「ファ~……あふ、顔洗おう」朝起きて、顔を洗って太極拳。こんな俺に誰がした? エヴァさんです。今日も今日とて組み手中。加減してください「ところで…今日はデートだな…」「んぁ? そうだけど? 気分転換には持って来いっしょ?」「ソレはそうなんだが…」何か用事でも在るのだろうか? 俺の役目は九割方終わってるからねぇ、手伝うよ?「何か困った事でも有った?」「うむ。明日時間を空けておけ。」何故に?「何で?」「茶々丸が…な。明日は一日フルコースをするんだとさ。お前の体調が心配なんだろう」茶々丸…「エヴァさ「嫁にはやらんぞ!!」最後まで言わせてよ」その後、何故か攻撃が激しくなった。くそぉ…爆弾落としてやる!!「さよさん、瀬流彦先生と結婚を前提にイチャついてるよ?」「なん…だと?」取り合えず、年齢詐称薬を飲んでみる。鏡を見てみると大人に成った俺が居た。(これじゃあ、条件に合わんだろ…自前で幻術かけよう)スーツに腕を通すのは久しぶりで、チョット懐かしくなった。先生してました…昔。アギになる前の名前とかは忘れたなぁ…金○よりGT○(アニメ)派でした。コッチにも有るし。カメレオンとかやんねぇかな? あの下品? っていうか下ネタ満載な所とか好きなんだよ。熱いし。「時間はまだ有る…コーヒーでも飲みながら一服するか」近くの喫茶店でコーヒーを購入する事にした。首周りがスースーする。短髪は楽だけど切った後の違和感がねぇ。少し着飾って気合を入れて寮を出た。注意するのは朝倉やパルに見つからない様にする事だ。その為に速めに出た。デートの練習と言えども緊張する(アレ? そう言えばコレって初デートじゃない? 私?)無性に恥かしくなった。なんて事をしているんだろうか?いや、コレは練習。ノーカン、ノーカン。そう頭の中で唱えながら、待ち合わせの場所に向かった。チョット速かったかもしれない。アギらしい人物は見当たらず。一人の時間が少し続きそうだ。「アギの奴…忘れているんじゃないんでしょうね?」だったらぶん殴る。女の子を待たせるとは何事だろうか?そう思った時に、声を掛けられた。「おせーぞ姫さん?」「え…ガ…アレ? 何で…涙が…」分からない、けれど懐かしい。そう思えた。おはようございます。ネギです。今、僕達はアスナさんのデートの練習が巧く行く様に祈りながら尾行しています。兄さんはまだ現れていないようで、アスナさんは待っているようです。「ネギ君」「はい? 何ですかこのかさん。」「アギ君、どんな感じやと思う?」兄さんの年を取った姿ですか…想像が出来ません。「ちょっと分からないです」「ほうかぁ…ウチもせっちゃんも予想が付かんでドキドキや。なぁ、せっちゃん」「はい、興味は尽きません。あっ、アスナさんに誰か近づきます」慌ててアスナさんを見ると、目をこすってました。ゴミでも入ったのかなぁ?ポンポンと頭を軽く叩かれて、笑われてます。もしかして…アレが兄さん?!「うわ…渋い。僕も大人になったらああ成るんですか?」「…無茶苦茶アスナ好みやん?!」「いえ、アギ先生が言っていましたけど。薬とかで体質が変わってるから、かなり変わるんじゃないかと…」少し残念です。あっ!! 兄さん達が腕を組んだ!!アスナさんが少し恥かしそうです。兄さんは…変わりません。今度、僕も遣ってみようかなぁ?最近、「好き」の意味が分かってきたような気がするんです。なんか、こう…胸中が暖かくなるような感じで…「兄貴、旦那と姐さん見失っちまうぜ?」「早く追いつかなきゃ!!」兄さん達の後を着いて行く。恥かしそうなアスナさんと何時も通りの兄さん。年の差カップルって言うんですよね? 見た目的にはそれにしても…兄さん「大人だなぁ」「いや、ソレはそうでしょ? アギの旦那は女も抱いてるですし…今更デートぐらいじゃ動じないんじゃ?」顔が真っ赤になるのが分かる。カモ君…そんなにハッキリ言わなくても…このかさん達も顔が真っ赤だし。コレってセクハラになるんじゃ?「買い物するみたいですね?」「小物を買うみたいやな? アスナ、そういったの中々付けへんからなぁ…丁度良いんちゃう?」「兄さん流石です…其処まで考えてた何て…」コッソリと覗きます。何処か親子にも見えるその姿に、チョットだけアスナさんが羨ましくなりました。「あんなにくっ付いて…アスナ、好きなんわ高畑先生やろ?」「心変わりは許しません…って、アレはエヴァンジェリンさん?」「え? 師匠が居るんですか?」周りを見渡してもソレらしい人は…アレは…茶々丸さん? 隣の人は…幻術で大人に成ってる師匠だ!!「合流しますか?」「でもぉ…見失ったら」「俺ッチが行って来るぜ!!」カモ君が向かいました。「あっ、叩き飛ばされました」「凄い豪速球やなぁ」「カモくーん!!」いや、うん。イキナリ泣かれて困りました。眼にゴミが入ったらしいので安心したけど…いや、ねぇ…女の子って化けるねぇちょっとオメカシして綺麗な服着ただけでこんなに変わるんだものぉ。最初、分かりませんでした。アスナも分からなかったみたいだけどね。仕方ないさ。詐称薬使って二十歳ぐらいに成ったら笑ったもん。老けすぎてて…笑えば良いさ。二十五ぐらいに見えたよ…ごめん、見え張った。三十前に見えました。だから、自前で幻術使って二十五ぐらいに成ったらねぇ…まさに、自分の考えが反映されました。三十半ばでしたよ。今は薬草吹かしながら腕をチョット上げて、組ませています。コレぐらいしないと、デスメガネは気付かないでしょ?アレはねぇ…家族とか仲間とかそんな感じでアスナの事見てるからねぇ…しずな先生と宜しく遣ってるみたいだし。初恋は実らない場合が多いけどねぇ、此処まで絶望的だと少しぐらい協力したくなります。アスナとデートする理由を話したら皆不憫すぎるとか言ってたよ? タツミーとかエヴァさんとか茶々丸とか…チャチャゼロが同情したんだよ?特殊な趣味のアスナも悪いと思わなくも無いけどさ。少し話しながら、歩いてると言葉数が少ないアスナの初々しさに苦笑が漏れました。馬鹿にしたんじゃなくて、羨ましくて。アスナに文句言われたけどねぇ。「コレで恥かしがってたら、タカミチ処か男と付き合えないぞ?」と言うと、ヤケクソ気味に解かってると反論されました。其処からは何時ものアスナに成ったみたい。適当な店に入って昼食とかにしようかと思ったけど、先にアクセサリーでも買ってやろうと思ったので違うお店に入りました。焦らなくても奢ってやるよ。タカミチでダメだったらネギでも狙いな。あの子、宮崎と良い感じだけど、まだまだ入り込めるからねぇ。髪留めとネックレスを買ってあげました。それなりに手ごろな値段だったしねぇ。店員さんに、「娘さんですか?」と聞かれて凹みました。老けてるのは事実なんだけどね。「昼は、何処か適当な店で済ませるか?」「う…えっと…アギの好きにして良いわよ」それじゃあ、前に弐集院先生に貰ったグルメマップで決めよう。女の子だからねぇ。安くて美味くてヘルシーな物のほうが良いだろうし。今日は恋人役ですから…成り切る事位やってやります。楽しいしねぇ…空かうの今日も頑張る一日一話。カキフライ、美味しく食べたら、食中毒。気を付けろよ? マジでパネェ……何で食べたんだろう…以下略「ゼロのルイズにBINタールヴが呼び出されたようです」「絶対遵守のギアスをもつBIN(読むてきな意味で)」『更新するたび読者も他作者も漢にするBIN』『BIN様に触発され更新停止作が復活するようです』『理想郷発・突然変異進化体BIN』「BIN氏はカズマでした」『一日一話ルールにしびれるし憧れるが真似が出来ないBINルール』>>『どうやら (*´Д`)=出雲さんがBIN病に罹患したみたいですwww』>俺の所為やない!! 俺は悪くないんや!! 好きですけどね。あのクオリティは欲しい。オマケ今日も茶々丸「アギ様…ハァ」「茶々丸、いい加減にしろ。後悔するなら反対すれば良いではないか」ソレはダメです。アスナさんには経験が必要なんです。「いえ、私は既に一度デートしてますから」「何?! あ、アギめ…私に断りもなく…」それに、私はアギ様に誘って貰いましたから。「行くぞ茶々丸」「ドチラに?」「アギの尾行だ!! どう行ったデートをするのか見てやる!!」「マスター…まさか?!」「勘違いするな!! 私はお前の主としてだな!!」「行きましょう。マスター…早くしないと」「……気に成って居たのか」気に成る物は気に成るんです。「全く…さよも、茶々丸もどうしてこう…イロイロと速すぎると思うんだが…私がおかしいのか? 寧ろ、瀬流彦は呼び出すか?」止めてください。さよさんは幸せなんですから「いや…寧ろ、私がアギを…じゃなくて!! 私は何をトチ狂っているんだ?!」「マスター…置いて行きますよ?」それと、マスターではアギ様を満足させられないかと…身体的に「おい、今何か変な事考えただろう?」「いいえ、そんな事は」「夜にメモリーをチェックしてやる」コッソリとそう決めたエヴァンジェリンだった