パンツもシャツも着けてません。アギです。久しぶりに、幻術解きました。この時間なら誰も風呂には来ないだろう。来ても刹那ぐらいだろ? それなら大丈夫だし。「それにしても……」チャプっと音を立てて、湯の中から手を出して顔を洗う「……気持ち良いねぇ」お盆と徳利持って来て良かったね。酒は心の汚れを洗い流してくれるよ。ちゃんと、体も髪も洗って入ったぞ? 常識だしね。それにしてもどうするかねぇ…スクナと人形対策全く出来てないよ…戦わないから良いけどさぁ。でも……人形さんはこっちに来そうだしなぁ…素直に石化しとこうかなぁ白い濁り湯に写った顔を見て苦笑。俺ってこんな疲れた眼してんのかぁ…心労だな絶対。主にクソジジイ×2の所為だよ…本気で殺し屋を探してみるか?お湯を手で掛けるように肩から胸に。指先が傷口に触れた。昔の傷。悪魔との契約を舐めてた自分の戒め。「クロの時は焦ったなぁ…ハヤテとシニィ、ギアンが居なかったら死んでたかも」傷も残っちゃったしね。「あ~、やっぱ温泉最高」タン「ホギでした~」これで全部か。しかし、あの先生のフォローも大変だ。アギ先生の話にも驚いたけどね。それだけ。あの二人、特にアギ先生は魔法の事はバレたくないようだしね。学園長とも仲が悪いみたいだし。一方的に構ってくる祖父をウザがる孫ってところかな?「お祭り騒ぎに巻き込む訳にも行かないしね」そうだ、餡蜜を奢ってもらおう。ソレが報酬だ。しかし…「失敗した札はチャンと処理しないとね。ネギ先生」3-Aの皆は宮崎のどかを応援する気満々だしね。今は外回りに行っている事は教えておいて上げよう。「…私も甘くなったのかな?」まぁ、それもいいさ。同じ部屋に住む仲間なんだし、日頃お世話になってるかならね。刹那共々はい、油断してました。刹那さんだけかと思ってました「どう言う事なのよ!!」アスナは無いだろ、アスナは…ハァ・面倒臭い…「まぁ、立つなや。見えるぞ?」静かにしてください。酒が不味くなります。「魔法薬の実験に失敗してねぇ…身体の成長が早まっちゃたのさぁ…俺の体が弱い原因でも有るのよ。無理やりな成長だったからねぇ」嘘です。でも、バレる事はありません。何故なら、素直に嘘を吐いてるからです。「……魔法薬ってそんな事も出来るの?」およ? 興味が有るのか? 胸を大きくする薬は…有るっちゃ有るけどねぇ。服用期間が長いから、お前には無理よ。短気そうだし。「いや、普通なら無理。複数の魔法薬が変な風に混ざった奇跡ですよ。当時は俺一人だけだったから、俺以外は誰も知らないしね」ハヤテに頼んで、薬草を運んで貰う。アスナ達から見れば、独りでに薬草が飛んできている様に見える。土の精霊…大地の精霊か。この子、中位精霊になってから格が上がったからねぇ。お父さんは鼻が高いですよ。風呂を囲ってる岩の一部が変形して、灰皿になる。薬草の火は火の精霊のイーファに付けて貰いました。火の精霊イーファ。普段は鳥の姿を取っているけど、人型にもなれる。俺が三番目に名前を付けた精霊さん。一番目はハヤテ。二番目はアンちゃん大地の精霊アーシー。蛇です。コブラとガラガラヘビを合わせた様な子です。好きな事はお昼寝。「アスナさんも刹那さんも、ネギにはというか全員には秘密だよ? 心配させるからねぇ」灰皿の中に吸殻を入れると、岩が吸殻を包むようにして元に戻る。フィルターなんて在りません。寧ろいりません。「それじゃあ、ごゆっくり~」やれる事はやっと来ますか……面倒だなぁ。ゆっくりしたいです。スーツに着替えて、外にでる。少し歩いて空を飛ぶ。ハヤテに乗せて貰っているだけだけどね~。魔力使うの面倒だし。アンちゃんとハヤテとシニィには迷惑掛けっぱなしです。光りと闇と風の情報収集は便利なのさぁ。無断で人様の家の庭に下りる。「あらあら、こんな夜中に何のようどすか? 小さな魔法使いさん?」「アポも無しにすみません。少しお伺いしたい事が有りまして…旦那さんは?」「あの人なら仕事で、日本にはいまへん。帰ってくるのは来週になるやろうなぁ」まぁ、俺の目的は貴女ですけどね「そうですか…所で、桜咲刹那、月詠という名に聞き覚えは?」「知っとるよ? 二人とも才能がある子やったからなぁ…そう言うアンさんは…刹那はんの知り合いどすか? 月詠にはアンさん見たいな知り合いは出来んやろうし…あの子は狂っとる人斬りやからなぁ…」あの子ってそんなにヤバイの?! 会った事ないから良いけどさぁ。絶対に会いたくないね。俺なんて瞬きする間に下ろされちゃうんじゃない。「まぁ、その事で一つお話しが」「良えでっしゃろ。話しを聞くだけどすえ? 其処から先は、自分で決めます」「話しを聞いてくださるだけで結構ですよ。青山さん」交渉は得意とはいえないけど出来ますよ?帰ると、宮崎さんに自分の答えを言っているネギが居ました。物陰に隠れて様子を見てました。大切にしろよ、ネギ。良い女の子は少なくて、良い女はもっと少ないんだから。「アギ先生。どうしたんですか?」「あっ、新田先生。ちょうど良かった。実は、漬物屋で美味しいのを買ったんですが多く買いすぎまして。お土産に一つどうですか?」まぁ、俺はこれから何もしないからねぇ。コレぐらいはして上げるさ。懐が痛いなぁお風呂の二人「刹那さん、アギの事知ってたんでしょ? 余り驚いて無かったもんね~」「………」「もう~、教えてくれてもって…アレ? 刹那さん?」「………」「ちょっと?! 顔真っ赤じゃない!! 早く上がらなきゃ?!」「…ォ…ォ…ガ」「へ?」「パオパオが……きゅぅ」「刹那さん?! 刹那さーん!!」彼女がナニを見たのかは、アスナは知らなかった。位置的な問題である。病気完治の為!! シリアスを書く為!! この作品の完結の為に!!チラ裏よ!! 私は(五時間の仮眠から)帰ってキタァァァァァァ!!!!!!!!!学校行ってきます。向こう側はなんか綺麗でした。ブッチャケ覚えていません