別荘生活一日目エヴァさんの理論の下、研究と実験を開始。吸血鬼の体を成長させる薬を作る事に着手する二日目吸血鬼化のプロセスが解からず。手探り始めた研究は無謀とも言えるが、数種類の薬草・毒草・魔法薬・幻想種の一部等を調べなおす。エヴァさんの血液を採取し、血液に魔法薬等を加えて経過を見る三日目前日の実験は全て失敗。その代わりに、腐食の呪いの効果が在る魔法薬に吸血鬼殺しの毒が出来た。後者は廃棄する。四日目流石に寝ていないと辛い。が、止めるに止められない。エヴァさんと共に理論の見直し。魂という概念。霊体ではなく魂の変質が問題かもしれない。と議論するも憶測の域を出ずに見直す五日目オカシナテンションで思いついた事を言う。『霊薬』それも、魂に影響の出るような効果が在る『霊薬』を造ってみるのはどうかと言ってみる。正直、自分が何を口走っているか理解出来ていない。しかし、遣ってみる価値は有るという事でエヴァさんの別荘から大量に持ち込まれている魔導書に眼を通す六日目五時間ほど寝ていた。霊薬の製法の解読は出来ても材料が無い。成分表も無い。悔しいが魔神を召喚する。魔力の負担がそれほど感じられない。魔神曰く、体は人間の侭、中身が変わって来ているらしい。魔力を誤魔化す魔法薬を貰う。こいつは学者肌。学び知る事の大切さを知っている為、答えは言わなかった。中々話の解かる奴だ。次はチャンと堕とされる前の姿で召喚しよう。真名を辿れば出来る筈だ。そちらの方でも興味をそそられる。無論、エヴァさんに控えて貰う。霊薬の材料とソレとは別に材料を貰う。サンキュー、アスタルト。七日目霊薬が二つ。本命には後一日時間が要る。先に出来た二つの霊薬を試すも結果は失敗。霊薬が毒薬に変化。飲めば真祖に成る可能性有る為、実験は出来ない。八日目頭が痛い。しかし、本命の薬が完成。血液の反応に毛・皮膚・唾液・肉片の反応を見る事に。結果は反応なし。イライラが募り、前日に出来た毒薬と一緒に叩き割る。霊薬と毒薬が反応し、肉片に変化が起こる。大気汚染は無し。希望が見えた。俺とエヴァさんを護ってくれたハヤテとヴィヴィに感謝する。もう、寝る事にする九日目残った霊薬のストックと新たに作り直した毒薬の分量を変えながら反応を見る。期待した変化が見れた。分量は八対ニ。毒も使い方や分量に拠っては薬なると再認した。久しぶりに風呂に入る。夜。エヴァさんが薬を試す。結果、何も怒らなかった。もう時間だ。一眠りしてから外に出る事にする。「エヴァさん?」「…成功した…成功したぞ!!」大体十六歳ぐらいのヤングエヴァさん降臨。研究は成功したようだ。取り合えず、幻術使って前の姿になるエヴァさん。行ってらっしゃい別荘から出て一息。まだ、眠い。エヴァさんは遅刻です。だってもう十時だもの。新田先生に怒られていないか心配です。テンション高いからなぁ…暴れなきゃ良いけど。遅い朝食は御握り。茶々丸が作ってくれたみたいです。嫁に欲しいなぁ…「ナァ、一ツ聞キタインダガ」「何を?」「オ前、コノカ達ノ好意ニハ気付イテルダロ?」「何を当たり前な。気付かない方がオカシイでしょ? 眼を見りゃ解かるっての」「知ッテテ放置カヨ…報ワレネェナ。アイツ等モ」「俺が許してるのは茶々丸とエヴァさんとお前ぐらいだよ? ドキッとする時は有るけどねぇ」可愛いし、器量も良いし「真名ト刹那モカ?」「どうだろうねぇ……タツミーは違うんじゃないかな? 刹那はねぇ…このかさん捨てきれないでしょ? 千草さんもイロイロと厄介だからねぇ」西とか東とか面倒だね。ホント今は巧く遣ってるけど……それ以降はどうなるか…このかさんが中学卒業して此処に留まるなら居るかもしれないけど…詠春さんも頑張ってるみたいだしねぇ。ハヤテ達の報告を聞いても、膿だしも粗方片付いてる様だし…どうなるかは全く解からないよ。その頃には関係なくなってるし「悪イ男ダナ、アギ」「違うよ? 廻り合わせが悪かったんだよ。生まれとかね」「ケケケ、ドノ道オ前ハ悪党ダゼ」そうだけどさ。まぁ、仕方が無いじゃない。要らないモノは要らないんだし。手元に置いといても面倒なだけだしねぇ。只でさえスプリングフィールドの名に困ってるのにさぁ。他の面倒なんて見れません。義理も有りません。良い男はもっと居るんだから、そっちに行きなさい。ネギとかね。小太郎も磨けば光りそうなのにねぇ…「取りあえず…散歩に行こうか?」「ショウガナイカラ、付イテ行クゼ」公園で猫に囲まれる。言葉が解かるとね。余計に集まるんだよ、こいつ等ニャー「へぇ、子供が生まれたの? 良かったねぇ」ニャ~「ダメ、家の子(クロ)は嫁にはやりません。出直して来い」フー!!「猫又になってから出直して来い」ニャーニャー「? 茶々丸は何時も通りに元気だよ? 心配しなくても前みたいに襲われる事は無いさ」ニャ~ン「…美女になったら考えてやろう」「サッパリ解カラネェ」だろうね。俺とこいつ等しか解かってないよ。普通の猫にクロを嫁がせるか!! ボケ!! 頼み込んでも嫌です。逆にお前が食われるぞ? 物理的に。そっちも心配しない。え? 名前が嫌い? ネギだから? いや、それって犬じゃ…あぁ、匂いが嫌いなのね。解かったから、俺はあの子に何も出来ないから。少し落ち着きなさい。一通り戯れて手を叩くと、猫達が徐に去っていく。あの子達にも生活が有るからね。マーキングとか、餌探しとか。交尾とか? まだ発情期じゃ無いみたいだけど…麻帆良だからなぁ。侮れません。もう十二時半。買い物して帰ろうかと思ったら着信有り。誰だと思ったらアスナでした「もしもし? 何か有ったの?」『すみません、宮崎です!!』なしてアスナの携帯で掛ける?『あ、あの!! パルが!!』「早乙女が何かしたの?」『アギ×ネギ本を学際で販売するって!!』何遣ってんの?! 肖像権の侵害だよ?! 寧ろ何で俺とネギ何だよ!! 止めてよ、非生産的な!!「止めろ。アスナと刹那と茶々丸に全て燃やす様にいえ。後で説教しにいく」『わ、解かりました。それと…今日は学校に泊まるらしいので…』「解かった。日を改める。絶対に燃やせよ? 絶対だよ?!」『はい!! 必ず!!』「ケケケ、腐女子ッテヤツカ?」「…何処でそういう知識つけてくるんだよ?」「テレビトネットダ。オンラインハマダヤッテナイゼ? 」当たり前だ。一日一話!! 未だに腹が下ってる。寒い…もう暖かくなってもいいと思う今日この頃。○が痛いです。トイレに行きたくなって集中力が切れたら、Gガノにやられたorz過去の栄光が嘘のようだ以下略『何気にマルチタスクしているBIN』『原作の暗部をあえて書くのがBINクォリティ』『更新の大津波』『チラ裏から覗く目』『BINのための葬礼』おまけエヴァさん昼休み、屋上に呼び出されたネギ達は驚いた。原因はエヴァンジェリンである「コレを見ろ!!」ヤングエヴァ降臨幻術を知る者は今更的な感じだったが、次の言葉で驚愕する。「どうだ!! アギの協力の下!! 私は自身の肉体を成長させる事に成功した!! これで満足できんなどとは思わせんぞ!! 茶々丸!!」「「「「ええええええ?!」」」」「ソレは凄い事なんですか?」「ネギ先生、私もサッパリで…」ネギは夕映とのどかに説明をする。吸血鬼になる為の魔法が既に失われている。詳細も無い事。つまり、二人は手探りで吸血鬼を『成長』させる事に成功したという事(せっちゃん…強敵や)(大丈夫ぶや、このちゃん。ウチ等も積極的に行けばなんとか…)「このかさん、刹那さん。コレで人数は互角です。しかし…私達には時間が有ります。」「「クッ!!」」「それで? 何でエヴァちゃんはそんなに嬉しいの?」「ん? ………何故、この研究を始めようと思ったのかは忘れたが…凄いことなんだぞ?!」「いや…それは解かったんだけど…どう凄いの? 私…これからアカムに行こうと思ってたんだけど?」「む? 私も行こう。私は帰ればアギ達が居るからな」「マスター…いえ、何も言いません。」茶々丸が始めて呆れた