さて、『ハーピィ・レディ』のアスカを仲間に加えたジューダイは、サオトメ城へ向けて森の中を進んでいました。「ふぅ、もう大分城の近くまで来たんじゃねぇのか?」「そうね、あと数日も歩けば着くとは思うわ。急ぎましょう」と、二人が歩くスピードを上げようとしたその時でした。ガサガサガサ……「「!?」」辺りから物音が聞こえました。そして……ガサガサ、ボコッボコッ。「うわ!?」「まずい、囲まれたわ!」茂みや地中から突如現れてきたアンデット族モンスター逹に囲まれてしまいました。「こいつら、テンジョーイン軍団の奴らか!?」「多分。私達の集落を襲った奴らとは違うから確信は持てないけど」「……アスカ、お前は飛んで逃げろ。こいつらはオレが引き付ける」「ば、馬鹿言わないで!まだ助けて貰った恩も返してないのに、そんな事出来る訳無いでしょう!?私が活路を開くから、あなたはその隙に……」「ふざけんな!こういう時は男が敵を食い止めるのが普通だろ!」「な!?……女の私なんかじゃあてにならないって言うの!?」「だー!そーいうんじゃねーよ!いいから逃げろってこの分からず屋!」「分からず屋はどっちよ!」「「……!」」と、二人が言い争いをしている合間にもモンスター達は迫って来ていました。万「……おのれ十代め!天上院君に向かって分からず屋だと!?万死に値する!」……何処ぞのガ○ダムマイスターっスか君は?そして、今にも二人に飛び掛かろうとしたその時……「えーい!『黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)』!」ズカーン!『!?』「「え……」」囲みの一角が吹き飛ばされました。そして、その先には……「今のうちだよ!早くこっちへ!」とーーーーーーーーっても!もんの凄く!可愛い女の子がそこには居ました!万「誇大表現のし過ぎだ」自分だってしてたでしょ!「お前は?」「話は後!取り敢えず逃げるよ!」「ジューダイ!今は彼女の言う通りよ!」「お、おう!」二人は何とか囲みを脱出し、その女の子と一緒に逃げ出しました。「……まずいわ、あいつら追いかけて来てる」「大丈夫。とにかく私の家まで逃げれれば問題無いよ。ほら、見えてきた」果たして、彼らの向かう先の森が開けた場所に、1つの小屋が見えました。「お、おい。奴らを連れ来んじまって大丈夫なのか?」「大丈夫大丈夫」三人は小屋の近くまで逃げ込みました。「ここまで来れば大丈夫だよ」「だ、大丈夫って言われてもよ……」そして、追いかけて来たモンスター達も小屋に近付こうとしました……が、バチッ!!『!?』「うわ!?」まるで見えない壁がそこにあるかのように、森と開けた場所との境目で弾かれてしまいました。「この家の周りには強力な結界が張ってあるから、邪悪なモンスターは入って来れないんだよ」「凄ぇ……」やがてモンスター達は諦めて去って行きました。「た、助かったぁ……ありがとうな、助けてくれて」「ううん、困っている人を助けるのは当然だよ」「オレはジューダイ、こっちは『ハーピィ・レディ』のアスカだ」「宜しく」「うん、宜しくー。私はマナ。またの名を『ブラック・マジシャン・ガール』っていいます」「『ブラック・マジシャン・ガール』?」「? 知ってるのかアスカ?」「いいえ、でも良く似た名前は聞いたことがあるわ。あなたも聞いた事が無い?最強と謳われた、伝説の魔術師の名前を」「……そう言えば、10年前に現れた邪悪なモンスターを倒したっていう……確か名前は……」「『ブラック・マジシャン』?うん、私はその弟子だよ。……とは言っても、まだまだ半人前なんだけど。……さて、自己紹介も終わった事だし、立ち話もなんだから、家に入ってよ」「いいのか?」「大歓迎だよ」……羨ましいっス。万「ナレーターが個人的な感想を入れるな」だから自分だってさっきしてたでしょ!万「喧しい!」「それにしてもびっくりしちゃったよ。薬草を摘んでいたら二人がテンジョーイン軍団のモンスター達に囲まれていたんだもん。ここらはもうあいつらがウヨウヨ居るから危ないよ?」「……やっぱりあいつらはテンジョーイン軍団の奴らだったのか」「それだけ、サオトメ城の近くまで来ているという事よ」「……君達はダークネスを倒そうとしてるの?」「まぁな。……そうだ、お前の師匠の力とかって借りれないか?」「確かに、それが出来れば心強いわね」「お、お師匠サマはその……数年前に、10年前の戦いの傷が原因で……」「そ、そうなのか……悪い」「……ごめんなさい」「ううん、気にしないで。そうだ、じゃあ私が代わりに行くよ!」「お前が?」「……確かに、さっきの囲みを破った魔法を見た限りでは戦力になりそうだけど……」「むー、私の腕を信用してないでしょう?」「い、いや、そういう訳じゃないけどよ」「よーし!それじゃデュエルしよう!お師匠サマ直伝の腕前を見せてあげるんだから!」「ちょ、ちょっと!そんな時間の無駄になるような事……」「おー!いいぜいいぜ!やろうぜ!」「ちょ、ちょっとジューダイ!」「まぁいいじゃんかよ。本当に強いかもしんないしさ」「……本心は?」「伝説の魔術師直伝の奴とデュエルしてみてぇ!」「……そう」アスカは何やら諦めた表情で溜め息をつきました。「準備はいい?」「いつでもいいぜ!」「「デュエル!!」」「私の先攻!ドロー!私は『マジシャンズ・ヴァルキリア』(守備力1800)を守備表示で召喚!更にリバースカードを2枚セットしてターンエンド!」『ふっ!』「いくぜ!オレのターン!ドロー!『E・HERO スパークマン』(攻撃力1600)を攻撃表示で召喚!」『ハッ!』「更に魔法カード『H−ヒートハート』を発動!自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動!選択したモンスターの攻撃力は発動ターンのエンドフェイスまで500ポイントアップする!更に、そのカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える!『スパークマン』(攻撃力1600+500)で『マジシャンズ・ヴァルキリア』(守備力1800)を攻撃!『スパークフラッシュ』!」『ハァ!』「くぅぅ……」 マナ残ライフ3700 ……スパークマンの攻撃がマジシャンズ・ヴァルキュリアを撃破……万「えぇい!声が小さい!ナレーターが客に聞こえないように話してどうする!」……『スパークマン』の放った電撃が『マジシャンズ・ヴァルキリア』を撃破しました。「よっしゃぁ!」「やるねー。うーん、面白くなって来たー!罠カード『ブロークン・ブロッカー』を発動!自分フィールド上に存在する攻撃力より守備力の高い守備表示モンスターが、戦闘によって破壊された場合に発動!そのモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから表側守備表示で特殊召喚するよ!デッキから『マジシャンズ・ヴァルキリア』(守備力1800)2体を守備表示で特殊召喚!」『『ふっ!』』しかし!相手も流石は伝説の魔術師の弟子!すぐさま体勢を立て直しました!万「……さっきまでとは偉くテンションが違うな。気持ちはわかるがな」「『マジシャンズ・ヴァルキリア』がフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は表側表示で存在する他の魔法使い族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。そして、『マジシャンズ・ヴァルキリア』自身も魔法使い族。つまり、『マジシャンズ・ヴァルキリア』が2体揃っている今、ジューダイは攻撃が出来ない……」「大正解!これがお師匠サマから習った技の一つ、『ヴァルキリア・ロック』だよ!」「くっ、流石だぜ。リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」「私のターン!ドロー!私は『ホーリー・エルフ』(攻撃力800)を攻撃表示で召喚!そして、『ホーリー・エルフ』(攻撃力800)で『スパークマン』(攻撃力1600)に攻撃!」「お、おい!それじゃ自殺行為だぞ!?」「ふふふ、それはどうかなー?」「何!?」「罠カード『マジシャンズ・サークル』を発動!このカードは、魔法使い族モンスターの攻撃宣言時に発動!お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚するよ!」「……って、オレのデッキに魔法使い族モンスターなんて無いぞ?」「その場合、彼女だけが特殊召喚出来るわ」「なにぃ!?そんなの詐欺だろ!?」詐欺じゃないっス!万「……さっきからどっちの味方なんだ貴様は?」どっちもっス!万「……尻軽め」「デッキから、攻撃力2000の私自身、『ブラック・マジシャン・ガール』を特殊召喚!」『イエイ♪』いよ!待ってました!万「ナレーターが合いの手を入れるな!」「くっ、『スパークマン』!『ホーリー・エルフ』を迎え討……」「あ、その前に」ズコー!ジューダイはズッコケた。「……今度はなんだよ?」「『マジシャンズ・サークル』で魔法使い族が無くて特殊召喚できない時は、一応本当に魔法使い族がいないかデッキ確認させてね?」「って、そんな効果まであるのかよ?ったく、しょうがねぇな……」「ふむふむ、へー、カッコいいデッキ使ってるね」「へへへ、そうだろ?特にこの辺なんかさ……」「へー、じゃあ、このカードはどうやって使うの?」「ああ、こいつはな……」万「……自分の戦略をばらし始めたぞ?」……アスカも頭を抱えてるっスね……「よーし!改めて『スパークマン』!『ホーリー・エルフ』を迎え討て!『スパークフラッシュ』!」『ハァッ!』「くっ……まだまだ!『ブラック・マジシャン・ガール』(攻撃力2000)で『スパークマン』(攻撃力1600)を攻撃!『黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)』!」 マナ残ライフ2900『えーい!』「うわぁぁ!?」 ジューダイ残ライフ3600『ブラマジガール』の放った魔力弾が、見事『スパークマン』を撃破しました!やったぁ!「更に『マジシャンズ・ヴァルキリア』2体(攻撃力1600×2)でダイレクトアタック!『マジカル・イリュージョン』!」『『はぁ!!』』「ぐわぁぁぁぁ!?」 ジューダイ残ライフ400「ジューダイ!」「よーし!ターンエンド!」ハラショー、マナ!ハラショー、ブラマジガール!万「貴様は何処ぞのサンボのチャンピオンか?」「くっ、……ははは、すっげぇなお前!よし!オレも燃えてきたぜ!オレのターン!ドロー!魔法カード『強欲な壺』を発動!デッキからカードを更に2枚ドロー!更に魔法カード『戦士の生還』を発動!自分の墓地に存在する戦士族モンスター1体を選択して手札に加える!墓地から『スパークマン』を手札に戻し、更に魔法カード『融合』を発動!手札の『スパークマン』と『E・HERO クレイマン』を手札融合!現れろ!『E・HERO サンダー・ジャイアント』(攻撃力2400)!」『ハァ!』「そして、『サンダー・ジャイアント』の効果を発動!このカードが召喚に成功した時、このカードより元々の攻撃力が低いモンスター1体を破壊することができる!」「うーむ、そう来ますか」「戦闘で破壊出来ないなら、効果で破壊するまでだぜ!『サンダー・ジャイアント』の効果を発動!『マジシャンズ・ヴァルキリア』(攻撃力1600)1体を破壊!『ヴェイパー・スパーク』!」『ハァァ………ハァ!』「くっ……!?」「これで攻撃が出来るぜ!行け!『サンダージャイアント』(攻撃力2400)!もう1体の『マジシャンズ・ヴァルキリア』(攻撃力1600)に攻撃!『ボルティック・サンダー』!」『ハァ!』「きゃぁぁ!?」 マナ残ライフ2100「更にリバースカードを1枚セットして、永続魔法『悪夢の蜃気楼』を発動してターンエンド!」「くぅぅ……やるねー。こんなに早く『ヴァルキリア・ロック』を突破されたのは初めてだよ。私のターン!ドロー!」「お前のスタンバイフェイズ時に、『悪夢の蜃気楼』の効果を発動!デッキから手札が4枚になるようにドローする!」「ふふふ、その手札を使う暇があるかなー?」「何!?」「私は『マハー・ヴァイロ』(攻撃力1550)を召喚!更に手札から魔法カード『マジシャンズ・クロス』を発動!自分フィールド上に表側攻撃表示の魔法使い族モンスターが2体以上存在する場合に発動!合体攻撃で攻撃力はエンドフェイズ時まで3000になるよ!」「攻撃力3000!?」「いくよ!『ブラック・マジシャン・ガール』(攻撃力3000)で『サンダー・ジャイアント』(攻撃力2400)を攻撃!」「この攻撃を受けたら、ジューダイのライフは0……!」「くっ……リバースカード発動!速攻魔法『非常食』!このカード以外の自分フィールド上に存在する魔法・罠カードを任意の枚数墓地へ送って発動!墓地へ送ったカード1枚につき、自分はライフポイントを1000回復する!『悪夢の蜃気楼』を墓地に送り、ライフポイントを1000回復させるぜ!」 ジューダイ残ライフ1400 「やっる~♪それでライフを回復させた上に、『悪夢の蜃気楼』の効果、自分のスタンバイフェイズ時に、その効果でドローした枚数分だけカードを手札からランダムに捨てるのを回避したんだね?よーし、じゃあこっちも攻撃を再開!『黒・魔・導・爆・裂・連・破(ブラック・バーニング・ツヴァイ)』!」『てーい!!』「ぐあぁぁぁぁ……!?」 ジューダイ残ライフ800「ジューダイ!」「くっ……罠カード『ヒーロー・シグナル』を発動!自分フィールド上のモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動!自分の手札またはデッキから『E・HERO』という名のついたレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する!デッキから『E・HERO バブルマン』(攻撃力800)を攻撃表示で特殊召喚!」『ハァ!』「『バブルマン』の召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に自分のフィールド上に他のカードが無い場合、デッキからカードを2枚ドローする!」「ふふふ、『マジシャンズ・クロス』を発動したこのターン、選択したモンスター以外の魔法使い族モンスターは攻撃する事はできない。私は更にリバースカードを1枚セットしてターンエンド。さぁ、追い詰めたよ!」勇者ジューダイ、またしても追い詰められてしいました。万「いつもの事だがな」ここで強力なモンスターを召喚しても、彼女がセットしたのは罠カード『魔法の筒(マジック・シリンダー』。相手モンスター1体の攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える必殺の罠カード。もう彼女の勝利は目前です!万「……何故貴様がそれを知っている……」「ふ、ふふふふ……」「え?」「ははは、あっははははは……」「……また始まったわね」「な、何が?」「いやー、本当に世界は広いぜ!ミサワやアスカだけじゃなくて、お前みたいな強いデュエリストがまだ居るなんてな!おまけにお前のお師匠さんとかはもっと強かったんだろうなぁ。勝負してみたかったぜ」「……えーと?もう負けそうなの、わかってる?」「勿論、でも、デュエルは最後までわからないだろ?」「そ、それはそうだけど……」「なら最後まで、オレは勝負を諦めないぜ!オレのターン!ドロー!……来たぜ!逆転のカードが!」「嘘!?」「オレはリバースカードを2枚セット、更に『E・HERO ワイルドマン』(攻撃力1500)を攻撃表示で召喚!」『うおぉぉ!』「更に専用装備カード『サイクロン・ブーメラン』を装備!攻撃力が500ポイントアップ!(攻撃力1500→2000)」「? それでも良くて『ブラック・マジシャン・ガール』(攻撃力2000)と相打ちだよ?」「まだまだ!更に魔法カード『融合』を発動!フィールド上の『ワイルドマン』と手札の『E・HERO ネクロダークマン』を融合!来い!『E・HERO ネクロイド・シャーマン』(攻撃力1900)!」『フンッ!』「えー?でもそれじゃあ攻撃力下がっちゃうよ?装備カードも墓地に送られちゃうし……」「それでいいのさ」「え……」「『サイクロン・ブーメラン』を装備したモンスターが墓地に送られた時、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊して、破壊した魔法・罠カードの枚数×500ポイントのダメージを相手ライフに与えるのさ!」「嘘!?」「お前のフィールドにセットされている魔法・罠カードは1枚。そして、オレのフィールドにセットされている魔法・罠カードは2枚。合わせて3枚。3×500で1500ポイントのダメージだぜ!いくぜ!『サイクロン・ブーメラン』の効果を発動!」ビュオォォ……「くぅぅ……」 マナ残ライフ600荒れ狂う竜巻がお互いのリバースカードを全て飲み込み、そのままマナを襲いました。「そして、『ネクロイド・シャーマン』の効果を発動!『ネクロイド・シャーマン』の特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げ、その後、相手の墓地からモンスター1体を選択し、相手フィールド上に特殊召喚する!」「え!?……って事は……」「お前のフィールド上の『ブラック・マジシャン・ガール』1体を生け贄に捧げ、お前の墓地から『ホーリー・エルフ』(攻撃力800)を攻撃表示でお前のフィールド上に特殊召喚!」「……あちゃー。やっぱりそうなっちゃうかー。」「これで決まりだ!『ネクロイド・シャーマン』(攻撃力1900)で『ホーリー・エルフ』(攻撃力800)に攻撃!『デストロイ・オブ・ポゼッション』!」「きゃあぁぁぁ……!」 マナ残ライフ0「痛たたたた、あー負けちゃった。でも楽しかった〜」「おう!ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」「うん!……えーと、こう?ガッチャ!」「おう。くれぐれも『ガッチョ』じゃねぇからな」「……で、結局どうなったの?」「どうなったのって……」「何がだ?」「何がって、あなた逹何の為にデュエルしてたのよ……?」「……何の為だっけ?」「……さぁ?まぁ、楽しかったし、いいんじゃねぇか?」「はぁ……」アスカは深ぁい溜め息をつきました。「じゃあ一緒に行ってもいいんだね!?」「おう、文句無しだぜ」「と言うか、元々『連れて行かない』なんて言ってないんだけど」こうして、マナはジューダイ逹の仲間になりました。「むー」「? どうした?」「いやー、でもそれだと私、お邪魔虫じゃないかなぁってね」「な!?」「?」「な、何言ってるのよ!?私とジューダイは……その、そんなんじゃないわよ!」「あれ?そうなの?……じゃあ私が貰っちゃおうかなー」「な!?」「??」「うーん、さっきのジューダイ君カッコ良かったし、顔も美形だし、デュエルも強いし、うん文句無しだね」「か、勝手にしなさい!」「???」……なんか今、ダークネスを激しく応援したくなったっス。万「……奇遇だな。俺もだ」今日のワイト和「今日の最初のカードはこちら!『サイクロン・ブーメラン』!装備魔法、『E・HERO ワイルドマン』にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。装備モンスターが他のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。破壊した魔法・罠カードの枚数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。……というのがカード版の効果、原作ではダメージが×500、更に後半の効果の発動条件が『このカードを装備したモンスターとこのカードが墓地に送られた時』となっているので、自爆特攻や融合素材にしても効果を発動できるという強力なカードになっています」3ワイト「「「……」」」和「続いて『E・HERO サンダー・ジャイアント』。融合モンスター、『E・HERO スパークマン』+『E・HERO クレイマン』、攻撃力2400守備力1500、このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。自分の手札を1枚捨てる事で、フィールド上に表側表示で存在する元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター1体を選択して破壊する。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。……というのがカード版。原作版では『このカードの融合召喚に成功した時、フィールド上に表側表示で存在する元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター1体を選択して破壊する。』という、連発は出来ないけどその分手札コストがかからない効果となっています」3ワイト「「「……」」」和「はいそこ!また三人で構えるんじゃなーい!二度ネタ厳禁!つーか次こそは絶対出番あるから!」3ワイト「「「カタカタ(本当)?」」」和「本当本当……中ボス以前の小ボスだけど……」3ワイト「「「……」」」和「わー!飛竜の頭蓋骨も粉砕するよーな骨鎚……ぶっちゃけス○ルクラッシュを振り上げるなー!」3ワイト「「「カタカタタ、カタカタタ(臓物を、ぶちまけろ)!」」」和「寧ろ脳漿ぶちまくから!『このSSにはグロ表現があります』って説明文が必要になっちゃうから!ネタ元みたいに、ジ○ンプに連載するにはモザイクが必要になっちゃうような状況になっちゃうかーらー!いーやー!最大溜めは止め……」ズドーン!あとがきごめんなさいorz大分遅くなってしまいました。……一ヶ月ぶりデスネ。皆様あけましておめでとうございます。さて、皆様に朗報(?)デス。……演劇編での神楽坂君の役が一人四役になりました(オイ!と言うか、元々神楽坂君にアナシス役をやらせる予定は無かったんですよねぇ。いきなり明日香さん出すのもなんだったので、無理矢理捻り込んじゃったんですよね……あと、劇内でのマナさんの十代君への好意は演技です。やっぱりマナさんは王サマ一筋ですよね。次回は本編の幕間になります。……なるべく早く書きますので。改正申し訳ないorz今回ミスまみれでしたので直しました。