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No.39088の一覧
[0] 【ネタ】【東方×銀英伝(一部)】古明地文里の優雅な日々[Rei.O](2013/12/18 16:51)
[2] 【ネタ】【東方×銀英伝(一部)】古明地文里の優雅な日々 - 2[Rei.O](2014/07/06 19:01)
[3] 【ネタ】【東方×銀英伝(一部)】古明地文里の優雅な日々 - 3[Rei.O](2015/10/04 19:49)
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[39088] 【ネタ】【東方×銀英伝(一部)】古明地文里の優雅な日々 - 3
Name: Rei.O◆67538af1 ID:9aab3e1a 前を表示する
Date: 2015/10/04 19:49
<注意書き>
・本小説は「らいとすたっふルール2004」、もとい、「らいとすたっふ所属作家の著作物の二次利用に関する規定(2015年改訂版)」に従い作成しています。
・本小説は「銀河英雄伝説」の一部分を「東方Project」の世界に混ぜ込んだものです。
・筆者は他サイトでも物を書いていますが、これについては他において公開しておりません。
・書きかけを発掘したので載せておきます。話が動きそう(動くところを書くとは言ってない)。
・それにしてもこのさとヤン、割と気合の入ったのんべである。
<注意書き終わり>


 包みを一つ首から下げ、もう一つを口に咥えて、猫が走る。
 目指す先には、やたらと大きな川があった。
 本来水嫌いなはずの猫が川を目指す。単純に考えれば、猫か川かのどちらかが尋常のものではないことになろうか。

 猫は川辺につくと、咥えていた包みをおろし、みゃう、と一つ鳴いた。
 鳴いた先には、女。傍らに大鎌を置き、空を見上げて昼寝中であった。
「……んん……」
 身じろぎ一つ。女は起きない。猫は耳元へ寄り、もう二三、にゃあ、にゃあう、と鳴いた。
「……ん、ああ、お前さんかい。ふわあ」
 欠伸を一つ。嘘から出た真だ、とこぼしながら、猫へ言う。
「いいよ、送ってやる。今呼ぶから、乗りな」
 猫は、にゃあん、と返すと、おいた包みを咥え、どこからともなく現れた渡し船へと乗り込んだ。

 尋常でないのは、どちらもである。
 猫は、齢二十を超える。体躯は通常の倍以上を誇り、身体能力は若い猫よりも高いところを維持し続けて久しい。妖力の類こそなく人語を話すこともできないが、聞き取って理解し、示された行動を取る高い知能を持つ、古明地さとりの右腕である。
 川は、その名を「三途」という。
 冥府と顕界を分かつ長大なそれは、本来であらば死者たちの渡るものとして有名だ。この女、渡し守・小野塚小町も、あえて種族名を付けるなら「死神」である。

 何故猫がここへ来たか?
 理由はごく単純であった。「是非曲直庁」。裁判所と刑務所とその他周辺施設の運営を一手に担う、いわばあの世を司る役所である。
 猫は、大分特殊であるが、猫だ。ほとんど妖怪のような存在であるが、妖力も持たぬし、ごく普通に傷つくし、間違いなくいつか死ぬ定命の存在である。
 故に、嫌われ者の妖怪たちが「自ら」地底へと移り住んだとき、地上の者と結ばれた条約――「天地の盟約」による通行制限を受けていない。
 地底の中央、地霊殿から何か報を発する場合、この猫が竹簡を預かり届けるのが通例であった。

 この手の事象は曲直庁において珍しくない。
 曲直庁が幻想郷でも冥界でもなく、三途を超えた先の先、どこでもない領域の一角に存在する以上、たとえ信頼できたとしても、そこいらの郵便屋に任せるわけにはどうしても行かない。
 だから、曲直庁はさとりのような「出向組」が書類輸送の専任者を抱えることを推奨したし、死神たちにはこの猫のような書類輸送担当者がやってきたら優先的に曲直庁へ運んでやるよう命じている。
 もっとも、この小町のような一部の不届き者たちは、この命令をサボる口実に使うことがよくあるのだが。曰く、「来ると聞いたから待機中である」と。

「いやあ、しかし」
 小町は言った。「お前さんも大変だね? ほとんどとんぼ返りじゃないかい、これは」
 私のほうは言い訳に説得力がつくからいいけれど、小町はそう続ける。
 猫は、にゃあ、と鳴いた。さとりと違って思念の声は通じない。意思疎通は難しかったが、相槌とYes/Noぐらいならば、十分にやりようはあった。なによりも、顔見知りであるし。
「さとりといったかね、お前の主人は」
 にゃあん。肯定。
「あれはたまあに、お前さんを酷使するね。お前さんさすがに若くないだろう、大丈夫なのかい」
 うー、と唸り。そしてにゃあん。
「酷使程度にゃ入らんってかい? それともまだ若いってか? 地底と庁舎を日に何往復ってのぁ、十分にキツいと思うがねえ」
 二年前のときゃあお前さんだって船上で寝てたろう、と小町は言う。猫もにゃあと相槌だけ打ち、否定はしなかった。
「まあ」小町は続ける。「それでもあんときゃ上が大騒ぎだったらしいからね。仕方ないところはあるし、行き先が地底じゃあなおさらではあるんだが、それでもねえ」
 猫は、今度こそ否定した。みゃあう、少しだけ濁らせた強い鳴き声が響く。それ以上は言うな、そういう意味だと、小町はとった。
「あいよ。まあ、あたしもお前さんが好きでやってるってのはよぉく知ってるからね、別に止めやせんさ」
 本当にキツそうならあん時と同じくのんびりこぐだけだからね、そう嘯く。猫は、みゃあ、と小さく鳴いて、頭を下げた。
「礼はいらんよ。あたしだって霊魂運ぶよりあんた運ぶほうが面白いんだから。それによくサボりの種にさせてもらってるしね」

 そこまで言って、小町は前方斜め上へと目をやった。そろそろかね、とつぶやく。
 直後、ざぱり、舟が揺れる。そこには、僅かな水位の差があった。目を凝らせば、ごく薄い陽炎のようなゆらめきが見える。
 境界。三途の川とそこへ接続する水路の境であり、「どこか」と「どこでもない」を切り分ける境目。
 遥か上空から見て、ひどく緩い弧を描いていることに気づけるかどうか。ほとんど直線といえる、巨大な境界線だ。
 周囲が急激に暗くなる。この「どこでもない」領域は、「どこでもない」が故に独特の時間の流れ方をする、ある意味において死後の審判が行われる裁判所よりも厄介な場所だった。

 唐突に、舟に置かれた箱が騒ぎ立てる。お、来たかい、と一言つぶやき、小町は箱を取り上げた。
『先行管制より接近中小型船。所属及び目標知らせ』
「先行管制、こちらザナドゥ・四季隷下、小野塚。輸送、壱類呂号」
『先行管制了解。貴船に臨時符号"呂壱七"を付与する。弐号管制に従い入港せよ』
「呂壱七了解。弐号管制の誘導を受ける。 ……運がいいね、弐号なら楽だよ。腕がいいから」
 猫は鼻を鳴らして済ませた。船のことはわからないから。

 似たりよったりなやり取りを弐号管制と交わした小町は、ぎい、と舟が鳴くのを合図に櫂の持ち方を変えた。舳先から舟が引かれるかのように、舟がひとりでに進んでいる。
「呂壱七より弐号管制。誘導牽引を確認」
『弐号管制了解。異常なくば到着まで現状を維持されたし』
「呂壱七、了解」
 まさしくこの舟は引かれているのだ。管制の誘導により桟橋へと、目には見えない、ロープとも引き波ともつかない力で。小町は舵を離した。
「さあ、そろそろだ」
 小町の言葉に、猫は舳先の先を見た。角灯の輝き、無数の桟橋、腕を振るう輸送担当者誘導員の姿。
 喫水が異常に浅くなりはじめ、まもなく停止位置であると伝える。竜骨が半ばあらわになるほど浮き上がったとき、舟は所定の船着場へとついていた。

「おおーし、到着ぅ」
「お疲れ様です、死神殿! ご用向きは!?」
「この猫だ! 地霊殿のさとりからだ、丁重に扱ってやってくれ!」
 桟橋から、板がかけられる。猫が小町に、みゃあ、と一つ鳴くと、小町はその頭に手をやって、慈しむように撫でた。
「あまり無理はしないでおくれよ? こういっちゃなんだが、お前さん大事な大事なサボりの種なんだ」
 猫は、みゃあ、とその言い草を咎めるかのようにひとつ鳴いて包みを咥え、しかし頭を下げると、板をわたり、桟橋へと軽やかに降りる。

「……さあて、戻りますかねえ!」
 ふわあ、と一つあくびを入れ、船上で体を伸ばしながら、小町はそう口にした。誘導員が首を傾げ、言う。
「はえ? 死神殿、休憩なさらないので? いつも一息入れてからでしょうに」
「いいやあ、そろそろ仕事しておかないと、四季様にどやされっちまうからねえ……ああ、そうだ」
 小町は、胸元を探る。誘導員も慣れたもので、眼福とばかりに眺めるだけだ。
 数秒の後、小町は手製と思しき小さな巾着を探り当てる。ちゃりちゃりと音のなるそれを取り出すと、桟橋へほうった。
「おとと、……死神殿、これは?」
「それであのお猫様に、なんか精の付くもんでも食わしてやってくんな。残りはお前さん、好きにするといいよ」
 誘導員は、へへぇ、と頭を下げると、「さ、行きましょうかい」と足元へ声をかけ、奥へと引っ込んでいった。小町は管制へつなぎ、要求する。
「呂壱七より弐号管制、出港を要請する」
『こちら弐号管制、要請を受……呂壱七、少し待て……』



「……ふぁあ」
 あくびをひとつ。さとりは、のんびりとしていた。
 もっとも、のんびりとしていた、というよりは、のんびりと「させられていた」、というほうが幾分正確だろう。
 全身から力を抜き、だらりと安楽椅子に体重を預けきっていながら、眉間にちびちびと寄る皺がそれを証明していた。
「あ゛ー……」
 宿酔である。勇儀との会合のせいだ。
 基本的に、妖怪という連中には酒好きが多い。かつてのさとりは数少ない例外であった(それでも弱いものを嗜むぐらいではあった)が、ヤンとの融合以来、特にブランデーは好むようになった。
 ただし、だからといってさとりのアルコール耐性が変わるわけではない。要するに、さとりは酒に弱かったから酒が嫌いだったのだ。酒の味を知っているヤンの記憶を得たから呑んでいるが、下手に呑めばあっという間に潰れてしまう。仮に潰れなくとも、翌日に手ひどく残る。
 その結果が今のさとりだ。

(……彼女と呑んだらどうなるかなんてわかりきってたじゃないの)
 ブランデー。この洋物の蒸留酒はこの幻想郷においてまともに手に入るものではなかった。ごく当然の話であるが、幻想郷は比較的古い日本の一部分を切り取ったと評すべき存在であり、そこに西洋の蒸留酒などが存在する術など、そのままではないのだ。
 故に、その風味と付随する感情に「あてられた」さとりがとった手段は、「造る」というものであった。幸運なことにその基礎的な製法自体はありふれた知識としてヤンの記憶に存在していたし、材料を揃えることも、代替を許容すれば難しくはなかった。
 ――そして奇妙な話ではあるが、これがさとりの地底における地位を強固に確定することとなっていた。

『さとりさま』
「なあに、燐?」
 ぐでり、としたさとりによってきたのは、燐だ。
 猫のいない時、彼女は主に連絡役として空とともに重要な役割を果たす。ともに空がいないのは、まあどこかをふらふらと飛んでいるのだろう、とさとりは思った。
「また、空がどこかにいったの?」
『いいえ。ととのぎさまより、ぶらんでいのざいこがつきたと』

 これだ。
 さとりは結果として、自ら酒蔵を立てた。結果として多数の副産物が生まれたり散っていったりしたわけであるが、最終的に当初の目的であった「ブランデーの醸造」には失敗している。ぶどうがないのだ。
 ブランデーは要するに蒸留したワイン。ワインはぶどうからできている。よって、ブランデーは作れない。
 しかしながら、ウィスキーには成功した。大麦が手に入ったからだ。旧灼熱地獄であるここならば蒸留用の熱源には困らないから、材料さえあれば知識と試行回数の問題である。
 そもそも、ウィスキーの名は西暦1300年代、aqua vitae (アクア・ヴィテ、命の水) の名で輸入されたブランデーに端を発している。これはラテン語であり、ゲール語に逐語訳されたuisce beatha (ウィスケ・ベサ) の前半分がなまってウィスキーとなった。
 後の歴史としても謂わば模造ブランデー (ぶどうの代替として大麦をはじめ各種の穀物で作られたのが始まりである) だし、まあこれもこれでいいじゃないか、と、さとりはとりあえず納得することにしていた。

 さて、妖怪とは酒好きな生き物である。酒好きな生き物は、次第に濃い酒精を求める傾向にある。そして、こと飲料品の類において、新商品というのは(その後定着するかはともかくとして!)ある程度好まれるものだ。
 ――それが例えば、理由はともかく、さとりがこれを勇儀の元へと持ち込んで一本を贈り、もう一本を二人して呑んだ、という話とともに広まったなら、どうだろうか。
 その酒は美しい誂えの瓶に詰められてあり(八雲紫からかつて贈られた外界のブランデーの瓶である――ラベルはごく丁寧に剥がされていた)、鬼すらも一口で思わずたじろぐような強さの酒で(たとえば「鬼ころし」ですら15度だが、ブランデーは40度である)、最終的には共にひっくり返って寝ていた(鬼の四天王といえば、酒で潰れたところを殺されたとされている!)、なんて、話であれば。
「ああ……売り切れたのね」
『はい、さとりさま』

 はじめは、さとりが引き入れた商人からだった。噂の酒を売ってもらえないかという話である。
 色々と聞くうちに、これはどうやら旧都中に広まるのも時間の問題だぞ、と判断したさとりは、ちょうどいいから売ろう、と考えた。酒は少量仕込むというのが難しいのだ。余剰分は更に蒸留して消毒用にするつもりであったが、まあそれももったいないし、と。
 かくして、地霊殿特産のブランデー「焔」が生まれる。さすがにガラス瓶で売るわけにも行かないので樽で卸し、そこから先はなんとかうまくやれ、と丸投げした。商人たちははじめこの強烈な酒精に難儀していたが、最終的に専用の瓶を確保して捌き始める。
 これが冗談のように売れた。なにしろ地底の権力者から、地底の実効支配者へ贈られ、しかもトラウマを乗り越えて友情を築くような(もちろんこれは「尾ひれ」だ)酒である。
 容れ物こそ確かに樽と瓶でふつうのものと変わらないが、いざ開けてみればその琥珀色といい強烈極まる酒精といい、売れない理由がどこにあろうかという状態である。
 
 そして、商人たちと彼らの取引は、鬼たちにより手厚く護られた。鬼たちからすれば「焔」は新たな伝説であり、鬼たちの頭が新たに得た友情の証であり、強い酒である。
 取引の守護はオマケではあったが、そこはそれ、嘘を嫌い、それこそ"鬼のように"強い鬼たちの守護である。
 出入り商人たちから話を聞いた紫はその所業に思わず声を上げて笑ったという。さとりは地底の荒くれどもを、胃袋――肝臓と言うべきだろうか――からも制圧してしまったのだ。
 しかも、本当に卸値、いや、その希少性からすれば価格破壊というか、ものを知らないというレベルの価格で売り払っている。本当に利益もなにもない。

 さとりは、引き出しから万年筆を取り出すと、くるくると弄ぶ。流石にこの状況で文を書くのは少々厳しい。半ばいいわけであったが、事実でもあった。
 弄んでいたそれを、先が傷つかぬようペン立てへと慎重に立てる。数時間後の自分自身へ、"書くべきものがある"旨の申し送りである。
「燐」
『はい』
「後ほど書状を出すわ。だけど、今は少し休みたいの。少し時間を置いてからまた来てちょうだい」
『わかりました。 ……のみすぎちゅうい、ですよ?』
「燐、燐。答えはわかっているけれど、それは誰に言われたのかしら?」



 どことも知れぬ場所に、ひとつ大きな狐がいた。
 無論、尋常の狐ではない。人型を取り、道士服を纏い、妖獣たちの最高位たる証、ふさふさとした九本の尾を持つ狐――天狐である。
 天狐は傅く。その身の先には影がひとつ。
「紫様」
「聞きましょう」
「『大結界』は双方とも正常です。特に『博麗』はこのところ調子が良く、巫女によればここのところ『補充』も『逆流』も『痛痒』もないとのこと」
「そう」
 影――八雲紫は、口元にやっていた扇子をずらす。現れた唇が、ひどく蠱惑的に一度蠢く。何かを言いかけて、扇子が再度口元を隠す。数秒の後、片手で閉じられた扇子がぱしん、と音を立てた。
 狐、八雲藍は心中に身構えた。何か、厄介事らしい。
「藍。地底へ連絡を取る必要があります」
「『天地の盟約』を無視なさる御積りですか」
「いいえ、堅持します。あれは堅持されねばなりません……少なくとも、今は」
 なるほど、荒事になりそうだが、それを避けたい流れだ。藍はそう判断した。
 そうなると、
「……通行制限を受けないものとなると、厄介ですね」
「あちらからの連絡とそれに対する返書は気にしなくていいのが救いね。古明地さとりは随分使い勝手のいい部下を持っているらしいわ……橙は?」
「一匹だけ、手懐けることに成功したとは」
「負担が大きいわね。さすがに野良猫一匹では……」
 紫は沈思した。藍も、記憶の中へ潜った。
 「天地の盟約」は、42の主文と128の副文、そして3つの補文からなる。これは要するに、地上と地底の接続孔、「橋」について妖怪の通行を禁じる条約である。合計173の文章のうち157まではその制限範囲を規定するものだ。
 紫はこれに実効性を持たせるため「橋」の地上側に結界を張ったし、地底側からもこの「橋」を監視するものがいる。これは後に補文のひとつとして盟約へ組み込まれ――さとりの仕業である――、地底を第二の楽園として維持する重要な壁となっている。
 細かい規定を無視して言えば、通行制限を受けるのは、自我を持ち、妖力、魔力のいずれか、あるいはこれに類さない非肉体的な能力を扱えるものとされている。
 藍が結論へ達したのは、紫から遅れることコンマ3秒といったところだった。
「人形師の力を借りましょう」
「は。対価は」
「任せます。多少、多目に振る舞っても構わないわ」
 ちょっと急ぎたいの。紫は茶化すかのように言って、口元を隠した。
 


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