新学期が始まりました。朝礼があります。新任の教師として紹介されます。前日、血を抜いたばかりなので、キツイです。フラフラします。ネギが心配そうに「兄さん、大丈夫?」と肩を貸してくれます。正直、心が罪悪感で一杯です。そんなこんなで、新しい教室。お祭り騒ぎが大好きな生徒達は「3年A組!!」『「「「「「「「ネギ先生&アギ先生!!」」」」」」」」」ネギを胴上げしてます。俺は回避しました。貧血気味でテンション下がってるので着き合い切れません「お前も大変だなぁ」「長谷川…帰って良いかな?」フラフラします。今日はレバニラにしよう。口臭が気になるのならば、薬を作ります。コレでタツミー達も納得してくれる筈…ほうれん草でも何か作ろう「お、おい!! お前マジで大丈夫か?」「……ダメポ」「委員長、先生が気分悪いそうだから保健室に連れてくぞ」ショタ長が何か言う前に連れ出してくれました。途中「ナイス、判断」と言うと「犯罪が起こされるのもどうかと思うしな。それに、協力者を見捨てる程、私は腐ってないよ。」ごめんなさい。弟売りました保健室で横に成っていると、隣に誰か居る事に気付きました。そう言えば、佐々木が居なかったなぁと思って、横を向くと。佐々木が居ました。アレ? 吸血鬼編? もう、そんな時期かぁ…ネギに巻き込まれない様にしないと…本格的に貧血です。意識が遠退き始めると、ドタドタと五月蝿かったので気を失えませんでした。ダリィ…取り合えず目を瞑っておきます。近くでネギがブツブツ言ってたけど、聞こえない振り&寝たふりしました。数学は最後の時間なので、何とかやりました。帰りはタツミーにオブって貰いました。余り振動が来ない歩き方をしてくれたので楽だったです。レバニラが美味しかったです。二人にも好評でした。茶々丸さんに感謝です。でも、暫くは体調不良が続きます。最低でも一週間。新しく手に入れた薬草(悪魔達が持ってきた)がね、血液に反応して特殊な効果を出すの。解呪の効果が有るかどうかは分からないけどね。組み合わせも何十、何百通り有るからね。倉庫に溜めてる血液は使いません。エヴァさん対策のだからね。やっかいな事にこの薬草、一定量の血液を加えないと効果が出ないッぽいから・・・別荘は多用する訳にもいかないの。年を取りすぎると、親父に間違われる可能性が高いからね。本当なら整形とかしたいんだけど、そんな暇があるなら研究を進めたいしね。取り合えずは寝ます。今日はね。その内、カモが来ると思うから…アイツは〆とかないと…タツミー達に何かされたら、俺にまで被害が来そうだし…朝、ダルイ身体を引きずって学校に行くと何かビビリまくってる弟が居ました。そういえば、エヴァンジェリンに襲われたのか。それなら仕方ないね。ロリババァに襲われたら俺も、ビビル。「アギ・スプリングフィールド。何か考えなかったか?」「別になにも? それにしても…今日はやけに肌の艶が良いね?」「ああ、それか。別に、貴様の弟をちょっとイジメたダケだ」この子ドSです。近づきたくありません。そっかぁ、襲ったのかぁ「どうした。いつもより緩んだ顔をして」「ん~? 別にぃ。ただ、チャンと約束護ってくれてるんだなぁと」「フン…私は誇り高き、吸血鬼の真祖だ、契約は違えん!!」そう言って、ズンズン歩いていきました。「俺、何かマズイ事言った? 茶々丸」その辺どうなの? 死ぬの? 俺? 勝てませんよ? 逃げれるかどうかも怪しいですよ?「いえ、照れて居られるのかと…」そう…なのか? 「茶々丸!! 早く来い!!」ツンしかないな。今日も授業です。中三の数学は楽しくありません。前にも言いましたが飽きました。「はい、変わらないプリントですよぉ。配り終わったら何時も通りにねぇ」何時も通りに窓際へgo薬草の配合を変えました。臭いも変わりました。今はスカッとする様な臭いと味です。気付けしとかないとキツイのよ「あれ? 先生変えたの?」「変えたよぉ…貧血気味だから、意識がスカッとするように調合しましたぁ。それと、チャンとテストしような。朝倉」「は~い。それじゃあさ、最後に一つ良い」インタビューと金銭、貞操関係以外なら良いけど。それ以外なら却下です。「ネギ先生が元気無かったんだけどさぁ、何か有ったの?」「知らないねぇ…俺は昨日一日グロッキィーでしたよ?」「そっか。身体は大丈夫なの?」「まぁ、感覚からして、一週間~十日はこのままだと思うよ? はい、質問お終い。テストテスト」「は~い」それにしても…仕方ないかぁ。初めて命の危機を感じたんだもんなぁ…あっ、二回目か。やっぱり、子供だねぇ…しかたないけどさ。さてさて、俺は何時もの様に緩く行きますかねぇ。それにしても、思う。お前、数学は中々サボらないよな。エヴァンジェリン。俺の監視か?監視なんだな。今日から蝙蝠に気を付け様何だか騒がしい寮内。俺は余り関わりたく無いので、引きこもります。一応、タツミーに何でこんなに騒がしいのかを聞いた所。ネギを励ましているらしいです。あの弟のラッキースケベは何処まで行くのでしょうか?仮契約はキスで本契約はセクロスとでも言いたいのか?! 畜生、授業をチャンと聞いておくんだった冷静に考えると、んな訳ないなと思い直したので少し恥ずかしかったです。今日の晩御飯はハンバーグ。肉を食って血を造らないと今日も仕事が無い二人と、スマ○ラで対戦しました。タツミーのサムスが強かったです。俺のピカチュウが…実はこんな事に成ってた放課後「あんた達!! ネギを何処にやったの!!」「はっ? 知らんぞ?」「え?」「今の私は、忌々しい事だが人間と変わらん力しかない。全く持って、癪だがな。モット早く襲うべきだったよ」「アンタ、ネギの血を狙ってるのよね?」「あぁ、ヤツの親父に掛けられた呪いを解く為にな」「まさか、アギも狙ってるの?! アイツは体が弱いから死ぬかも知れないのよ!!」あぁ、らしいな。だがな、アイツはそれ以上に狡いんだよ。神楽坂アスナ「ほう…子供嫌いと公言している貴様が子供の心配か? ドッチかに惚れたか? それとも両方か?」「そっそそそんな訳ないでしょーーー!!」悲鳴が聞こえたので、その場から移動したアスナに。エヴァンジェリンは詰まらなさそうに言った「ヤツとは協定を結んでいるから襲えんよ。しかし、本当に弟を無視するとは」面白い。面白いなぁ、アギ・スプリングフィールド!! 何処までも自分の事しか考えていない、人間らしい人間よ!!「奴と坊やが協力するように仕掛けてみるか?」