皆さんお待ちかねの嘘予告タイムです。え?本編をあげろ?……ゴメンね?とある事情から、作者がアゲ予定の最新話を誤って消してしまったんだ!愕然としていたケド、今は仕事が忙しいらしく、ゆっくりペースで仕上げているらしいよ?さて、お約束の注意書き!この嘘予告に出てくるシオンは、現在のシオンよりずっと先のシオンなんだ。だから、ネタバレが激しいんだよ。また、嘘予告だから細かい場所に差異がある場合もある。なので、そういうのが嫌いな人は見ない方が良い。お兄さんとの約束だよ?それでも構わないという人は、お目汚しかもだけど……良ければ。さて、それじゃあ勇み足の嘘予告……行ってみようか?*********……色々言いたいことはあるが、一言。「今度は何処に飛ばされたんだ俺は……」『どうやら日本の様ですね……どういう世界かは分かりませんが』そう言ってくれるのは我が相方である、ディメンジョンデバイス?のディケイド。「まだサーチもしていないのに……何で分かるよ?」『いえね?だって、目の前に居ますから……日本人みたいな人達が』「…………はっ?」俺は視線を巡らす……そこには短髪でツリ眼の青年……いや、少年か?更に、腰まである長い金髪を携えた穏やかな雰囲気の青年……オマケに昔懐かし瓶底眼鏡を装着した……細身のヲタっぽい青年。「「「………………」」」三者一様にあるのは驚愕の表情。そして周りを見渡してみると、何やら巨大な魔法陣。これは……つまり?(もしかして……俺ってば……召喚された?)《いえ、マスターが……では無く、足元のネコが本命かと》はっ?ネコ?俺は足元に視線をやると、そこには何故かこちらを見てめがっさ震えているネコが居た。……なんぞ、コレ?「て、テメェは何者だぁ!!?俺様が喚んだのはケルベロスなんだぞっ!?」む〜〜……何者だと聞かれたら、答えてあげるが世の情け……。とは言え、何と答えようか……『通りすがりの仮面ライダーだ……覚えておけ』?いやいや……こんな所で変身してもしょうがないっしょ?やはりココは『君が私のマスターかね?』かな?微妙に赤い弓兵こと、アチャ男アレンジなのがミソ。……と、ネタ思考を巡らせている場合じゃないな。「俺が何者か……ね。まぁ、人間と答えるのが1番手っ取り早いんだが……」色々と人間辞めちゃってるしなぁ……少なくともまともな人間は不老では無い。が、一応種族的には『霊長類人間』ではあるけども――。「嘘つくんじゃねぇ!!人間がそんな大量の魔力を持っているモノかよ!!言え!!テメェは天使か!?悪魔か!?」魔力……天使……悪魔……つまりこの世界はそういうモノが存在する世界か。まぁ、ケルベロスを召喚とか言っていたから、何となく予想は出来たが――。しかし、大量の魔力か……これでもほとんど抑えているんだが……まぁ、皆既日食のグローシアンだからな……俺。しかも、魔術回路にリンカーコア、オマケにマナまで使える……魔法関係だけでもこれだけあるとか……うん、チート乙。とは言え、普通の人間には見破れない筈なんだが。ってか、瓶底眼鏡の彼はともかく……この二人からは現代人にしちゃあ多めの魔力を感じるし……。「お、落ち着きなさい双魔……」「うるせぇ!離しやがれイオス!!」俺に掴み掛かろうとしていた青年……双魔が、金髪ロン毛の青年……イオスに抑えられている。………ん?双魔……イオス……?って、もしかして……此処は『デビデビ』の世界か?と……言うことは、目の前でジタバタしてる少年が、天野双魔……悪魔ソードで、それを抑えているのが天野神無……天使イオス。オマケに向こうの眼鏡君が、オカルトマニアの薬味総次郎……って訳か。つーことは何か?この足元のはコウモリネコか?俺が再び視線をコウモリネコに戻すと、それに気付いたコウモリネコはビクリッ!!と、震えた……って、なんでさ?「へへ……まぁ、予定と違っちゃあいるが……コレだけの力を持った奴なら、問題無いな……よしっ!手下!!お前の力を見せてやれっ!!」……と、何やらソード君が騒いでいる様なので、残酷な宣告をする。「あ〜〜……白熱している所、申し訳ないんだが……」「んだよ?」「お前さん達が召喚したのは俺じゃなく……コイツだよ」俺はヒョイっとコウモリネコ?の首の辺りを掴んで持ち上げる。「…な…な……な……」あっ、ビッグバンの予感。俺は素早く指で耳栓をする。「なんじゃそりゃあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!??」……こうして、六芒高等学校の屋上へと姿を現した俺は、彼らとのドタバタライフに首を突っ込んで行くことになる。俺が宇宙意思より託された使命……記憶を取り戻した、あるいは最初から所持している転生者を見つけ出し、その人柄を見極め……必要なら処分すること。まぁ、コレもルインみたいな屑にのみ適用されることで、真っ当な奴にはそんなことしないけど。それが済めば後は俺の自由……この世界で平穏に過ごすという選択肢もあり……だと言う。だから、何事も無いのが1番だが……無理だよなぁ……。あっ、個人的理由だが眷属の皆も探さなきゃな……。*********こうして、転生者とはぐれ悪魔と天使は歩むことになる。「え〜、本日より担任になりました、海堂紫穏です。皆、宜しく頼むぜ?」「テメェ……何で教師なんかしてるんだよ」「双魔君……ハッキングって知ってるかい?あと偽造書類」もし記憶があり、原作知識がある奴なら十中八九、原作人物に関わるだろう……と、法を犯す転生者。「こちとら某怪盗の三代目やス○ー○ーズ仕込みでね?」「誰ですかそれは……」「神無君、細かいことにこだわっていたらハゲるぞ?」そして事件は起き……。「キシャアアアァァァァ!!」「うわ……他の世界でも見たが、やっぱりローパーって卑猥だな……」『聞けば女性ばかりを襲っているとか……不潔です!』「海導……先生?」女生徒の危機に駆け付ける転生者。「俺の教え子に手を出した罪……万死に値するぞ、変態触手野郎」見舞いに来ていた転生者は、悪魔と天使の真実に触れる。「つまり、双魔には悪魔ソード……神無には天使イオスという存在が入っている……と」「そういうことになりますね」「それよか、テメェ本当に人間かよ?」「まぁ……最近では自信が無くなって来たけどなぁ……」そこで出会う新たな人物。「私の名は薬味みずの!!邪悪な者は許しておきません!!」「や……薬味……?」「ちょっと待て……おまえもしかして、あのメガネの……」「…兄をご存じなのですか……!?」『マスター……私、遺伝子の不思議に遭遇した気分です』「……奇遇だな。俺もだ……」*******そんな中現れる影……。「久しぶりだな……ソード!」「だ…誰だ…おまえ……?」「ク…クク……そーか、忘れたか……この俺を……」復讐の悪魔が襲来……。「どーだソード!貴様の死に場所としては、もったいない良い風景だろう!!」「てめえ……このオレ様をコケにする気かぁ……?」「すげーなぁ……空間を歪めた……固有結界みたいなモンか?いや、別に心象世界を展開したって訳では無いから、ただの空間結界か?」復讐の悪魔を退け、自らの肉体を取り戻そうとするはぐれ悪魔を、今度は処刑悪魔が狙う。「ま、魔剣が来ない……家から遠すぎて、呼べねーのか……な?」「ハハハハッ!こけおどしだったようね!!」「や……やべ……」そこに飛来するのは一本の剣。「先の展開は分かっちゃいるが……どうにも放っておけん」「な、何者だ!?」「通りすがりの仮面ラ……では無いな……むぅ……そうだな、ここは魔法先生……とでも名乗っておこうか?」「テメェ……シオン!?」「その剣の名はギンナルの剣……武器としてなら、お前の魔剣にも引けを取らない筈だぜ?」転生者の介入からか、善戦はするが、やはり空洞に落ちたはぐれ悪魔。「むぅ……やはり変身ベルトくらい渡した方がよかったか……?」「最初はソードに武器を与えておいて、結局助けずに見捨てるとは……何を考えているのかしら?」「違うな……間違っているぞ処刑悪魔……」「なに……?」「ソードは死んじゃいない……気や魔力を探れば直ぐに分かることだ……多分、直ぐさま反撃の狼煙を上げるだろうよ……ちなみに、余計な手出しをしなかったのは、コレがソードの戦いだったからな」「なら、今から止めを刺すのみっ!!」「それは無理だ……何故なら」「ッ!?」「この俺が、お前の足止めをするんだからな……」そして再び立ち上がるはぐれ悪魔……繰り出されるは秘技・暗黒魔闘術。それからも、転生者は様々な騒動に巻き込まれて行く。救った命もあれば、奪った命もある……。「ハァハッハァッ!浮遊要塞が落ちれば魔界も人間界もただでは済まんぞ!」「さぁて……そいつはどうかな?」魔界にて……神の使いの策略により落ちる巨大建造物……。そこに立ち塞がるのは、世界の破壊者と似た出で立ちの転生者。「仮にも世界の破壊者が……こんな建造物ごときを破壊出来ないとでも思ってるのか?」転生者が抜き放つは、禁忌にして最強……かつて竜の騎士の世界で、魔族の名匠に頼み作り上げた三界最強の剣……。「肉体の力を鋭さと強度に変える魔剣……心の力を強さに変える女王を守る剣……世界の破壊者の身を守る神の名を冠した鉱石……そして、奇跡を引き起こす力を持つ石……それらに俺の魔力を合わせ、最高の刀匠が魂を込めて打ち上げた……俺だけの剣」その剣を振り上げ―――「その力……尋常の物と思うなよ?」振り下ろしたのだった。**********後書き。ハイ!そんな訳で嘘予告です!!以前リクエストにあったデビデビでやってみました!……正直やっちまった感がアリアリです。特に最後の展開なんて……ちなみに嘘予告なのであんな終わり方ですが、もし本当に書くのなら、ソードさんには魔王破滅拳を使って貰うつもり……先のことは分かりませんが……。とりあえず言えることは、コウモリネコ可愛いよコウモリネコ……ということ。あ、リクエストは随時受け付けております。それでは、ばいちゃ!!