図的に、ゲヴェルの精神波を生命維持に必要な分以外を遮断されており、既にゲヴェルの呪縛からは八割近く逃れていると見て良い。ただし、シオン……若しくはそれに準ずるグローシアンが居なくなれば、また呪縛に縛られる可能性は大。父に『商売人たるもの、扱う商品に精通してしかるべきだ』と言われ、幼少期から剣術を学んでいたが、シオンと訓練する様になってからその才覚を開花させた。本来の才覚に加え、シオンの旅にも同行し、ずっと共に訓練してきた……途中、シオンが意図的に地獄の修練を敢行したこともあり、今ではシオンを抜かせば、大陸最強を名乗っても恥ずかしく無い強さを手にしており、ラルフのオリジナルである、ベルガーの全盛期を上回る力を持つ。多分、ゲヴェルとガチンコでタイマンしても、互角以上に戦えると思われる。基本、どんな武器でもそつなく使いこなせるが、好んで使うのは片手剣。魔法にしても結構器用で、グローシアン程強力では無いが、多才な魔法を扱う。シオンからアレンジ魔法も教わっており……非凡な才能は魔法の面にも現れているらしく、様々な魔法を習得している。また、気についてもシオンから学んでおり、気のコントロールと総量はかなりの物がある。シオンには無い才能があるので、シオンが知識でしか知らない技能を習得していたりする。性格は優しく、温厚……両親の教育の賜物か品格すら漂う。他者を気遣い、フォローをするお気遣いの紳士。オスカーとアリオストを足して2で割った様な感じの性格。意外に天然な部分もあり、闘技大会でルイセとあっち向いてホイをしたり、カーマインと服を交換して入れ代わったりと……茶目っ気もある様だ。カーマインに瓜二つだが、カーマインが普段は無愛想な感じなのに対して、ラルフは普段から微笑んでいるような感じ。無論、カーマインと同じ顔のため、美形である。街行くお姉様に微笑み掛けると、ポしてしまう程に。そのため、本人は認知していないが国内にファンクラブみたいな物もある。(シオンにも同様の物があり、ラルフと人気を二分していたらしい……当然シオンも認知していないが。)ただ、そのファンも二人が旅に出てからは、根強いファン以外は、リシャール達、新インペリアル・ナイト三人衆にくら替えしたようだが。その性格上、無益な殺生を好まず、今の今まで不殺を通して来たが、シオン程の強烈な拒否感は無く、仲間を守る為なら手を汚す覚悟は出来ている。シオン同様、闘技場フリー部門のマスターSランクを制しており、その時に付いた二つ名が【漆黒の旋風】。本人はそんなたいしたものじゃない、と謙遜しつつ、なんだか気恥ずかしい様だ。若干の鈍感スキルを持つが……ラルフの場合、鈍感というよりは前記した様に天然。その天然ぶりは、旅先で出会ったスキマ屋に、非常に感銘を受ける程……下手をしたらスキマ屋バーンシュタイン支店が誕生する恐れもある。それも本人の夢、商売で金を稼ぐよりも、商売で人々を幸せにしたい……という考えから来るものであって、本人的には考え無しというわけではないらしい……グレンガルとは対極に位置する商人である。シオンのハッタリだが、それを信じ、カーマインのことを、本当の双子の弟と思っており、カーマインに兄として接している。カーマインも満更ではないらしい。また、カーマインの義妹であるルイセに対しても、『弟の妹は自分にとっても妹!』と思っており、ルイセにも妹として接している。ルイセも満更では無いらしい。普段は穏やかだが、結構鋭い所があり、カーマイン達と共にゲヴェルの真相を追い求める内に、自身の出生に何らかの疑問……もしくはその答えの一旦を垣間見た節がある。彼がこの先どうなるのか……何処へ行き着くのか……それはまだ分からない。