次の日。俺の授業は五時間目なので、昼まで暇です。一時間目他のクラスでやったけどさ。チャンと、薬を持って行きましたよ? 茶々丸さんが一応病院の薬も貰いに行くらしいので、直ぐにお暇しました。学校に戻ると、新田先生達五人が頭を抱えてました。二日酔いです。何で次の日学校って、分かってるのに飲みに行くかなぁ。付き合いも大切だけど、職務を疎かにしてはいけません。ちゃんとお給料貰っているんですから。帰りのHR、ネギがまだ帰ってきていないので俺が仕切ります。「は~い。皆さん知っていると思いますが、明日は大停電の日です。蝋燭買ったかぁ」「買ったよ~」「懐中電灯の電池はぁ」「買ったよ~」「ガスコンロのガスボンベはぁ」「「「「買い忘れた?!」」」」「はい、皆さん落ちが付いたので良い事教えます。今日はスーパーでガスボンベが安いです。安全の為、寮のガスも止まるので早く買いに行きなさい。それでは終りぃ」ありがとう御座いました!!皆、元気だねぇ。俺はキツイですよ。「ア、アギ。そのさぁ」「どったのアスナ? 金銭トラブルは受け付けてませんよぉ」薬草咥えて火を付ける。貧血はかなりマシに成りました。御蔭で薬草を何時もの配合に戻せたので、良かったです。コストが違うのよ。コストが…百円ぐらい「お金の事じゃないわよ!! ガスボンベ余ってない?」「夜にでも取りにきなよ。晩飯食って来いよぉ」「ありがと。あっ、ソレとさ。」何ですかぁ? 先生は買い物して帰りたいので早くして欲しいです「吸血鬼の弱点って何?」エヴァ対策ですか。何だ、意外と考えてんじゃん。先生ビックリです。「んー…銀とお日様に、流れ水。って云うけどねぇ…克服してるのも居るらしいからなぁ…手っ取り早く消滅させるのがベストかなぁ。」「あぁ、そうなんだ」「気を付けて帰れよ?ネギの従者になったそうじゃん。怪我したらアイツ泣くよ?」「な、なんで知ってるのよ?!」「カモがおデコは有りえねぇとか零してたぞ? もう一遍〆といたら?」「……そうする。そう言えば、アンタはそういうの作らないの?」「どうでも良いしねぇ。じゃあねぇ」お家に帰ります。その前に、トマトとカボチャに鶏肉を買います。今日はカボチャのスープに鶏肉の照り焼き、トマトを使ったサラダです。お米でもパンでも好きなほうでどうぞ!!ゆっくり帰る帰り道。子猫が群れてきたので少し驚いた物の、帰り着きました。でも、寮の玄関でネギが打ちひしがれて居ました。見つからない様に行こうと思ったらカモに見つかりました。後でアスナにチクってやる!!「どうした。ネギ?」「兄さん、世の中って厳しいんだね…」理由を聞きました。煤けてるネギが危なかったです。何でも、ロリババアの夢を覗いたらしい。今まで抱いていた父の姿が壊れたらしいです。俺からしたら今更何だけどねぇ。スタンじいちゃんも言ってたじゃん。「アイツはロクデナシじゃった」ってさ。「ネギ…戦わないと現実と!!」「…うん!! 僕、諦めないよ!! 立派な大人に成るよ!!」でも、違法行為が有ったので注意はしときます。夢を覗くのは違法行為です。オコジョ刑一年は堅いです。後で、学園長に報告しときます。無駄だと思うけどね。一応は責任を果たしますよ? 教師として、何よりも人間として注意すると、カモが反論しようとしてきたので、黙らせました。物理的にネギはちゃんと反省していました。常量酌量の余地が有るので、実刑には至らないと思うけども。人としてやったら駄目な事だしね。後々バレて、俺に皺寄せが来る可能性が高いのよ。この子が何か遣らかすと。英雄の息子は二人居るんだから的な感じで、強い魔法使いとかと無理やりパーティーを組まされる可能性大です。普通に暮らしたいのに、そんなのは勘弁。出来るだけ協力はしますよ? 出来るだけはね。本当にチョットしかしないけど。傷薬やるぐらいはしてあげるよ? 半額で夜。夕食を食べて風呂から上がって、テレビでクイズ番組見てマッタリとしていたらアスナが来ました。向こうも風呂上りだったようです。冷たい麦茶を出して座って貰いました。ガスボンベを渡したら、アスナがクイズ番組に夢中に成ってました。刹那とタツミー(心の中ではそう呼んでます。暴力には屈しない!!)と一緒に、答えを言ってました。かなり、間違えていました。何故かそのまま、愚痴を言い始めました。ネギが寝ぼけて布団に潜り込んでくるとか、カモが人の下着を盗むから、獣臭いとか、ネギの風呂嫌いはどうにか成らないかとか。ゴメンね、アスナ。ブッチャケ、どうでも良い。なのに、物凄く深刻そうな表情で話すので、タツミー達から何とかしろとのメンチビームが……トラウマに成ったらどうしてくれる。子供なら絶対に泣きます。「カモに関しては、何かで繋いでおけば良いと思うぞ? ネギの寝癖は…スマンがどうして良いか分からん。風呂嫌いはアレだ。シャンプーハットを今度、買って来るから…」「…頑張ってみる」「あ、あぁ。気を付けて帰れよ?」アスナが帰ってから数分。部屋に沈黙が生まれました。そんなに嫌なのか、アスナ。流石に心が痛くなりました。「刹那さん。頑丈な鍵とワイヤーって有る? 出来るだけゴツイの」「手配しと来ます。流石に…下着が獣臭くなるのは…」「私も少し、ツテを当ってみよう。使用者にしか外せない鍵が有るかも知れないしね。」エロイオコジョには敵しか居ません。本当に救いようがないな、あいつ。明日は大停電。エヴァさんが動く筈。俺はお家で寝る事にします。戦いなんて…ねぇ?と、思っていた自分が甘かったです。何時も道理に、授業が終わって。何時も道理に、仕事に行く二人を見送って風呂上りに牛乳を飲んでいたら、佐々木さんに攫われました。目の前のエヴァさんも驚いています「協定は?」「バカピンクの人間違いだ!! 私は知らんぞ?!」恐るべきバカレンジャー。恐い筈のエヴァさんが、可哀想に見えました。