このかさんは座学中。千草さんはその監督。チャチャゼロは模擬戦闘中、エヴァさんと茶々丸はネギの方を特訓中。つまり、暇です。研究し始めたら他の事はどうでも良くなるから自重しています。自重してるから、簡単な薬を作っています。研究じゃなくて調合だから問題なし。「早く終わらないかなぁ」暇なんだよねぇ…一人で酒飲むのも良いけど、チャチャゼロと約束してるし。千草さん達の邪魔は出来ないし。畑でも作るか?「…良いかも」そう思ったのが吉日、早速畑を作りました。アーシーが頑張った、頑張ってくれた。何を育てようか?このかさんの特訓も終り一段落、エヴァさん達が来るのを待ちながらチャチャゼロとモンハンしてます「ちょっと、早く尻尾斬ってよ」「マテ、地味ニダメージ喰ラッテルンダカラ回復サセロ」尻尾がウザイです。左右に振ってるんじゃないよ。「あっ、麻痺弾尽きた。作ってくるから、頑張れ」「チョ?! 罠位張ッケヨ!!」お前がモタモタしてるのが悪い。虎の子閃光弾を使うのは勿体無い「ヨッシャア!! 尻尾斬ッタゾ!!」「捕獲? 討伐?」「報酬目当テ」「OK、眠らせる前に麻痺させる」「刻ムノハ任セロ」捕獲した所でエヴァさん達が着たので別荘へ現在、エヴァさんに怒られてます原因はこの間というか、少し前に気付いた力に付いて。吸収したら調子が良くなると言ったら叩かれました。無論、逸らしました。スペックの高い体と朝の習慣に感謝「貴様は仙人にでもなる気なのか?」「? 無理だよ。霞を食って生きてるような人達になりたいわけが無い」太公望とかには有って見たいけどねぇ。この世界なら本当に居そうだから夢が在るよねぇ「…貴様が使っているのは外氣と呼ばれるモノだ。霞を食うとは外氣を吸収する事で食事など要らず、自然界に在るエネルギーで十分だからだよ。細胞にエネルギーを吸収するから、老いなど無い。殺せば死ぬだろうが…再構成出来る奴だって居るかも知れん。」「…マジ?」「マジだ。だいたいな、外氣を取り込み操れるだけで貴様は化物だ、本来ならば其処に到達するのに、才が在る者でも数十年以上掛るとも言われている。お前はアレか? 喧嘩売ってるのか?」いや、知らんし。「マスター…アギ様の普段からの心構えや態度、周囲の状況などが原因なのではないかと思われますが?」「む…確かに…そうかもな」「どういう事?」「基本的にお前は事なかれ主義だろ?」まぁ…面倒臭いのは嫌いだし「しかも、自然界…と言うよりも精霊を複数使役している。本当ならばソレだけ異常な事なのだが…それと、気が使えるようになって魔力と気の判別が出来るように成ったのも原因だろうな」いや、だから何?「つまりだ。アギ・スプリングフィールド、お前は自然に溶け込みすぎなんだ。故にお前は自然エネルギー…精霊などを含めてそういったモノと相性が抜群に良い。動物にも好かれているようだしな」「…精霊さん達と相性が良いのはアレだよ。俺が名付け親だからだよ?」「その所為で好かれているんだろうが、長い事中位…今は上位か? それ程の力を持った存在に好かれて共に居たんだ。お前の感覚は魔法使い以上の物になっているんだろうさ。」良く分からんが…余りしない方が良いみたいだねぇ「無意識で外氣を吸収出来るようになったら、人間という器から外れるぞ。何せ不老で殺されない限りは不死だからな」「肝に銘じておきます」「……私は構わんがな」いえいえ、永遠なんて地獄に囚われたくありません。エヴァさんと話した後は何時も通りに研究、研究。実験、実験。結果は失敗。一番巧く行ったのは陰陽道。少しだけ石化がブレタ。少しだけね。次に巧く行ったのは古代の秘術。と言っても今ならそう言えるだけの代物で、昔は少し出来る魔法使いなら誰でも出来た様なモノらしいです。それでも、今の時代の魔法使いで使える人は少ないんじゃないのかなぁコレよりも昔のモノになると、月、日、曜日、星の位置も考えないといけないし、大規模な魔方陣を敷かないとならないから、出来ません。もう、絶滅してしまった薬草類や手に入るのも稀な幻獣の角やらが必要になるから無理。やっぱり、ヘルマン捕まえて解剖しないとダメかぁエヴァさんが帰って、風呂に入って酒を出す。「おまたー」「待ッテネーヨ。」ベランダに出て酒を置く。良い物件買ったからね。自殺者が出て人が寄り付かないから格安でした。怨霊とかそんなのはクロに連れて行ってもらいました。後は、魔法薬とか使って浄化して、家具とかを新しくして、御札貼って終了。「ナンダ…アイツ等ガ買ッテキタノジャナクテ日本酒カ」「文句言うなよ、コレでも結構良いヤツなんだぞ?」「ツマミハ塩カヨ…大好キダゼ」「調子が良いなぁ。」「ケケケ、言ウナヨ。二人キリノ月見酒ダ、ユックリ静カニイコウゼ」まぁ、文句はないなぁ。今日は満月ではなく半月。少し物足りないかも知れないけど、ソレが丁度良い。タツミーは寝てます。泣き言言うまで許しはしない。明日焼肉で、タツミーにはオクラオンリーの料理を出してやる。「オ前モ意地ガ悪イナ」「嫌いか?」「大好キサ」今日のタツミー「どうした真名? 元気が無いようだが」「…先生が本気で怒ってるんだ」「………私もか?」「いや、刹那は土産効果で厳重注意で済んでいるだろ? 私は…」「私は?」「ご飯のランクが底辺だ」「………煮物でも食うか?」「貰う」その日の夕食は、エビの天麩羅で私は涙を飲んだ……ユックリ出来ない