末馬達馬はしょっぱいリアル系ボスボロットみたいな感じ。高町家にとって末馬妙子と末馬達馬は素晴らしい親子だった。末馬妙子は凡ゆる人間を見てきた士郎でさえ時たまこの人は何処か紛争地帯で活躍するワンマン・アーミーにしてカリスマ指導者のような女性だった。こういう人間が英雄と呼ばれるのだろうな、と思わせる超人性を持ち万能な機械の神様のようだった。鉄人、その名の通り、何度も何度も打たれながら鍛えられあげられた、精神性。本当にこんな普通の街にいるような人間でもない筈なのに、誰にでも好かれていながら、誰よりも孤高だった。まるでありえない平等性と正当性を獲得している。人ではなく王のような存在だった。彼女がもし士郎がいた世界に入れば、比類なき存在になれたのではなかろうか?「確か請負人だったか」達馬が言っていた言葉で「あんた、どこの人類最強の請負人ですか!?」だったか。確かに彼女はそんな感じだ。人間なのか?と思うような女性だった、暖かい人でありながら芯は鋭利だったように感じる。美しい鞘に守られた禍々しい妖刀。ある時彼女が引き取った少年達馬という少年。彼も彼で、人のようで人ではないような気がした、初めて翠屋で見たときは消えてしまいそうな儚い痩せっぽちの少年で誰よりも孤独。しかし、彼は士郎が見てきたどんな人間よりも人間らしい人間。その清浄さは或る意味悟った僧のような少年だった、たかが5年どんな経験を積めばそのように確固たる己を形成出来るのか。彼はきっと人間じゃない人間の末馬妙子の息子になるために生まれてきたような気がする。そして彼も10代に満たずに異能なほどの身体能力を持っていた。そして数年、彼等はどんどんと姿形を変えていく。末馬妙子からは人間味が生まれてきた少しずつ人の余裕さが出てきたのだ。末馬達馬には人間として更なる飛躍、人としての強さが芽生えてきた。血が繋がっていないそうだが、心がしっかりと絆で結ばれていた。「本当に君たちが海鳴に来てくれてよかった」高町士郎の娘は何処か歪さを幼年の頃持っていたかもしれない、と今更ながら思い至った時がある。己が御神として使命の守護する人間を庇って大きな怪我を負って全ての家族全員がバラバラになったような状況に現れた末馬妙子彼女はなのはの孤独を防ぎ、なのはの堅い部分を解してくれたのだ。そして達馬という少年はなのはのまるで兄のように接しなのはに様々な世界を見せ可能性を広げてくれる。高町士郎はこの少年に対し、御神の才能を見出し始めていた。守るというのは人の成長を促す意味もあると気づかされたのだ。おい「なんで、なのはに逆上がり教えて出来るようにさせただけで、俺士郎さんに御神を習わないかって言われるんだ!?」勘違い系にどうあってもならんぞ俺、言動がバカっぽいから無理。俺あの後なのはに放課後逆上がり教えたんだ。厳しくするとアリバにぶっ叩かれた、なにこれ全く俺楽しくない。なのはの練習する鉄棒の横の鉄棒で大車輪やってたら、すずかに鼻で笑われたし。あと高町士郎。そんなに嬉しかったのかバカ親めっ!ハンディカム嬉々として構えていたし。出来るようになった瞬間の喜びっぷり半端なかった。まるで赤ちゃんが大地に立つ、とかそういうレベル、「なのは逆上がりが出来た」とかビデオ30分一本つくりそうな感じ。でもなのはが機械系強いからあいつが自分で編集するのかな?何か笑けてくる、俺横でぐるんぐるん回ってるし、空中で小島よし○の真似したし。やっぱりすずかに「くだらねぇ」って顔されたし。いいよその顔がいいぜ、くだらねぇが俺のエネルギー。俺は妙子さん力作の夕食のビーフシチューを食べながらそんなことを思った。「チェチェチェーンキュー!とかそんな感じのテロップ音入りそうな勢いで作って欲しいな、そしたら爆笑してやる」「あ、ファーストだ、そういえば私ジージェネで0が最高だと思う」「Fでしょ?フィン買いましたよ俺」「ガンダムファイター載ってる機体の武器じゃなくて技にEN消費多めとかやったんだよ?意味わからないでしょ」「まぁ、あなたガンダムファイターぐらい体力ありますからねEN∞ですしね、多分超熱血のまんまずっと戦い続けますね、きっと」俺無駄に戦車とか鍛えまくった記憶あるわ。なんだっけな、Ex-Sガンダム強かったなビーム4回攻撃。あれでコロニー落としよく防いだな。逆上がりも出来ない魔法少女リリカルなのはともし俺の育てた戦車が勝負しておとされたら俺、多分一週間ぐらい泣くわ。それはいい、もういい。なのはのことだ。まぁあいつ俺が自転車の乗り方教えなかったら一生自転車乗れなかったと思うぐらい運動音痴だったしなぁ。ていうかよく将来あれで教導隊に入れたな。なのは5歳幼年期からの19歳の究極完全体までの進化は一体何があったんだよ!?ああ、わかったやっぱり勝率とかだよね、戦いまくって強くなっていったんですね、はいわかります。だってあいつの体の柔軟性のなさ、中年並だし、どういうこと?あずまんがの大阪ばりに体が曲がらない奴なんて初めてみたし。「いいーちにーさんし―――――――――――――――」「ばばばばばばばばたっくんやめてやめてやめて痛い痛い痛いのっ!?早く5!5!」「どんだけ体動かさなかったんだお前、よし今日も泥だらけになってクタクタになるまで引張り回して少し鍛えてやろう」俺がこうやって過去体伸ばしてやらなかったら、こいつ人間尺取虫になったんじゃないか?と思うぐらい硬かった。。結構逃げられたけど、微笑ましいそうで、桃子さんに捕まえて貰ってハイと渡された。チャンバラごっことか握力ないせいか良く手からクッション性の棒がすっぽ抜けたりしていたし。しょうがないから俺は悪党としてしょうもないなのはの殺陣で倒れたりしてた。という遊び友達やってたなぁ多分思春期になったら一生遊ばなくなるタイプの異性の友人だな俺。人はそれをいじめっこという。「へー習い事する年になって来たんだね、私いっぱいサポートするよ」「いや断りましたよ、だってベリィハードですもん日常生活で神速する必要あんのか、和菓子と変な身体能力強化でいいよもう――今日能力レベルアップしたし」なんと身体能力強化の能力ではなく今日俺の和菓子能力がついに成長したのだ。「最早和菓子を手からだす能力じゃなくなった……逆につまらなくなった気がする」洋菓子、翠屋のシュークリームより格段に次元世界が違うスーパーの売れ残りの賞味期限ギリギリで半額以下のような不味いシュークリーム。一回目のおかわりも食い終わったし、箸休めに出してみる。まだ出したことはなかった。なんか出来るという確信があるだけだ。まるで固有結界に剣が登録されたように「トレース・オン」「何それ?シューも出せたの?」俺は手からシュークリームを出して食べる。うん不味い。何かカスタードががっちりして不味い、生地とクリームが揃って喧嘩して別居している。そして全てに置いてしょぼい。26円かな、払うとしたら。甘いのにしょっぱくなってくる。何か俺みたい。「あ、思い出した、これ俺がよくスーパーでアルバイトしてた時、店長からタダで貰っていたヤツだ。そして家に持って帰ってそのまま冷蔵庫で腐らせた―――――あ」思い出した瞬間に腹が痛くなってきた。「え?俺バカじゃない!?マジでバカじゃない!?なにこれ!?本当にひどすぎる!?なんという自爆能力かっ!死ねばいい!!」「え?」「すいません夕食の途中、ちょっとトイレ行ってきます」まだガキだから胃袋よえんだよ、牛乳に負けるから朝飲まないし。本当に泣けてきた、多分俺の能力の源泉は俺の貧相な味覚が起源だったのだ。だって和菓子の味全部仏壇に放置されたような味だし。サザエのおはぎ好きだったからおはぎが一番美味い。俺の体はしょうもない味覚を作り出した飯によって生命維持活動されてきたのだ。実家のかーちゃんの飯まずかったし。給食がお袋の味だったし。そうそれは、まさしく――――この体は無碍な粗食で出来ていた。「とか言いたいよ!もう腹痛!最悪だ!」俺は和菓子能力を封印することになる。体から剣が生えてくるのではなく、腹痛が起きるからだ。ヴォルケンズに襲われて投石がわりにこのシュークリーム投げても逆上させるだけだし。精々嫌な奴に食わせるぐらいか。そうだ、妙子さんに近づく不埒なヤツに食わせればいいんだ!いいよ!使えるよ。でも腹痛い。俺と同じ目に………させてやる!「う」次の日学校休みました。食中毒です。一応皆勤賞目指してたのに。直って学校行ったら色んな人たちに「さぼり?」と聞かれて悲しかった。なんで俺の能力ってこんなにしょっぱいの?普通もっといい奴あるだろ?アクセラレーターとかさ。まぁどうせ馬鹿だから、自分で独りでに首折れ曲がって死にそうだけど。学校1週間休んだ後。「なんか、なのはとアリバがフェレットの話してる。動物オッケーだっけか、翠屋って―――――あ」あ、はじまったのね。あとがき設定末馬達馬 魔力AAレアスキル 身体強化ギア たっくん的に可変ギア付き天然道士魔力で起こせる破壊や防御を肉体能力の強化のみでの結果で起こせる。ビルを粉砕する砲撃がビルを粉砕するパワーになるとかそんな感じムラが多く調子に乗りすぎると自爆する。だから油断して下手に近づいて来た奴をその全開で最大の一撃必殺するタイプ、防犯的な意味で。市民と軍人で市民を舐めきった軍人をいきなり拳銃で撃つとかそういう戦法ゲリラ攻撃、外して軍人の認識を改させると絶対負ける。戦いの経験が0ですから。それに市民ですので美味いタイミングを失敗して負ける。あと人を傷つけるのが嫌という基本的なところが身にしみているので非殺傷設定が戦闘を始めると身につく。あと経験地1でこの技覚えるとかそんな感じ一生掛けて鍛え続ければ物凄いアルティメットなことになるがそもそも一生地獄を見てでも鍛え続ける理由がないので3日坊主になるから結局宝の持ち腐れ、こいつ多分そんなことしてる暇あったら妙子さんの所に甘えに行くし。妙子さんがジェイルスカリエッティに捕われて行方不明になったりとかそういう限りそんなことしない。そもそも妙子さんでなんとかできるから意味なし。カロリーも結構消耗するので食費がかかる。正直本当は少食の燃費が良い末馬ボディじゃないと真価を発揮出来ない。いくらフジリュー版封神演義の黄飛虎もしくは武吉の体に一般市民が入ってるだけだし、最終戦聞仲みたいなおっかない人が来たら逃げるしかない。もし妙子さんとたっくんがシリアスな世界観で生きれないのはそういうこと。ただの武闘物の一貫してシリアス最強系やるし、あと途中でお金たまったらやめて毎日二人で仲良く暮らし始めるし。ハンターハンターの世界とか行ったらこいつら一番安全な場所さがしてそこに住んで毎日イチャイチャしながら日常の問題解決するだけ。多分ゾルディック家がある街とかに住む。IF版がそんな感じの逆にギャグで行った馬鹿。一発一発ハンターハンターのウヴォーギンのビックバンインパクト非殺傷状態。陰獣戦のウヴォーみたいに暴走族に無双してた。実はこの日に魔力の数値が増大した。修行フラグをバキ折ったせいで、不幸な目にあった。そして士郎の過大評価は案外的中しているなのはに色んな子供らしい遊び教えて或る意味兄貴キャラ。結構なのはの体育が苦手なところを克服させている。頑張れば小学生の範囲ないなら大抵出来るよ普通ということを教えたし。フラグは立たない。どっちかというと近所の面白いお兄さん。こいつの隠された第三の能力は基本的に妙子さんが絡まないと一般市民という話。男になるのは好きな女の前だけ。だから妙子さんが居ないところだとホントのバカガキやってる。数年間気持ち悪いと言われ暴力や罵声を受けながら生きていたので自分を過小評価しやすい癖が身についてしまった。毎日ガキの体で「どうなんだよゴラァ」とか言われながら生活してたし「お前なんか生まれてこなかったらよかった」とか言われ続けて5歳までヘロヘロしながら「さっさと捨ててー」と思いながらなぁなぁに生きていた。こいつ精神的に強いとかなんじゃなくて正真正銘馬鹿だから余裕で凹んで回復凹んで回復してただけ、あと自分で勝手に折り合いつけることができるし、まぁ受験勉強に落ちても死ぬまで落ち込まない、落ちて5分くらいしたあとに「あーまた社会のゴミとかかーちゃんに言われるのかー」とかそんな感じ。あでもコイツ生涯末馬妙子の守護者目指してるから修行してる暇あったら妙子さんの傍に1分1秒たりとも離れない方が良いと知っている。脳内メーカーやったら多分妙子90食べ物10ぐらいの割合を弾き出す。和菓子能力を本気で封印した。「もう妙子さんの美味しいご飯あるからいらんこんな馬鹿能力」「大丈夫?正露丸飲む?」多分目の前で飢えて死にそうな人間いないかぎりもう使わない。とかいいながら、また無駄に暇つぶしで使って後悔する。「うわー俺煙草やめれない人みたい」