世界には魔法があり、魔族と呼ばれる強く適応した魔獣と魔人が通常種より派生していた。世界は広大だったが、生物を死に至らしめる魔性地帯により、人間はもとより魔族ですら、住む場所を巡って戦いを繰り広げていた。大陸上部の最西端に位置するフィシ共生国家、そこでクロニクル、アポカリプスに起こされた。2冊より名をアディヴェム・ジーンと教わり、自由だけを手に、知らない世界へ旅に出る。天使、魔人、ドラゴン、鮫の女皇、過去の遺物。行く先々で出会いと別れが待ち受ける。そしてァリウス・リチュールとの出会いが致命的に運命を定めた。これより先、アディヴェムは1つの国に留まり、戦争へひた走る。この物語の結末は、虚無へ続いている。