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No.37593の一覧
[0] ネタ「前世持ちの僕が転生したのは神の軍勢。」ハングリージョーカー勘違い系?[ハンズ](2013/05/16 19:04)
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[37593] ネタ「前世持ちの僕が転生したのは神の軍勢。」ハングリージョーカー勘違い系?
Name: ハンズ◆d7951523 ID:2831eb70
Date: 2013/05/16 19:04
 はてさて、まずは自己紹介といこうか。
 
 僕の名前は「パワカル・ワミ」ちょっとした奇妙な境遇の、まあ、転生者と言う奴だな。

 転生って言っても、僕は前世のことを覚えていない。一応ぼんやりとどんな日常を送っていたかはわかるんだけど、親の顔や、自分の前世の名前、友達とか、結婚していたかもわからない。

 毎日、極々平凡な日常を送っていた気がする。勿論、死因もわからない。
 まあ、自分が死んだ原因なんか知らなくても良いと思うけどね。

 そんなわけで、俺はパワカル・ワミとして生まれたときから、前の人生の知識が合ったんだ。

 まあ、実際自分が前世の知識を持っているって自覚したのは、生まれてから何年か、そう、五歳くらいのころからだけどね。

 さてと、そんな前世知識持ちの俺だけど、今回の現世、今の俺の境遇は………………まあ、あれだ、ちょっと変わっている家系、いや、種族に産まれたんだ。

「お兄さま、何をしているんですか。」
 僕が産まれた一族、神の軍勢という中ニ臭い集団の血統として僕は産まれた。神の軍勢の住む天空の城、その割と近代的な居住区のパワカル家のすむ屋敷の事実で、僕は時々今の境遇を考える事がある。

 まあ、今の僕の状況に対しては、もうすぐこの人生にて、パワカル・ワミとして産まれてから18歳になる、もう18年、前世の知識に気づいてからの時期を差し引いても、13年経っているが、そう簡単に割り切れない物なんだ。
 
 そんな事に対して時々考え込んでいる僕は、そういう時間は、今は亡き今の両親から与えてもらった自室に籠もっている。両親は僕が8歳位の頃死んだ。母は元々病弱で、僕を産んだ後、体がすっかり弱り、次男のパワカル・サミを産んだ後、そのまま眠るように息を引き取った。あの時はワミになってから一番泣いた。母の墓にしがみついて泣き続けたよ。それから結構引きこもっていたりしていたけど、もう吹っ切れた。
 
 父は、元々結構な高齢で、母とは孫と言っても通じるくらい年が離れていて、母が死んだ後に追うようにして息を引き取られた。

 そんなわけで、僕はもう6年前にパワカル家を継いでいる。長男としては当然だろう。
 
「…………お兄様?」

 僕は座っていた豪華な黒い机から身を寄せ、背後にいる弟、パワカル・サミを見やる。どうやら鍵をかけるのを忘れてしまったようだ。

 広い部屋の割に、さっぱりして更に広く見える僕の自室、寝室もあり、入り口の向かい辺りに置かれている黒い机と僕の座っている同じく黒い椅子、更にクローゼットや花瓶くらいしか置かれていない自分でも殺風景だと思う部屋。しかもその殆どが黒を含んだ色をしている。自分的には夜に不便だが、これもパワカル家、引いては神の軍勢の伝統色だから仕方ない。僕的には落ち着けるから良いけど。

 さて、部屋のドアの所にいる、僕の弟のサミは、パワカル家特有の僕と同じ銀髪を耳まで伸ばし、神の軍勢のシンボルである黒衣の子供用に誂えたマントを羽織り、直ぐに返事を返さなかった僕のことをじっと見つめている。

 僕は考え事をしたり、考え込んでいるときは周りが見えなくなる。周りの音や視界が全く頭に入ってこないくらい集中して考えてしまうこの癖は、ある意味では便利だが、周りとのコミュニケーションをとるときには不便だ。少し自重しようとは思うが、自分自身を見直すには必要な時間だから仕方ない。
 
 「なんだい、サミ。」

 返事を返さなかったからか、少しむくれているように見える。この年の子はわかりずらいな。思春期という奴か。まあ、まだまだ若い僕の言えた事じゃないと思うけど。
 
 サミは、少しの間怒っているのか顔をしかめていたが、サミはドアから離れ、僕に近づき、手に持っていた黒こげになった丸い塊を僕に差し出してきた。

 それは、黒こげに焼けた人間の髑髏だった。

 サミは誇らしげに、黒く焼け焦げ、楽な死を迎えられなかったであろう人間の残骸である髑髏を、まるで子供が学校の良い点数のテストを見せるように僕をみる。

 その顔は、普段よりも子供らしい笑顔を浮かべていた。

 僕は、サミの手にある死者の髑髏を、どこか醒めた目で見る。

 この状態じゃ、男か女かわからないけど、多分一週間前にサミの【エウレカ】を試す奴隷として連れてきた男の髑髏だろう。

 【エウレカ】人類の科学や文明を発展させる、適合者には各エウレカの司る真理の力を授ける、科学や文明などを人間に与えた超常物質だ。 

 エウレカは、殆どが人間の科学や文明の発展に関わっている。例えば万有引力を発見したニュートンも、重力を司るエウレカにより万有引力の法則を思いついたらしい。

 そんな謎に満ちたエウレカだが、普通の人間はエウレカを完全には扱えず、その真理の知識をえたニュートンもかなりのレアだといえるらしい。
 
 しかし、僕の産まれた種族、神の軍勢は、産まれながらにエウレカを操る能力が備わっている。これは神の軍勢の血筋に関係が有るとか無いとか。

 ある物は氷を操り、ある物は爆発を操ったり、電気を発生させたり、毒を操ったり、果ては磁力を操ったり、空間を操ったり、磁力を操ったりする者も神の軍勢には居る。

 そんな真理の力を無制限に扱える神の軍勢は、エウレカを全く扱えない人間を下等な虫けらとしか見ていない。

 中には人間を愛しているとかいう変わり種もいるが、それも玩具として壊したり、観賞用に若く美しい人間をさらってきてコレクションする奴もいる。

 ここ、天空城では、人間は奴隷扱いや物扱いが普通な事なのだ。

 時たま地上から足りなくなったりしたら人間を神の軍勢がさらいに行き、連れてきてエウレカの威力を試したり、暇つぶしに実験と称して拷問したりする。神の軍勢は全員が神を名乗り、幾度となく人間の文明を滅ぼしたりしていたらしい。

 しかし、僕は他の神の軍勢のように人間をいたぶったりはしない。もし僕が前世の知識などがなく、普通に産まれてきたらそうでは無いだろうが、前世での道徳心が抜けきらず、僕は積極的に人間の奴隷をもったりしていない。勿論殺すのなんて、物騒なことは出来るだけは避けている。できる範囲では。

 僕は髑髏を見せてくる誇らしげなサミを見つめ、ひきつっている顔を無理やり綻ばせ、笑顔を浮かべ、サミの事を誉めた。

「サミ、もうエウレカを上手く扱えているね、偉いぞ。」

 僕は、サミを誉めながら頭を撫でてやる。

 嬉しそうに笑うサミ、もし持っているのが黒こげの髑髏では無く、別の何かだったら僕も嬉しかったのにと思う反面、自分はこの世界にまだ慣れていないと思う。前世の事もあり、罪悪感も抱くが、僕は臆病者だ。周りの神の軍勢にあらがうなんて出来ない、臆病者の僕を許しておくれ。

「あのね、これ、僕が思いっきり火で炙ると、すごい声を上げて叫んでね、面白いくらい叫んで暴れるの。それが面白くてね、眺めてたの、お兄様にも見せたかったな。それでね」

 僕に誉められて嬉しいのか、満面の笑みでこの髑髏の死に様を生々しく語るサミに内心げっそりし、サニに適合したエウレカを思い、なぜもっと平和的なエウレカに適合しなかったのか泣きたくなる。

【ファラデーのロウソク】、サミに適合したエウレカは、あらゆる物を焼き尽くす炎を操る攻撃力の高い火力に特化したエウレカだ。そのエウレカの特性故か、サミは非常に強い凶暴性を有している。この哀れな運のない男以外にも、何人もの奴隷にされた人間を実験と称して焼き殺している。

 神の軍勢の子供は、大体10歳位から適合するエウレカを探し、適合するものが見つかったらそれを所有できる。この天空城にはまだまだ適合者のいないエウレカや、所有者の死亡したエウレカを保管している通称【真理の保管庫】がある。

 真理の保管庫には、自分のエウレカを探しに10歳の時に行くとき以外は、特別な事情がある場合を除いて立入を禁止している。

 エウレカを所持している神の軍勢が死に、エウレカが回収できたらまたこの保管庫に入れられ、新たな適合者が出てくるのを静かに待っている。

 僕は、サミの左手に握られているファラデーのロウソクを見ながら、無意識のうちに首に紐を通してかけられている僕自身のエウレカを触る。

【ロバート・フックのコルク】これが僕のエウレカ。外見が古ぼけたコルク栓というのも少し格好悪いが、自分的にはかなり気に入っている。

 僕のエウレカは、サミのような派手な攻撃力も無いし、そもそも攻撃力は皆無なエウレカで、どちらかと言えば適合者の肉体を補助するタイプのエウレカだ。

 初めて適合するエウレカを選ぶとき、凄く緊張すると共に興奮した。自分も空を飛んだり、雷を操ったりなどの凄いことを出来ると、子ども心にさわさわしていた記憶がある。

 エウレカを選ぶ細かい儀式なども終え、神秘的な雰囲気を放つ保管庫に入り、いざ適合するエウレカを見つけたら、それは古ぼけたコルク栓、子ども心に落ち込んだが、このエウレカ、攻撃には向いていないが、かなりの辺たりだと試してみてわかった。

 このコルク栓、どうやら細胞に関するエウレカらしく、細胞に関する真理の力を僕に授けてくれた。

 力自体は凄かったが、見かけ的に少し格好悪いことは否定しない。しかし、エウレカは凄まじく適合率が高くない限り、一つしか扱えない。僕の知り合いにエウレカを2つ扱える神の軍勢が居るけど、それも極一部だけだ。そう多くはない。僕はこのコルク栓の力を極める。二つを扱うより、一つの力を極めた方が、純度的には上のはずだ。

そう考えなければやってられない。

 両親が亡くなった事から逃避するために、僕は体を鍛えた。体を鍛えている間は、余計なことを考えられないから良い。僕は筋肉が余りつかない体質らしく、いくら鍛えても体は細いまま。一応筋力は付いていて、力が上がったのはわかるけど、もっと逞しい体付きになりたい。

 僕は内心ため息をつきながら、サミの実験談と称する人間の丸焼きの様子を語る姿を眺めた。



 広い屋敷の中、若き神の軍勢であるパワカル家の次男、パワカル・サミは、先程屋敷内の頑丈に作られたエウレカ実験室にて、自身のエウレカの力で黒こげにした男の髑髏を右手で持ち、彼の兄の部屋に向かっていた。
 サミは、その神の軍勢である証の黒衣のマントをはためかせ、その幼い体に強い思いを宿していた。

 お兄様、誉めてくれるかな。

それが、サミの心にある感情だった。
 サミの兄、パワカル家の長男であるパワカル・ワミは、18歳という若さでパワカル家を継ぎ、この家の当主になっている。
 サミの兄であるワミは、サミにとって憧れの存在だった。サミがまだ小さかった頃、よく兄と遊び、その小さいときにもわかった兄の独特の雰囲気に惹かれ、自分もこうありたいと自然に思えた。

 巨大な屋敷の廊下の中を、片手に自分のエウレカを、片手に焦げ焼けた髑髏を持ちながら、サミは兄の顔を思い浮かべる。

 兄は、昔の兄とは変わってしまった。

 昔は大人びた兄だったが、今とは違い、父と母が生きていた頃は、感情は乏しかったが今よりは感情豊かな人物だった。時々ちょっとしたことで明るい笑顔を浮かべる兄は、素敵だった。

 でも、母が死んで兄は変わった。

 あの光景は今でも鮮明に思い出せる。元々病弱気味だった母は、僕を産んだ後、どんどん衰弱した後、そのまま死んでしまった。

 亡き母の棺の前で、めったに感情を表さなかった兄が号泣していたのは、母を失った悲しみよりも大きい驚きだった。

 母が死んだ後、兄はしばらく自室に籠もり、父も母に先立たれめっきり老け込み、寝込んでしまい、そのまま母の後をおうように亡くなった。

 サミの家族は壊れた。

 その後、引きこもっていた兄は長男としてパワカル家を継ぎ、新たな当主となった。このことには不満はない。自分よりも兄の方が優れていたし、自分は当主になれる経験などない。
 
 しかし、兄は母と父の死で別人のように変わった。

 元々感情をあまり表さなかった兄はさらに無感情になり、顔からは生気が消え、感情がすっぽりと抜け落ちてしまった。

 生きた屍

その言葉そのままの状態に兄はなっていた。
 
 その後も兄は淡々と過ごし、自室に引きこもるか、たまに狂ったように体を鍛える事以外は特に家の雑務をする以外はしなくなった。

 サミは、兄に感情を取り戻そうと色々気を引いてみようと試みたが、どんな事をしても兄は前のように自分のことを見てくれなくなった。

 いや、兄は、自分以外の全てに無関心になった。まるで、失って傷つくのを怖がるように殻に籠もる兄。時々行われる集会兼報告会の晩餐会には当主として出かけていたが、それ以外には地上にも、屋敷の外にも出なくなっている。

 兄はサミに対して無関心になった。
 サミは兄に関心をもってもらいたかった。一年前にやっと自分のエウレカを所持して、人間の奴隷を使って実験をする。そうしてエウレカのコツを掴んで、兄に自分という存在を認めてほしいと思うサミ、今日は奴隷の一人をエウレカで精製した炎で骨まで黒こげにした。これは凄いことだ。今まではここまでしっかりと焼けはしなかった。エウレカの操作力が上がっているのだろうか?
 サミは兄にほめてもらえるかもしれないという期待を感じながら、早足で兄の自室に向かう。
 
 兄の自室のドアの前についたサミは、緊張した顔を浮かべながらドアをノックした。しかし、返事はない。
 その事をもどかしく思いながら、サミはドアを開けてみる。驚いたことに鍵はかかっていなかった。普段は鍵をかけているのに。

 部屋にはいると、黒の多い部屋の中、兄は居た。

 まず目に付くのは、僕と同じ、いや、僕よりも全然綺麗な短めの銀髪、顔は僕の方を向いていないので見えない。

 それがとても悲しい。

 「お兄様、何をしているんですか?」
 
 改めてきく必要はない。兄が自室に籠もり、訪ねる僕を無視するのは最早いつもの光景だといえる。でも、何時もは部屋の鍵を閉めるのに、今日は開いていた。言葉にすればただそれだけのことだが、僕は兄からのメッセージかもしれないと思えてくる。

 僕の質問に、まるで誰も居ないかのように此方を見向きもしない兄、ただそれだけなのに、とても悲しく思える。

 僕は持っているエウレカを握りしめ、僕に興味を持たない兄の名を呼ぶ。

 「……………お兄様?」

 二回目に呼んだとき、兄はやっと僕という存在に関心をもったようで、ゆっくりとこちらを振り向いた。

 僕は、正面から兄の顔を眺め、緊張で顔が強ばる。

 同じ色の銀髪に、鋭く切れた目、その髪と同じ銀色の瞳に射抜かれ、まるで僕の心を見透かされているんではないかと思うほどのプレッシャーを感じる。いつも来ているシンボルのマントか机の横に置かれており、着ている白色のシャツがこの黒い部屋から浮いている。まるで人形に切り抜いたようだと僕は感じた。

 兄は、まるで僕が来たことを今気づいたような表情を浮かべ、見つめてくる。
 
 今の兄にとっては、僕はそう気にかけるほどの者じゃないだろう。関心を寄せたのも、ただの気まぐれだと思う。でも……

「なんだい、サミ。」

 たとえ気まぐれだろうと、僕に感心をもってくれたことは嬉しい。

 兄の興味を引けたことえの嬉しさと、それに対して緊張する体を何とか動かし、手に持っている髑髏を渡した。

 恐らくぎこちないだろうが、精一杯の笑顔を浮かべ、僕の力が日々成長していることを示した。

 兄は、僕の差し出した髑髏を、何の感情も浮かんでいない瞳で見つめる。やはり兄の気は引けないのかと心配になり、悲しくなった。

「サミ、もうエウレカを上手く扱えてるね、偉いぞ。」

 そういって、兄が僕の頭を撫でたのは、全くの予想外だった。

 僕は、夢にまで見た兄さんに認められ、昔のように頭を撫でられ誉められるという事がいとも簡単にされたのを認識したとき、少しの間固まっていたが、その後波のように嬉しさと誇らしさ、自分は兄さんに認められたという歓喜の気持ちが溢れてきた。

 僕を撫でる兄は、多分気まぐれで僕を誉めたのだろうが、その微笑を浮かべる表情は、昔の優しい兄の表情に見え、懐かしさがあふれる。

 昔の兄は、まだ死んではいない。

 僕は溢れ出る歓喜の感情に流されるまま、兄にエウレカの実験の様子を語る。

「あのね、これ、僕が思いっきり火で炙ると、凄い声を上げて叫んでね、面白いくらい暴れるの、それが面白くてね、眺めてたの。お兄様にも見させたかったな。それでね。」

 その後、僕は自分のエウレカの扱いの練習の実験台にした新しく手に入れた若い人間の男の話をして、精一杯アピールをした。兄は頭を撫でながら黙ってきいているが、奴隷の様子を話しているときは、まるでこの程度なのかという表情をしていたのに気づいた。

 どうやら兄は、僕の実験が甘すぎると感じているらしい。

 兄の瞳から僕への興味が消えていくのを感じて、僕は切なくなった。

 もっと僕を見て、笑っていてほしい。

「お兄様、僕、もっともっと頑張るから。パワカル家の男として立派になるから。」

 だから、僕を見て。

 最後にそう内心で考え、兄に抱きついた。流石に兄様は驚いたようだが、突っぱねることはしなかった。

 兄はそのまま、僕を優しく抱き締めてくれた。昔のように。

「なれるさ、サミならね。」

 そう答えた兄の声を聞きながら、僕は、今日という一日が最良の日だと心から感じた。



 両方が両方とも、微妙に勘違いしているこの2人、これからどうなるのか?それは、まさに運命による。


【キャラクター紹介】
 パワカル・ワミ
適合者にそれぞれの真理の力をあたえる謎の物質、エウレカをノーリスクで扱える一族、神の軍勢の名家、パワカル家に長男として生まれた元日本人、前世のことは名前や両親の名前、主に交流関係などは忘れているが、常識とかはぼんやりと覚えている。
 日本人気質が抜けないため、他の神の軍勢から浮いており、元々感情が余り顔に出ない体質だったのだが、現世の両親の死により益々感情が出なくなり、なんか周りから勘違いされている可哀想な人。
 所持エウレカ
【ロバート・フックのコルク】
イギリスの物理学者ロバート・フックは、水にコルク栓が浮くことに疑問をもち、コルク栓を小さく切り、顕微鏡で観察したところ、細胞の構造を発見した。
 適合者であるワミに、細胞の真理を授ける。ワミ曰く、色々応用がきくらしい。

 パワカル・サミ
 上記のワミの弟、両親が死んで、感情が完全に出なくなった兄を盛大に過大評価、及び勘違いをしているある意味痛い子。
日々兄に認めてもらおうと、エウレカの精度をあげるため、人間の奴隷で色々練習しているが、それが更に兄をドン引きさせているとは気づいていない。
 所持エウレカ
【ファラデーのロウソク】
 科学者ファラデーは、一つのロウソクに火の灯る現象にて起こる作用を調べ上げ、様々な科学的証明をあげた。
 サミの発言曰く、炎の真理の力を授けるエウレカの用だ。ワミの補助系のエウレカとは対極をなす攻撃的エウレカらしい。


 
 絵柄は微妙だが、設定が面白いと感じたがら書いた。丁度原作終わったし、後悔はしていない。続きを書くかはわからない。ちょっとオリ設定入れました。
 
※修正しました。ご指摘ありがとうございます。
 


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