陰陽道には陰陽五行思想という物が在る木火土金水。左から春、夏、季節の変わり目、秋、冬の象徴であり。木は火を生み火は土、土は金、金は水、水は木を育む。逆も然り。互いが補助し、相殺するこの関係。アギ・スプリングフィールドが目を付けたのは、この考えを『呪詛返し』に使い。特化させるという事で、面倒臭いが成功すれば魔法を反射する事が可能に成るであろう事だ。木行は火行の力を増幅させるが、土行を剋す。火行は土行の力を増幅させるが、金行を剋す。土行は金行の力を増幅させるが、水行を剋す。金行は水行の力を増幅させるが、木行を剋す。水行は木行の力を増幅させるが、火行を剋す。前提に増幅服させる力の方が大きい場合か、同等の場合に起こる事だ。行ではなく気と言ってもいいが、其処は割合する。この考えを元にすれば、石化の呪いとは土行を元に火行で増幅した呪いと考える事が出来る。推測の域のを出ず。試してもいない考えと理論だが、試す価値は在ると考えている。そして、古い時代より生きる真祖にして、大魔法使いであるエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルもその考えを試す価値が在ると思ったからこそ協力する。「ちょ?! エヴァさんもっと力抑えて!!」「お前がもう少し力を出せば良いんだろうが!!」「相剋とかの説明したじゃん!! 氷は水気と木気のモノっぽいって納得したじゃん!! もう少し押えないと相侮が起こるって!!」「だからお前がもう少し火気を強めれば良いんだろうが!!」「そっちの水気が強すぎるから、コッチで土気を作って剋してるんでしょうが?! 火気の無駄になるわ!!」つまりは、この二人は何処かマッドなのだネギ・スプリングフィールドには一つの強い思いが在る。強くなりたい。人を護れるくらいに強くなりたいという思いである。それはとても純粋で人ならば誰も一度は思う事だ。ネギは力…圧倒的な力を目にしている。最初は悪魔達が蹂躙した故郷で見た、悪魔の力。次に見たのがその悪魔達を薙ぎ払った、死んだといわれている父の力次に封印されていた。大鬼神、リョウメンスクナノカミの力。存在するだけで圧倒的な力だ次が父の仲間で有り、関西呪術協会の長。近衛詠春が振るった力次が青山鶴子という女性が振るった力。最後に、弟子入りを志願した。エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの振るった力。エヴァンジェリンに弟子入りしたいと思ったのは、彼女が振るう力とは魔法だからだ。自分も魔法使いであるネギにとって、とても都合の良いモノだ。住んでいる所も近く、面識も在る。彼女に試験に合格し、絶対に修行を付けて貰う。彼はそう決意して体を動かす。現在、共に修練を積んで居るのは自分一人では無い。自分の生徒達と一緒なのだ。従者をしてくれる、神楽坂アスナ。その稽古を付けてくれて居る桜咲刹那。新体操の練習に励む佐々木まき絵。共に練磨する仲間が居ると、自ずとヤル気が出てくる。「ほら、ネギ坊主。足が動いてないヨ!!」「はい、古老師!!」所々、焦げ付いたり、凍ったりしている体を引きづりながら二人は満足した表情で食卓に付いていた。外の時刻ではまだ昼前である。「マスター、アギ様、先に手当ての方をします」「私より、アギの方を優先しろ。魔力も体力もギリギリの筈だからな」「いや、まだ大丈夫。ソレよりも早く次の段階に移りたい」「ダメだ。先に手当てと食事を取って休憩を挟む。レポートを纏めなくてはならないしな」あ~忘れてた。纏めて置かないと教えられないしねぇ…千草さんにも意見を聞かないといけないし…「アギ様、少々沁みます」本当に沁みるから困る。軽い火傷だから酷くもないし後も残らないから良いけど…優しく包帯を巻かれると表情が崩れそうになりますよ。「今日のご飯は?」「白身魚のムニエルを主食に野菜を使おうかと」「楽しみしてるよ」食事も楽しみだが、その後が楽しみすぎて興奮する。食事時だから薬草吸えないなぁ…熱くなると碌な事にならないから、自制しないといけにのに「しかし…予め使い捨ての発動体を自作した方が効率は上がるだろう?」「そう何だけどねぇ…千草さんに見て貰いながらじゃないと暴走した時に危ないから。」「それもそうだな…食前に一杯どうだ? 」「頂きます。良いかな? 茶々丸」「食前酒という事ならば、一杯だけですよ? マスターもアギ様も」「解かっている。ほら、グラスを出せ」「…という事に成ります。何か質問は? 訂正が有ったら教えてね千草さん」「えーと…つまりは力のバランスを取らないとアカンって事?」「大まかに言えばそうだと思うけど…千草さんお願いします」「はいはい、力のバランスは大事な事や。火を剋すの水を使ったとしても水が弱ければ火は消えんさかい。必要なのは、どうすれば良いか考える事どす。相性を考えて、剋せる属性を見極めて力を行使する。火を消す為の水が弱いなら、金を使って力を集めて増幅させてやれば良い。木を使って志向性を持たせて回避するのも一つの手や。」…その辺が面倒臭いんだけどねぇ「ついでに言えば、自分で霊符を創れるようになれば良いね。教科書道理の霊符、呪符を造るのも良いけど、自分が使いやすい様にアレンジするのも一つの手段だよ? まぁ、何事も勉強って事」「ほうかぁ……なんや、難しいなぁ」「まぁ、最初だけどすえ? 基礎を押えれば割と簡単やから…最初が肝心なんや。」「そうやな…頑張る!!」「それじゃぁ、千草さん。後は宜しくお願いします」「任しとき。基礎はずーっとやっとるからな。簡単な呪いは実演するいう事で良いんでっしゃろ?」…そうだねぁ…腹下しの呪いでも実際に掛けてソレの解除の仕方。返し方を体に覚えさせるのも良いかもねぇ「そうですね。最初は俺達が実演して、その後、実際にやって貰うのが良いね」「それじゃあ、基礎が出来たらそっちに移りまひょ」頼もしいねぇ…俺は少し休みます。神道の方も纏めないといけないのよ…色んなモノから影響受けてるから…その分、応用の幅が大きいのが利点なんだけどやっぱり、一日一回は書かないと落ち着かない…息抜きには持ってこいだねぇ。暗記系には勉強後、七時間程の睡眠が良いと聞いた事がありますが本当なのだろうか?今回の、陰陽道や陰陽五行思想には独自解釈が含まれています。コレチガクネ? 的なことは出来るだけスルーを…………以下略『超魔界村より鬼畜な更新速度』「現実を壊すのが趣味」「むしろ作者の趣味が現実を壊す」「置いてけぼりで、読者涙目」『チラ裏の概念を変えた漢BIN』『相対性理論を理解したいならBINを見ろ』『神の祝福も悪魔の誘惑も置き去りにするBIN』『これがデフォだ文句あるならかかって来い!!』『チラ裏はもうすでにBIN氏の固有結界内』咽が痛くてタバコが吸えない。神は俺に死ねと申すか?!