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No.5939の一覧
[0] この先生きのこる為に [デットコピーK1戦車](2010/05/15 18:29)
[1] その2 経済と軍事と外交は常に影響しあいます[デットコピーK1戦車](2010/05/15 18:30)
[2] その3 現場の勝手な戦略的判断は帝國陸軍のお家芸です[デットコピーK1戦車](2010/05/15 18:57)
[3] その4 公海上で所属旗を偽ったり掲げていないと海賊認定されて撃沈推奨です[デットコピーK1戦車](2010/05/15 19:00)
[4] その5 「で予算足りんの?無理だろ」 「出来ます、民意なんで」[デットコピーK1戦車](2010/05/15 19:07)
[5] その6 「予算まったく足りてないけど全部できんの?」 「やりません、俺が民意だ」[デットコピーK1戦車](2010/05/15 19:06)
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[5939] その4 公海上で所属旗を偽ったり掲げていないと海賊認定されて撃沈推奨です
Name: デットコピーK1戦車◆1f150335 ID:0f1192b6 前を表示する / 次を表示する
Date: 2010/05/15 19:00

やぁようこそ防御陣地へ(´・ω・`)

この重機関銃弾と迫撃砲弾はサービスだからまずは落ち着いて喰らって欲しい

うん、鉄条網と地雷原と機関銃座増し増しなんだ、すまない

全力突撃も三度までって言うしね、誤っても突撃させようなんて思っていない

でもこの全面陣地を見たとき君は「モグラかよプゲラw」と感じてくれたと思うんだ

そんな無知を知ってもらいたくて別に造らせたわけじゃないけどね

でもこんなチートだらけの世界でそういうユーモアも忘れないで欲しいんだ

じゃあ、とりあえず死んでもらおうか



 私が王都に戻った時には既に戦端が開かれ、とうに趨勢が決まったあとだった。
王城にいらっしゃる王に会談の内容を伝えましたが、大変心苦しそうな顔で私の話を聞いてくださっていました。


私たちが予想していた会戦の結果は、王国正規軍お抱えの王宮魔導師がおらず魔法の直援・火力支援を受けられない公爵軍の最終的な敗走かと考えていました。

しかし、公爵軍は以前より公爵様が提唱なさっていた野戦築城理論を活用し塹壕と公爵家公営のみで販売されているマスケット銃なる猟銃をさらに発展させた火器を
陣地内に配置し、
陣地前面の強化点を撃破しようと迫る伯爵軍を火網で捉え釘付けにしたうえで
正面に見える陣地の遙か後方からの常識外の砲撃にて先頭を突き進んできた騎兵部隊を纏めて吹き飛ばしてしまったとの事です。
 その後は横隊で突撃を開始しようとした所で思わぬ攻撃に浮き足立った歩兵部隊が一度敵高速部隊(なにやら馬もいないのに四つの車輪を動かしかなりの速度で動く箱だとか)
と会敵した直後に再度の超遠距離砲撃を密集した歩兵部隊が受け壊走。

現場を離れた安全な場所だからこそ、このように分析出来ていますが戦場においてはさぞ恐ろしかったことでしょう。
今までの常識外の防御とそれに続く攻撃を受けて相手になんの損害も与えられず敗走する事になってしまったのですから。

また歩兵部隊に直援として付いていた魔導師隊の被害も大きく撤退時は殿の伯爵軍に攻撃が集中した結果、損耗はなんとか年間許容範囲内に収まりました。
しかし、この後も公爵軍と戦闘を行なわなければ成らないのであれば、なんとしてでも対抗策を見つけ出さなければならないことが陰鬱です。



旧一神教圏内中規模王国の上級貴族令嬢の日記2______

今は冬ですが今日も良いお天気です。

お父様は相変わらず領内の視察などで屋敷を離れる事が多いですが、最近になってお父様の元に届く書簡と羊皮紙の量が膨大になってきています、少々盗み見たところあまりよろしくない事が書かれていました。

私の盗み見た羊皮紙には砲弾備蓄量減少の報告と増産させる兵装の目録が書いてあっただけでしたが、お父様から嗜む程度に軍事知識を教えられている私でも明らかに一会戦は有ったと考えられる量の砲弾が減っていました。

増産される兵装の種類から負け戦では無いと考えられますが非常に心配です。

お父様は普段から良く国防省に足を運ばれますがここ最近は回数が増えています。

外出の際に何処に出かけ何時ごろ戻れるのか聞くのですが、身内の晩餐会で知り合った方にお願いして調べてもらったところ、領内の視察と言われても実際は国防省に出向かれていたようです。

私に嘘をつく理由はお父様のことでしょうから心配させたくない、との事でしょうが既に一会戦。

しかもそれなりどころか年に一度行なう領内の教導部隊同士の模擬演習並みに相当量の砲弾を使用していますからどこかの正規軍と戦闘になったと考えられます。

一週間前の晩餐会で耳に挟んだ伯爵家とのいざこざ絡みではないかと思います。

まかり間違ってもお父様が敗北するなどありえませんが、私をここまで育て下さった愛しいお父様が万が一にでも、し、死ぬことなどあっては今までの恩が返せなくなります!

今の私には軍事的な能力もお父様を直接守れる程の魔法の力もありませんが知識だけは幾らでも詰め込める筈です!

それにはお父様には内緒で借りた地下のお父様の禁書庫の鍵を有効活用させてもらうとします。

集められている禁書は今でこそ教会の権威が落ちているから焚書の憂き目に会っていないものの、全盛期ならば一冊残らず焼き捨てられる物と聞いています。

信仰心も政治の道具だと教えられている私でも少し躊躇いが生まれないわけでもありませんが、お父様の為です!頑張りましょう!

さて、日記を書くのもこれくらいにして魔法の先生の出した宿題を先に片付けてしまいましょうか。

・・・何分数も多いですし。


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