どうも、アギです。現代科学の進歩に驚きました。 パパラッチの感性というか習性というか、直感? に恐れを抱いた今日この頃です。他人の鞄にGPSって何考えてるのこの子? 普通じゃないよ? ギリギリ犯罪じゃね?そこん所、どう思うよ? 刹那さん「……迂闊でした」「いや、人の目を見て話そうよ?」俺、何かした? このかのポッチを見たのがバレた? それとも、御手洗団子を勝手に食べた事がバレた?「……すみません」「だから、俺の眼を見れや」マジで何かした? 部屋での雰囲気がギスギスするのは嫌ですよ?「(アギ先生の顔がマトモに見れへん?!……真名から聞いたけど、非○○って本当ですか? とか聞けへんよ~)」階段上がれば桜道。ソコには並ぶは巫女さんで。正直、舐めとんのかと小一時間愚痴りたくなりました。もう、ヤル気なんて有りませんよ。薬草咥えて火を点ける。「……帰りてェ」もう、アレですよ。『お帰りなさいませ、このかお嬢様!!』じゃないよ。あんた等知ってて放置してるだろ? 何? 自分の娘を御付の護衛とその他+αで護りきれると思ってんの? 馬鹿なの? 阿呆なの? もう死んでよ。子供を持つ人の配慮じゃ無いでしょ? 普通は自陣で護ってるよ? 外に出すとしても護衛はもっと付けるよ? そうすれば、西と東の交流が出来るじゃない。あのジジイもだけど、此処の長も何考えてるの?あんた達なら人も殺した事有るでしょ? ソレぐらい分かりなさいよ。二人とも、親のする事じゃねぇよ。子供(の様なモノ)を持つ身として怒りますよ?「なぁなぁ、アギ君」「何ですか~このかさん?」「引かんといてなぁ?」「? 何に?」「ほらぁ、ウチの実家って無駄に大きいから」「あぁ、そういう事。引かない引かない。」コッチは生まれて、自分を認識した時にはリアルファンタジーでしたよ。コレぐらいで引きません。大体、このか個人の資産でもないしねぇ。こんな家にも住みたいとも思わないし。アレだよ、ヤッパリ一軒屋だよ。 田舎の。「………キツイなぁ」携帯灰皿に、吸殻入れてポツリと言ったら周りには誰も居ませんでした。コレ、帰ってもバレそうになくね? 振り返って帰ろうとすると、手を捕まれてました。離してください。「アギ君、コッチや~」「………はい」会いたくないなぁ…近衛詠春に。いや、寧ろ会ってジジイを始末できないか相談出来ないか? 何処となく親馬鹿そうだし…ソレがダメなら東から西に移籍出来ないかどうかを…「あっ、兄さん!! コッチです。隣空いてます!!」弟よ、何故そんなに嬉しそうなんだ? 兄は今すぐ帰りたいのですが…「え?! 私も真ん中?!」「ええから、ええから。アギ君もコッチ来てぇ」諦めました。正座で座りましたよ? 西の長は病弱そうです。寧ろ、過労死寸前の様に見えます。貸しを作っても使えそうに無いなぁ…薬草吸うペースが速くなってます。コレがストレスか…本物のタバコに走ろうかしら? 乾燥大麻も別荘に有ったよな? 自生してるし…「東の長の意を汲み、私達も東西の仲違いの解消に尽力するとお伝え下さい。任務達成御苦労!! ネギ・スプリングフィールド君!!」「あっ…はい!!」ん? 終わった? それじゃあ、帰るわ。徐に立ち上がると「今から、帰ると日が暮れてしまう。今日は泊まっていくと良いでしょう。歓迎の宴を御用意しますよ」いや、帰るから。俺は帰るから。ネギが珍しく「自分達は修学旅行中だから」と言っているけど、無理だね。周りがお祭りモードだもの「それなら、私が身代わりを立てておきましょう。アギ・スプリングフィールド君も、ゆっくりしていってください」「いえ、俺は帰ります。ネギは今居るメンバーの引率な。俺は帰って向こうの生徒を見てるから」「えっ?! アギ先生帰るの?! 勿体無いよ!!」黙れ、パパラッチ。お前なんか石に成ってアボンしちゃえよ「朝倉ぁ。俺は教師なの。お前等の副担任なの。分かる? ちゃんと、職務は全うしますよ。しなけりゃ、給料泥棒になっちゃうでしょ?」「に、兄さん。それなら僕が」「俺はお前と違って、アスナにおぶって貰ってたから大丈夫です。お前は此処で休んで朝に帰って来い。それじゃぁねぇ。」襲われると分かっていて、泊まりませんよ? 死んじゃう可能性高いし。痛い思いもしたくありません。詠春の昔話に付き合う気もありません。アレはダメだ。盟友の息子だからって安心してる節がある。「アギ君帰ってしまうん?」「お給料貰ってるからねぇ。ソレに学園長関連の事には関わりたくないのさぁ。面倒臭いし。その辺の事は分かるでしょ?」「あ~…おじーちゃん。諦め悪いからなぁ」「でしょ? このかさんが学園長に似なくて本当に良かったですよ?」「それなら、しゃぁないなぁ。また、明日やな。」「また、明日。」早く帰らないと、薬草切れそうですよ。鞄の中にストックを多めに持って来て良かった。今日で三箱めです。階段まで行くと、何故か長が居ました。足が速いですね。「アギ君と呼んでも良いかな?」「お好きにどうぞぉ。で、何ですか? 」本当に何さぁ。後、九本しかないんだから。早く帰りたいんですけど?「泊まっては行ってくれませんか? 君には是非話したい事があります」知らんがな。「何ですか? 父親の事? マギステル・マギに付いて? どうせ、クソジジイからの手紙に何か書いてあったんでしょ? それなら、お断りですぅ。関わりたくないですぅ。」「………このかの事です」ハァ? ネギに任せなさいよ。あの子のバックにあんた等が居るから、俺はノータッチで行きたいんですけど? 「家庭訪問は受け付けてません」「いえ、そういう事ではなく。アギ君の夢はお義父さんから聞いています。私はその夢が良いモノだと思います。それで、出来たらですが……その夢に娘が着いて行きたいと言ったら、連れて行ってくれませんか?」嫌です。NOです。有り得ません。「……気が早すぎですね。俺とこのかさんは教師と生徒です。それ以上でも以下でもない。それと、俺は魔法関係者を連れて行く気は有りません。もう、いいですか?」「………分かりました。無理を言ってすまなかったね。アギ君、それでは…また何時か」「………その何時かが在れば良いですねぇ。近衛詠春さん」階段を下りきって『風の扉(ゲート)』で帰りました。部屋に帰ったらエヴァさんが薬草吸ってました。気に入っている様です。「一箱、三百五十円になります」「……三百円にしろ」結局、三百三十円でカタが付きました。俺の儲けなんだけどね。それじゃあ、皆。今日も始めようか?