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No.33345の一覧
[0] 【ネタ】マカロニ星蓮荘【ネタ】[yasu](2012/06/04 02:09)
[1] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:燃えよ美鈴【ネタ】[yasu](2012/06/06 15:11)
[2] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:要塞教室【ネタ】[yasu](2012/06/10 21:47)
[3] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:涅槃姫雛【ネタ】[yasu](2012/06/17 20:30)
[4] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:華の幽香【ネタ】[yasu](2012/06/27 21:29)
[5] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:昭和29年のアーカンソー・ステーキハウス【ネタ】[yasu](2012/07/05 15:55)
[6] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:ちょー人のリング【ネタ】[yasu](2012/07/08 18:58)
[7] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:悪魔はふたたび【ネタ】[yasu](2012/07/14 21:34)
[8] 【ネタ】マカロニ星蓮荘:そうじととら【ネタ】[yasu](2015/05/11 20:18)
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[33345] 【ネタ】マカロニ星蓮荘【ネタ】
Name: yasu◆2f76073d ID:3bb6a9fb 次を表示する
Date: 2012/06/04 02:09
春、それは出会いの季節…。
うららかな四月の陽射しを浴びて、一人の少年が学び舎へと続く道を歩いている。
沖田そうじ15歳。
発育途上のしなやかな体つきと優しげな面立ちが目を引く文句なしの美少年である。
ちょっとワイシャツのボタンを外して華奢な鎖骨のラインを覗かせてやれば、そのスジのお姉様がたがヨダレを垂らしながら寄ってくるだろう。
もっとも本人にはそんな意識は毛頭ないが。
「今日からボクも高校生か…一歩大人に近づいたつもりで学生生活を有意義に過ごさなくっちゃ」
校門を通り抜け、校内の様子や教室へと急ぐ生徒たちに希望に満ちた視線を注ぐそうじ。
そのとき、そうじの視界に奇妙な二人組みが入り込んできた。
一人は20代前半と思われる紅い髪の美女。
女性にしてはずば抜けた長身で、モデルのようにメリハリの効いた体形が服を着ていてもはっきりとわかる。
その服というのがまた文化大革命時の紅衛兵の制服を連想させる独特なもので、スカートにはご丁寧にもド派手な龍の刺繍入り。
帽子に頂く星型の記章には「龍」の一文字が彫られている。
あえてその女性を一言で言い表すなら-
凄く…中国です……。
もう一人は柔らかなウエーブを描くブロンドの髪を持つ女性。
紫を基調としたフリルたっぷりのドレスを着てナイトキャップのような帽子を被り、右手に日傘をさしている。
こちらも10人に聞けば10人とも美人と答えるであろう整った顔の持ち主なのだが、それよりもなによりも10代後半から30代前半なら何歳でも通用しそうな得体の知れなさが先に立ち、はっきり言って胡散臭い。
「なんだろあの人たち、OGかな?」
あまりにも周囲から浮いた二人組の姿に思わず思わず歩みを止め、まじまじと見入ってしまうそうじ。
二人は周囲から注がれる好奇の視線をものともせず、勝手知ったるお山の神社といった風情で堂々と校庭を横切り校舎の中に姿を消した。
怪しすぎる二人を見送ったそうじは予鈴の音で我に帰り、急いで教室に向かうのだった。

「あ~私語は止めるように。私が今日から君たちの担任となる上白沢慧音だ、よろしく」
前かがみになって教壇に両手をついた拍子に、清潔な白のブラウスを押し上げる双丘がたゆんと揺れる。
タイトな黒のスカートに包まれた臀部もむっちりと豊かで、絞り込まれたウエストの細さを際立たせている。
宝具級にエロいボディを保有しながら、淫猥さを微塵も感じさせない凛とした佇まいを見せる美貌の女教師。
その姿に教室内の生徒は男女を問わず魅了された。
約二名を除いて。
「駄目ですよ慧音さん。今どきの若者にはもっとフレンドリーに接しないと」
「硬い挨拶はいーから、ちょっとボタン外して谷間でもチラ見させてあげなさいよけーねちゃ~ん♪」
紅衛兵と年齢不詳だった。
「あれ、あの二人…まさか同じクラス?」
どう見ても学生とは思えない二人が詰襟とセーラー服に混じって着席している光景に、並んでポーズをとるウルトラ兄弟の真ん中にハヌマーンがいるようなミスマッチ感を感じるそうじ。
「え~、それでは自己紹介を…」
怪しさ大爆発な二人をざっくり無視してホームルームを続けようとする慧音。
だが次の瞬間、二人は「時を止める程度の能力」でも使ったかのように教壇前にワープし、慧音が口を挟む間もなく自己紹介を始めていた。
「ハイ注目!私の名前は紅美鈴(ホン・メイリン)、中国でも本味醂でもありません、紅美鈴です!大事なことなので二回言いました。あと落第10回生、25歳です。よろしく!」
「はぁーいみなさぁ~ん(はあと)、私は八雲紫。落第24回生、40歳よぉー♪」
「スゴ、10回に24回…」
呆れるべきか感心すべきか、真剣に悩むそうじ。
だがそれで終わりではなかった。
「それではお近づきのしるしに私たちの隠し芸をお見せするわねぇ~」
「拙い芸ではありますが全力全壊でやらせていただきます!」
言うが早いかどこのデビルリバースですか言いたくなるような構えをとる美鈴と、正眼に構えた日傘をゆっくりと上段に振りかぶる紫。
「ちょ、ちょっと待てお前ら…」
慌てて制止しようとする慧音。
だがちょっとだけ遅かった。
「虹色剛掌波っ!」
前方に向けて勢いよく突き出された両の掌から七色の光線が迸った。
教室を縦断して壁に着弾したビームがド派手な爆発を起こして生徒たちを吹き飛ばす。
「続いて虹色気円斬っ!」
やはり掌から放たれた七色に輝く回転ノコギリ状の弾幕が逃げ惑う生徒たちの間を飛び交い、ズバズバと切り裂いていく。
主に女生徒の制服を。
「はーいご開帳~♪」
紫の開いたスキマからはマーティアルのエルビスドーネと黒い稲妻旅団のバーグラリードッグが飛び出し、ローラーダッシュで疾走しながら銃撃戦を繰り広げる。
「おかーさーんっ!」
「た、助けてくれーっ!」
「逃げれば狙われる、突破するんだ」
「オメガ11イジェークトッ!」
魔女の大釜と化す教室内。
「いいかげんにせんかぁー!」
逆上パワーでワーハクタク化した慧音のロケット頭突きが炸裂した。
天井をヒト型にぶち抜き、青い空に真っ白な飛行機雲をひいてどこまでも上昇していく紫と美鈴。
BGMは「竹取飛翔」だった。
その一部始終を目撃したそうじは虚ろな声で呟くのだった。
「あ、悪夢だ…」

「はあ…あんな人たちがクラスメイトだなんて先が思いやられるよ」
高校生活初日を終え、下宿へと向かうそうじは疲れきっていた。
具体的にいうと、シュヴァインフルト爆撃から帰還したB-17の搭乗員のように。
「それはそうと確かこの辺だよな下宿先…」
手にした案内図と周囲の建物を見比べて自身の現在位置を把握したそうじが視線を前方にもどすと、そこには時の流れが昭和40年代でせき止められたかのような木造二階建てのアパートがあった。
「うわぁ、コレはなんとも…」
「ボロいアパートでしょう?」
「ええ本当に…ってうわあっ!?」
あまりに絶妙な間で問いかけられたためについ相槌をうってしまったそうじがリアクションを返したのは、正確に三秒が経過してからだった。
いつの間にかそうじの背後に一人の女性が立っていた。
年齢は20代後半といったところだろうか。
白黒二色の法衣とゴスロリドレスがフュージョンしたような衣装を着た、とんでもない美人である。
もちろんナイスバディであることは言及するまでもなく確定的に明らか(断定形)。
「貴方が沖田そうじくん?」
「はい、そうですけど貴女は…」
「私は聖白蓮、この星蓮荘の家主ですよ」
「あ、ど…どうも!お世話になります!」
あわててかしこまるそうじの様子がツボにはまったのか、コロコロと鈴を転がすような声で笑う白蓮。
見た目よりも随分と老成した雰囲気と同時に童女のようなあどけなさも感じさせる、なんとも摩訶不思議な女性だった。
「さあ、いつまでもそんなところに立ってないでこちらにどうぞ」
女性はそうじを先導するかっこうでアパートへと歩いていく。
墨痕逞しく「星蓮荘」という文字が書かれた木札が掲げられた木戸を潜ると、一人の女性が白蓮とそうじを出迎えた。
「やあ聖、ちょうど水周りの補修が終わったところだよ」
「あら、もう済んだの?」
「ああ、なんだかんだ言いながらにとりが半日でやってくれたよ。持つべきものは大工仕事の得意な下宿人だね」
「ふふ、じゃあにとりさんにはお夕飯のオカズを一品サービスしなきゃいけませんね」
そう言ってアパートに隣接したお寺の方に歩いていく白蓮。
いや、正確には寺の敷地にアパートが建っているというべきだろう。
女性はそうじに向き直った。
「キミが新しい下宿人だね?ボクは聖からこのアパートの管理を任されているマードゥリー・B・ナズーリンというものだ、ナズと呼んでくれたまえ」
どこかネズミっぽい感じ-といってもドブ鼠に代表される不潔感ではなくハムスター的な癒し系だが-の小柄な女性はそう自己紹介すると、そうじを伴ってアパートに入っていった。
「ごらんの通り年代物だが、建物の保守点検には手を抜いていないつもりだ。住人は…クセの強いのが揃ってるが慣れれば気のいい連中だよ、というかそう願いたい」
そういいながらナズはそうじを二階の一室へと案内する。
「ここがキミの部屋だよ」
ドアが開けられた。
室内には予定調和のごとく美鈴と紫。
美鈴は木人(@:少林寺木人拳)と組み手を行い、紫は固焼き煎餅をかじりながらイスカンダル×ウエイバー本を読みふけっている。
(ゲェ~ッ!あの二人はぁ~っ!)
見えない100トンハンマーで頭を強打されるそうじ。
「どこから入ったんだいキミ達はっ!?!」
小柄な体躯からはちょっと想像できないボリュームで怒声をあげるナズ。
「ああナズーリンさん、もう夕食の時間ですか?」
「わたしスペアリブが食べたいわ、マーマレードで煮込んだやつ」
「いいから出ていきたまえっ!」
有無をいわせず招かれざる二人を部屋から押し出すナズ。
小さな身体なのに大したパワーである。
そしてそうじは-
「あ、悪夢だ…」
衝撃から立ち直るにはもうしばらくかかりそうだった。

「はあ…今日は疲れたなあ、色々と」
隣の寺-白蓮が住職を務める寺で「命連寺」という名前だった-で夕食をご馳走になり、荷物の整理を終えたそうじはそろそろ寝ようと畳の上に布団を敷いていた。
そこにコンコンとノックの音。
「どなた?」
白蓮かナズだろうと思いドアを開けるそうじ。
だが現実は少年に冷たかった。
「こんばんわ」
全人類から抽出した胡散臭さを凝縮して人型に固めたような存在がそこにいた。
「お邪魔していいかしら?」
にっこりと微笑む紫。
「…どうぞ」
ドアを開けてしまった手前、問答無用で閉め出しをくわせるなんてことが出来ない程度にはそうじはお人よしだった。
「それでどんなご用件で…ってなにやってるんですか?!」
溜息をついたそうじが顔をあげると、紫はそうじの布団に潜り込んですやすやと寝息を立てている。
「ちょっと紫さん、起きてください!」
呼べど叫べどノーリアクション。
「お邪魔しまーす」
床下から上に乗ったそうじごと畳を持ち上げるというスタイリッシュな方法で、美鈴まで入ってきた。
「あ~あ、やっぱりこうなっちゃいましたか」
そうじの布団に包まった怪し過ぎる眠り姫を見て苦笑した美鈴は、ひっくり返ったままのそうじに手を差し伸べた。
「すいませんねえ、紫さん気に入った人の布団を奪って寝るのが趣味なんですよ」
「どんな趣味ですか…」
そうじはもう怒る気力もない。
「お詫びといってはなんですが-」
姿勢を正した美鈴はそうじの目の前で正座すると、揃えた両膝を指さして言った。
「今夜は私の膝枕で寝てください」
「えぇえええええええええ!?!」
その日最大の衝撃がそうじを襲う。
「で、でも美鈴さんが…」
「大丈夫です、私はその気になれば立ったままでもぐっすりですから」
「なんですかソレは?」
「紅美鈴、二千の技の17番目。『どんな姿勢でも熟睡できる』です!」
迷いの無い笑顔でサムズアップを決める。
「さあ…」
なおも逡巡するそうじにじわじわとプレッシャーをかけていく美鈴。
「さあっ!」

その夜、張りがあるのに柔らかい美鈴のフトモモの感触とほのかに香る甘い体臭のせいで、そうじは一睡もできませんでしたとさ。


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