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No.5374の一覧
[0] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~<腕白関白二次創作>[まいっちゃう人](2008/12/21 21:13)
[1] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その2<腕白関白二次創作>[まいっちゃう人](2008/12/21 21:13)
[2] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その3<腕白関白二次創作>[まいっちゃう人](2008/12/21 21:12)
[3] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その4<腕白関白二次創作>[まいっちゃう人](2008/12/22 01:21)
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[5374] 憑依系ネタ~寝て起きたら戦国時代?~その4<腕白関白二次創作>
Name: まいっちゃう人◆a52048a6 ID:fa22b1b3 前を表示する
Date: 2008/12/22 01:21
毎度どうも松吉です。

豊臣秀吉の九州遠征が終わりました。
激しく長かったですよ。
秀吉自身が遠征するまでは島津有利だったようですし、
武器弾薬食料を調達する側の身にもなって欲しいですな。
まあ、それで儲けてる人間の言うことではないのですが……

それはさておき、羽柴秀次と小松姫の婚姻に関する品々です。
近畿東海関東北陸ともう這いずり回りましたよ。
なんと言っても、天下の豊臣家と徳川家の婚姻ですから用意する品も半端ではありません。

家康は質素倹約を基としていますが、秀吉は違います。
もう成金万歳といった感じで派手好きです。
もちろん南蛮渡来の品物もじゃんじゃん用意しました。
恐らく徳川の財政担当者は今頃悶絶しているに違いありません。

何故そんな事になったかというと、
当初送られてきた基礎案は徳川家らしさに、ちょっと豪華さをプラスした程度でした。
しかし、私は秀吉の尋常ではない派手好きを知っています。
そこで旦那様に相談した結果、旦那様はあろう事か徳川家から委任状を貰ってきてしまいました。
しかもこの件は私に一任した上、小番頭への出世が言い渡されました。
更に、徳川家に関する事は私が今後仕切ることになるそうです。

それを聞いたときの私は、
∑(!? ̄Д ̄)゚Д゚)・д・) エェーッ!!
って感じでしてた。

これは本当に凄い事ですから。
でも、同時に何か失敗したら私の首を差し出すということでもあります。
私はこんな大それたことを望んだわけではないのですが……  

旦那様曰く、家康様が「よく気の利く奴」と褒めていたそうです。
その上、この窓口に指名してきたのは家康様本人だとか。
なんか死亡フラグが立っているような気がしてなりません。

しかし、九州遠征後婚姻を行うとの事で時間がないと必死にがんばりました。
まさか、ここまで長引くとは想像の範囲外でしたので後半は多少余裕も出来ましたが、
おかげでそれはもう立派な品々を用意できましたよ。
もちろん、生鮮品は日付が決まり次第送られて来る訳ですが。
もし手違いや事故で送られなかった場合私は確実に打ち首獄門確定です。
正直勘弁して欲しいです。

あ、もちろんですが、天正大地震を考慮して品物は発注していますよ。
地震で届きませんでしたっていうのは認められるわけがありません。
命がかかっている訳ですからこちらも必死デス!



にしても、羽柴秀次の中の人は凄い。
先日旦那様と共に九州遠征から戻った家康様にお会いした訳ですが、
もう秀次をベタ褒めするのですよ。
もちろん警戒心バリバリっぽいですが、天下を目指す家康としては最大の障害と見ているようです。

史実から考えればどう考えてもありえないお話でして、
私はほぼ確実に秀次は未来からの憑依者だと確信していました。
それだけにあの大災害をどう切り抜けるのかをある意味期待していたのです。


ですが……秀次の領地は見事に史実どおりに大災害にあっていました。

私はその報告を受けた時完全に固まってしまいました。
もうそれはメデューサの石化の魔眼を受けたかの如く。

小番頭になったおかげで色々権限も増えまして、
手のものを雇ったりしているわけなんですが、
報告を聞くと全く対策がなされた形跡がないのですよ。

もしかすると羽柴秀次は憑依者ではないのかもしれません。
ここまで見事な手腕を見せていた人物がこんな有名な災害を忘れているとは思えません。
私でも覚えているんですからね。

これは正直困りました。
内心中の人がいると断定していただけに大変です。
もし、秀次がこの時代の人物であるとするなら、
未来情報は嘘で塗り固められた人物像だと言う事になります。

いったいどこから転落人生が始まるのか注意しなければなりませんし、
場合によってはここから徳川家の大逆転劇が始まるのかもしれません。
正直徳川家はもう天下は握れないだろうと思っていたのですが、
そうなると益々私の立場は重要になってきます。

もし徳川家が天下を握れば私は非常に美味しい思いが出来ること間違いありませんが、
このまま豊臣が天下を掌握し続けるならば最悪徳川家が潰れる可能性もあるわけです。
羽柴秀次、どこまで私を苦しめれば気が済むのでしょうか。
やはり一度ギャフンと言わせねばなりません。
私の胃の安泰のためにも……


とは言っても、所詮私は一般人でしかありません。
せいぜい徳川家を支援して困らせる事くらいしかできないわけですが。
それも旦那様にお伺いを立てた上での事です。
所詮はサラリーマンと一緒な訳です。
中間管理職の悲しい性です。


まあ、今はどうこう言っている場合ではありません。
遠い未来よりも、今日明日の商売です。

なんて、言っていたら婚姻が予想以上に時間がかかりそうとの事。
どうやら来年年明けになりそうだと言う話。

どんだけ先の話やねん!!


ってわけで、暫くはマターリと商人できそうです。
まあ、忙しいには違いないのですが、24時間戦えますか?
という状況からは抜け出しです。

ついでに手の者を使って羽柴秀次を再度調べることにします。

んで、報告を受けるわけですが……
正直もう混乱混乱大混乱です。

羽柴秀次は天正大地震による被害を復興する為に年貢を免除してしまいました。
『アリエナ~イ!』とか思わず言いかけましたよ。
この時代年貢は何があっても徴収されるものです。
まあ多少の棒引きをする事は過去あったと思いますが、免除は聞いたことがありません。
事実この事を旦那様に伝えた所固まってしまいました。

現代人の感覚だと当たり前でも、この時代ではありえない事です。
やはり秀次は憑依者なのでしょうか?
にしては大災害を忘れるという優秀者らしくない矛盾が……頭が痛くなります。

旦那様の商売敵であり、仲間でもあったりする津田宗及殿は復興費用を稼ぐためなのか
色々売って頂いているとの事。
宗及殿は秀次が秀吉の跡を継ぐと睨んでいる様で高値で買取り恩を売っているようです。
旦那様が苦虫を噛んだような顔で語っていました。

我が茶屋グループは徳川家に寄り添ってきたために豊臣家に縁がありません。
もちろん細々とした買い物は入ってくることはありますが大口はないのです。

これはやはり我が茶屋グループも縁を作っておくべきでしょうか?
しかし、そうなると徳川との縁が薄くなってしまいます。
この時代八方美人は許されませんから難しいところです。

正直泣きたい気分です。
旦那様明らかにここ1年で髪が薄くなっています。
私も実は湯に入ったら毛が抜けます。
えぇ、若ハゲ一直線です。
なんとか改善したいものですが、現状ではどうしようもありません。

そもそも商売そのものは上手くいっているのです。
天下の動向を気にしさえしなければいいのですが、
ここまで大きい商家となるとそうもいかないという不自由さ。
返す返すも羽柴秀吉が憎らしい。
もっと頑張って天下を取ってくれ徳川家康!
せめて抜けた毛達が報われる結果が欲しいものです。


なんて事を考えて日々すごしていた訳ですが、
年が明けて天正15年がやってまいりました。

そして年明け早々胃が痛いです。
それは何故か?簡単です。
私が現在どこにいるか聞けばわかりますよ。

えぇ、実は大阪城のとある一室にいたりします。
隣の部屋では現在羽柴秀次と小松姫のお見合いがなされています。
もちろんそこには家康様がいるわけでして、ついでに古田織部殿もいます。

そして控えの部屋に私は何故かいるわけでして、
一緒にいるのが井伊直政と田中吉政という両家の家老です。
なんで私のような人間がこんなところに連行されているのでしょうか?

旦那様ならばまだわかりますよ。
ですが、茶屋の小番頭にすぎない私がなんで?WHY?
私の胃に穴が空くのは確実に迫っているようです。
絶対に旦那様はこの役目から逃げたに違いない……
恨みますよ旦那様。

にしても、先ほど少し見る機会のあった小松姫なのですが、
もう最高の美少女でした。
現代のアイドルなんて小松姫に比べたら全然大した事ありません。
いや、比べるのすら失礼です。
正直こんな美少女を嫁にもらえる秀次を呪いたい気分です。

視線ならぬ脳内呪詛で人が殺せたら……って感じですね。

何やら隣の部屋から声が聞こえてきます。
「家康殿を父とお呼び致したいと思います」
「おお、お受けくださるか。いやこの家康、秀次殿のような俊英を息子に持てること、存外の極みですぞ」

どうやら話がまとまったようです。
その後は井伊直政と田中吉政と私で色々お話し合いです。
式の日取りやなにやら大変でした。
幸い徳川家にとってはこの縁談は規定路線だったのですが、
秀次は寝耳に水だったようで、商人は引き連れていませんでした。
おかげでこの縁談のイニシアチブはしっかり取れたのでそういった意味では大変良かったです。
この後抜ける私の髪々達も恐らく報われるでしょう。

にしても、せっかく羽柴秀次の面を拝む機会だと思っていたのですが、
秀次は逆の部屋から出て行ったようで拝めず。
更に田中吉政に色々聞こうとしても話をそらされる始末。
まあ、茶屋が徳川にベッタリなのは周知の事実なので当然かもしれませんが無念です。

結婚式の時にでも出来れば会って話がしたいものです。
というか、出来るだけ早く秀次の中の人の存在を確かめねばなりません。
私と旦那様の胃と髪々の為にも……




『あとがき』という名の言い訳
感想が22にまで増えてます。
嬉しくなって調子こいて早速続きを書き上げてしまいました。
制作時間=前作の投稿時間~今作の投稿時間ですw
本当に馬鹿ですね。どうすんだ仕事w

ってわけで、レス開始
#ちょww、地震のこと忘れてたからww
そんな訳で松吉さんは大混乱ですw
評判、政策、合戦の結果だけ見聞きするとスーパーサイヤ人状態ですしね。
まさかど忘れなんて想像の埒外ですよ。
#ガレオン船が各港に配置されるまで確信は持てそうにないかな?
さてはてどうなる事やら、お楽しみにw
#稲姫だけでなく他の姫の事をしったら松吉は秀次と会ったら
今回稲姫に会って呪詛吐きまくりですw
他の姫様のときはどうなる事やら……
#風魔が暗殺に来るぞ!!
まあ、徳川の息がかかっているのでそう簡単には……多分w
#AAが邪魔で萎える……
今回は極力減らしてみました。
小説の挿絵的に考えて使ってみてたのですがダメですかねぇ
#面倒な仕事ばかり押し付けられる
今回もまた悲惨な事になってますw
松吉はそういう星の元に生まれているようです。

ってわけで、今日はこの辺で寝ます。
次回はちょっと時間かかるかもしれませんけど、
仕事の都合次第って事でご理解ください。

にしても、腕白関白のブランド力は凄いw


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