注意。酷く不快なシーンが多いです、暴力、虐待、性的なシーンがあります。今回は性別だけ入れ替わった場合の話です。妙子 男の転生者達馬 TS転生者末馬高雄が暇つぶしに携帯電話で株の情報を集めて森林公園でゆったりとしながら歩いていると「あ、ごめんなさい、ぶつかっちゃいました」小さい、女の子にぶつかった。足元にぶつかり、女の子は転んでしまった。高雄は慌てて助け起こすと「な…………」薄汚れてて、可哀想なほど痩せていた女の子だった。髪もボサボサで、一度も切ったことがないような状態で痛々しい、目の下は殴られたように腫れている。頬はこけ、表情はどこか熱に浮かされた様に見える。隠すように今は夏だというのに厚着の服を着させられている。その服さえ適当なサイズを着せられたようでダボダボだった。大丈夫?と言う前に、高雄はそれよりも先に謝った。「あ、御免な、足元を見てなかった」「お兄さん、大きいんだからしっかり地面見て歩いたほうがいいですよ?」ありがとうございます、と言い、微笑んで、こちらを覗く5歳程度は特に何も感じていないかのようだった。「早く来なさい!」前の方から聞こえてくるヒステリックな怒鳴り声、母親なのだろうか、子供が転んで倒れたというのに全く心配さえもしていない。まるで家畜を呼ぶような声で叫んでいる憎々しく表情を浮かべている。中々豪勢なブランドものを全身に身につけた女性だった。「……はい!」少女はそれを聞いて焦った顔をする。だがその顔には恐怖も苦しみも何もない、ただ焦りだけを浮かべている。「もういくね?」体に土がついているので払おうとしたら、躱された。高雄の手が汚れることを避けたようだった。「あれはお母さん?」「これからお出かけなの」嘘のような事実を少女は述べ立ち去ろうとするが、なんとか高雄は止めようとする「それにしては随分格好が………それに君はケガが多くないかい?」「私が悪いことして転んじゃったのばいばい」高雄の言葉に表情を変え、焦りから悲鳴をあげそうな顔をする。「早く!!」「はい!」「あ、ああ………バイバイ」ふらふらと少女は母親のあとを追いかけた。どうやら録にモノを食べていない、貧血で倒れかけている。末馬高雄はその親子の様子をじっと眺めた。「殴った?」確かに今、母親が娘の顔に思いっきりげんこつを落とした。粛々とその拳を顔に受ける少女は鼻から血がでているというのに、抑えもしなかった。末馬高雄はしばらく、数字の世界で遊ぶことができなくなってしまった。IF2彼と彼女が逆だったら、暗黒編1話【15禁】人間の売買は犯罪だ、ましてはこのような親にわざわざタダ同然に売られて来た女児に性行為を及ぶなど、邪悪だろう。俺は地獄に落ちるな、そう思う。非合法な活動を行う密売組織に入った男はそんな仕事を普通の社会人のようにこなす自分に愕然としてしまった。今日で10回目のビデオ撮影、これらは全て変態性癖者に高値で売られていくだろう。「今日はもう終わりだ、最後に手をふれ」「ばいばーい」裸のままで女児を抱き上げる。子供の体温だ、抱きしめてみる、幼児特有のお腹が先にぶつかり、内蔵の脈動を感じるほど痛々しい気持ちになる。佐藤龍姫という名前らしい、厳かな名前の女児であり、眼はいつも眠そうな表情で、一番似合う服装はパジャマのような女の子だった。「本当に、いつも下手くそな耳かきのようですね、相変わらず、痛いだけ、こんなものに興奮できるなんて私の映像を買う人はよっぽどに変態に違いないですねー」女児はのほほんとそして何処までも不敵に笑う、眠そうな目尻をそのままに小さな唇についた白い液体を手で拭う。「まずかった」全く行われた行為に対して動じていないようだ。この女児は徹底的に強い動物の子供、獅子の仔のように見える気がする。一切何も見にまとわず、裸のまま、男の腕から抜け出し、ごろりと寝転がる。シーツを引き寄せ、天井を眺めている。その上には変わらず太陽が登っていることを知っているかのように、伸びをしてシーツの感触に頬を緩ませる。男は怖気が立つような気がした、あれだけ口から反吐が出るような行為を何度も受けたあとにゆるゆると横になって寛ぐ姿はまるで名前通り龍の子供のようだ。全く痛痒さも感じていないかのように振舞っている。酷く暴力的な撮影ですら、微笑んで余裕綽々に耐え切ってしまう。この子供を直視するのを男はなるべく避けている。理知的で希望に溢れた強く優しげな光を放っている眼は見ているだけで吸い込まれそうだ。でも、普段は眠そうに細目になっていて滅多に見えないことが、どこか救われる気になってしまう。顔は恐ろしいほど整っていて、日本人の子、というよりも欧米諸国の子どものように他者にコンプレックスを抱かせるほどパーツがメリハリよくしっかり整っている。体は男の半分もない、手は小さく、まるで紅葉のようであり、肌は白く、雪のように光さえ反射するような艶やかさ。切り揃えられたボブカットが動くたびに黒髪がさらりと揺れる。足を閉じても太ももがぶつからず、付け根からはソレが見える。佐藤龍姫はとても綺麗な女の子だった。羊のようにふわふわとゆるゆると薄く微笑んでいる表情を常に浮かべている。何処か間延びして落ち着いた声音は、まるで陵辱を受け入れながら、痛みや苦痛の音がない。事実このこどもは本当に気さくに「気持ちよさそうな演技しますかー?」と言ってしまうほど何処かおかしい。頭が軽いように見えるが、まぬけそうにも見える、なにがあろうとゆるゆるとしている。まるで全てのマイナスの感情を捨てたようなこどもだった。「5歳児のポルノだ、変態しか買わないさ」「そうですね、しかしその5歳児でも高く売れるだけの需要があるということですか、薄暗いですねー」「お前のような利発な子供がなんでこんな場所で俺のような屑に犯されているんだ?」「わたしは両親に死ぬよりも辛い目にあって欲しい、そう望まれ此処に来た子供です、だけど来てみると案外そうでもない子供です」「死ぬよりも辛い目に合っているだろう、お前は大人の男に無理矢理何度も犯されて一生残る映像を撮られている」「そうですか?ご飯がしっかり食べれる、お風呂も入れる、よく眠れるのに、変な話ですねー」「変な子供だなお前は、確かに、今のお前の方が最初の頃より元気そうだ」組織系列の会社から借りている、物置としてしか使用されない倉庫にぽつりと様々な撮影機材、パイプベッドが置かれているこの女児は両親に本当にでタダで組織に渡された女児でひと月は此処で生活をしている。ひと月前まではまるで紛争地帯に居る餓鬼さながらのように醜くく痩せていた。哀れにも思った、髪も伸び放題でところどころ、適当にそこらへんにあるハサミでジャキジャキと切られたあとが無残にさらされている。体中至るところに青や黒の内出血が見られた、首には爪のあと、酷いことに顔に焼き痕があった。渡されたときには酷い熱で、このまま殺して臓器に変えた方がいいだろうと判断されそうになった程だ。恐ろしい暴力の傷跡、俺たちは利益がなければ暴力は行わない人間たちの集まり。普通のカタギの人間の憎悪によって生み出された姿。生きていても死んでいても辛そうな少女に哀れみを感じ、生かした。決め手となったのは、誰かが水分補給させるため口元にオレンジジュースを運んだ時だった。「ありがとうございます」そう、本当に嬉しそうに女児は微笑んだのだ。そして全てをたかだか一週間でこいつは完治した。早く治らなければ殺されて臓器になるのを理解したような回復力だった。「ええ、元気になりました、まるで不幸になったように見えますが、あまり不幸に感じません、ですから貴方はあまり罪悪の心を胸に抱く必要はありません。私が此処にいるのはその為なのですから、それに貴方に僅かな優しさが見えました、その御蔭で私は信じることが出来ます」俺を許す、そういっているような気さえもする。事実一度も俺に負の感情を向けたことはない、殴って犯す映像の撮影のあとも変わらない、真摯な姿に胸を打たれる。「何をだ」「ただしょうがないだけ、なのだと」男はこの少女を欲しいと思った。必要最低限の食事などの生命維持活動以外全ての時間、何かを祈り続ける少女、手を組み、まるで希うように延々と。この一ヶ月間ずっとだ。神様にでも祈っているのか、と聞けば。いえ神様にはあったことはないですよ?別に宗教もやっていませんし、ただ祈ってるだけです。何を。私を産んだ母と父の幸せを祈っています。私が彼らを不幸にしてしまった、不幸そうな人生を送らせてしまいました。あんな、どこにでもいるような、お前を捨てた、弱い両親がまだ好きなのか?いいえ、好きでも嫌いでもありません。ただ悲しいだけです。憎んでいないのか。私が憎むのはただ一つ、あんなに両親を苦しめた不幸な現実と理不尽だけです。そう言って、微笑んだ。両親を恨まずそう言った姿に男は恐ろしく、まるで地獄を眺めるような気分になった。その時見てしまったのだ、目が大きく見開いたその一瞬を。その瞳は何処までも優しく穏やかだが、業火よりも熱く燃えているような気がした。凡ゆる悲喜交々を受け止め否定も肯定もせず、ただありのまま前を見つめている少女。見ているだけで、掴まれるような気がした。誰なんだこの女の子は、あの最低な親から生まれた子なのか?まるで聖女だ。「本当にあの神経質そうな親から生まれた子なのか、いつも何処から来たのかわからない気がしてしまうな」「そうですか。で、そろそろ私はどうなるか教えてくださいか?このままずっと此処で育てられて成長記録を撮られて、売れなくなる年になったら臓器に変わるのか、それとも風呂にでも沈められるのか」「なんで風呂とか知ってるんだお前」「それぐらい5歳でも知ることは出来ますよ、テレビは大抵の家庭にありますし」「お前は家庭という家庭にはいなかっただろう「2歳には何もない部屋で捨てられた犬をやっていました、わんわん」とか言ってただろ」「あーそう言いましたっけわたし」「本当なら言葉もまともに喋れない筈なのに、学のある言葉を流暢に喋っている……不思議だ」「そうですか?ちなみにわたしは此処に来るまで会話という会話は一言二言しか喋ってきてませんでした、だから言葉に飢えていましてね。だからこそ、こんなにも喋れるんですよ?あとお腹空きました」煙に巻かれた、そう感じた。「ああ、不思議なだなお前は、飯なら食わせてやる、今日はカップ麺と菓子パンと野菜ジュース」「今日もですか、いい加減飽きましたね、それコンビニ過ぎて――――まぁ好きですから全部食べますけど」「明日は俺がいいものを食わせてやるよ」「え、そういうの初めてじゃないですか、何かいい事でもあったんですか?」「ああ、お前のこれからの話だ、気になってたんだろう?教えてやる。お前は外国に売られる」「なんか普通ですね、それって本体ごとですか?パーツで?あと本体のまま外国で暮らせますか?」「本体ごと外国で暮らせる、お前の映像を見た変態が欲しいってさ、結構な額だ、いいことだろう?」「安かったらパーツになってるわけですね、セーフです、良かった………私を好む変態が居て、確かにいい事ですね」「なあ」「ん?」「俺の子にならないか?立派な悪党になれるぞお前は」「嫌です、犯罪者の子供にはなりたくありません、あとそこで俺の将来の嫁としてこないか、とかだったら少しは心が動いたかもしれませんね?真面目にこれから働くから責任とらせてくださいとかそういうの。そもそも散々私とヤったあとにそんなコト言う人の娘にはなりたくないです、あなた普通に悪人ですからね?5歳の女の子を犯して、あまつさえ中を楽しそうに撮影とかしてしまう真性の悪人にですよ?そんな貴方に育てられる気はない―――――ただの変態の方がまし、ってそいつも悪人ですね。じゃあ、誰の子供にもなりたくないです、まだ飼われた方が気が楽です、よく言うでしょう?親の責任は子の責任と、ペットのままでいいですよ私は」「それは借金、普通逆だろ」「わたしの責任はわたしが自分でとりますよ?」フラレた。そう思ってしまった。ものすごいショックを受けて思わず泣きそうになってしまった。すごく情が移っていた、気にしていたのに、軽く断られた。愕然とする。「どうする気だ!?これから!」そのまま何処かの外国に売られて変態の慰みものになり続け、可哀想なまま死んでいくんだぞお前は。だから俺が――――――助けてやろうと。「俺が「取り敢えずこれからは日本じゃなくて良かったです」「な」「私はどうするか?決まっています、自由になりますよ―――ようは逃げるってことです、日本で逃げたら、一応あと2年は生きていると判断され籍が残ってるので下手をすると、行方不明だった女の子が見つかった女の子になってテレビに出演して親に迷惑を掛けてしまいますので、逃げれませんでした」「今までいつでも逃げれたという口ぶりだな…………なめてんのか?」「さて」女児は気づくと俺の首元に右手を水平にして添えていた。そしてすっと産毛を撫ぜるように横に引いた。まるで首を狩るような強烈なイメージを引き起こす。総毛立った、思わず、自分の首に手をやり、冷や汗を流す。いま――――――この女児が死神に見えた気がしたのだ。自分が首から血を流し、苦しさで声にならない、声を出せない絶叫を上げながら死んでいくイメージが脳裏に湧いてしまったのだほっそりと柔らかく、俺の口で全部入りそうな小さな手がまるで小太刀か何かのように見えた。「外国いったら、好き勝手逃げれますね、私みたいなの何処にでもいる筈なので」「お……お前は絶対に何処にでも居ない」「ええ、此処にいますよ、まだ、今はね。今逃げたら私の面倒を見てくれたあなたが死んじゃいますし、それは嫌ですね、」俺は言外に雑魚と言われ、それを素直に受け入れてしまった気がしてしょうがない。そして敗北を口にした。「俺はまだ下っ端だからな5歳児に逃げられたら殺されるな、そりゃ」最後までどんなに傷つけても泣きもしなかった。自分は最悪のクズなのは知っていたが、まさか俺は此処まで屑だったとは。5歳の女児にも勝てない、なんて。「幹部になれますかね、あなた、昔はお人好しだったみたいですから、無理そうですよ?気を入れ替えて真面目に働いた方がいいですよ?」女の子はふっと微笑む。何処までも優しげでありながらやはり、とてつもなく不敵な微笑みだった。一人で全世界を相手取っても勝利してみせる、というような表情だった。欲しい、なんて怖気がでるほど、震えるほど強い女だ。股間が隆起する、いつかこいつを孕ませてやりたい、そう思う。こんなにも幼い癖に恐ろしいほど、美しい。間違いない、将来はこいつは絶対に目も眩むような女性に育つだろう。「転職考えるわ、で外国でいいんだな?本当に」「物心がついてから毎日修羅場を潜った私ならきっと外国でも楽しく暮らせる筈です」「逃げれると思ってるのか、そんな小さな体で」「窮鼠猫を噛むという言葉があるじゃないですか、わたしは強いネズミになってやりますよー?」「そうか、じゃあチーズでもとってくる、大人しくしてろよ?」「ついでにお風呂も持ってきてください」「あーあのガキ用のビニールプールな、あれめんどいだよなぁ本当にスタッフ三人だけとか人手足りないし、もう、まじでめんどくせぇ、交代まだかな」「職務怠慢しすぎると逃げますから、色んなところパリパリしてきて、イカ臭いし、最悪ですから、あともう二人みたことないんですけど」「あーお前と同じ年頃の娘いんだとさ、二人共、基本的に担当俺で、身の回りのもの買うのがそいつら、あと基本的に鍵かけてれば逃げれないからってお前を見に来ない」「あーなんか聞きたくない、そういう事情、その二人精神的に大丈夫ですか?ご家庭に不和とか起きたりしませんか?」「そいつらを罵った方がいいぞ、俺より悪人だろそいつら」「わたしを犯すのはあなたでしょうに」「あいつら、勃たないから無理って突っぱねるんだよ「娘の顔が」とか言いやがってよ」「へーほーへーあなたは?ロリな趣味あるんですか?そういえば今まで聞いたことなかったですけど」「超絶気持ちいい電動オナホールだしお前、あと別の女犯してるのを想像しながらやる」「で、でんどう……………そうですか、じゃあしっかり洗ってくださいね、何度も使用できるんですから――――――あとあなたは本気で最低です」女児は一瞬少し傷ついた顔をした、初めて見たと男は思った、いくら傷つけても傷ついた顔をしたことなど一度もなかったのに。それに気づき、僅かに暗い喜びを感じた。「ああ俺は最低なやつだよ、心を入れ替えて坊主にでもなるかね」そう言うと、彼女は微笑みを強くした。「そうしなさい、そうすれば子供の件、考えてあげましょう、そして残りあと二人に言っておいてください」「なにを」「女の子向けの変なキャラクターのパンツやめてください屈辱です」物凄く嫌そうな顔で女児は言う。これだけは許せない、それには本気で傷ついていたという表情を堂々と見せる。「は?」「パパ、わたし別のパンツがいい――――ってわたしが言ってたと伝えておいてください」「恐ろしいやつだなお前は」「私にとっては貴方たちのような人間全てが恐ろしいです――――正直頭が可笑しくなりそうでたまらなかったですよ」そう最後に龍姫は言った。ああ、それでも、この女児は最後まで屈しなかった。とことん落ちるとこまで落ちた、5歳でここまでの落下具合とは思わず爆笑しそうになる。さて、外国か、これからどうしよっかな、と龍姫は笑う。これからは取り敢えず名を替えてリュウと名乗ろう、そう龍姫は思った。タツキだとよく噛んでしまって言いづらい、それに龍姫なんて名前はあまりにも厳かで名前負けしてしまいそうだ。あと十二国記で景王陽子を裏切った、たっきというキャラクターの名前を思いだしてしまうのでなんとなく嫌だ。しかも苗字は佐藤だ、正直似合わない。カタカナでいいな、懐古復活だ、70年ぐらい前の昔の流行りに遡ってそう名乗ることにする。大きくなったころにはまたブームが到来するかもしれないし、あと昔やったスーファミでいた格闘ゲームのキャラクター、そやつはわたしよりも早く外国に飛び出していた。俺は俺よりも強いやつに会いにいく――――――格好良い、この言葉本当に大好きで一生に一度は言ってみたい言葉自分の中でベスト1位。だからわたしの名前は格好良くリュウだ。ふふと口元から笑みが溢れる。まぁ別にあいにく、会いに行きたい人間なんて誰一人いないけどね、わたし。取り敢えずまた男に生まれなくて良かったとリュウは思う。わたし、と自分を言うのもまだまだ違和感がつきまとう、本当だったらまた男が良かった。が男だったらバラバラのパーツになってお肉屋さんに並ばないで、病院で誰かの体の中に入れられていた。とてもぞっとしない話だ。本当に女で良かった。そんなことを思ってしまったので大人しく女のフリをしよう、あの時女の子として命を助けて貰わなかったら死んでいたし。女は得だ、と思う。5歳でも需要があるらしいし、食うには困らないだろう。あ、今は女の子なんだから、リュウはないか、リュウは、ではどうするかな。龍に姫だし。リュウキ?仮面ライダー龍騎?ああもうめんどい、リュウヒメでいいや。リュウヒメ、決めた。わたしの名はリュウヒメとしておこう、正直名前なんてどうでもいい。取り敢えず両親から頂いた名前を捨てることにする。タツキと誰かに名乗ったことなど一度もないし。そんなことよりもすぐに私にはとてもやりたいことがあった。それは私はもう、絶対に誰かを不幸を見ないようにしよう。見なくてもいい人間になる。強くなりたいな、誰よりも、と今はそう思う。倉庫生活最終日、生まれて初めて私は己の名を世界に名乗った。「私の名はリュウヒメ、そういえば貴方の名前は知りませんでした」「たつき、じゃないのか」「カタカナでリュウヒメです、私はもう余分なものは必要ないので」龍でも姫でもどちらにもなれはしない、佐藤なんて勿論余分だ。「ただのリュウヒメ―――――それがわたしの名です、覚えておけば何れまた会えるでしょう、そのときは貴方が少しでも真面目に働いていてくれれば私は幸せです」「俺の名前は………村寺才覚」「お坊さんのような名前ですね」「沙弥で終わったがな」「しゃみ?」「坊主の卵って意味だ」「なるほど、一つ勉強になりました――くしゃみっ」少女は可愛らしいくしゃみを一つする。「は?」「すいませんくしゃみが出てしまって――――くしゃみっ」くしゃみをくしゃみとするとはやはり変わっている。「はぁ?お前くしゃみをくしゃみって言うのか?」「いや、ダジャレです」「くだらねぇ」「破戒僧がそのままヤクザなんて、精々お釈迦師様に謝り続けるんですね」「俺が坊主に戻るなんて信じているのか、お前は」「さぁ、そうだったらいいなぁと思いますよ、その前に刑務所に入って罪を償うのがベスト―――ではさようなら」最後に車で目隠しをして、俺は少女を何処かに連れて行った。俺は最後まで悪人のまま、少女を何処かに引き渡して別れた。「おいこれから本当にどうするきだ」「取り敢えず、すごいとこいってみたいと思います」「すごいところ?」そして―――――俺は。その帰り道に恐ろしい男に出会った。一人の青年が才覚の前に立っていた。容姿端麗という言葉が似合う優男だった。背は高く、185cmはあるだろう、値段の張るスーツを身にまとった姿は何処かの一流企業の商社マンといった具合だ。「さとうたつき、という女の子を探している、お前たちが親から買取り、いかがわしい行為をさせていたことは知っている――ー警察に出頭しろ」「てめぇは誰だ…………サツか」「ただのフリーターだけれど、犯罪者を捕まえるぐらいは許される一般人だ」「てめえなんて名前だ」「末馬高雄………どうせ覚える必要もない、二度とお前とは合わないしな」「そのたつき?っていう女の子なんて知らねえな、他のいい女とは再会の約束をして別れたばかりだ、てひどく振られてな。そして帰り道によくわからんガキに俺はぶん殴られて、警察に捕まんのか…………最悪の一日だ」「嘘は十分だ、先ほどまで一緒に居たんだろう、どこへやった?」「はぁだから「何処だ」知らねえって言ってるだろう!女にしかあってねえぞ、クソガキがぁ!」才覚が優男に殴りかかろうとすると、いともかんたんに放り投げられた。勝てるわけがない、こいつは――化物だ。素手で、大型のボックスカーの前に飛び出して粉砕しやがった。じゃり、と才覚の目の前に男の靴元が見える。「その女は」「リュウヒメって名前の女だ、全然ベストじゃねぇぞこれは………」くそ、馬鹿か俺は、素直にあの小娘を強引にでもひっぱって俺の宝物にしてしまえば良かった。この世界で最も誇り高き龍のお姫様なんだ、あの子は。なんだあの将来の夢―――取り敢えず、世のため人のために生きてみます、ってなんだんだ。うまく逃げ出せたらイラクとかいってみます、とかなんだ。紛争でも終わらせるつもりか?「ああ、勿体無いことしたもう少し味わっておけばよかった」「リュウヒメ?」続く。完全オリジナルじゃないですかやだー。お遊びです。3話完結予定龍姫TS版達馬の究極形体。達馬STS 一番の不幸を見てきた場合の達馬。最初から主人公として覚醒している。己が傷つくことよりも他者が傷つくことを何よりも恐れる聖女。男性の欲望さえも時にはその人の為になるのならば受け入れる。少し先の未来誰かに私の家にはキモデブピザニートが居て困っていると聞けば彼女はそんな悩み言われても……と思いながらなんとかする。「あなたがそうですね、真面目に働いてニート脱却して親を安心させる立派な男の人になったのならえっちなことさせてあげますよ?」「まじ?」「私は嘘はつきません、12歳の少女のカラダが欲しければ頑張りなさい―――約束のキスです」嘘はいってないようだった目の前の女の子は俺に容易に唇を許す。女の子の唇、初めてだった、醜くぶちゅうとフハフハと鼻を鳴らしながら吸い込もうとする。それさえもゆるゆると少女は微笑んでいる。「初モノ……?」「あ、私処女じゃないですから、ちなみに5歳の時にはもう膜ないです」「中古!?ならすぐやらせろよ!信じられねぇ!」「ああ、まじでクズですねあなた――――ちょっとお説教です」リュウヒメは流石にそういうやつには容赦はしない。「貴方が気軽に吐き出す言葉の痛みの虚しさと同じぐらいの痛みを体で感じさせてあげますよ」仏のような少女であってもブチギレる時はある。自分がそう言われたことに対してではない。そういうことを平気に口ずさむ、この目の前の自分を大切にしない男の性根に腹を立てた、この男はこのままではいけない、変わらないといけない、ああ、お前、そのまま親を泣かせるな、12の少女の元に助けを求めさせるような辱めをお前の親は受けたのだぞ。お前のために。それでも醜い言葉を貴様は吐くというのか。見たら親が泣くぞ?貴方はずうっと泣かせて来た。さらに泣かせるのか?これ以上は許さない。「一回――――ぶっ飛ばしますね、引きずり回して何度も何度も教えてあげますよ、その痛みを苦しみを、さぁ数えなさい。そのような言葉を吐いた回数を、その数だけあなたを私は痛めつけましょう」「ひぃ」「ふふふ素直に努力すれば、本当にやらせてあげたのに」どうせこんなもん軽く耳かきされるようなもんだし、と少女は己の貞操なんて全く気にしない。どうせいくらやっても妊娠もしないし、性病にもならない。人外の免疫力は常に体内の異物を綺麗さっぱり除去する。しかも、己を変革しすぎてもう殆ど苦痛がない人間になってしまった。後戻り出来ない状態だ、幼い時逸り過ぎて変化させすぎた。子を生むことも出来ないようになってしまった。たった一匹の龍にはこの世に番がいなかった。男の部屋に散らばるそういうグッズを眺める。「あ、Fateだ、これインストールさせて」「リュウヒメ、あんた何やってるのよ!?馬鹿なの!?身も知らないあんなだらしない男に―――――!!」「山田さん、なぜそれを」「馬鹿なやつが掲示板にそういうスレッド立てたの見つけたのよ!約束の口づけってなによ、あんな汚い男に、あなた許したの!?」「あ、あの人は………馬鹿すぎる、すぐに通報されて捕まりますね。あそこは他者の不幸を喜び、他者の幸運を妬む人が多いですから。まぁ結構メシウマですね、正直ムカつきましたし、ちなみに私はいつでもご飯が美味いと思える幸運な人間ですけどね。わたしの名前でたらどうしようあーあーあの人の親可哀想、でも刑務所ダイエットができて丁度いいかもしれません、あのままだと肉体労働さえも雇い場所なさそうですし」「唇を許したのね?掲示板では姫様って書かれてたわよ?ていうか「12歳の少女に調教された件」ってなによあのスレッド」「減るもんじゃないですからね、それで彼のやる気が出れば上々でしょう?何か調教しちゃったらしく、目覚めてマゾになりましたね、豚と呼んでくださいとか言われました、あれなら努力も苦ではないでしょう、マゾなのだから。また一つ私はいい事をしたかも知れない―――――姫様とお呼び!」「優しいのもほどほどにして!他人を助けるためにホイホイ自分を捨てないでよぉおお!また貴方のお兄さんまた泣いちゃうわよ、私も泣くわよぉお」「ごめんなさい、私はそういう人間でどうしようもないんです、しかしこれが一番いい手でしたので」「知ってる、リュウヒメはそういうことが簡単に出来る最強の女の子だって」「まぁときたま中古とか言われますけどね」「それ………まぁいいわ、眼をつむりなさい」ちゅっと山田ゆかりは目の前の少女にキスをする。「は?今……」「口直し、よ」「レズではないですよ、私は」「私もよ、でもいいじゃない、これぐらい海外なら問題ないわ私のはじめてぐらいはあげるわ、たまにはいいでしょう?」「私の初めては「やめなさい」「ごめんなさい」「でもリュウヒメは誰よりも綺麗で強くて優しいわ」「そんなたいした人間じゃないですよ、ただそういうのが趣味なだけです」目標は取り敢えず、自らを鍛えて自己満足で誰かの力になってあげたい、と願っている。放っておくと7歳で国際テロリストとして全世界に名を轟かせる。このままだと池○彰のよくわかる国際テロリストとかテレビにでちゃう子。5歳で既に大抵のプレイは経験済み。不感症。末馬高雄 海鳴には住んでいない。一度高町士郎に護衛を頼むくらいは金を持っている。女に生まれなかったので精神的に安定している。故に普通の少し正義感の強い男性として成長。普通に異性愛者だが若干女性恐怖症。やっぱり守銭奴。このスレッドは短編集ですから、いいですよね?次回はマグロ事件完成させたいね。