エヴァさんの別荘で、ワインを飲みながら言われました「そう言えばだが」「何? 」チビチビ飲みながら聞き返す。何故、そんなにイライラしていらっしゃるのでしょうか?「さよの体がもう直ぐ出来る」「良かったじゃん。相坂も外に出たがってるんだし」良かった。別にお前の血を寄越せとかじゃなかった。貧血気味な俺としては死活問題だからねぇ…ストックも後少ししかない「手伝え」「何を? 身体出来てるなら俺必要ないじゃん。」「魔力制御だ。幽体を肉体に戻すのは簡単だ、それが自分の体ならな。しかし、さよの場合はホムンクルスだ。貴様が子種を寄越していたらこんな面倒は無かったんだぞ?」ですよねぇ。記憶の上書きだけで済むし、チャンとした身体だからそれなりに頑丈だもん、普通のホムンクルスと違って「大体、貴様の血を飲んだ時に私はフレッシュな口当たり期待したんだぞ!! それが、あんなにもコクの有るもの寄越しおってからに!! 次のパックを楽しみにしたらそっちはフレッシュだったし…パックに血を採った日付ぐらい書いておけ!!」そんな事言われても…全部飲んだ人に言われたくないです「血液パックの事は次から気を付けるけどさぁ…子種云々の事は嫌だよ。公開オナニーしろと?」「オナ…お前、その発言に恥ずかしさとか感じないのか?!」何で赤くなるのさ。子種子種言ってるのに、中学せいならオナニーぐらいしてるだろうが。男女関係無く「恥かしがる理由が無い。誰でもする事だし、しない方がオカシイ。人間の三大欲求だよ? 薬や魔法薬作ってる身とすれば恥かしがる理由も無い。」「まぁ…それもそうなんだが……(ヤッパリ調子が狂うな…コイツ)」「相坂の件は手伝いましょう。イロイロと強化しないと後々ヤバイし。手伝った身としては其処までは協力しますよ? 協力者でしょ? お互いに」「…初めから、そう言えば良いだろう!!」だって楽したいんだモノ…まぁ遥か上にいる先達の技術を見れるからデメリットは少ないんだけどねぇ「アギ様、それ以上は御身体を壊されますので…」ごめんなさい。そんなこんなで、三日ほど別荘に居ました。胃の方も茶々丸さんの御蔭で良くなりました。エヴァさん宅で現在七時ちょっと過ぎ。約束の時間までまだ有るので、エヴァさんとダベッてます。「しかし…私まで謀ってるとわな。貴様の魔力量は血を飲まなければ気付かなかったぞ?」「もしかして、それで機嫌悪かったの? この間」頷くエヴァさん。それは八つ当たりだと思うんだ。俺、悪くない「それと、貴様が非童貞という辺りだな。さよの時に貴様が出してればこんな苦労はしなくても良かったというのに」まぁ、流石に二徹するとは俺も思ってなかった。でも、凄かった。あの魔方陣も使った魔法薬も、今の魔法使いは知らないんじゃないかな? 知っていてもかなり古い人で、尚且つ学者系の人じゃないと…考古学の「良いじゃん成功したんだし。俺も、あんな凄いの見れて素直に驚嘆したよ? 流石、大魔法使い。」「当たり前だ。私は闇の福音だぞ?」薬草吸いながら、クツクツと笑うエヴァさんがカッコイイです。「アギ様、そろそろ時間です。お約束の時間に遅れますよ?」「もうか…それじゃあ。お暇します。今日はありがとうねぇ。エヴァンジェリンさん、茶々丸」ドアノブに手を掛けて、外に出る。「アギ・スプリングフィールド。貴様は私の協力者で、私を呪いから解き放った恩人だ。私が認めよう、貴様は私の盟友だよ…アギ」「ありがと、俺は偉大な先達に認めらて嬉しいよ。エヴァさん」そして、来ました。超包子。八時に来たのにもう食べてました。弐集院先生が「あっ、アギ君!! こっちこっち!!」「早くないですか? 瀬流彦先生」「それは違うよ。アギ先生、其処に旨い物が有る。ならば食べるのが真理だと僕は思うんだ」何故にそんなに説得力が有るんですか…弐集院先生。体型か? 太ってるからか? ポッチャリとは言わせない。「まぁまぁ、良いじゃない。アギ君は何食べる? 餃子? 肉まん? ワンタン?」「四葉さん。胃に優しいモノをコースで」―――――解りました。体には気を付けてくださいね。先生四葉さんのほにゃっとした笑顔で癒されます。良いねぇ…こういう子には幸せに成って欲しいよ。「何処か悪いのかい?」「ふむ。胃が凭れたりしてるんなら、この買い食いマップを上げよう。易くてヘルシーだから、気軽に食べれるよ?」「ありがとう御座います。弐集院先生。体の方は…神経磨り減らしてましたから…胃が痛くて」二人ともあ~と吐いてから、ポンポンと俺の肩を叩いた。何だろう、視界が歪んでるよ? 「まぁ、今日は僕が奢るよ。瀬流彦君の分もね。」「「アザース!!」」――――先生、前菜が出来ましたよ「ありがとう、四葉さん。良い匂いだよ。」野菜とスープ中心に食べさせて頂きました。御粥が美味しかったです。今頃は、千草さんがこのかさんに厳しい事言ってるだろうなぁお土産買っていこう。アスナ達の分も…杏仁で良いかなぁ?帰ると、千草さんが疲れてました。このかには結構キツク言ったみたいです。刹那さんはタツミーに諭されてました。まぁ、コレばかりは自分自身で決めないといけないからねぇ。自分の事も周りの事も。「フォロー頼みますえ? アギはん」「私からもお願いします。お嬢様…このちゃんには笑っていて欲しいんです」「慕われてるね、先生?」「そうなのか?」どうなんだろうねぇ…どっちでも良いか。来週の木曜日には居なくなるんだしお土産片手に部屋に行くと、アスナが何か言ってました。部屋に上がって話を聞くと、チョコ型ホレ薬を発見「アンタ、本当に懲りないわね。エロガモ」「あ、あの。コレは僕が頼んだ物で!!」取り合えず、割ってはいる。「まぁまぁ、少し落ち着こう。逃げるなカモミール」ピタッと止まるカモミール。コイツ…マジでどうしてやろうか「ネギ、ホレ薬は違法だ。有る意味では、相手の意思を無視出来る物だからだ。解るな?」「…うん。」「まぁ、興味が有るのは俺も解るさ。市販されてるのも違法性の無いものだから大丈夫だ。しかし…コレは違うな。お前が欲しかったのはマホネットで買えるやつだろ?」チョコを取って口に入れる。それで、アスナを見る。動悸が激しくなった。アウトだ。「コレは違うな。そうだろう? カモミール?」「え?! そうなの? カモ君!!」「お、オレッチは良かれと思って…っていうか旦那は大丈夫なんすか?!」まぁ、動悸が激しくなるだけだしアスナが異常に可愛く見えるだけだし。元から恋愛感情も皆無だかねぇ「理解してれば、錯覚に気付く。ただ、アスナが異常に可愛く見えるだけだ。ただそれだけで、恋に落ちるんならそりゃ偽物だよ。アスナ、前に渡した薬があるだろ?」「え?! あ…うん。」カモミールを捕まえて、持ち上げる「飲ませろ」「ちょっと、待って。取って来る」「に、兄さん。余り酷い事は…」「大丈夫だ。日常生活に支障はない。カモミール、お前に番も番候補も居ない事は調べて有る」普通に生活する分にはなぁ!!「持ってきたわよ。」「投入」「はい」「ムグゥ?!」咽るカモミールを押えて、数秒。嚥下したのを確認すると解放する。「な、何を飲ませたんですかい?」「男として死ね」白い体がもっと白くなったカモミールを放置して外に出る。この薬はかなりヤバイ。アスナの一挙一動に反応してしまう。屋上で、頭冷やそう。薬草を吸ってれば精神高揚も押えられる。このかは明日で良いかカモミールの絶望「あ…あぁぁぁ」涙が止まらず。体は冷たく、心だけが滾る「何も…何も感じねぇ…」カモミールは盗んだ下着を前にそう吐いた「旦那ぁーーーー!! オレッチが悪かったぁ!! だから、助けてくれぇ!!」そう言ってカモミールが、泣き叫ぶまで後一時間今なら寝れる!!気に入ったというか、個人的に笑ったタグを編集しました↓「世界最強のチラシの裏」『チラシの裏のアリス』「チラ裏の猛攻」『最速のドS紳士』』『河原で小石の山を崩してる鬼を河に突き落としてきた』ふと思った、みんなも寝ろよ? 俺も布団に入るから。昼過ぎには用事があるから出るけど。なんで約束したんだろう…