なんか、優勝パーティーをするそうです。行く気はありません。あのテンションには付いて行けません。ネギとアスナにいかない事を告げました。体調が悪いで一発です。行きたくないけど、パパラッチの元に行きました。この間、下ろしたお金の内十三万を渡して、皆で焼肉にでも行って来いと言っときました。埋め合わせはチャンとしないとね? 教師だし、俺の方が大人だしね。お釣りは返してもらいますよ?全員が焼肉食いに行っているであろう時間。何故か、パーティーに行かなかったタツミー達と夕食を作っています「刹那、白菜を頼む」「分かった。先生、人参を頼みます」「はいはい。あっ、出汁はどう?」良いよね? こういう雰囲気。こはと河豚にハマグリ入れて、椎茸、豆腐、エノキに蟹を入れて一煮たち。白菜、人参、ほうれん草を加えて、もう一回。その間に、大根卸しを用意して、豚肉を出して少し豪華なお鍋を作ります。「この魚美味しいですね?」「こはと河豚は骨離れが良いんだよ。食べやすいでしょ?」「大根卸しとポン酢が…」アッサリしてて美味しいよね。ホクホク食べます。刹那さんがご飯を頬張る姿は結構可愛いです。タツミーは黙々と蟹を穿っています。ミソはあげるからチョット落ち着け鍋の後は、白味噌を少し溶かして雑炊です。タツミーが卵を溶いてくれます。その間に刹那さんが青葱を刻んでくれます。俺は火加減を気にしながら待ちます。丁度良く成ったので、溶き卵を入れて、掻き混ぜて、葱を入れて掻き混ぜます。出汁は多めに作って採って有るので、朝も雑炊食べれます。鍋に出汁と水を足して、煮込むだけ。まだまだ少し寒いからね。来週には四月だけど。現在春休み。終業式も終わって、気の抜ける時期です。侵入者も多くなるという事なので、二人には頑張って貰わないとね?皆の茶碗に雑炊を盛っていると、アスナとパパラッチが来ました。雑炊は多めに作って有るけど、食い扶持が減るのは嫌だなぁ「「身体は良いの?」」心配して来てくれた様です。考えが足りなかった自分にorz「あっ、アギ先生。コレお釣り」お金の入った袋は少し重かったです。小銭がね? 中身を確認すると意外と減っていませんでした。「コレ、多くね?」「食べ放題に行ったからね~。それにしてもコレ美味しいね」「蟹鍋してたの?! アタシも一口!!」俺の茶碗で食うな朝倉!! アスナも涎を拭きなさい!! はしたない!!「真名さん、お茶碗二つ追加ぁ」「はいはい」「刹那さん、ご飯と採って置いた出汁持って来て、後卵もねぇ」「コップとお茶もですね」「コタツに入りなさい二人とも」「良いの?」「既に、朝倉が食ってるし良いよ。」「分かってるね~先生」お前は遠慮という言葉を覚えような。アスナは意外に礼儀正しかったです。腹も一杯に成って、洗い物を終わらせて風呂に入る。疲れが取れます。温泉にでも行こうか? そのまま行方不明に成れたら……無理か。ジジィが探しに来そうだ…アーニャとネカネさんも来そう出し…あの二人はねぇ…お世話に成ってるからねぇタツミー達はお仕事に行きました。夜食に今日はちゃんぽんを作ります。さっき採った出汁にちゃんぽん麺と野菜を加えるだけだけど美味しいかね後は暖めるだけになったので、テレビを見ようと戻ると…「高畑先生~」「私のスクープ……」二人がコタツで寝てました。風邪引くぞ? 起こそうかと思ったけど、自業自得だよね? ネギとかには連絡を入れました。アスナは新聞配達が有るので五時には起こした方が良いそうです。四時半に起こしてやる顔に落書きは基本だよね? パパラッチにはしました。写真も撮りました。コレで弱みを握れました。コレで恐くないタツミー達が帰ってくると、思いっきり笑ってました。パパラッチ共は起きませんでした。こいつ等、地震が有ったら死ぬんじゃない?三人でちゃんぽんを食べて、二人は寝ました。俺は眠れそうに有りません。足を掴まれてます。アスナに…痛いです。それにしても…皆、良い子だよなぁ。俺がコレくらいの頃はクソ餓鬼でしたよ? 少し、帰りたくなりました。スタンじいちゃんに逢いたいです。本当にあの人達だけでした。英雄の息子ではなく、ただのアギ・スプリングフィールドとして見てくれたのは。明日から少し頑張ろうと思います。最悪、ヘルマンが来た時に奴の身体の一部が手に入れば…と思う。精霊さん達も、悪魔の仲魔も協力してくれるしね。時間も有る。やる事は決っているのが最高だよねぇ。昔の、アギじゃない俺だったら目的も無く生きてたと思うもん。カチカチと時計が進む音が、美しく聞こえますよ。ヤッパリ静寂は良いねぇ。暗い部屋に薬草に付けた火だけが、明かりを灯す。「ア…レ…私…」「起きたか? アスナ?」煙を吐きながら、声を掛けます。早く足を離して欲しい。ギリギリいってましたよ? 俺の脛が。手形の痣が残ったら恐い。「ガトー…さん」誰?「起きてー、超起きてー」「あ、あれ? アギ? 」「此処俺のお世話に成ってる部屋ね。夜這いじゃないよ?」本当だよ?「布団敷いてやるから、そっちで寝なさい。ネギ達に連絡はしてるから」「あ、うん。ゴメン」朝に成ると落書きに気付かず、部屋に帰ったパパラッチの声が聞こえました。逃げるのに苦労しました女性を怒らせると恐いね。ホントほのぼのが続く