どうしよう…犯罪に巻き込まれた簡単に説明するとこうだ・成績表を突き出して俺に、「なんで残っているのか分かるかね?」という学園長・その成績表を見て、有る事に気付く俺・そんな俺を凝視する、学園長成績表、改竄されてました。本当にありがとう御座いますヤベェ~、コレって俺の罪になるのか? いや、あのジジイの罪か…俺は悪くないよね?そこでまで考えて気が付いた。正直に改竄されてる事を話したら、俺ってば帰れるんじゃね? 寧ろ帰れるよね。ヒャッホーイ!!!死亡フラグも厄介事とも離れられるぜ!! ついでにこの事を本国に報告してあの糞ジジイをしょっ引いて貰おう!! ヤベェ…嬉しすぎる。今まで信じてなかった神様、ただいまより貴方様の信徒になります!!「…改竄されてますね。」「それは、本当かの?」「本当です、当たり前です。俺は頭はネギと同じくらいでも、魔法に関しては三流二流です。と、いう事で帰ります。ネギには校長の所為だと言って下さい。それでは、お元気で!!」ネギを宜しくね!!「ちょーーーーーっと、待つんじゃ!!」何をする!! 魔法使って足止めスンナ!!「改竄されているのは何処か教えとくれい。」何故だ? まぁ良いか、コレも幸せで平穏無事な未来の為!!「まぁ、良いですけど。魔法関連は魔法薬以外全部アウトです。一般常識とか、その辺は何もされてませんよ?」それだけ言うと学園長はこう言った「採用」ちょっと待て「不思議に思うかもしれんがの、コレは君に教師が出来るかどうかを判断する為に聞いただけじゃ。改竄されておるのも魔法関連だけなら問題ないわい。と、言う訳で、何を担当したい? 今なら、英語がネギ君のサポート。数学を担当するなら、アギ君一人で行ってもらう事になるんじゃが…」裏切ったな!! 神様と同じで俺を裏切ったんだな、ぬらりひょん!! この、外道、鬼畜、UMA、エイリアン、仙人、人外!!色んな存在に謝れ!!「…数学でお願いします」もうやだぁ…お家帰りたい。「それでの、君の住む所じゃが…もう直ぐ同居人が来るので「失礼します」ほれ、来たぞい」扉を開けたのは黒髪褐色ガンスリンガーと辻斬りおでこでした…暗い未来しか見えない。パパラッチとか…は無しで、事なかれ主義のシスターとか居なかったけ? そっちが良いんだけど…「龍宮真名君と桜咲刹那君じゃ。二人とも、コッチがこの間話したアギ・スプリングフィールド君じゃ。今日から宜しく頼むぞい」「始めまして、アギ先生」「始めまして、龍宮さん。桜咲さん。今日から暫くお世話になります」どんな時でも普段道理に、身に着いた処世術が憎いです。…此処で血とか吐けたら帰れるかなぁ…学園長室に入った、龍宮真名と桜咲刹那はお互いに違う印象を持った龍宮真名はその魔眼で、精霊に気付き。心の中でほぉっと吐いた。桜咲刹那は、その疲れ切った瞳と何故か哀愁漂う雰囲気にちょっと引いた。二人は前日の朝に知らされた事を思い出す。自分達は学園長の依頼や護衛で良く部屋から出る。ソレなのにソコに魔法使いと言えど子供を預けるのはどういう事か…と。実際にそう思ったのは刹那だけで、真名はその子供先生の片割れが使えるのかどうかが気に成った。どういった魔法を使えるのだろうか?自分に依頼をする事が出来るような人間なのか?料理は出来るのだろうか?おねしょは勘弁して欲しい。とか考えていた。真名からすればギリギリ合格点である。身体を動かすのが得意かどうかは知らないが、アギの身体に残る精霊の残滓は本物だ。しかも濃厚に残っている。刹那は何をそんなに疲れているのかが分からなかったが、その瞳に有る光は知っていた。ソレは諦めという名の光。少し考えて、疲れているのは長旅の所為で、諦めているのは…突然異性だらけの所に放り込まれた事に関する事だと思い。荷物整理ぐらいは頼まれなくとも手伝ってあげようと思った。勘違いも甚だしい。軽く絶望に打ちひしがれながら、挨拶を交わし。二人は教室に戻った。続いて、俺も教室に向かった。途中、ネギと合流する。ヤル気に満ちた弟を見ると、まぁ、コイツがコレから苦労するだけだし、失敗すれば俺も帰れると思うと心が大分軽くなった。教室の前で立ち止まる「兄さんが先に」「俺、副担任、お前、担任。無理に俺を立てようとするなよ(いい迷惑だ)」お前が入らないと、俺が罠に掛るだろうが!! あんな罠に掛ったら大怪我します。普通「…ごめんなさい」「ほら、さっさと入れ」ネギが扉を開くと黒板消しが落下。ネギは無意識にソレを魔法で止める。ざまぁその後は…ねぇ? 言わなくても分かるだろ?現在、弟はもみくちゃにされながら質問攻めになっています。授業時間は大丈夫なのだろうか?「はい、次ぎぃ!!」ソレにしてもこのパパラッチ、ノリノリである。見ててテンションが下がる。若いって素晴らしいねぇ…中身年齢不詳だけど、俺には着いていけないよ。「あ~…アギ・スプリングフィールドです。そこのネギの双子の兄です。担当教科は数学。宜しくお願いします」自己紹介。このまま質問攻めは嫌だなぁ…面倒臭い「それじゃあ、質問良いですか?!」「その前に、授業時間は後どれくらい残ってる?」朝倉がハキハキと答える。「後、三十八分!!」「それじゃあ、授業しましょうか。ネギ、頑張れ」そのまま後ろに行く。「先生質問は?!」「次が数学だから、その時にねぇ…先に授業するけど、残り時間で大丈夫でしょ?」「それは…まぁ」「ならそう言う事で」取り合えず回避成功。次の授業はゆっくり行こう。回りのクラスはドレぐらい進んでいるのだろうか?そんな事を考えている。ショタコンとオジコンが乱闘し始めた。周りは煽るだけ。何なのこのクラス? タカミチは何を教えてたの?基本的に良い子でも常識無かったら意味無いでしょ? バカなの? 戦闘馬鹿なの?取り合えずマトモそうな人間を探す…何だけ、アイツの名前…ちうだっけ? なんかもう良いや。絡繰に聞こう。「絡繰さん」「なんでしょうか? アギ先生」「あの二人を止めれるマトモな人間は誰でしょうか?」「…龍宮真名さん、桜咲刹那さん…少々怪しいですが長瀬楓さんなら可能と思われます。言葉や雰囲気で収めるのならば四葉五月さん、那波千鶴さんが最適かと思われます。」「ありがとう御座います。それと、貴女の主に伝言を。明日の夜、伺って宜しいですか? 有益な情報をお渡しします。と伝えてください」「………分かりました」乱闘は那波さんが止めてくれました。恐いね、大人っぽい人って。包容力が有りそうで俺は好きだけどね。数学? 時間を潰しながらやりましたよ。質問に返すのも面倒臭いしね。どうやって潰したかというと、バカレンジャーを使いました。公式覚えれば出来るんだからさ、ゆっくりと教えながらやって貰えば出来るんだよね。勿論基本問題だけだよ? 応用は他の人にやってもらいました。ショタ長が恐いです。ちゃんとお給料分は働くよ? 常識じゃない。エヴァンジェリンさんの眼も恐かったです。もう少し日を置いた方が良かったです。相坂さんは寂しそうに授業を見てました。可哀想と思うけど、関わりたく無い…外道とか言うなよ? 生きると言う事は何かを犠牲する事なんだぜ?放課後、帰ろうと思い桜咲さん達を探しましたが見つかりません。虐めなのだろうか?悲鳴が聞こえたので其方に向かうと全裸なアスナがいました。眼福です。飛び散った服を渡しておきました。「あ、ありがと」「また、愚弟が何かを仕出かしたのならボコってOKですよ? 顔はダメ、ボディでお願いします。それじゃ」「ちょ、チョット!!」「はい?」「こっち見んな!!」何故叩かれなければならない。理不尽だ。「あっ…ゴメン。教室に戻って、あんた達の歓迎会をするから」そう言えば、そんなイベントが有ったね。忘れてたよ…虐めじゃ無くて良かった。ソコまで思って気付いたんだが…同室の二人って裏の関係者(武闘派)だよね?片方は元傭兵っぽくて、片やコノちゃんジャンキーだよね?会話が無いのも嫌だなぁ……別荘に引きこもって精霊さんと悪魔の兄ちゃん達と研究しておこうかなぁ…スタンじいちゃん達の石化を治す薬がまだ出来てないんだよね、別荘の中で五年ぐらい頑張ったんだけど。爵位持ち舐めてた。皆、珍しい薬草とか、魔力の篭った水晶やら宝石やら持ってきてくれるんだけどさぁ…中々ね。石の息吹とか、なら解呪出来るのは作れたんだけど…二人分しか出来てないし。高いからこれ以上作る気も無いしね。ネギとこのかが契約すれば万事OKだし。長ぐらいは助けて置いて、貸しでも作っとこうか?人が良さそうだったから使えると思う。俺が逃げる時とか歓迎会は楽しかったです。でも、それ以上にキツかったです。テンションに着いていけません。でも、朝倉は回避出来ました。四葉さんに感謝です。今度、貢献しに行こう。テスト…ギリギリでした。次は来週に帰ってくるのか…欝だ