アンドロイドは一繋ぎの財宝の夢をみるか?
作者:ゴロイジョン
二話 バラティエの蕎麦
「いやはや、原作知識さまさまってやつだな。こんな美味いレストランを覚えていたとは。」
そう一人ごちるは、完全変身形態で傍目には只の人間と見分けが付かないコナユキである。
前世ではそう熱心なファンというわけでもなかったので、生まれ直して25年も経った現在ではその物語もうろ覚えだった。
要所要所の重要なキーワードはギリギリ覚えている事もある。その程度である。
だがイーストブルーにバカンスに来るに当たって、とりあえず名物レストランの名を覚えていた事は大きい。
おかげでコナユキはここ数週間で4回以上食べに来る常連と化していた。
シーフードピッツァを頬張りながら、少々度の高いワインを口に含む。
「美味い!」
シーフードの芳醇な香りと旨み。それにトマトの仄かな酸味にとろけるようなチーズの甘みが絶妙にマッチしていた。
最後に鼻腔を駆け抜ける生のバジルとオリーブオイルの香りが爽やかな後味を演出する。
それに加えて食事中に飲むには少々度の高いワインも、新物特有の鮮烈な甘みと酸味がとても清清しい。
流石はストーリーにも出てきたことだけはある、とコナユキは一人食事を満喫していた。
しかし───。
次の瞬間。ドン、と轟音と共に船を大きく揺さぶる衝撃が走った。
「な、なんだ!?」
船であるがゆえにレストラン内部は多少揺れるようになっているが、バラティエは良く考えられた構造で本当に波を感じない程のものだ。
だがそれ故にバラティエでは揺れに考慮した縁付きのテーブルや、窪みの深い食器類を採用していない。
テーブルの足も通常の船のようにボルトで固定してはいなかった。
しかしそれだけにとっさに船の床からテーブルそのものを水平に持ち上げて揺れを殺す、という荒業で対処したコナユキはともかく、
今の衝撃による揺れで船内のあちこちの客席から料理が皿ごと零れ落ちてしまっていた。
「うわっ!熱い!?」
「キャー!?何、何なの?」
ザワザワと色めき立つ客をゴツイ船員達が宥める。
「なんだ?ぶつけられでもしたか?」
それを傍目に見つつ揺れが収まった頃に僅かに浮かせたテーブルを降ろすと、再びコナユキは割れ関せずとばかり食事を再開した。
しばらく様子を見てもまた大きく揺れるような様子は無いし、あまり血の匂いもしない。
「なんだあの海賊船!?ぶつかってきやがった!?」
「おい、手前ら!ドンパチの用意しとけ!!」
流石はバラティエ名物、闘うコックさん。このような事は日常茶飯事なのだろう。強盗の類にも一歩も引かない荒くれの集まりは伊達では無かった。
店内に少々物騒な空気が漂う。
だが、多分止まりきれずに衝突しただけのアフォだとコナユキは判断した。
ゴツゴツと続けて衝突音が響かなかった事から察するに、オールか何かで衝突後必死にバックしたのだろう。
おそらく事故の様なものだと結論付けたコナユキはそ知らぬ顔で次の料理をオーダーする。
すると、目ざとくこちらに反応した金髪の男が寄ってきた。
「すいませーん。この黒ロブスターの香草焼きってのを一つ。それと大王イカのイカ墨パスタっていうのも。」
「はいはいっ!ただいまっ!こんな時でもクールなコナユキちゃんも素敵だなぁ~っ!」
「はいはい。」
(顔と名前、覚えられた。うぜえ・・・・。)
くるりと巻いた奇妙な眉を持ち、コックの癖にたまにタバコを吸う変な男。
名を、ヨンジだかサンジだか言ったか。初入店の頃から目を付けられて正直辟易している。
こういうのは悪魔の実を食べる前から苦手な手合いだ。・・・・今はもっと苦手だが。
しかしこんな所でまさかあのゼフがレストランを開いているとは思わなかったが、それを除けば数段ランクは落ちるが店のNO.2の腕利きだろう。
正直、グランドラインにでても既にそこそこ闘えるレベルだ。
しかしこういう手合いもゴロゴロしている点では、意外とイーストブルーの質も悪くないのでは?とコナユキは思う。
事実、グランドラインでもイーストブルー出身の実力者も数多い。ふと、確かこんなキャラがワンピースに出てなかったかと頭を捻るが、
25年も昔に読んだ漫画の詳しい内容など覚えているわけも無かった。
それよりは、かつての日本人らしく海産物を用いた料理に心躍らせる事のほうが重要なコナユキである。
「可愛いコナユキちゃんのためならどんな料理だって作っちゃうよ~。なんでも言ってね!」
しかし『なんでも』、と言う言葉に敏感に反応するコナユキ。
「えっ。・・・じゃあお蕎麦食べたい。」
「───え゛っ。」
サンジは硬直した。
コナユキとしては今唐突に食べたくなった物を言っただけなのだが、キラキラした目が心に痛い。
勿論、純洋風レストランのバラティエにそんなものは無い。いやそもそもメニューに書いているもの以外の注文が想定の外である。
焼き加減や具のリクエスト、もしくはメニューの応用で何とかなる程度のリクエストなら柔軟に対応するが、無いものは不可能だった。
今回は言い出しのサンジの側が一方的に悪いのだが、コナユキも大概何処か間が抜けていた。
「えっと、ウチではその、済まないんだけどソバ・ヌードルは置いてなくて・・・・。」
しどろもどろになるサンジ。それはそうだろう、誰がこんな純洋風の店で蕎麦を頼むなどと予想しようか。
料理した事はあるし、食材さえあれば誰よりも上手に作ってのける自信がある。
だが店に乾燥ソバも手打ち用のソバ粉も無いのに作れるわけが無い。
「えー、なんでもって言ったじゃんお前。」
「うぐっ。い、いや、ほら。店にあるものでならどんな料理でも作れるけど、それはちょっと、無理かな・・・・・。」
一方、肩透かしを食らったコナユキの方は不満顔である。落胆もあらわにサンジを見る。
一度食べたい!と思うと中々その食べ物が頭を離れないコナユキである。皆もそんな経験があるだろうと思う。
ましてや此処最近、5年も味覚を喪失していた反動か食通と化しているコナユキだ。
仕方が無いのは判ったが、なんだかもやもやしたものが心に残り多少イラついてしまうのはむべなるかな。
なんとなく、楽しみにしていたロブスターもパスタも味気なく感じてしまう。
レストランなどでの食事と言うのは、気分と言うのが非常に大切である。
ただ好みの物を食べるのでは、自分で好きなものを作って適当に食べるのと大差ない。
それがわかっているからこそサンジも常ににこやかに(女性客限定ではあるが)様々なサービスを行うのだが、
今回それが裏目にでた形と言える。
バラティエで初めて表に立って働き出した時代以来の失態である。
「むぅ・・・嘘つきだな、お前。」
「御免!お詫びに今日の会計タダにしとくからさ!」
拗ねた顔で嘘つき、等と言われて内心グッときているサンジではあるがそこはそれ。
自分の失態は自分でなんとかするのが海の男と言うものである。自腹ではあるが痛くは無い。
フェミニストというのも大変だ。
「え?・・・い、いや。いいよ、そこまでは別に。」
一方、金に不自由しているわけではない・・・・と言うか此処最近まで冒険家業より、
憂さ晴らしの海賊狩りのほうに精を出していたおかげで、賞金が貯まりに貯まっているコナユキは別に多少の金の云々はどうでもいい方だ。
そもそも別にサンジを許すとかそういう問題ではなく、
単にこのどうももやもやする感じにイラついているだけなので怒っているわけでもないのだ。
いきなりそんな事を言われても面食らう。
「えっと、じゃあ今日のデザートに取っておきの新作をご馳走するからさ、それで機嫌直してくれない?ホント御免。」
「・・・んー、じゃあそれで。期待してるぜ。」
「よっしゃ!ありがとうコナユキちゃん!」
しかしそれではサンジの方が収まりがつかないのが解ったのだろう。
相手の顔を立てるというわけでもないが、とりあえず適当な条件で手を打った。
ただ、悲しい事にコナユキの心の中は既に蕎麦に満たされており、この辺りの島で美味い蕎麦屋は無かったかと記憶を探っている所だった。
しかしそっけない返事ではあったが、期待していると言う言葉にサンジは顔を綻ばせると、手を振りつつ走り出す。
「全身全霊で腕を振るうから、楽しみにしててね~!」
そう言い残してコナユキの方を振り返りながら、業務のほうへ戻って行った。
店内でも見苦しくないように、筋の通った走り方だ。行儀は悪いがこれならばだれも文句は言うまい。
女性客の受けは悪くないのだろう、幾つかの客は彼に熱い視線を寄せている。
「さて、ざる蕎麦か汁蕎麦か・・・・。どっか美味いところ無かったっけ。」
───だが手を振り返しながらも、コナユキは聞いちゃいなかった。
*
それからしばらくの事である。
とりあえず喰い損ねた蕎麦の事で頭がいっぱいになってしまっていたコナユキはある一人の男の接近に気付かなかった。
引退したとは言え、その男が極めて腕利きだったと言う事もある。
目の前にゴトリと置かれる、茶に燻し銀の入った年季の入ったドンブリ。
ほかほかと湯気を立ち上らせる、具は少なめ、スープは薄めの通好みの汁蕎麦であった。
「ほらよ、ご所望の蕎麦だ。」
「うぇ?・・・・爺ちゃん?何で?」
「そりゃお前、一流のコックが何でも食わせてやるって言って、はい無理でしたなんて締まらねぇ話があるか。
少なくとも俺のレストランじゃ認めてねぇぜ。・・・あと俺はまだまだ爺ちゃんなんて年じゃねぇ、ゼフって呼びな。」
爺ちゃんと呼ばれたのはバラティエのオーナー・ゼフである。
あれから話を聞いたゼフがサンジを一発ド突いた後に、自分用に買っておいた乾燥蕎麦で急いで一杯作って持ってきたのだった。
かなり大げさな対応ではあるが事は彼のコックとしてのプライドに関わる問題でもあったし、
自分から言い出しておいてコレでは己のレストランの信条に反すると言う事でもあった。
サンジの事を実の息子の如く思っているからこそ、息子の功績は己の誇りに、失態はそのまま己の恥となるのであった。
義足の男は腕を組んで仁王立ちしている。
「えっと、いいのか?」
「当たり前だ。伸びないうちに喰ってくれ。俺の一番好きな蕎麦だ。」
「・・・んじゃ、遠慮なく。ありがと、爺ちゃん!」
ヒマワリのような笑みを返してありがたく頂くコナユキ。
とりあえず、折角の気遣いなので変に遠慮する方が無礼になるし、正直な話目の前に鎮座する一杯の蕎麦に目は釘付けだった。
恐らくゼフの私物であろう漆塗りの箸を手に持つと、アツアツのままずるっと一気にいく。
瞬間、口の中に広がる香ばしい醤油とダシの香りが鼻腔をくすぐり、
弾力のある蕎麦の麺はモチモチとした触感とつるっとした喉越しが口を楽しませた。
恐らく、魚介のゆで汁等を無駄なく使ったものであろう磯の旨みが後を引く美味さだ。
「ぷはっ、これ美味い!」
一口、二口と止まることなく進む箸と、コナユキの桜色に上気した頬がその美味さを裏付けている。
時折麺に巻き込まれて口に入る小さく浮いた魚肉は大型の魚の背骨周りのもの。
クニクニとした触感が、魚とは思えない肉質の歯触りを伝えてくる。
素材を余さず使うのはこの海上レストランに置いては当たり前である。
だがその中でも、多少捨て置かれがちな食材はある。コック達がまかない等で使う食材はそれらだ。
だが皮肉な事に、ゼフは自身の経験の中でその中にこそ真の美味がある事を知っていた。
ずず、ず。とそのままスープまで一気に飲み干すと、
夢中で食べていたコナユキは言葉にせずともとても満足だといった感じで空のどんぶりを置く。
「───ふぅ、すごい美味かった!」
「そりゃあ良かった。気持ちいい喰いっぷりだったぜ、お嬢ちゃん。」
「・・・・む、お嬢ちゃんじゃねえよ。俺はコナユキだ。」
「だったら俺の事はゼフと呼びな、爺ちゃんじゃねぇ。」
適当に流していたサンジの時とは打って変わって、和気藹々とした雰囲気。
正直、傍から見ればお爺ちゃんに甘える孫娘か援助交際(!)と言う間柄にしか見えないのだが、
その実彼らはお互いのことを一流の戦士として認め合ったうえでの一種のシンパシーというか友情のようなものを感じていた。
無論年の差は大きいし実力に関してもゼフにとって正真正銘コナユキなど餓鬼もいい所なのだが、
ゼフはその年にして得た気迫と、芯の入った物腰から潜ってきた修羅場を認めてのことである。
「んー、いや爺ちゃんは爺ちゃんって感じだろ。なんとなくそんな感じがする。」
「じゃあ手前も『お嬢ちゃん』だ。・・・・・で、お嬢ちゃん。そろそろイーストブルーの観光地巡りは終わった頃か?」
「あん?ああ、うん。そろそろグランドラインに戻ろうかなって思ってる。めぼしい所は回ったし。あと少しかな。」
「そうか。それじゃしばらくこっちにはこれねえな。」
「うん、まあそうなる。」
話し合う二人。
一度目の来店時の、客とコックの乱闘騒ぎの時に喧嘩両成敗な感じで乱入して以来の付き合いである。
そう長いわけではないが、不思議と彼らは馬が合った。
それからもポツポツと続く会話。
今だ客入りの薄い時間帯である事に加え(と言っても半数以上の席が埋まっているが)、
先ほどの海賊船の衝突で慣れない客が帰ってしまったので多少時間が出来ていたのだった。
「・・・・・って感じでさ。カームベルトを突っ切るわけさ。どうやったと思う?」
「海楼石だな。」
「あ、知ってたんだ。」
「俺も昔カームベルトに突入した事がある。今でこそ海軍の最新装備なんて言われてるが、骨のある漁師にとっちゃ昔馴染みの古い手だ。」
「へぇ、やっぱり食材目当てで?」
「いや、それは後付だ。ある時航海してるうち、突然ログポースがいかれちまった事があってな。
なんでもアリのグランドラインとは言え、あの時ばかりはビビッたもんだ。
それで、そのログポースはカームベルトの方角をピタリと刺して動かなくなってな。」
「・・・・それでそれで?」
話の流れで始まった冒険譚に、絵本をせがむ子供のように目を輝かせるコナユキ。
何歳になっても、冒険譚と言うのは心躍るものだ。華のような可愛らしい顔に少年のようなワンパクな表情で笑う。
それを見て、ゼフもまた老いたりとは言え男である。
気を良くしてか、多少何時もより口の戸が軽くなった。
「その時は目視で島がギリギリ確認できる距離だったから、慌てて引き返した。
だがログポースを買い換えるより、俺はどうしてもカームベルトの中に何があったのか知りたくなっちまった。ま、若気の至りって奴だ。
そんで、まぁどっかの漁師に聞いた海王類をやり過ごす方法を思い出して、船底に海楼石を貼り付けて出発した。
ごねる船員共をどうにか宥め透かしてな。」
「──冗談、尻蹴っ飛ばしての間違いだろ?」
「うるせえ!・・・・で、結局辿りついた島には普通の海賊にとってはそう大したものは無かったんだが、俺たちには違った。
その奇妙な形状をした島には普通では考えられない種類の魚・貝・海老・海草・烏賊・蛸なんかがわんさと居た。」
一旦言葉を切る。
「夢中で獲りまくったよ。曲がりくねった入り江が偶然にも四季の島々の環境を擬似的に再現していたんだ。
オールブルーとまでは行かない規模だったが、俺はそこでその一つの手がかりを掴んだ。」
「へぇ!凄いな!・・・・・・で、オールブルーって、何?」
少し気の抜けた顔で答えるゼフ。
「─────世界中のあらゆる海の食材が揃うと言われる伝説の海の事だ。」
「・・・伝説の。なんていうか、凄いな。ゼフはそれを探してたのか?」
「昔の話だ。手がかりは多くあったが、結局掴み損ねたしな。」
「・・・・・それでも、すげえよ。なんていうか、格好いい。」
深く感じ入ったように呟くコナユキ。
実の所、ただひたすら強さを求めた過去はあるものの、それも初めから世界最強のような大それたことを目指しての事ではない。
海賊王になるだとか、オールブルーを見つけるだとか。
明確な夢や野望を持っている訳では無かったコナユキにはとてもその背が眩しく映った。
「・・・・フン。」
まんざらでも無さそうに鼻を鳴らすゼフ。
しばらく心地のいい沈黙が続く。
と、話に一つ区切りがついた所で新しい話題を切り出すコナユキ。
「・・・・あ、そうだ。観光地めぐりの件なんだけどさ、『アーロンパーク』って知ってる?なんか妙に頭に残ってるんだ。
あんまり実体のある噂は聞かないんだけどさ、魚人の経営するテーマパークみたいなもん?」
「ああ?・・・・まぁお前さんにとっちゃ、そんなもんだろ。グランドラインに帰る前に一回行って来て見たらどうだ?
暇つぶしくらいにはなるだろ。」
「へぇ。あんまりいい噂は聞かなかったし、大体みんな口つぐんで答えようとしないけど、そんなに詰まんないのか?」
「海軍の重役を抱きこんでるらしいからな。いい噂を聞かんのはそのせいだろうな。」
「げ、公営かよ。そりゃ期待薄だな・・・・・。」
答えるゼフも実の所そんなに詳しいわけでもない。
なにやら如何わしい噂を聞いてはいるものの、興味の無い話など右から左である。
単に客がしきりに話していたのでたまたま覚えていただけだ。
ただ相手が元王下七武海の傘下・アーロンであり、アーロンパークが何やら犯罪組織の牙城であるという事は知っている。
・・・まぁどの道、イーストブルーに根を張るような輩が大した連中であるとも思っていないが。
「ま、いいや!別にそこが最後って訳でもないし、一つ見物に行ってみるか!詰まんなかったら入場料踏み倒してやる。」
「おう、その意気だ。・・・・・客が戻ってきたな。俺はそろそろ厨房へ戻る。」
「ん、いってら。・・・・あ。ところであの蕎麦って何ベリー?」
「・・・・お嬢ちゃんの好きな額でいい。」
にっと笑うゼフ。
それに送り出しと一緒に手を振るコナユキ。
適当に返した義足の男は、それを感じさせないキビキビとした動きで颯爽と去っていった。
身長はさほど大きくは無いが、渋い男の背は大きい。
「・・・・・・くぅ、かっこいいなぁ。俺が女だったら惚れてるかもわからんね!」
中々突っ込みどころの多いセリフを吐くコナユキ。
遠くで、サンジがこける音が響いた。
つづく。
あとがき
今回はひたすらコナユキちゃんがご飯を食べる話でした(笑)。
あと個人的にゼフはかなり好きなキャラです。