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No.34512の一覧
[0] 【ネタ・嘘予告】334クラスのアレクサンドロス大王が聖杯戦争に召喚された様です【Fate/Zeroクロス物】[フレア](2012/08/11 11:44)
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[34512] 【ネタ・嘘予告】334クラスのアレクサンドロス大王が聖杯戦争に召喚された様です【Fate/Zeroクロス物】
Name: フレア◆a24dd1dc ID:42a750dc
Date: 2012/08/11 11:44
「────抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ」


 成功だ、若き魔術師、ウェイバー・ベルベットは確信した
 触媒はあの講師が取り寄せたものだ
 間違いなく強力な英雄縁のものに違いない
 そして、風が吹き出し、魔力が収束する
 吹き荒れる魔力風に眼を覆う
 そのせいで見えないが、気配が現れたのを感じる───あれ、これが英霊?気配弱くないか?───そんなことを考えながら


「───とおぅ」


 風が止み、自分に問いかける声が聞こえる
 ゆっくりと眼を開けるとそこには


真名:アレクサンドロス大王
クラス:───


“やった!”


 まだはっきりと姿は見えないが、マスターに与えられる能力が、己のサーヴァントの真名を示す
 その名はかの有名な征服王、あの講師が召喚しようとしたのも頷ける
 ───が


クラス:334


「は?」


 訳の分からないクラス名が示され、

英語:F
英語W:F
現代国語:F
古典:F
日本史:B~C
世界史:B~C
数学:F
物理:F
化学:F
保健体育:D~E

総合科目:E~F



「・・・・・」


 同じく、訳の分からないステータスが表された
 そして完全に風が止み、現れたのは


「ここどこ!?」


 なにやら、バカの気配が滲み出る少年だった



────────────────────────────────────────



「うわああぁぁ!!」


 僕、吉井明久は今、よく分からない空間を通って、いや、落ちていた
 確か、いつもの様に学え・・ババァの実験に付き合わされて、学校に行ってた筈だ
 なんでも、肝試しの時オカルトの比率が上がった結果を見て、限界までオカルトの割合を上げたらどうなるのかを実験すると言っていた
 そして、召喚獣を出すために試獣召喚と唱えて───


「なんでもこうなるのさーーー!!」


 ───で、今に至る
 召喚の光が出たと思ったらすさまじい発光の後、気づいたら落下していた
 まったく、あのクソババァ、一度とっちめて殺らないと
 字が違う? 大丈夫、合ってるよ


「うおっとっとおぅ」


 突然、真下に光が見え、地面が近づいていた
 なんとか両足で着地し、辺りを見回して、ここが教室じゃないこと───そして、級友に似た雰囲気の・・・少年?少女?───に気づき一言


「ここどこ!?」


 そして、戦争は始まる






────講師との開講


「なんだね?ウェイバー君、そのサーヴァントは?
 私の聖遺物を盗んでおきながら、召喚に失敗したと言うことかね?
 人の邪魔をし、粋がり、分不相応な真似を・・・
 まったく、鼠ならば鼠らしくこそこそ隠れて引き込もっておけば良いものを・・・
 つくづく度しがたい男だな、君は」


 何も言い返せず俯いてしまうウェイバーに饒舌に罵倒を続ける講師
 しかし、その声に待ったをかける声があった


「言い過ぎじゃないですか?」

「・・・なんだね、ウェイバー君のサーヴァント
 何処が言い過ぎなモノか
 私は彼に真っ当な評価を下しているに過ぎん」


 この講師の評価は決して間違ってる訳じゃないのかもしれない
 だけど、彼が知ってる教師は、暑苦しくて、鬼のようで、直ぐに補習なんてモノをしようとするヤツだったが、でも、生徒とはいつも正面からぶつかって、生徒の良いところはちゃんと評価する人だった


「確かに、あなたの物を盗んだのは間違ったことだったのかも知れません
 でも、ウェイバーは自分に足りない物が合っても、めげずに必死にやってるじゃないですか
 良く知らないけど、時計塔っていうなんだか偉い人?がいっぱいいる所でそれでも諦めずに頑張ってる努力家なところをなんで見てあげないんで・・・」

「わあぁぁ!!
 明久!分かった、分かったから、恥ずかしいからもう止めてくれ!」


 顔を真っ赤にしたウェイバーが明久の口をふさぐ為に飛び掛かる姿が見られた






────嫉妬爆発
「誰?あのイケメン」

「使い魔からの情報だと、アイツはディルムッドだな」

「ディルムッド・・・って?」

「お前な、いいか・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「分かったか・・・、ってなんでそんな殺気立ってんだよ」

「つまり、アイツは生まれつきモテることが約束されていると」

「身も蓋もない言い方するな!」


 だが、もはや明久の耳には入らない


“異端者には?”

「死の鉄槌を!」

“男とは?”

「愛を捨て、哀に生きるもの!」

「おい、待て、何言ってるんだ?
 待て待て待て、何で突撃態勢?」

「キシャーーー!!!」

「む、何だ!?貴様ッ、ってうおっ」

「黒子のお陰でモテモテ?
 許してたまるかそんな異端者!!」

「なっ、こんなモノ、そんな羨むモノではない!!“第一リミッター解除”ってこの俺が眼に追えん?!」

「それに、この黒子のせいで好きでもない女性にまで言い寄られ“第二リミッター解除”ッ、ぐおぉ!?なんと重い一撃!」

「お陰で主の婚約者まで“最終リミッター解除”なっ、分身!?」

「『殺したいほど羨ましい』という怒りと嫉妬が可能にした殺戮行為の極致を思い知れ・・・・・・っ!」







────開花し始める才能


「何だ?この点数
 なんでこんな低いんだよ」


 己のサーヴァントの点数の低さに辟易するウェイバー


「ええい、僕が教えてやる
 貸してみろ!此処はこうして・・・」

「ふむふむ、成る程・・・」


 そして、再度テストをしてみると・・・


「何、この点数!?」

「教えた甲斐があって良かったよ」


 信じられない様な点数が表示されていた


「ウェイバーは絶対先生に向いてるよ!」






────暗殺


“───殺気!”


「避けて!!」

「わっ!」


 慌てて屈んだウェイバーの真上を通りすぎる短剣


「あれは、アサシン?!」

「・・・よく気付いたな」

「ふっ、何度も暗殺の危険に晒されてれば、これくらい!」


 カッター、シャーペン、ボールペン、時にはスタンガンも躱し続けた彼にこの程度の気配遮断は意味がない
 その暗殺を仕掛けてくるのがほぼ全て同級生と言うのは秘密だ






────少年達の作戦会議


「でも、先生なら鉄壁の工房を作ってる筈だ
 そこを突破するなんて・・・」

「なんだか、雄二が聞いたらますます燃えそうな状況だね」

「雄二って、確かお前らの参謀だったか?
 なら、そいつならどう攻めるかとか思い付かないか?」

「そうだね、あいつだったら・・・」


 悪友が提案しそうな策を思い浮かべる


「その工房から出てこないなら、その範囲外の、例えば真下の教室・・・はないから、地下とか、下の階を吹き飛ばして工房ごと潰したり・・・」


────────────────────────────────────────


「──クション」

「切嗣、風邪ですか?」

「いや、問題ない」


────────────────────────────────────────


「自分のテリトリーに誘い込んで、罠仕掛けまくったり」


────────────────────────────────────────


「ハックション」

「・・・本当に大丈夫ですか?」

「いや、大丈夫だろう」


────────────────────────────────────────


「敢えて手札を見せて、対策をとったところに更に罠を仕掛けておいたり」


────────────────────────────────────────


「ハーックション!」

「切嗣、薬でも飲んでください」

「いや、体調に不具合はないんだが」


────────────────────────────────────────


「追い詰めたところで休戦の約束をして、その上でその約束の穴を突いてとどめを刺したり」


────────────────────────────────────────


「ハックショーン!!!」

「切嗣・・・」

「・・・なんだか、別の意味で寒気がしてきたな」


────────────────────────────────────────


「───とまあ、こんなところかな」

「・・・そいつ、外道って呼ばれてなかったか?」

「はは、何を言ってるのさ」

「?」

「いい、ウェイバー?」

「あ、ああ」

「卑怯汚いは敗者の戯言だよ」

「お前ら最低だな!?」






────少女を助けるため、少年達は戦う


「ウェイバー!! ウグッ!!」

「明久!!」

「大丈夫か!?」

 
 蟲がウェイバーを狙い、それを庇った明久に毒針を突き立てる


「カカカッ、其奴の毒にかかれば間違いなくあの世逝きじゃ」


 この蟲爺は明久がただの人間であることや召喚獣について町に放った蟲により知っていた
 故に使われたのは毒
 全身に痛みが走る、網膜に火花が散る、刺されたところが燃える様に熱い、今にも意識が飛びそうだ
 偶々召喚されただけの一般人がこの爺の凶悪な毒に耐える術など───


「───この、程、度、で、死んで───、たまるか―――!!!」


───結構あった


「何ッ!?」

「こんな毒、姫路さんや姉さんの必殺料理に比べたら屁みたいなもんだよ!!
 行け!僕の召喚獣!!」

「バーサーカーも行け!!」


 そして、再度召喚獣で天井に攻撃を仕掛ける


「ちぃ、ならば行け、翅刃虫!!」

「させるか!二重召喚!!」


 召喚されたもう一体の召喚獣に 虫の牙が食い込み、その痛みが明久にフィードバックする 
 だが、この程度、全身を刃物で貫かれ、鈍器で潰され、その上で切り刻まれる痛みに比べれば


「どうってことない!!」

「貴様、本当にただの人間か!?」


 そして、天井が音を立て始める
 ひびが無数に入り、破片が降ってくる


「「行けええぇぇぇ!!!」」


 天井が音を立てて粉砕し、太陽の光が蟲倉を満たした





────性別:■■


「───ところで、なんでいつも微妙に距離をとるんだ?」

「え、いや緊張すると言うか」

「何を言ってんだ?」

「いや、異性と二人っきりって言うのはやっぱり・・・」

「おい、ちょっと待て、何を言ってる」

「だから異性と二人っきりは緊張するって」

「僕は女じゃない!!」

「やだなあ、分かってるよ
 ウェイバーが女じゃないことくらい」

「じゃあ、それこそ何を言ってるんだ!?」

「ウェイバーの性別は秀吉でしょ?」

「そんな性別があるかーーー!!!」


 真ヒロイン涙眼



 


ステータス

クラス:334/F
真名:アレクサンドロス大王/吉井 明久

英語:F
英語W:F
現代国語:F
古典:F
日本史:B~C
世界史:B~C
数学:F
物理:F
化学:F
保健体育:D~E

総合科目:E~F
操作技能:A


免疫:A++

毒物に対する免疫
幾度となく必殺料理を食し続けた結果、身についた耐性
特に経口摂取ならば、毒で死ぬことはない


回避:A

暗殺されかけ続けて得た回避能力
少しでも殺気を漏らせば確実に察知する


嫉妬:A+++

『殺したいほど羨ましい』という嫉妬心は不可能を可能にする
所謂リア充に対する嫉妬の強さを示す
嫉妬発動時は擬似的な狂化状態となり全パラメータが1~3ランク上昇する

観察処分者:C

ちょっとお茶目な十六歳につけられる愛称・・・ではなく学生生活を送る上で問題のある生徒に課せられる処分で文月学園におけるバカの代名詞
物に触れられる召喚獣を召喚可能になり、教師の雑用を手伝わされる
ちなみに彼は初の観察処分者


バカ:EX

稀代のバカ
バカから自らの名を変換できるほどのバカ
バカであるが故に同ランク以下の思考系スキル保持者相手に行動を読まれにくくする
また、成すべき事と決めた行動に際しては全パラメータが1ランク上昇する


宝具

召喚獣:F~A

テストの点数に応じた能力の召喚獣を呼び出す
その筋力は一桁の点数でもサーヴァントのCランクに相当する
何故か召喚できる
また、その基盤にオカルトが混じってるためサーヴァントや魔術に干渉可能

白銀の腕輪:D

もう一体召喚獣を召喚可能
二体の召喚獣はリンクしている為、片方のダメージがもう片方にも伝わる


解説

言わずと知れたバカ代表
スマホで“ばか”と打てば、外部変換機能が付いてればマジで変換可能な程のバカ
学園長の実験に巻き込まれ、なんか聖杯と繋がっちゃいました
ちびアサシンとか桜とかに好かれそう
科目と召喚獣のステータスは私が判断した明久の点数の相当クラス


後書き

 台詞、というかキャラに合う単語の練習がてら書いてみた
 そのせいか台詞多めになってしまいました
 両作品を知ってるなら、思い付いたことがあると思われるネタです
 pixivにも上げてます
 眼鏡の英雄の方は・・・もうちょい待って下さい
 上に練習と書いた様に台詞がどうもしっくりこない
 あと、少しグダグダ感が
 プロットではもっと纏まってたのに・・・
 台詞に出してみるとなかなか上手くいかない
 まあ、ようは私の文章力不足です
 ちなみにこれの本編書こうと思うと此処では上げれないと思います
 多分・・・、びぃえる、じぃえる時空が発生しますから、バカテスが混じると
 私も苦手ですし
 よければ、辛口批評お願いします



以下おまけ、間桐邸の闘いver.B





────少年達は少女の為に戦う


「こ、の、程度、で、死ん、で────たまるかーーー!!!」

「何ッ?!」


 蟲の毒に耐えきり、明久は腰に手を伸ばす
 そこにあるのは、大きな水筒
 それを狂戦士へと投げ渡す


「バーサーカー!!」

「■■■!」


 バーサーカーが手に取った途端、水筒は黒い魔力で覆われ、宝具と化す
 バーサーカーが宝具化出来るのは武器のみ
 ならば、この水筒───あるいはその中身───もまた武器となり得ると言うことで


「全部ぶちまけて!!!」

「■■■■■ーー!!」


 水筒から放たれる、黒すら浸食せんとする混沌の液体
 かけられた蟲達はひとたまりもなく息絶える
 中に入っていたそれは────


「どうだ、姫路さんの特製スープの味は!」


────宝具と化した必殺料理、間桐の蟲を殲滅する


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